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第3章 精霊と新しい暮らしを始める元聖女
第59話 大砲の対処法
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「エミリー! ここに来れたって事は……さっきの壺を全部壊したから、結界が消えたの!?」
『多分ね。ついさっき、中へ入れるようになったんだー。いやー、リディアに置いて行かれた時は、本当にどうしようかと思ったよ』
「ごめんね。怪我をしているクロードを見た瞬間、身体が動いちゃって」
いつも一緒に居たエミリーと、再び一緒に居られるようになって安堵していると、
「リディア? エミリーとは?」
クロードが不思議そうな表情を浮かべながら話し掛けてくる。
しまった! エミリーとの再会で、思いっきり口に出してしまっていた。
「あの……前にも言った精霊さんで、昔からずっと私の傍に居てくれるの」
「そうですか。エミリーさん、リディアを守ってくれて、ありがとうございます」
クロードはエミリーの事が見えていないはずだけど、深々と頭を下げてお礼を言う。
そんなクロードを見ながら、エミリーが照れたように頬をかき、
『って、リディア。それよりも、早く精霊を助けなきゃ』
(でも、場所が分からないよ?)
『大丈夫、任せて。リディアが結界の中へ入ってから、ウチはウチで出来る事をしておこうと思って、いろいろ調べておいたから』
エミリー曰く、さっき私が結界の上からこの建物を怪しいと踏んだように、結界の外に居る精霊たちと話をしたらしい。
なので、確実ではないものの、精霊たちの運ばれた先が分かって居るそうだ。
その旨をクロードへ話し、エミリーを含めて移動すると、この建物と同じくらいに兵士が沢山居る、倉庫みたいな場所へ着いた。
「リディア、私の後ろへ!」
『リディアはウチが守るからねっ!』
クロードとエミリーが、揃って私を守ってくれて……
「見つけたっ! クロード! あの銀の筒を斬って!」
「畏まりました」
倉庫の最奥にあった銀の筒を端から順に斬ってもらう。
その度に、銀色の筒から精霊たちが感謝の言葉と共に逃げ出して行く。
クロードにお願いして、全ての筒が斬られたという所で、
「リディア! 危ないっ!」
『これは……リディア! 風を!』
突然クロードとエミリーが慌てだす。
クロードに抱きしめられながら、エミリーの依頼通り風の力を使う様にお願いした直後、凄い速さで何かが飛んできて、轟音と共に地面が揺れる。
「お前ら……よくもやってくれたな! エスドレアのクソが……元々話を持ち掛けてきたのは、お前らのくせに! 生きて帰れると思うなよ!」
「……大砲だと!? なんて物を持ち出してくるんだ」
クロードの声で視線を動かすと、大きな黒い筒がこっちを向いていた。
おそらく、エミリーに呼ばれたシルフが風の力で砲撃を逸らしてくれたみたいだけど……これは、かなりピンチ!?
流石のクロードでも、砲撃を斬る事は出来ないみたいだし。
『リディア。シルフの力で宙に逃げよう! 流石に、あの速度で飛んでくる攻撃を止めるのは難しいよ!』
(だけど、こんなに沢山の人たちの前で、空を飛ぶのは……)
『そんな事を言っている場合じゃないよっ! ほら、次の攻撃をする為に、火が点けられようとしているし』
(……待って。あれって、火を点けたら飛んで来るんだよね? だったら……)
『あ、そういう事か! ウンディーネッ!』
エミリーが水の精霊の力を使い、大砲を水浸しにする。
「な、何だっ!? どうして、突然何も無い所から水が!?」
「どうなってやがる! おい、何とかしやが……ぐはっ!」
相手の最大の武器を無効にした所で、その隙を逃さず、クロードがあっという間に全員を倒してくれた。
『多分ね。ついさっき、中へ入れるようになったんだー。いやー、リディアに置いて行かれた時は、本当にどうしようかと思ったよ』
「ごめんね。怪我をしているクロードを見た瞬間、身体が動いちゃって」
いつも一緒に居たエミリーと、再び一緒に居られるようになって安堵していると、
「リディア? エミリーとは?」
クロードが不思議そうな表情を浮かべながら話し掛けてくる。
しまった! エミリーとの再会で、思いっきり口に出してしまっていた。
「あの……前にも言った精霊さんで、昔からずっと私の傍に居てくれるの」
「そうですか。エミリーさん、リディアを守ってくれて、ありがとうございます」
クロードはエミリーの事が見えていないはずだけど、深々と頭を下げてお礼を言う。
そんなクロードを見ながら、エミリーが照れたように頬をかき、
『って、リディア。それよりも、早く精霊を助けなきゃ』
(でも、場所が分からないよ?)
『大丈夫、任せて。リディアが結界の中へ入ってから、ウチはウチで出来る事をしておこうと思って、いろいろ調べておいたから』
エミリー曰く、さっき私が結界の上からこの建物を怪しいと踏んだように、結界の外に居る精霊たちと話をしたらしい。
なので、確実ではないものの、精霊たちの運ばれた先が分かって居るそうだ。
その旨をクロードへ話し、エミリーを含めて移動すると、この建物と同じくらいに兵士が沢山居る、倉庫みたいな場所へ着いた。
「リディア、私の後ろへ!」
『リディアはウチが守るからねっ!』
クロードとエミリーが、揃って私を守ってくれて……
「見つけたっ! クロード! あの銀の筒を斬って!」
「畏まりました」
倉庫の最奥にあった銀の筒を端から順に斬ってもらう。
その度に、銀色の筒から精霊たちが感謝の言葉と共に逃げ出して行く。
クロードにお願いして、全ての筒が斬られたという所で、
「リディア! 危ないっ!」
『これは……リディア! 風を!』
突然クロードとエミリーが慌てだす。
クロードに抱きしめられながら、エミリーの依頼通り風の力を使う様にお願いした直後、凄い速さで何かが飛んできて、轟音と共に地面が揺れる。
「お前ら……よくもやってくれたな! エスドレアのクソが……元々話を持ち掛けてきたのは、お前らのくせに! 生きて帰れると思うなよ!」
「……大砲だと!? なんて物を持ち出してくるんだ」
クロードの声で視線を動かすと、大きな黒い筒がこっちを向いていた。
おそらく、エミリーに呼ばれたシルフが風の力で砲撃を逸らしてくれたみたいだけど……これは、かなりピンチ!?
流石のクロードでも、砲撃を斬る事は出来ないみたいだし。
『リディア。シルフの力で宙に逃げよう! 流石に、あの速度で飛んでくる攻撃を止めるのは難しいよ!』
(だけど、こんなに沢山の人たちの前で、空を飛ぶのは……)
『そんな事を言っている場合じゃないよっ! ほら、次の攻撃をする為に、火が点けられようとしているし』
(……待って。あれって、火を点けたら飛んで来るんだよね? だったら……)
『あ、そういう事か! ウンディーネッ!』
エミリーが水の精霊の力を使い、大砲を水浸しにする。
「な、何だっ!? どうして、突然何も無い所から水が!?」
「どうなってやがる! おい、何とかしやが……ぐはっ!」
相手の最大の武器を無効にした所で、その隙を逃さず、クロードがあっという間に全員を倒してくれた。
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