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イルグリット王国 魔道具編
110話 久々の冒険者活動 1
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もうすっかり辺りは暗くなり、食事も風呂も済んだ宿屋の一室。今日はせかすように次々こなしていくカナメはすでにベットに入りウハハを抱きしめている。
そんな愛しの娘は俺に言った
「わたし、もう寝るだけだから大丈夫。行ってきていいよ。何かあってもウハハが守ってくれるから大丈夫だよ。」
そういうカナメを見て、俺はバレていたのかと困ってしまった……
北の方向の魔素がかなり大気に歪みを作っている、思ったより早く魔物が溢れそうで気になっていたんだ…
「あぁ。ありがとな。カナメは本当に聡いな。」
そう言いカナメの頭を優しくなでて、ウハハも優しくなでるとウハハは、俺の顔をじっと見つめつぶらな目を細めた。俺は頼もしい相棒に嬉しくなる。
「ウハハ、カナメの事頼むな。ちょっと行ってくる。」
そう言って、最も早く出る方法として窓から飛び出していった。夜の闇だ。影渡りである程度進んでいくのが速い。そう思いながら、帰ったらお行儀が悪いって叱られてしまうか?っと笑いながら進んでいく。ひとまずギルド長にだけは声をかけておこう。
冒険者ギルド、ギルド長の部屋の窓が叩かれる。
書類を眺め、地図を見つつ討伐に参加する代表の数人で話し合っている所だったようだ。窓を開けたギルドの制服を着た女がぎょっとする。まぁ黒い塊がそのまま部屋に入ってきたのだびっくりもするだろう。
「緊急なもので、礼を欠いて申し訳ない。」
夕方あったギルド長はびっくりしつつ、嬉しそうに俺を見やる。他の話し合いをしていた面々は不審げな顔で俺をまじまじと観察していた。
「あー北の丘のあたり。増えすぎたウサギを餌にする大型の魔獣が現れた。この距離なので魔獣の特定はできないが大きな魔力の塊が2体だ。急いだ方が良い。」
話し合いをしていた面々は席を立つ。その内の目つきの悪い、若いヒョウの獣人が声をかけてくる
「あんた北の丘ってこっから何キロ向こうだと思ってんだ?そんなの特定できんのかよ?」
おれは信じちゃいないっと言うその態度に、クスリと笑い、
「いきなり現れた俺の言葉なんざ信じられないのは判ってる。一番確かなその目で見ればいいだろ?」
俺はヒョウの獣人に言う事だけ言って、ギルドマスターに許可だけ取る
「俺も討伐参加して構わないか」
ギルド長は大きく頷き「頼む」っと簡潔に答えてくれた。その答えを聞いたとたん俺は再度窓から出た。緊急クエストの準備でこの辺りは魔石灯がかなりつけられている。あっちこっちに濃い影が出来ているため、思ったように影渡りが使えないので、走る。すると、先ほどのヒョウの獣人が横に並び、
「お前人間だろ!なんでそんなに早いんだよ!」
いきなりガチギレで怒鳴る。え?今は建物の上を走っているのでそんなにスピード出してないぞ?あんまスピード出すと屋根壊れるからな。そう思い
「じゃあ現場にどっちが早く着くか競争だな」
「はぁ!お前ふざけんなよ!やってやる!!」
そうして切れたヒョウ獣人は、思いっきり踏み込んで、ダッシュで俺を追い抜いて行った。建物の屋根に穴をあけて…
うわぁ弁償大変そう。あとでギルド長には報告だな。そう思いながら進んだ。
走りながら俺は笑っていた。
ああいう猪突猛進の馬鹿な奴って、冒険者には多いけど、なぜか俺はそういうやつらが好きだ。
町の外に出て、月明かりに照らされる森を抜け、林を抜け小高い丘についた所で、大きな巨体が2本足で立ち、角ウサギの攻撃を受け、所々血を出しながら、それでも平気な顔して角ウサギを食べている。どんなサイコヤローだよ。普通の角グマかと思ったら首元に燃えるような魔力の渦。炎のエレメンタルベアーだな。出現が丘でよかった。森でこいつらが炎を纏うと火事が起こるからな。
