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イルグリット王国 魔道具編
130話 愛しい大切な家族2
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愛子が突然顔を上げ目を見開いた…「え?」雅也さんが「どうした?」っと困惑している。
「声が…声が聞こえたの」
愛子がキョロキョロするのをみて、もしかしてと思い夢子の側により心晴ちゃんを抱きしめる夢子の肩に手を置き
”夢子泣き虫は相変わらずね。泣きすぎて優しい恭弥君を困らせてはダメよ。私実は異世界で優くんと同じ年まで年齢が戻ってしまったけど、 冒険者をしているのよ。優しい人が父になってくれて、毎日が楽しいの。こっちの世界で孫たちと一緒にもっと過ごしたかった。でもねもう悔いは無いの。私はあなたたちが居て本当に幸せだった。だから泣かないで夢子。優くんと心晴ちゃんと恭弥くん、みんなで仲良くね。”
夢子は心晴ちゃんを抱きしめていた手を緩め、先ほどよりも大粒の涙を流して
「姉さん…姉さん…今、今ね……」
ボロボロこぼれる涙をぬぐいもせず愛子に話しかけた。そんな夢子を見て愛子は
「私も聞こえたわ」
雅也さんも恭弥さんもどうしたのと狼狽えたその時、私は心晴ちゃんの手に手を重ね、
”心晴ちゃん、バーバお約束守れなくてごめんね。かき氷食べ過ぎてはダメよ。パパとママのいう事よく聞いてお兄ちゃんと仲良くしてね。可愛い可愛い心晴ちゃん。バーバは心晴ちゃんが大好きだったよ”
心晴ちゃんはキョロキョロと辺りを見回し、コテンと首を傾げた。
「ニーニ、バーバがね、ニーニと仲良くって言うの。バーバどこかな?」
「ミー、バーバはね、死んじゃったんだよ声が聞こえるわけ無いんだよ…」
棺の前で正座して膝の上で拳を握りしめる優くんは辛そうに顔をしかめてしまっている…またこの子は我慢して…そう思い握られた両こぶしの上に両手を添え
”妹想いのやさしい優くん。あまり我慢せずにパパとママに甘えてね。バーバ今は優くんと同じ年になって、異世界でスライムとトーさんと冒険者をして 居るの。ふふふ。冒険て楽しいよ。優くんもやりたいことが出来たら我慢せず声に出そうね。優しい・優しい優くん大好きだったよ。これからも家族みんなで仲良くね”
優くんは顔を上げ棺を見て
「おばあちゃん?」
優くんの傍らにいた美華ちゃんの手に手を重ね笑う
”美華ちゃん!美華ちゃんのおかげで私異世界に行ったときちゃんとステータス見れたわ。ありがとう。”
「は?」
美華ちゃんは声が聞こえたことにびっくりしながら、皆を見回し
「ねー皆、異世界でステータス見れたよありがとうって聞こえたんだけど…え誰?まさか…まさか……カナメちゃん?」
皆はいっせいに美華ちゃんを見る。私の性格が一番近いのはこの子かもしれないわねフフフ。すぐ声に出しちゃうのそっくり。
”異世界ってね実は美華ちゃんの大好きな「華白の聖女」の世界なの。聖女様にも会ったわ。そして友達になったのよ。でねその世界の魔王様だった人が、魔王にならずに私の養父になってくれたの。凄いでしょ。私こちらの世界でスライムの「ウハハ」と養父の「クロト」さんと楽しく冒険者生活をしているわ。毎日が楽しくて充実してる。美華ちゃんも、趣味だけじゃなくて、きちんとお勉強もして楽しい毎日を過ごしてね。あまり愛子と雅也さんに心労かけてはダメよ。何になりたいかきちんと未来の自分を見てね。私に楽しい世界を教えてくれた美華ちゃん、ありがとう。大好きだったよ、ありがとう。”
「ちょっと!カナメちゃん!!魔王様が養父ってどういう事?ずるい!私も行きたい!!!」
