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第1章
初めてのお断り
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先ほど聞こえた言葉は、幻聴のはず。
そう、プロポーズされた、ということでは、決して、ない、はず。
リズは周りを見回して、自分の考えが正しいと思いたかった。
兄は恐ろしい程の憤りをその顔に表し、あろうことか、身体を小刻みに震わせている。
殿下の後ろに控えている壮年の侍従は、殿下よりも顔を輝かせ、目を潤ませている。
――たとえ幻聴だったとしても、幻聴を聞いたのはリズだけではないようだ。
焦りを通り越し、恐慌を来したリズは、そっと殿下から自分の手を取り戻そうとしたが、殿下に爽やかな笑顔を浮かべて手を握られたまま、ピクリとも動かせなかった。
そして、華やかな容姿の中でも殊更に際立つサファイアの瞳は、うっとりとした眼差しをリズに向ける。氷の王子の氷は溶け切ってしまったらしい。
「ああ、美しい紫の目が潤んで、全身が震えていますね。なんて愛らしい。子犬を思わせる」
その言葉が合図となったかのように兄はリズと殿下の間に割り込み、リズを自分の背後に押しやった。
香りの好みが一般的でない方は、色々なことが一般的でないようだわ
なぜか殿下の発言に穏やかでないものを覚え、公爵令嬢としての体裁は捨て去り、リズはピタリと兄の背中に貼りつく。
体裁より自分の将来が、それよりも今この時点ではとにかく一般的でない人から遠ざかることが大事だった。
「アンソニー。人の恋路を邪魔しないでくれるかな」
穏やかな口調でありながら、生まれながらの王族としての威圧感を声に滲ませている。
その威圧感は将来の国王として素晴らしいことだが、こんなことで王族としての資質を見せつけないで欲しい、というのがリズの感想だった。
兄の感想は違った。
「僕の天使に、恋路は要らない」
将来の穏やかな結婚への不安よりも、今はここから逃げ出すことが大事なことと、リズは心で唱えながら兄の背後で大きく頷いた。
殿下の溜息が聞こえた。
「仕方ない。いささか興がそがれるが、使者を立てて申し込むこととしよう」
そんな正式な申し込みをされてしまったら、公爵家として謹んで受けるしかなくなってしまう。
リズは兄の背中から顔を出し、必死に言い募った。
「私の香を差し上げます!一生分、お作り致します!どうぞそれでお許しください」
瞬間、殿下は目を閉じ、立ち尽くした。
先ほどと同じように、ピクリとも動かず像と化している。
私の提案を考えて下さっている……?
異様な気配に対して、強引に好意的な解釈をしたとき、殿下の目が開かれた。
驚くべきことに、サファイアの瞳は潤み、白い頬は薄っすらと染まっている。
「すまない。貴方の愛らしい声が聞こえた嬉しさに、打ち震えてしまった。」
想定問答集にかすりもしない、想像をはるかに超えた殿下の言葉に、リズは、それこそ打ち震え、わなないた。
「で、殿下!私、毒殺はお断りです…!」
その場は水を打ったような静寂に支配された。
咄嗟に口にしてしまった言葉は、兄にすら漏らしたことのないリズの心の奥底にある本音だった。
けれどリズの前世を知らない者に、「毒殺」という、脈絡のない、そして不穏な言葉がもたらした反応は大きかった。
殿下はサファイアの瞳を限界まで見開いている。顔色は蒼白というにふさわしい血の気のなさだ。
瞬間、リズは確信を覚えた。
一国の王太子殿下をこのような顔色にさせてしまったのは、後にも先にも自分しかいないに違いない。
侍従は、目だけでなく口までも開けて、半歩後ずさり、慌てて姿勢を正した。
――礼儀作法の生きた手本である侍従に、口まで開けさせ、得体のしれないものを見る眼差しをさせてしまったのは、やはり自分しかいないのだろう
リズは自分の体が冷え始めたのを感じた。
