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第5話
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「『主犯』だなんて、ひどい! 大神さまたちだって、『飲み比べじゃ!』とか言って、さんざん飲んでいたくせに!」
「くっ!な、何を言うか! わしらはちょっぴり嗜んでおっただけじゃ! ぬしらのように、バカ食いしてはおらんわ!」
「ナニ言ってんの! お酒の方が、ずっと高級品だよ。だったら、『ひがいそうがく』は、大神さまたちのほうが、遥かに上じゃん!」
「な、なにをっ! 彼はまだ少年じゃから、多少、酒が減ったところで、支障はないのじゃ。実質的な被害は、お主らのほうが、ずっと上じゃわ!」
ちび女神と大神さまが、聞くに堪えない言争いをしていた。
ようするに、オレが気を失っている間、さんざん飲んだり食ったりしていたらしい。他人の家の物品で…。
__しかたがない
オレは、仲裁に入ることにした。
「喜んでもらえたのなら、それでいい。だから、言い争う必要はないよ」
「そ、そうか…の」
「いいの?」
ふたりとも気まずそうにオレから目をそらした。
たぶん、どちらも、根はいいひとたちなのだろう…。いや、神だったか。
「…それでね。たくさんもらっちゃから、せめてお礼をしようってことで、お兄さんに、魔法を授けることにしたんだよ」
ようやく、話が、ふりだしに戻ったらしい。
目が覚めたとき、このちび女神が、オレにまたがっていたのは、覚えている。
となると、あの黒くてでかい球体は、魔法の素みたいなものだったのか…。
「ふつうの人はね。火とか水とかの魔法をいくつか授けたら、もういっぱいになっちゃうんだけどさ…」
「…そうなんだ」
「なんと!お兄さんは、『全属性』もちだったんだよ!」
「…そ、そうだったんだ」
「初級から授けたんだけどね。みんなで、めちゃめちゃ授けまくっても、どんどん入っちゃうの!」
「…………そ、そうか」
「きっと、『存在の器』がとっても大きいんだねって話になって。それなら、限界まで挑戦しようってことになったんだよ!」
「…………」
「でも、最後の最後でね。禁呪だけは、ちょっとつっかえちゃったんだけど…、思い切って押し込んでみたら、ほんとに入っちゃったんだよ!もう、みんな、びっくりだよ!」
「………そうか」
オレは、わかった気がした。
この金髪碧眼の、とびきりかわいい少女は、じつは、悪魔だったのだ。
天界にも、悪魔はいるのだ。
「くっ!な、何を言うか! わしらはちょっぴり嗜んでおっただけじゃ! ぬしらのように、バカ食いしてはおらんわ!」
「ナニ言ってんの! お酒の方が、ずっと高級品だよ。だったら、『ひがいそうがく』は、大神さまたちのほうが、遥かに上じゃん!」
「な、なにをっ! 彼はまだ少年じゃから、多少、酒が減ったところで、支障はないのじゃ。実質的な被害は、お主らのほうが、ずっと上じゃわ!」
ちび女神と大神さまが、聞くに堪えない言争いをしていた。
ようするに、オレが気を失っている間、さんざん飲んだり食ったりしていたらしい。他人の家の物品で…。
__しかたがない
オレは、仲裁に入ることにした。
「喜んでもらえたのなら、それでいい。だから、言い争う必要はないよ」
「そ、そうか…の」
「いいの?」
ふたりとも気まずそうにオレから目をそらした。
たぶん、どちらも、根はいいひとたちなのだろう…。いや、神だったか。
「…それでね。たくさんもらっちゃから、せめてお礼をしようってことで、お兄さんに、魔法を授けることにしたんだよ」
ようやく、話が、ふりだしに戻ったらしい。
目が覚めたとき、このちび女神が、オレにまたがっていたのは、覚えている。
となると、あの黒くてでかい球体は、魔法の素みたいなものだったのか…。
「ふつうの人はね。火とか水とかの魔法をいくつか授けたら、もういっぱいになっちゃうんだけどさ…」
「…そうなんだ」
「なんと!お兄さんは、『全属性』もちだったんだよ!」
「…そ、そうだったんだ」
「初級から授けたんだけどね。みんなで、めちゃめちゃ授けまくっても、どんどん入っちゃうの!」
「…………そ、そうか」
「きっと、『存在の器』がとっても大きいんだねって話になって。それなら、限界まで挑戦しようってことになったんだよ!」
「…………」
「でも、最後の最後でね。禁呪だけは、ちょっとつっかえちゃったんだけど…、思い切って押し込んでみたら、ほんとに入っちゃったんだよ!もう、みんな、びっくりだよ!」
「………そうか」
オレは、わかった気がした。
この金髪碧眼の、とびきりかわいい少女は、じつは、悪魔だったのだ。
天界にも、悪魔はいるのだ。
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