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イルグリット王国 魔道具編
111話 久々の冒険者活動 2
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俺が巣穴の多さにうんざりしていると、後ろからガヤガヤと人がやって来た。ヒョウ獣人君が、一角ウサギを切りつけながら必死に声を上げる!
「ギィ!!早く来い!!マジ俺死にそうだから!!すぐ手伝って!!ギィ!!」
叫んでるな。あら、思ったより血流してんな。巣穴確認に夢中で気づかなかった。あとでポーションを差し入れしよう。見てるとギィっと呼ばれた大剣使いの大柄な男がヒョウ獣人君の助けに入っている。他のメンバーも笑いながら一角ウサギを屠り始める。
「とりあえず大きなのはあの黒い兄ちゃんが片付けたから、一角ウサギを皆で片付けてくれ!!」
「「「はーい」」」
「これだけウサギいりゃ肉祭りじゃねえか?ギィ!肉流すからおまけしてくれよ!!」
「元気があったら受け付けてやるよ!!」
「やった!!肉!!皆頑張るぞぉ!!!!」
おおぉーーー、一角ウサギの突進をかわしながら、余裕を持ってるってことは、あいつらランク高いんだな。討伐人数が増えたことで余裕を持ったヒョウ獣人君がこちらにやってきた。
「な!!なんだこんなところに沼なんかあったか?」
おれの闇沼に足を踏み入れてしまったせいで若干沈みかけているヒョウ獣人君
「あぁ、気をつけろ。普通に落ちるぞ?」
「いや落ちるってなんだよ?こえーよあんた」
なぜか近づいてきて、犬みたいにキャンキャン吠えるヒョウ獣人君。
「どうした?」
「あんたっさっきからずっと何してんだよ?」
「あぁ、ダンジョン探してる」
「ダンジョンってなんだよ!!」
ヒョウ獣人君はびっくりして大声でさけぶ、するとそれが聞こえた、周りの冒険者たちもガヤガヤと、うるさくなる。
「いや、スタンピードは、基本が放置されたダンジョンから魔素と魔物が溢れて出来るんだから、どっかに放置されてるダンジョンがあるんだよ。それを探してる。一角ウサギばっかりだから、多分ダンジョンは小さいと思うんだ。」
俺の言葉を聞いたヒョウ獣人君は…神妙に俺に問う
「あんた…何もんだよ?」
「錬金術師」
即座にそう答えると、納得できないと言わんばかりに突っ込みを入れてくる。
「冒険者じゃないのかよ!!」
「冒険者は休職中だ。」
「冒険者なのかよ!休職中ってなんなんだよ!!」
一角ウサギを狩ながら、ヒョウ獣人くんの仲間たちが、俺たちの掛け合いを聞いて笑い出す。
「イヤイヤそこの兄ちゃんに、ケント坊が適いっこないって分かれよ。」
「メッチャ遊ばれてるじゃん。ケントは単純馬鹿だから無理無理!アハハ」
「アリー姉もギィも馬鹿!馬鹿!子ども扱いスンナ!!」
仲間にまでからかわれている。ヒョウ獣人君はケントって言うのか。若いなぁ~
そんな彼らのやり取りを、巣穴作業しながら聞いて笑っていると、
触手がずっと奥に入っていく。
おぉぉ! そうするとその穴の気配が変わった。そうして触手にやたら突撃してくる衝撃が伝わってくる。
「おーい!ダンジョン見つかった。ギルド長は居るか?」
ケントやその仲間は首を横に振る。
「でも、ギルドの方の指示が終わったらこちらに来るって言ってたよ。」
ウサギ耳の獣人少女が答えてくれた。
「じゃあ、それまで一角ウサギ討伐頑張ろう。」
「「「おーーーーー!!お肉の為に!!!」」」
白髪の男性がハァハァ言いながら丘を登ってくる。その後方から回復術師ともうひとつCランク冒険者パーティーを連れてきた。
そんな彼らの目に入ったのは、山のように積まれた一角ウサギの山とその横で光球の下、先に来ていたメンバーが一心不乱に一角ウサギを解体している現場だった。