兄の顔を見ることはできなかったが、兄は服越しでも伝わるほど、身体を強張らせた。
兄に対しては――、まだこのようなことが起こりうるかもしれないと思ったものの、慰めにはならなかった。
一つの考えが、否が応でも浮かんだのだ。
今生は、不敬罪で終わりになるのかもしれない――
3人のただならぬ反応を見て、取り繕うことのできない己の犯した失言に、リズはカタカタと震え始め、目も潤み始めた。
その途端、殿下は眉を顰め、リズに向かって手を差し伸べる。
殿下の動きにつられたかのように兄のこわばりが解れ、リズをしっかりと抱え込み、リズの白金の髪にそっと口づけた。
「そうとも。僕の天使は、穏やかな公爵家で、生涯僕に守られて過ごすのだよ」
どうやら兄は完全にいつもの兄を取り戻したらしい。
「王宮で毒殺など、少なくともここ300年は起きていません」
最後に立ち直った侍従から小さく呟かれた冷静な抗議は、兄に黙殺され、兄妹は礼儀をかなぐり捨てて一目散に公爵家に戻ったのだった。
その後、兄と公爵家がどう事を収めたのか、リズは知らない。
想定を超えた失敗と今生の終わりの危惧から、リズは熱を出して寝込んでしまったのだ。
そのまま1週間ほど熱が下がらず寝込んでしまったけれど、うなされながら見る夢は、サファイアの瞳から断罪され今生を終えるものばかりで、何度も息を呑んで飛び起きた。
その度に、傍らについて看病してくれていた兄が、痛ましそうな表情を浮かべながら、リズの手を撫で、大丈夫だと声をかけてくれた。
少々、愛が重く感じるときもある兄だが、このときはただひたすらに兄の優しい愛が胸に沁みて、リズは必死に兄のために笑顔を作った。
リズが良く眠れるようにとの配慮だろう、寝台の周りには、美しい花だけでなく、カモミール、ラベンダーなど安眠に効くと言われる香草が置かれ、目覚める度に花と香草の数も種類も増えていく。
部屋が花と香草で埋め尽くされそうになった頃、ようやく熱も下がり魘されることもなく朝を迎え、一週間ぶりに部屋のカーテンが開けられた。
寝台にまで差し込んだ陽の光に、リズはゆっくりと目を開いた。
傍らでほっと安堵の息を吐いた音が聞こえ、その音の方へ目を向け、リズは勢いよく目を見開いた。
あり得ないものが目に入っていたのだ。
煌めく銀の髪の隣に、勝るとも劣らぬ輝きを放つ金の髪があった。
不機嫌さと安堵を合わせた複雑な表情の隣に、喜色しか見えない表情があった。
対照的な二人は、同時に口を開く。
「おはよう。僕の天使」
「おはよう。私の女神」
エメラルドの瞳が刺すような鋭さでサファイアの瞳を見据えたが、サファイアはリズしか映していなかった。
そして、陽の光と競い合うような輝く笑顔が浮かべられる。
「ああ、私の光。寝ているあなたの顔もいつまでも見続けていたい愛らしさだけれど、あなたが生きて、驚いて、その美しい大きな紫水晶の瞳に私を映してくれることは、身体に光が差すようだ。今日は素晴らしい一日になる」
あまり意味を考えたくない言葉を紡ぐその声は、純粋な歓喜に彩られ、サファイアの瞳は心なしか潤んでいる。
リズは力尽き、ゆっくりと目を閉じた。
あり得ない存在を幻覚だと思い込む気力はなかった。
寝台に沈み込みそうな心地のする脱力感に抗い、まずは良いことに考えを巡らせる。
殿下のあのご様子では、不敬罪には問われないと思っていいようだわ。
殿下のありがたい温情に、殿下の度量に、リズは素直に感謝した。
本当にありがたい。
もう一度、今生を生きる機会を与えていただいたのだから。
一生、殿下のために香を捧げようと心に誓ったほどだ。
けれど――
力なくもう一度開いた瞳に、雲に隠れていた陽が顔を出したようにサファイアが見る見るうちに再び輝き出す様が飛び込んできた。
こちらに一心に向けられる一片の曇りもない笑顔は、リズの病み上がりの気怠さをかき消すような、清らかな美を模っている。
「私の命。ゆっくりとあなたの長い睫毛が上げられて行く時間は、日の出を眺めるようで何度でも味わいたいものだが、瞳を開いたあなたは一段と素敵だ」
