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第1章 ゴミスキルと古代兵器
挿話5 サプライズを期待するクリス
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「えへへ……お兄ちゃんがクリスにサプライズかぁー。何だろう。指輪……は流石に早過ぎるから、アクセサリーかな? それとも、服とか可愛い小物? あ、花束だったりして!」
お兄ちゃんがわざわざ準備するって言うくらいだから、何かしらのプレゼントだと思うんだよね。
しかも、お店の外で待っていて……じゃなくて、宿屋で待っていてって話だし、大掛かりな物だと思う。
「待って! そうだよ。ここは宿屋。ベッドは一つで、お風呂があって……き、昨日はその、お互いに色々と見ちゃった訳で。つ、ついにお兄ちゃんがクリスの想いに気付いてくれたって事!?」
お兄ちゃんは、とても優しい上に格好良いんだけど、物凄く鈍感なんだよね。
きっと、これまでも周囲から好意を寄せられていたと思うんだけど、それに気付いてもらえずに、涙で枕を濡らした女の子が沢山居ると思うんだ。
だけどクリスは頑張ったもん!
さり気なくボディタッチをしてみたり、夜中に少しずつお兄ちゃんに寄り添ったり。
一度、ちょっと早起きして、眠っているお兄ちゃんに……こほん。とにかく、クリスの努力が報われたんだ!
お兄ちゃん、早く戻って来てくれないかなー。
……あ、ドアの外で足音が聞こえて来た。
コンコンってドアがノックされ、
「クリス。僕だ、カーティスだよ」
「はーい! 待っててー、今開けるからー!」
スキップしながらドアを開けに行く。
しまった! お風呂に入っていた事にしておけば良かった! それなら、お風呂上りのちょっとエッチな格好でお兄ちゃんを出迎えても不自然じゃなかったのに!
流石に今からという訳にもいかないし、お兄ちゃんに早く会いたいので、そのままドアを開け……胸に飛び込む!
「お兄ちゃん、おかえりなさい……ん?」
「クリス、お待たせ。悪いんだけど、今すぐ宿を出なくちゃならないんだ……って、どうしたんだ?」
「……ううん。何でもないよー」
どういう事!? お兄ちゃんの身体から、微かに女の子の匂いがする。
クリス以外の誰かに抱きつかれた?
ううん。ちょっと抱きついたくらいだと、ここまで残り香はないと思う。
これは、例えば女の子と暫く腕を組んで歩いていた……とか?
でも、そんな事をしそうなのは、あのおっぱいエルフくらいだけど、この街には居ないはず。
誰? 誰なの!? お兄ちゃんに近付く女はっ!?
「……こほん。そ、そうだ。宿を出る……って、宿の外にサプライズの何かがあるのー?」
「サプラ……え、えーっと、いろいろあってね。とりあえず、馬車の中で説明するから、支度出来るかな?」
「う、うん。すぐ出られるようにするね」
あ、あれ? クリスへのサプライズプレゼントは?
一緒にお風呂へ入ったりするんじゃないの?
それに、謎の女の子の匂い。……お兄ちゃん、サプライズは良いから、せめてこの匂いの説明はしてよー!
すっごく気になるよぉー!
ウキウキしていた気持ちから一転して、泣きそうになりながら出掛ける準備を済ませると、精一杯笑顔を浮かべる。
「お兄ちゃん、お待たせー!」
「ごめんね、クリス。待たせちゃった上に、こんなにバタバタする事になって。一先ず、今から冒険者ギルドへ行って、その後馬車に乗るよ」
そう言った後、お兄ちゃんがクリスの手を優しく握り、エスコートしてくれる。
あ、そうだ。誰かが、お兄ちゃんと腕を組んでいたなら、クリスが上書きしちゃえば良いんだ。
お兄ちゃんと腕を組もうとして……し、しがみ付く。
くっ……身長差がっ!
でも、お兄ちゃんの左手にクリスの胸を押し付けているから、きっとお兄ちゃんはドキドキしているはずっ! け、結果的に良かったと思おう。
一先ず、お兄ちゃんが店員さんと話して宿をキャンセルし、冒険者ギルドを目指して歩き出す。
……ん? あれ? お兄ちゃんの右手に、銀色のカードみたいな物がある。
あれって時々お兄ちゃんが持っているのを見かけるけど、普段はシャツの胸ポケットに入っているのに、どうしてずっと手で持っているんだろう。
……違う。胸ポケットにも入っているから、二枚あるの!? 増えた!?