俺は闇沼を俺の周り3m位に展開していく。その真ん中をゆっくり歩き、エレメンタルベアーに近づく……口の周りも手も血みどろだな…
「おい!血みどろ熊!食事の時間は終わりだ。しばらく闇の中で眠っていろ!」
俺が近づくと闇沼から黒い触手の様なものが次々に血みどろ熊にまとわりつき動きを阻害していく。一角ウサギもこちらに突進してこようとするがそれもすべて、とらえていく。そして俺の闇に引きづり込んでいると大きな声が聞こえてきた。
「なんじゃそりゃ!!ハアハアお前!!何で!ハァハァ……すでに着いてて……討伐開始してんだよ!ハァハ……!馬鹿やろぉ!!」
「あーー、じゃあそっちの一匹は君に譲るよ。よろしく」
「バツ!!馬鹿やろぉ!!ハァハァ……よろしくスンナ!!炎のエレメンタルベアーなんて一人で討伐出来るわけねえだろーが!!」
ヒョウの獣人君が叫んでる。息切れしてるけど、ずいぶん元気だな
獣人君が叫んでいる間に、闇沼にとらえられた、一匹はずぶずぶと沈んでいった。あとで仕留めよう。
「そう?じゃあ片付けて良い?」
ヒョウ獣人君は縦に思いっきり頭を振っている。あまりにも勢いよく振るのが面白くて、俺は声を出して笑ってしまった。
「ははは!無理強いしたりしないから安心しなよ」
そう言った直後、勢いよく残ったエレメンタルベアーを闇の触手で巻き付け闇沼に引きづり込んだ。
「じゃあ、まあ後続が来るまで、頑張って一角ウサギの相手は君に任すよ。」
「いやウサギは良いけどよ!お前は何すんだよ!!」
ヒョウ獣人君が片手剣で突進してくるウサギを屠っていく。動きが速いウサギも難なくかわし次々やっつけている。うんしばらくは問題ないね。
俺は闇沼を広げたまま、ウサギの巣穴を触手を使って確認していく……下手に覗いたらそのまま突進されて顔に穴開いちゃうもんな。怪我なんてしたら今回みたいに軽く送り出してくれないかもだし…
しっかし…巣穴多いな…
そんな愛しの娘は俺に言った
「わたし、もう寝るだけだから大丈夫。行ってきていいよ。何かあってもウハハが守ってくれるから大丈夫だよ。」
そういうカナメを見て、俺はバレていたのかと困ってしまった……
北の方向の魔素がかなり大気に歪みを作っている、思ったより早く魔物が溢れそうで気になっていたんだ…
「あぁ。ありがとな。カナメは本当に聡いな。」
そう言いカナメの頭を優しくなでて、ウハハも優しくなでるとウハハは、俺の顔をじっと見つめつぶらな目を細めた。俺は頼もしい相棒に嬉しくなる。
「ウハハ、カナメの事頼むな。ちょっと行ってくる。」
そう言って、最も早く出る方法として窓から飛び出していった。夜の闇だ。影渡りである程度進んでいくのが速い。そう思いながら、帰ったらお行儀が悪いって叱られてしまうか?っと笑いながら進んでいく。ひとまずギルド長にだけは声をかけておこう。
冒険者ギルド、ギルド長の部屋の窓が叩かれる。
書類を眺め、地図を見つつ討伐に参加する代表の数人で話し合っている所だったようだ。窓を開けたギルドの制服を着た女がぎょっとする。まぁ黒い塊がそのまま部屋に入ってきたのだびっくりもするだろう。
「緊急なもので、礼を欠いて申し訳ない。」
夕方あったギルド長はびっくりしつつ、嬉しそうに俺を見やる。他の話し合いをしていた面々は不審げな顔で俺をまじまじと観察していた。
「あー北の丘のあたり。増えすぎたウサギを餌にする大型の魔獣が現れた。この距離なので魔獣の特定はできないが大きな魔力の塊が2体だ。急いだ方が良い。」
話し合いをしていた面々は席を立つ。その内の目つきの悪い、若いヒョウの獣人が声をかけてくる