「僕の天使の瞳に余計なものを映させないでくれないか」
「私の女神。どうかずっと私だけをその瞳に――
兄と殿下のあまり成り立っていなさそうな会話らしきものを、ぼんやりと聞き流しながら、リズは確信するしかなかった。
求婚は、依然、取り下げられなかったらしい。
自分の人生の目標への険しい道のりを思い、リズはそっと溜息を吐いたのだった。
そう、プロポーズされた、ということでは、決して、ない、はず。
リズは周りを見回して、自分の考えが正しいと思いたかった。
兄は恐ろしい程の憤りをその顔に表し、あろうことか、身体を小刻みに震わせている。
殿下の後ろに控えている壮年の侍従は、殿下よりも顔を輝かせ、目を潤ませている。
――たとえ幻聴だったとしても、幻聴を聞いたのはリズだけではないようだ。
焦りを通り越し、恐慌を来したリズは、そっと殿下から自分の手を取り戻そうとしたが、殿下に爽やかな笑顔を浮かべて手を握られたまま、ピクリとも動かせなかった。
そして、華やかな容姿の中でも殊更に際立つサファイアの瞳は、うっとりとした眼差しをリズに向ける。氷の王子の氷は溶け切ってしまったらしい。
「ああ、美しい紫の目が潤んで、全身が震えていますね。なんて愛らしい。子犬を思わせる」
その言葉が合図となったかのように兄はリズと殿下の間に割り込み、リズを自分の背後に押しやった。
香りの好みが一般的でない方は、色々なことが一般的でないようだわ
なぜか殿下の発言に穏やかでないものを覚え、公爵令嬢としての体裁は捨て去り、リズはピタリと兄の背中に貼りつく。
体裁より自分の将来が、それよりも今この時点ではとにかく一般的でない人から遠ざかることが大事だった。
「アンソニー。人の恋路を邪魔しないでくれるかな」
穏やかな口調でありながら、生まれながらの王族としての威圧感を声に滲ませている。
その威圧感は将来の国王として素晴らしいことだが、こんなことで王族としての資質を見せつけないで欲しい、というのがリズの感想だった。
兄の感想は違った。
「僕の天使に、恋路は要らない」
将来の穏やかな結婚への不安よりも、今はここから逃げ出すことが大事なことと、リズは心で唱えながら兄の背後で大きく頷いた。
殿下の溜息が聞こえた。
「仕方ない。いささか興がそがれるが、使者を立てて申し込むこととしよう」
そんな正式な申し込みをされてしまったら、公爵家として謹んで受けるしかなくなってしまう。
リズは兄の背中から顔を出し、必死に言い募った。
「私の香を差し上げます!一生分、お作り致します!どうぞそれでお許しください」
瞬間、殿下は目を閉じ、立ち尽くした。
先ほどと同じように、ピクリとも動かず像と化している。
私の提案を考えて下さっている……?
異様な気配に対して、強引に好意的な解釈をしたとき、殿下の目が開かれた。
驚くべきことに、サファイアの瞳は潤み、白い頬は薄っすらと染まっている。
「すまない。貴方の愛らしい声が聞こえた嬉しさに、打ち震えてしまった。」
想定問答集にかすりもしない、想像をはるかに超えた殿下の言葉に、リズは、それこそ打ち震え、わなないた。
「で、殿下!私、毒殺はお断りです…!」
その場は水を打ったような静寂に支配された。
咄嗟に口にしてしまった言葉は、兄にすら漏らしたことのないリズの心の奥底にある本音だった。
けれどリズの前世を知らない者に、「毒殺」という、脈絡のない、そして不穏な言葉がもたらした反応は大きかった。
殿下はサファイアの瞳を限界まで見開いている。顔色は蒼白というにふさわしい血の気のなさだ。
瞬間、リズは確信を覚えた。
一国の王太子殿下をこのような顔色にさせてしまったのは、後にも先にも自分しかいないに違いない。
侍従は、目だけでなく口までも開けて、半歩後ずさり、慌てて姿勢を正した。
――礼儀作法の生きた手本である侍従に、口まで開けさせ、得体のしれないものを見る眼差しをさせてしまったのは、やはり自分しかいないのだろう
