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第2章 精霊と学校へ通う元聖女
第12話 アクセサリー作り
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「こちらが、リディア様にお使いいただく家になります」
「あ、ありがとうございます」
「では明日のお昼過ぎに、こちらへ迎えに参りますので」
「は、はい。その……お、おやすみなさい、クロードさん」
「お、おやすみなさい、リディア様」
家まで送ってくれたクロードさんに挨拶しただけなのに、王宮でロビンさんが余計な事を言ったから、変に緊張してしまった。
『良いんじゃない? クロードもリディアの事を意識しているみたいだし。ウチはお似合いの二人だと思うけどねー』
(ちょ、ちょっとエミリー。お、お似合いの夫婦だなんて、飛躍し過ぎよっ!)
『飛躍しているのはリディアだってば……って、それよりも明日のお昼まではどうするの?』
(んー、せっかくアクセサリーを作る材料をいっぱい貰えたし、先ずは私好みのデザインで幾つか作ってみようかなーって)
私が力ある石を鑑定する事が出来る事をカモフラージュする為、シャルロットちゃんのお友達として留学しに来た女学生という事になった。なったんだけど、明日から学校へ……というのは時間も時間なので、流石に無理らしい。
そこで、明日はお昼から非番だというクロードさんに街を案内してもらい、明後日から学校へ通う事になった。
学生が一人で住むには少し広いくらいの家に住まわせてもらえる上に、好きにアクセサリーを作って欲しいと、今日選別した石の一部が家に運び込まれている。
アメーニア王国で聖女をしていた時は、趣味のアクセサリー作りに割ける時間も少なかったし、沢山作るチャンスよね。
『えっ!? そんな時間の使い方で良いの? 明日はデートだよ、デート』
(……エミリー。何を言っているの? 明日はクロードさんに街を案内してもらうだけだよ?)
『それがデートじゃなかったら何なのさ。しかもクロードは、騎士としての仕事はお休みなんだよね?』
あ、あれ? 言われてみれば、確かにこれってデートと言えなくもないか。
「……って、デートっ!? ちょ、ちょっと待って! 私、男の人とデートなんて、一度もした事ないよっ!?」
『じゃあ、初デートだねー。良かったじゃない。クロードは結構イケメンだよね。しかも、その割に女性慣れしていないのが良いよね。ウチの勘だけど、由緒正しき騎士の家の息子でお父さんが厳しいとか、そんな感じじゃないのかなー?』
ど、どうしよう。
先ず服は……って、私は今着ている一着しか持って無かった!
(え、エミリー!)
『はいはい。いつものウンディーネだよね』
(うん。お願い!)
お風呂へ移動して一着しか無い服を全部脱ぐと、水の精霊ディーネちゃんにお願いして、服を綺麗にしてもらう。
ついでにお風呂へ水を張ってもらい、火の精霊サラちゃんが良い感じのお湯にしてくれたので、身体と髪を綺麗に洗って、風の精霊シルフちゃんに髪と服を乾かしてもらった。
『ふふっ。今日はいつになく時間をかけて綺麗にしたね』
(そ、そんな事ない……よ? エミリーの気のせいじゃないかな?)
『まぁいいんだけどねー。それで、今日はもう寝るの?』
(ううん。少しだけアクセサリーを作ろうと思ってね。……魅力を引き出す効果があるものを)
『それ、あのロビンと同じ発想だよっ! リディアは可愛いんだから、そのままで大丈夫だってば』
(えっと、じゃあ趣味としてアクセサリーを作るよ)
『そう言いながら、用意しているのが魅力を引き出す効果を持つ石なんだけど』
(どんなデザインにしようかなー)
『え? リディア? 全く誤魔化せてないからね? ……まぁ最初に言い出したウチが言う事ではないけどさ』
それから暫くは、魅力を高める効果のあるアクセサリーを作り、満足のいく可愛らしいブローチが出来た。
あとは貰った石を見ながら、インスピレーションを得るままにアクセサリーを作り、
「ふー。いっぱい出来たー!」
『良かったね。ただ、そろそろ寝た方が良いんじゃない? 夢中になって作っていたから気付いてないかもしれないけど、かなり時間が経ってるよ』
エミリーの言う通り、気付けば真夜中になっていたので、急いでベッドへ。
しっかり睡眠を取った翌朝。
髪の毛を整えたり、服やブローチを何度も確認したりしているうちに、あっという間に時間が過ぎ、コンコンと扉がノックされる。
「リディア様。お待たせしました」
緊張しながら扉を開けると、少し顔を赤らめたクロードさんが立っていた。
「あ、ありがとうございます」
「では明日のお昼過ぎに、こちらへ迎えに参りますので」
「は、はい。その……お、おやすみなさい、クロードさん」
「お、おやすみなさい、リディア様」
家まで送ってくれたクロードさんに挨拶しただけなのに、王宮でロビンさんが余計な事を言ったから、変に緊張してしまった。
『良いんじゃない? クロードもリディアの事を意識しているみたいだし。ウチはお似合いの二人だと思うけどねー』
(ちょ、ちょっとエミリー。お、お似合いの夫婦だなんて、飛躍し過ぎよっ!)