ギルド長のロゼリオは辺りを見回した。先ほど彼が言っていた大きな魔獣を探してみたがどこにもいない‥‥
そして彼の姿もそこにない。
大剣使いのギイが、私たちに気づいて声をかけてくれた。
「おぉ!遅かったな旦那。もうこっちは終わったぞ。」
「終わったのか?」
私は唖然とした。いやだってスタンピードだろ…起こったら街の一つ二つ簡単に飲み込まれることなのに、私が困惑していると、ギイはニカっと笑い
「あぁ。クロトの旦那が居てくれたおかげで、ケント以外無傷だぜ。そうだそうだ。クロトの旦那がギルド長が来たら、これどうするか決めてくれだってさ。」
「?これって?」
「一角ウサギダンジョン」
「「「一角ウサギダンジョン!!!」」」
我が故郷の ボニート街はいわゆる田舎の小さな街。特産と言えば手仕事の刺繍が少しばかり有名ってくらいだ。そんな街にダンジョンが出来た。ダンジョンと言ってもウサギが3匹位通ることが出来るくらいの幅のダンジョンの為ダンジョンの中には入ることが出来ない、ダンジョンの管理がきちんとできれば、一角ウサギの肉がいつでも取れる牧場の様なダンジョン。有用性はばっちりだ。
討伐の翌日、ダンジョンの入口にいつの間にか、分厚い鋼の扉がつけられ、勝手に一角ウサギが溢れるのを阻止するようになっていた。
今回のスタンピードの予兆に気づき、冒険者に報告して、討伐の手伝いをして、元凶を見つけ、対処してくれた。彼がほぼほぼ片を付けてくれた。あのいけ好かないスパイクが優秀と言わしめただけはある……ギルドを辞めてしまったのが本当に残念で仕方がない。理由が理由だ。決してギルドには復帰することは無いだろう。でも彼の実力をギルドで埋もれさせるのは惜しい。
自由に旅をし、冒険をする冒険者。そう彼はただの冒険者。
あの可愛い娘さんと仲良く自由に冒険して欲しい
立ち寄った街の危機を一夜にして解決するなんて、何かの英雄譚の様で、この歳になって彼の今後の活躍に胸を躍らせてしまう。
彼らの歩む道が新たな発見と冒険に満ち、その一歩一歩が、彼らの人生を彩る最高の物語となりますようにと願っている。
「ギィ!!早く来い!!マジ俺死にそうだから!!すぐ手伝って!!ギィ!!」
叫んでるな。あら、思ったより血流してんな。巣穴確認に夢中で気づかなかった。あとでポーションを差し入れしよう。見てるとギィっと呼ばれた大剣使いの大柄な男がヒョウ獣人君の助けに入っている。他のメンバーも笑いながら一角ウサギを屠り始める。
「とりあえず大きなのはあの黒い兄ちゃんが片付けたから、一角ウサギを皆で片付けてくれ!!」
「「「はーい」」」
「これだけウサギいりゃ肉祭りじゃねえか?ギィ!肉流すからおまけしてくれよ!!」
「元気があったら受け付けてやるよ!!」
「やった!!肉!!皆頑張るぞぉ!!!!」
おおぉーーー、一角ウサギの突進をかわしながら、余裕を持ってるってことは、あいつらランク高いんだな。討伐人数が増えたことで余裕を持ったヒョウ獣人君がこちらにやってきた。
「な!!なんだこんなところに沼なんかあったか?」
おれの闇沼に足を踏み入れてしまったせいで若干沈みかけているヒョウ獣人君
「あぁ、気をつけろ。普通に落ちるぞ?」
「いや落ちるってなんだよ?こえーよあんた」
なぜか近づいてきて、犬みたいにキャンキャン吠えるヒョウ獣人君。
「どうした?」
「あんたっさっきからずっと何してんだよ?」
「あぁ、ダンジョン探してる」
「ダンジョンってなんだよ!!」
ヒョウ獣人君はびっくりして大声でさけぶ、するとそれが聞こえた、周りの冒険者たちもガヤガヤと、うるさくなる。
「いや、スタンピードは、基本が放置されたダンジョンから魔素と魔物が溢れて出来るんだから、どっかに放置されてるダンジョンがあるんだよ。それを探してる。一角ウサギばっかりだから、多分ダンジョンは小さいと思うんだ。」
俺の言葉を聞いたヒョウ獣人君は…神妙に俺に問う
「あんた…何もんだよ?」
「錬金術師」
