安全第一異世界生活

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コルドナ辺境拍領

196話 作戦決行と成果

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大きな木の木陰で敷物を敷いて私達皆はお弁当を広げていた。今日は久々の外ご飯。暑さも夏の暑さほどではないが、まだ日差しが強い日中、皆で食べやすいように、タマゴサンドやハムサンド、串に刺した肉団子と、大きなお弁当箱から自分が食べられる量を取り分けてもらう方式にした。

「うわぁ!美味そう。これ僕も食べて良いの?」

目をキラキラさせながらも逡巡する様子のアルマ君にどうぞと言って取り皿を差し出す。

「カナメの作る飯はとっても美味いのだ!遠慮するでないアルマよ」

コーくんがアルマ君に懐いて名前を呼び始めたのを微笑ましく思いながら、水筒からコップにお茶を入れていく。
隣り合って座った二人に差し出しながら、コーくんを包んでいるウハハに聞いてみる

「ウハハはご飯どうする?」

「アト、デ、ダイ、ジョウ、ブダヨ」

「すまぬなウハハ、手間を取らせて」

そう、今コーくんはウハハの結界の中に居る。コーくんのみを包んでもらって中にお弁当を入れている。結界内にコーくんを封じ込めることによって気配が外に漏れるのを防いでいるのだ。ウハハのご飯が遅れるけれど…ごめんね。

「ハワワ、ハワハワ」

小さな声でウハハに話しかけるハワワ。私はハワワとは意思疎通が出来ないのでじっと見ていると、ウハハが返事を返す。

「ハワワハ、ユックリ、タベテ。マダ、チイサイ、カラネ」

あぁ、ウハハと一緒に後で食べるとか言ってる感じかな?ウハハとは、ユルリリィ様が意思疎通できるようにしてくれたらしい。いつもはトーさんと一緒にいるハワワだけれど、今日は領主様に呼ばれたので、トーさんに置いていかれてハワワは、しばらく泣いていたけど、コーくんとウハハに構われて、落ち着いた。だいぶ二人にも懐いたね―――。私の事は若干怖がってるけど…なぜ?ごはんの好き嫌いを許さなかったからか?グヌヌヌヌ………私には懐かないの寂しい。
心の中で血涙を流すカナメをよそに皆はもぐもぐと食事をとっていくのであった。って一人ボケ一人突っ込みしてる私である。まあ、そんな事考えていたら…かかった。

私、まだ気配察知へたくそなんだけど…周り囲まれているのは判る。囲んでいるのは何体?…くーー私の気配察知の精度だと15体までしか気配確認できない。

私たちは目線を合わせてからじっとハワワを見た。すると緊張したのか『ハワワ』とハワワが声を上げた。次の瞬間一斉に作戦決行した。

***
作戦の成果はと聞かれたら、大成功と言えるだろう。
作戦とは言っても大したことは無い。ピッコモンキーを鑑定した結果、人間の食べ物が大好きだって分かったから、わざわざ広い草原の木陰でお弁当を広げ、おびき寄せたのだ。ネックとしてコーくんの存在感。そこはウハハの結界をお願いして解消した。

「ウハハの結界解除と同時に、コーくんが覇気を放った瞬間、僕まったく動けなくなったんだけど…マジコーってドラゴンだったんだ」

まさかまったく動けなくなるとは思わなかったと言わんばかりにアルマ君は苦笑をこぼす。私はなぜか覇気の影響を全く受けず、逆に覇気の影響で固まって動けなくなったピッコモンキー達を次々に土魔法で捕縛していった。

「怖かったか…」

コーくんはおずおずとアルマ君に聞いた。覇気の影響を受けてなお…普通に話してくれるのか、本を読んでくれるのかと、不安そうなコーくん。そんなコーくんの不安をよそに、アルマ君から明るい声が返って来た。

「凄いなんかぶわわってってなって!凄い迫力でかっこよかった! 僕赤い龍より今日から黒龍を推すよ!」

興奮しているのか、キャッキャとはしゃぐアルマ君の姿に、ホッと一息ついた、コーくんは嬉しそうに緊張を解いて顔を綻ばせた。

「推す?とはよくわからんが、かっこよかったのなら我は嬉しいのう」

それで、件のピッコモンキーだが15体の中に居たんだよ。しかも僕が見た金色の首飾りをしていた個体がいた。それを見た瞬間私達全員の心は一致した。

全員ニヤリと悪い顔になった。

さぁ!奴らのざまぁの時間です!!いくでやんす!!フガー!!って感じのノリノリでギルドに意気揚々帰り着いた私たちを待っていたのは……

ざまぁする気満々だった、あの少年少女達と親御さんの土下座だった。

待て待て…え?これどういう状況?誰か詳細をお願いします!!
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