『飛躍しているのはリディアだってば……って、それよりも明日のお昼まではどうするの?』
(んー、せっかくアクセサリーを作る材料をいっぱい貰えたし、先ずは私好みのデザインで幾つか作ってみようかなーって)
私が力ある石を鑑定する事が出来る事をカモフラージュする為、シャルロットちゃんのお友達として留学しに来た女学生という事になった。なったんだけど、明日から学校へ……というのは時間も時間なので、流石に無理らしい。
そこで、明日はお昼から非番だというクロードさんに街を案内してもらい、明後日から学校へ通う事になった。
学生が一人で住むには少し広いくらいの家に住まわせてもらえる上に、好きにアクセサリーを作って欲しいと、今日選別した石の一部が家に運び込まれている。
アメーニア王国で聖女をしていた時は、趣味のアクセサリー作りに割ける時間も少なかったし、沢山作るチャンスよね。
『えっ!? そんな時間の使い方で良いの? 明日はデートだよ、デート』
(……エミリー。何を言っているの? 明日はクロードさんに街を案内してもらうだけだよ?)
『それがデートじゃなかったら何なのさ。しかもクロードは、騎士としての仕事はお休みなんだよね?』
あ、あれ? 言われてみれば、確かにこれってデートと言えなくもないか。
「……って、デートっ!? ちょ、ちょっと待って! 私、男の人とデートなんて、一度もした事ないよっ!?」
『じゃあ、初デートだねー。良かったじゃない。クロードは結構イケメンだよね。しかも、その割に女性慣れしていないのが良いよね。ウチの勘だけど、由緒正しき騎士の家の息子でお父さんが厳しいとか、そんな感じじゃないのかなー?』
ど、どうしよう。
先ず服は……って、私は今着ている一着しか持って無かった!
(え、エミリー!)
『はいはい。いつものウンディーネだよね』
(うん。お願い!)
お風呂へ移動して一着しか無い服を全部脱ぐと、水の精霊ディーネちゃんにお願いして、服を綺麗にしてもらう。
ついでにお風呂へ水を張ってもらい、火の精霊サラちゃんが良い感じのお湯にしてくれたので、身体と髪を綺麗に洗って、風の精霊シルフちゃんに髪と服を乾かしてもらった。
『ふふっ。今日はいつになく時間をかけて綺麗にしたね』
(そ、そんな事ない……よ? エミリーの気のせいじゃないかな?)
『まぁいいんだけどねー。それで、今日はもう寝るの?』
(ううん。少しだけアクセサリーを作ろうと思ってね。……魅力を引き出す効果があるものを)
『それ、あのロビンと同じ発想だよっ! リディアは可愛いんだから、そのままで大丈夫だってば』
(えっと、じゃあ趣味としてアクセサリーを作るよ)
『そう言いながら、用意しているのが魅力を引き出す効果を持つ石なんだけど』
(どんなデザインにしようかなー)
『え? リディア? 全く誤魔化せてないからね? ……まぁ最初に言い出したウチが言う事ではないけどさ』
それから暫くは、魅力を高める効果のあるアクセサリーを作り、満足のいく可愛らしいブローチが出来た。
あとは貰った石を見ながら、インスピレーションを得るままにアクセサリーを作り、
「ふー。いっぱい出来たー!」
『良かったね。ただ、そろそろ寝た方が良いんじゃない? 夢中になって作っていたから気付いてないかもしれないけど、かなり時間が経ってるよ』
エミリーの言う通り、気付けば真夜中になっていたので、急いでベッドへ。
しっかり睡眠を取った翌朝。
髪の毛を整えたり、服やブローチを何度も確認したりしているうちに、あっという間に時間が過ぎ、コンコンと扉がノックされる。
「リディア様。お待たせしました」
緊張しながら扉を開けると、少し顔を赤らめたクロードさんが立っていた。
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