「あんた北の丘ってこっから何キロ向こうだと思ってんだ?そんなの特定できんのかよ?」
おれは信じちゃいないっと言うその態度に、クスリと笑い、
「いきなり現れた俺の言葉なんざ信じられないのは判ってる。一番確かなその目で見ればいいだろ?」
俺はヒョウの獣人に言う事だけ言って、ギルドマスターに許可だけ取る
「俺も討伐参加して構わないか」
ギルド長は大きく頷き「頼む」っと簡潔に答えてくれた。その答えを聞いたとたん俺は再度窓から出た。緊急クエストの準備でこの辺りは魔石灯がかなりつけられている。あっちこっちに濃い影が出来ているため、思ったように影渡りが使えないので、走る。すると、先ほどのヒョウの獣人が横に並び、
「お前人間だろ!なんでそんなに早いんだよ!」
いきなりガチギレで怒鳴る。え?今は建物の上を走っているのでそんなにスピード出してないぞ?あんまスピード出すと屋根壊れるからな。そう思い
「じゃあ現場にどっちが早く着くか競争だな」
「はぁ!お前ふざけんなよ!やってやる!!」
そうして切れたヒョウ獣人は、思いっきり踏み込んで、ダッシュで俺を追い抜いて行った。建物の屋根に穴をあけて…
うわぁ弁償大変そう。あとでギルド長には報告だな。そう思いながら進んだ。
走りながら俺は笑っていた。
ああいう猪突猛進の馬鹿な奴って、冒険者には多いけど、なぜか俺はそういうやつらが好きだ。
町の外に出て、月明かりに照らされる森を抜け、林を抜け小高い丘についた所で、大きな巨体が2本足で立ち、角ウサギの攻撃を受け、所々血を出しながら、それでも平気な顔して角ウサギを食べている。どんなサイコヤローだよ。普通の角グマかと思ったら首元に燃えるような魔力の渦。炎のエレメンタルベアーだな。出現が丘でよかった。森でこいつらが炎を纏うと火事が起こるからな。
俺は闇沼を俺の周り3m位に展開していく。その真ん中をゆっくり歩き、エレメンタルベアーに近づく……口の周りも手も血みどろだな…
「おい!血みどろ熊!食事の時間は終わりだ。しばらく闇の中で眠っていろ!」
俺が近づくと闇沼から黒い触手の様なものが次々に血みどろ熊にまとわりつき動きを阻害していく。一角ウサギもこちらに突進してこようとするがそれもすべて、とらえていく。そして俺の闇に引きづり込んでいると大きな声が聞こえてきた。
「なんじゃそりゃ!!ハアハアお前!!何で!ハァハァ……すでに着いてて……討伐開始してんだよ!ハァハ……!馬鹿やろぉ!!」
「あーー、じゃあそっちの一匹は君に譲るよ。よろしく」
「バツ!!馬鹿やろぉ!!ハァハァ……よろしくスンナ!!炎のエレメンタルベアーなんて一人で討伐出来るわけねえだろーが!!」
ヒョウの獣人君が叫んでる。息切れしてるけど、ずいぶん元気だな
獣人君が叫んでいる間に、闇沼にとらえられた、一匹はずぶずぶと沈んでいった。あとで仕留めよう。
「そう?じゃあ片付けて良い?」
ヒョウ獣人君は縦に思いっきり頭を振っている。あまりにも勢いよく振るのが面白くて、俺は声を出して笑ってしまった。
「ははは!無理強いしたりしないから安心しなよ」
そう言った直後、勢いよく残ったエレメンタルベアーを闇の触手で巻き付け闇沼に引きづり込んだ。
「じゃあ、まあ後続が来るまで、頑張って一角ウサギの相手は君に任すよ。」
「いやウサギは良いけどよ!お前は何すんだよ!!」
ヒョウ獣人君が片手剣で突進してくるウサギを屠っていく。動きが速いウサギも難なくかわし次々やっつけている。うんしばらくは問題ないね。
俺は闇沼を広げたまま、ウサギの巣穴を触手を使って確認していく……下手に覗いたらそのまま突進されて顔に穴開いちゃうもんな。怪我なんてしたら今回みたいに軽く送り出してくれないかもだし…
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