即座にそう答えると、納得できないと言わんばかりに突っ込みを入れてくる。
「冒険者じゃないのかよ!!」
「冒険者は休職中だ。」
「冒険者なのかよ!休職中ってなんなんだよ!!」
一角ウサギを狩ながら、ヒョウ獣人くんの仲間たちが、俺たちの掛け合いを聞いて笑い出す。
「イヤイヤそこの兄ちゃんに、ケント坊が適いっこないって分かれよ。」
「メッチャ遊ばれてるじゃん。ケントは単純馬鹿だから無理無理!アハハ」
「アリー姉もギィも馬鹿!馬鹿!子ども扱いスンナ!!」
仲間にまでからかわれている。ヒョウ獣人君はケントって言うのか。若いなぁ~
そんな彼らのやり取りを、巣穴作業しながら聞いて笑っていると、
触手がずっと奥に入っていく。
おぉぉ! そうするとその穴の気配が変わった。そうして触手にやたら突撃してくる衝撃が伝わってくる。
「おーい!ダンジョン見つかった。ギルド長は居るか?」
ケントやその仲間は首を横に振る。
「でも、ギルドの方の指示が終わったらこちらに来るって言ってたよ。」
ウサギ耳の獣人少女が答えてくれた。
「じゃあ、それまで一角ウサギ討伐頑張ろう。」
「「「おーーーーー!!お肉の為に!!!」」」
白髪の男性がハァハァ言いながら丘を登ってくる。その後方から回復術師ともうひとつCランク冒険者パーティーを連れてきた。
そんな彼らの目に入ったのは、山のように積まれた一角ウサギの山とその横で光球の下、先に来ていたメンバーが一心不乱に一角ウサギを解体している現場だった。
ギルド長のロゼリオは辺りを見回した。先ほど彼が言っていた大きな魔獣を探してみたがどこにもいない‥‥
そして彼の姿もそこにない。
大剣使いのギイが、私たちに気づいて声をかけてくれた。
「おぉ!遅かったな旦那。もうこっちは終わったぞ。」
「終わったのか?」
私は唖然とした。いやだってスタンピードだろ…起こったら街の一つ二つ簡単に飲み込まれることなのに、私が困惑していると、ギイはニカっと笑い
「あぁ。クロトの旦那が居てくれたおかげで、ケント以外無傷だぜ。そうだそうだ。クロトの旦那がギルド長が来たら、これどうするか決めてくれだってさ。」
「?これって?」
「一角ウサギダンジョン」
「「「一角ウサギダンジョン!!!」」」
我が故郷の ボニート街はいわゆる田舎の小さな街。特産と言えば手仕事の刺繍が少しばかり有名ってくらいだ。そんな街にダンジョンが出来た。ダンジョンと言ってもウサギが3匹位通ることが出来るくらいの幅のダンジョンの為ダンジョンの中には入ることが出来ない、ダンジョンの管理がきちんとできれば、一角ウサギの肉がいつでも取れる牧場の様なダンジョン。有用性はばっちりだ。
討伐の翌日、ダンジョンの入口にいつの間にか、分厚い鋼の扉がつけられ、勝手に一角ウサギが溢れるのを阻止するようになっていた。
今回のスタンピードの予兆に気づき、冒険者に報告して、討伐の手伝いをして、元凶を見つけ、対処してくれた。彼がほぼほぼ片を付けてくれた。あのいけ好かないスパイクが優秀と言わしめただけはある……ギルドを辞めてしまったのが本当に残念で仕方がない。理由が理由だ。決してギルドには復帰することは無いだろう。でも彼の実力をギルドで埋もれさせるのは惜しい。
自由に旅をし、冒険をする冒険者。そう彼はただの冒険者。
あの可愛い娘さんと仲良く自由に冒険して欲しい
立ち寄った街の危機を一夜にして解決するなんて、何かの英雄譚の様で、この歳になって彼の今後の活躍に胸を躍らせてしまう。
彼らの歩む道が新たな発見と冒険に満ち、その一歩一歩が、彼らの人生を彩る最高の物語となりますようにと願っている。
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−−−−−−
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