日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-

ましゅまろ

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14.蒼き時代の幕開け

歴史の転換点

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1942年(昭和17年)9月25日
東京・帝国議会本会議場

その日、日本の議会はかつてない注目を集めていた。
新聞記者、通信社、そして特別に招かれた駐日各国大使たちが見守る中、壇上に立ったのは――14歳の少年だった。

蒼月レイ。
少年の手には、一枚の文書が掲げられていた。

「──本日、日本国は、ドイツ・イタリアとの間に結んだ三国同盟を、正式に破棄することを決定いたしました」

議場がざわつく。
しかし、その声を切り裂くようにレイは続けた。

「私たちは、新たな均衡へと進む覚悟を示します。
ドイツの暴走は、我が国の理念と相容れず、共存しうる未来像を描けません」

議員席の一角、東條英機がじっとレイを見つめる。

「我々は今後、アジアの解放者として、“理”と“信”による秩序の再建を目指します。そして――世界秩序の一翼を担う存在として行動します」

一枚の書簡が読み上げられた。

それは、ドイツ政府宛の通告文であり、三国同盟の即時破棄を通達する内容だった。



同日・ドイツ・ベルリン 総統官邸

「三国同盟、破棄……!」

机を叩き、総統アドルフ・ヒトラーは書簡を床に叩きつけた。

「日本が裏切っただと!? あの少年に操られて……!」

参謀が低い声で進言する。

「総統、彼らはすでに核兵器を開発している可能性があります。アメリカとも水面下で手を組み……」

「黙れ! 核など幻想だ……日本ごときが我が第三帝国の前に立てるか!!」

だがその怒号は、どこか空虚に響いた。



同時刻・アメリカ・ホワイトハウス

ルーズベルト大統領は、日本の声明文を手にしていた。

「三国同盟、正式に破棄……」

顧問が言う。

「これで、日本はドイツと訣別し、我々と未来を築く準備が整ったということです」

ルーズベルトは静かに呟く。

「これは、戦争の転換点だ。いや……歴史そのものが、塗り替えられる瞬間かもしれん」



夜。帝国大学

テレビからは、特別放送の再放送が流れていた。
レイは黙って、かすかに揺れる炎のようなその映像を見つめていた。

「ここからだ……“新しい均衡”は。
我々はもう、誰かの“後ろ”を歩く国じゃない」

その瞳には、決意と覚悟があった。
次に目指すのは――真の世界秩序の設計。
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