お兄ちゃんがわざわざ準備するって言うくらいだから、何かしらのプレゼントだと思うんだよね。
しかも、お店の外で待っていて……じゃなくて、宿屋で待っていてって話だし、大掛かりな物だと思う。
「待って! そうだよ。ここは宿屋。ベッドは一つで、お風呂があって……き、昨日はその、お互いに色々と見ちゃった訳で。つ、ついにお兄ちゃんがクリスの想いに気付いてくれたって事!?」
お兄ちゃんは、とても優しい上に格好良いんだけど、物凄く鈍感なんだよね。
きっと、これまでも周囲から好意を寄せられていたと思うんだけど、それに気付いてもらえずに、涙で枕を濡らした女の子が沢山居ると思うんだ。
だけどクリスは頑張ったもん!
さり気なくボディタッチをしてみたり、夜中に少しずつお兄ちゃんに寄り添ったり。
一度、ちょっと早起きして、眠っているお兄ちゃんに……こほん。とにかく、クリスの努力が報われたんだ!
お兄ちゃん、早く戻って来てくれないかなー。
……あ、ドアの外で足音が聞こえて来た。
コンコンってドアがノックされ、
「クリス。僕だ、カーティスだよ」
「はーい! 待っててー、今開けるからー!」
スキップしながらドアを開けに行く。
しまった! お風呂に入っていた事にしておけば良かった! それなら、お風呂上りのちょっとエッチな格好でお兄ちゃんを出迎えても不自然じゃなかったのに!
流石に今からという訳にもいかないし、お兄ちゃんに早く会いたいので、そのままドアを開け……胸に飛び込む!
「お兄ちゃん、おかえりなさい……ん?」
「クリス、お待たせ。悪いんだけど、今すぐ宿を出なくちゃならないんだ……って、どうしたんだ?」
「……ううん。何でもないよー」
どういう事!? お兄ちゃんの身体から、微かに女の子の匂いがする。
クリス以外の誰かに抱きつかれた?
ううん。ちょっと抱きついたくらいだと、ここまで残り香はないと思う。
これは、例えば女の子と暫く腕を組んで歩いていた……とか?
でも、そんな事をしそうなのは、あのおっぱいエルフくらいだけど、この街には居ないはず。
誰? 誰なの!? お兄ちゃんに近付く女はっ!?
「……こほん。そ、そうだ。宿を出る……って、宿の外にサプライズの何かがあるのー?」
「サプラ……え、えーっと、いろいろあってね。とりあえず、馬車の中で説明するから、支度出来るかな?」
「う、うん。すぐ出られるようにするね」
あ、あれ? クリスへのサプライズプレゼントは?
一緒にお風呂へ入ったりするんじゃないの?
それに、謎の女の子の匂い。……お兄ちゃん、サプライズは良いから、せめてこの匂いの説明はしてよー!
すっごく気になるよぉー!
ウキウキしていた気持ちから一転して、泣きそうになりながら出掛ける準備を済ませると、精一杯笑顔を浮かべる。
「お兄ちゃん、お待たせー!」
「ごめんね、クリス。待たせちゃった上に、こんなにバタバタする事になって。一先ず、今から冒険者ギルドへ行って、その後馬車に乗るよ」
そう言った後、お兄ちゃんがクリスの手を優しく握り、エスコートしてくれる。
あ、そうだ。誰かが、お兄ちゃんと腕を組んでいたなら、クリスが上書きしちゃえば良いんだ。
お兄ちゃんと腕を組もうとして……し、しがみ付く。
くっ……身長差がっ!
でも、お兄ちゃんの左手にクリスの胸を押し付けているから、きっとお兄ちゃんはドキドキしているはずっ! け、結果的に良かったと思おう。
一先ず、お兄ちゃんが店員さんと話して宿をキャンセルし、冒険者ギルドを目指して歩き出す。
……ん? あれ? お兄ちゃんの右手に、銀色のカードみたいな物がある。
あれって時々お兄ちゃんが持っているのを見かけるけど、普段はシャツの胸ポケットに入っているのに、どうしてずっと手で持っているんだろう。
……違う。胸ポケットにも入っているから、二枚あるの!? 増えた!?
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