美華ちゃんのいきなりの叫びに皆が目を丸くする。私はアハハと笑う。一気にしんみりとした空気が変わる。美華ちゃんのこういう空気を読まない所が好きだった。
部屋を回り、困惑する恭弥君の肩に手を置き
”優しい恭弥くん。泣き虫な夢子を守ってあげて。優くんも心晴ちゃんも素直ないい子。優くんは恭弥くんに似て、優しすぎて我慢ばかりしてしまう。気づいてあげて。寄り添ってあげて。こんな形であなたたちの前から去ってごめんなさいね。あとの事よろしくお願いします。頼りにしています優しい婿殿”
恭弥君は目を見開いた…そうして コクリと頷き、
「任せてくださいお義母さん」と小さく言葉に出した。その言葉を聞き私は最後の一人雅也さんに触れる。
”さぁなんで僕だけ聞こえないのって困惑気味の雅也さん。義母様ですよ。”
雅也さんは辺りを見回しそして私が触っている手を見た。
”あなたが霊感が強いって言ってたから最後なの。ふふふ愛子を守ってくれてありがとう。貴方が寄り添ってくれる姿をみて安心した。愛子は素直に甘えられないし、弱音吐くのが下手だけど寄り添ってあげて。美華ちゃんも自分の世界にぶっ飛んでしまっている子だけど、とてもいい子。雅也さんと愛子の子ですもの。成長が楽しみだわ。もう私はそばで見守れないけれど、一緒に住もうって言ってくれて嬉しかった。叶わなかったけれど、ありがとう。これからも皆の事よろしくね。しっかり者の雅也さん。
頼りにしています。ふふふ”
雅也さんまで涙を流し出し愛子が珍しくおろおろし始めた。この二人は本当に昔っから仲がいい…俊君が亡くなって…少し後からの付き合いだからもう何年かしら?長いわね。部屋を見回す。皆私の声について話している。あら、美華ちゃんがかばんから紙とペンを出して、皆の言うことを書いていっている。
ね、この子は本当にしっかりしているのよ。
大丈夫。もう大丈夫ね。
元気でね皆。
私は安心したとたんフッと自分がここから消える気がした。
寂しくはもう無い。
最後に一言声に出して告げた
”みんな大好きよ。私の愛しい愛しい大切な家族よ”
「声が…声が聞こえたの」
愛子がキョロキョロするのをみて、もしかしてと思い夢子の側により心晴ちゃんを抱きしめる夢子の肩に手を置き
”夢子泣き虫は相変わらずね。泣きすぎて優しい恭弥君を困らせてはダメよ。私実は異世界で優くんと同じ年まで年齢が戻ってしまったけど、 冒険者をしているのよ。優しい人が父になってくれて、毎日が楽しいの。こっちの世界で孫たちと一緒にもっと過ごしたかった。でもねもう悔いは無いの。私はあなたたちが居て本当に幸せだった。だから泣かないで夢子。優くんと心晴ちゃんと恭弥くん、みんなで仲良くね。”
夢子は心晴ちゃんを抱きしめていた手を緩め、先ほどよりも大粒の涙を流して
「姉さん…姉さん…今、今ね……」
ボロボロこぼれる涙をぬぐいもせず愛子に話しかけた。そんな夢子を見て愛子は
「私も聞こえたわ」
雅也さんも恭弥さんもどうしたのと狼狽えたその時、私は心晴ちゃんの手に手を重ね、
”心晴ちゃん、バーバお約束守れなくてごめんね。かき氷食べ過ぎてはダメよ。パパとママのいう事よく聞いてお兄ちゃんと仲良くしてね。可愛い可愛い心晴ちゃん。バーバは心晴ちゃんが大好きだったよ”
心晴ちゃんはキョロキョロと辺りを見回し、コテンと首を傾げた。
「ニーニ、バーバがね、ニーニと仲良くって言うの。バーバどこかな?」
「ミー、バーバはね、死んじゃったんだよ声が聞こえるわけ無いんだよ…」
棺の前で正座して膝の上で拳を握りしめる優くんは辛そうに顔をしかめてしまっている…またこの子は我慢して…そう思い握られた両こぶしの上に両手を添え
