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第6章 太陽の聖女と星の聖女
第254話 指名手配
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「……という訳で、私たちはイスパナへやって来たんです」
ビアンカさんに促され、これまでの経緯を簡単に説明した。
鉄の国ゲーマで魔の剣の封印が解かれ、街が潰された事。
それを再び封印する為、火の聖女のモニカちゃんに来てもらった事。
トリスタン王子が魔の力を手に入れようとしている事。
花の国ネダーランも大変な事になっちゃったし、トリスタン王子が変な事をする前に、何としても止めなきゃ!
「そんな事があったのですね」
「えぇ。トリスタン王子がこのバーセオーナに居ると、ロレッタさんの占いで出たので、止めに来たんです」
「私の占いは、星空が見えている時にしか使えない代わりに、ほぼ外れないんです」
今更だけど、ロレッタさんの占いは本当に凄いと思う。
トリスタン王子のせいで、ロレッタさんに追いかけられる立場になったけど、フランセーズから遠く離れた海の国タリアナで遭遇してしまったし。
「ディアナさん。フランセーズ国のトリスタン王子の捜索手配をお願いします」
「畏まりました」
そう言って、ディアナさんが部屋を出て行く。
流石、ビアンカさん。話が早い。
「あと……これはイスパナかどうかも分からないんですけど、ゲーマから見て南西に、封じられた魔の力があるそうなんです。イスパナに、何か昔から伝えられてきたものとか、いわく付きの何かがあったりしますか?」
「流石に全てを知っている訳ではありませんが、太陽の聖女に代々受け継がれていたのは、黒い宝玉と聖都の地下にある火の竜でしょうか」
あー、前者はイナリの力で、後者は神水で封印したファイアー・ドレイクの事ね。
どっちも私たちに深く関係があるけど……流石に今回は違うかな。
「アニエスさん。その、黒い宝玉というのが怪しいのではないでしょうか?」
「えっと、話すと長過ぎるから割愛するけど、ひとまず宝玉については、絶対に関係ないから大丈夫なの」
「……そうなんですか?」
「えぇ。前に色々あってね……」
事情を知らないロレッタさんが凄く気にしているけど、その宝玉はもう存在しないし、魔の力とは全く関係ないからね。
「ビアンカさん。イスパナから更に南西というと……」
「船の国ポートガでしょうか。ただ、隣の国ではあるのですが、あまり親交はなく、私も詳しくはないのですが」
船の国……か。私もあんまり知らないけど、どんな所なんだろう。
名前からすると、海の国タリアナみたいに港町が沢山ありそうな気はするけど。
ただ、それよりも今はトリスタン王子を止めなきゃ。
この街に居るのは分かっているし、ここで止めれば船の国へ行かれてしまう事もないしね。
「そうだ。トリスタン王子と一緒に、黒ずくめの人たちが居たそうなんですが、何か心当たりとかってありますか?」
「黒ずくめ……ですか? そういった話は聞いた事がありませんね」
「そうですか。トリスタン王子と一緒に、フランセーズから怪しい人たちが来ているみたいなので、気を付けてください」
「わかりました。街を警備している騎士団の方たちに言っておきますね」
それからディアナさんが戻ってきて、騎士団にトリスタン王子の事を話してくれたと。
これなら、後は時間の問題かな?
きっとトリスタン王子を止めてしまえば、他に魔の力の事を知る人は居なくなるはずだし。
「アニエスさん。せっかくですし、今日はこちらへ泊っていかれませんか? ゲスト用の部屋もありますので」
「良いんですか? じゃあ、甘えさせてもらいますね」
一通り話を終えたところで、ビアンカさんの好意により教会に泊めてもらえる事になった。
ビアンカさんに促され、これまでの経緯を簡単に説明した。
鉄の国ゲーマで魔の剣の封印が解かれ、街が潰された事。
それを再び封印する為、火の聖女のモニカちゃんに来てもらった事。
トリスタン王子が魔の力を手に入れようとしている事。
花の国ネダーランも大変な事になっちゃったし、トリスタン王子が変な事をする前に、何としても止めなきゃ!
「そんな事があったのですね」
「えぇ。トリスタン王子がこのバーセオーナに居ると、ロレッタさんの占いで出たので、止めに来たんです」
「私の占いは、星空が見えている時にしか使えない代わりに、ほぼ外れないんです」
今更だけど、ロレッタさんの占いは本当に凄いと思う。
トリスタン王子のせいで、ロレッタさんに追いかけられる立場になったけど、フランセーズから遠く離れた海の国タリアナで遭遇してしまったし。
「ディアナさん。フランセーズ国のトリスタン王子の捜索手配をお願いします」
「畏まりました」
そう言って、ディアナさんが部屋を出て行く。
流石、ビアンカさん。話が早い。
「あと……これはイスパナかどうかも分からないんですけど、ゲーマから見て南西に、封じられた魔の力があるそうなんです。イスパナに、何か昔から伝えられてきたものとか、いわく付きの何かがあったりしますか?」
「流石に全てを知っている訳ではありませんが、太陽の聖女に代々受け継がれていたのは、黒い宝玉と聖都の地下にある火の竜でしょうか」
あー、前者はイナリの力で、後者は神水で封印したファイアー・ドレイクの事ね。
どっちも私たちに深く関係があるけど……流石に今回は違うかな。
「アニエスさん。その、黒い宝玉というのが怪しいのではないでしょうか?」
「えっと、話すと長過ぎるから割愛するけど、ひとまず宝玉については、絶対に関係ないから大丈夫なの」
「……そうなんですか?」
「えぇ。前に色々あってね……」
事情を知らないロレッタさんが凄く気にしているけど、その宝玉はもう存在しないし、魔の力とは全く関係ないからね。
「ビアンカさん。イスパナから更に南西というと……」
「船の国ポートガでしょうか。ただ、隣の国ではあるのですが、あまり親交はなく、私も詳しくはないのですが」
船の国……か。私もあんまり知らないけど、どんな所なんだろう。
名前からすると、海の国タリアナみたいに港町が沢山ありそうな気はするけど。
ただ、それよりも今はトリスタン王子を止めなきゃ。
この街に居るのは分かっているし、ここで止めれば船の国へ行かれてしまう事もないしね。
「そうだ。トリスタン王子と一緒に、黒ずくめの人たちが居たそうなんですが、何か心当たりとかってありますか?」
「黒ずくめ……ですか? そういった話は聞いた事がありませんね」
「そうですか。トリスタン王子と一緒に、フランセーズから怪しい人たちが来ているみたいなので、気を付けてください」
「わかりました。街を警備している騎士団の方たちに言っておきますね」
それからディアナさんが戻ってきて、騎士団にトリスタン王子の事を話してくれたと。
これなら、後は時間の問題かな?
きっとトリスタン王子を止めてしまえば、他に魔の力の事を知る人は居なくなるはずだし。
「アニエスさん。せっかくですし、今日はこちらへ泊っていかれませんか? ゲスト用の部屋もありますので」
「良いんですか? じゃあ、甘えさせてもらいますね」
一通り話を終えたところで、ビアンカさんの好意により教会に泊めてもらえる事になった。
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