”妹想いのやさしい優くん。あまり我慢せずにパパとママに甘えてね。バーバ今は優くんと同じ年になって、異世界でスライムとトーさんと冒険者をして 居るの。ふふふ。冒険て楽しいよ。優くんもやりたいことが出来たら我慢せず声に出そうね。優しい・優しい優くん大好きだったよ。これからも家族みんなで仲良くね”
優くんは顔を上げ棺を見て
「おばあちゃん?」
優くんの傍らにいた美華ちゃんの手に手を重ね笑う
”美華ちゃん!美華ちゃんのおかげで私異世界に行ったときちゃんとステータス見れたわ。ありがとう。”
「は?」
美華ちゃんは声が聞こえたことにびっくりしながら、皆を見回し
「ねー皆、異世界でステータス見れたよありがとうって聞こえたんだけど…え誰?まさか…まさか……カナメちゃん?」
皆はいっせいに美華ちゃんを見る。私の性格が一番近いのはこの子かもしれないわねフフフ。すぐ声に出しちゃうのそっくり。
”異世界ってね実は美華ちゃんの大好きな「華白の聖女」の世界なの。聖女様にも会ったわ。そして友達になったのよ。でねその世界の魔王様だった人が、魔王にならずに私の養父になってくれたの。凄いでしょ。私こちらの世界でスライムの「ウハハ」と養父の「クロト」さんと楽しく冒険者生活をしているわ。毎日が楽しくて充実してる。美華ちゃんも、趣味だけじゃなくて、きちんとお勉強もして楽しい毎日を過ごしてね。あまり愛子と雅也さんに心労かけてはダメよ。何になりたいかきちんと未来の自分を見てね。私に楽しい世界を教えてくれた美華ちゃん、ありがとう。大好きだったよ、ありがとう。”
「ちょっと!カナメちゃん!!魔王様が養父ってどういう事?ずるい!私も行きたい!!!」
美華ちゃんのいきなりの叫びに皆が目を丸くする。私はアハハと笑う。一気にしんみりとした空気が変わる。美華ちゃんのこういう空気を読まない所が好きだった。
部屋を回り、困惑する恭弥君の肩に手を置き
”優しい恭弥くん。泣き虫な夢子を守ってあげて。優くんも心晴ちゃんも素直ないい子。優くんは恭弥くんに似て、優しすぎて我慢ばかりしてしまう。気づいてあげて。寄り添ってあげて。こんな形であなたたちの前から去ってごめんなさいね。あとの事よろしくお願いします。頼りにしています優しい婿殿”
恭弥君は目を見開いた…そうして コクリと頷き、
「任せてくださいお義母さん」と小さく言葉に出した。その言葉を聞き私は最後の一人雅也さんに触れる。
”さぁなんで僕だけ聞こえないのって困惑気味の雅也さん。義母様ですよ。”
雅也さんは辺りを見回しそして私が触っている手を見た。
”あなたが霊感が強いって言ってたから最後なの。ふふふ愛子を守ってくれてありがとう。貴方が寄り添ってくれる姿をみて安心した。愛子は素直に甘えられないし、弱音吐くのが下手だけど寄り添ってあげて。美華ちゃんも自分の世界にぶっ飛んでしまっている子だけど、とてもいい子。雅也さんと愛子の子ですもの。成長が楽しみだわ。もう私はそばで見守れないけれど、一緒に住もうって言ってくれて嬉しかった。叶わなかったけれど、ありがとう。これからも皆の事よろしくね。しっかり者の雅也さん。
頼りにしています。ふふふ”
雅也さんまで涙を流し出し愛子が珍しくおろおろし始めた。この二人は本当に昔っから仲がいい…俊君が亡くなって…少し後からの付き合いだからもう何年かしら?長いわね。部屋を見回す。皆私の声について話している。あら、美華ちゃんがかばんから紙とペンを出して、皆の言うことを書いていっている。
ね、この子は本当にしっかりしているのよ。
大丈夫。もう大丈夫ね。
元気でね皆。
私は安心したとたんフッと自分がここから消える気がした。
寂しくはもう無い。
最後に一言声に出して告げた
”みんな大好きよ。私の愛しい愛しい大切な家族よ”
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