リズは自分の体が冷え始めたのを感じた。
兄の顔を見ることはできなかったが、兄は服越しでも伝わるほど、身体を強張らせた。
兄に対しては――、まだこのようなことが起こりうるかもしれないと思ったものの、慰めにはならなかった。
一つの考えが、否が応でも浮かんだのだ。
今生は、不敬罪で終わりになるのかもしれない――
3人のただならぬ反応を見て、取り繕うことのできない己の犯した失言に、リズはカタカタと震え始め、目も潤み始めた。
その途端、殿下は眉を顰め、リズに向かって手を差し伸べる。
殿下の動きにつられたかのように兄のこわばりが解れ、リズをしっかりと抱え込み、リズの白金の髪にそっと口づけた。
「そうとも。僕の天使は、穏やかな公爵家で、生涯僕に守られて過ごすのだよ」
どうやら兄は完全にいつもの兄を取り戻したらしい。
「王宮で毒殺など、少なくともここ300年は起きていません」
最後に立ち直った侍従から小さく呟かれた冷静な抗議は、兄に黙殺され、兄妹は礼儀をかなぐり捨てて一目散に公爵家に戻ったのだった。
その後、兄と公爵家がどう事を収めたのか、リズは知らない。
想定を超えた失敗と今生の終わりの危惧から、リズは熱を出して寝込んでしまったのだ。
そのまま1週間ほど熱が下がらず寝込んでしまったけれど、うなされながら見る夢は、サファイアの瞳から断罪され今生を終えるものばかりで、何度も息を呑んで飛び起きた。
その度に、傍らについて看病してくれていた兄が、痛ましそうな表情を浮かべながら、リズの手を撫で、大丈夫だと声をかけてくれた。
少々、愛が重く感じるときもある兄だが、このときはただひたすらに兄の優しい愛が胸に沁みて、リズは必死に兄のために笑顔を作った。
リズが良く眠れるようにとの配慮だろう、寝台の周りには、美しい花だけでなく、カモミール、ラベンダーなど安眠に効くと言われる香草が置かれ、目覚める度に花と香草の数も種類も増えていく。
部屋が花と香草で埋め尽くされそうになった頃、ようやく熱も下がり魘されることもなく朝を迎え、一週間ぶりに部屋のカーテンが開けられた。
寝台にまで差し込んだ陽の光に、リズはゆっくりと目を開いた。
傍らでほっと安堵の息を吐いた音が聞こえ、その音の方へ目を向け、リズは勢いよく目を見開いた。
あり得ないものが目に入っていたのだ。
煌めく銀の髪の隣に、勝るとも劣らぬ輝きを放つ金の髪があった。
不機嫌さと安堵を合わせた複雑な表情の隣に、喜色しか見えない表情があった。
対照的な二人は、同時に口を開く。
「おはよう。僕の天使」
「おはよう。私の女神」
エメラルドの瞳が刺すような鋭さでサファイアの瞳を見据えたが、サファイアはリズしか映していなかった。
そして、陽の光と競い合うような輝く笑顔が浮かべられる。
「ああ、私の光。寝ているあなたの顔もいつまでも見続けていたい愛らしさだけれど、あなたが生きて、驚いて、その美しい大きな紫水晶の瞳に私を映してくれることは、身体に光が差すようだ。今日は素晴らしい一日になる」
あまり意味を考えたくない言葉を紡ぐその声は、純粋な歓喜に彩られ、サファイアの瞳は心なしか潤んでいる。
リズは力尽き、ゆっくりと目を閉じた。
あり得ない存在を幻覚だと思い込む気力はなかった。
寝台に沈み込みそうな心地のする脱力感に抗い、まずは良いことに考えを巡らせる。
殿下のあのご様子では、不敬罪には問われないと思っていいようだわ。
殿下のありがたい温情に、殿下の度量に、リズは素直に感謝した。
本当にありがたい。
もう一度、今生を生きる機会を与えていただいたのだから。
一生、殿下のために香を捧げようと心に誓ったほどだ。
けれど――
力なくもう一度開いた瞳に、雲に隠れていた陽が顔を出したようにサファイアが見る見るうちに再び輝き出す様が飛び込んできた。
こちらに一心に向けられる一片の曇りもない笑顔は、リズの病み上がりの気怠さをかき消すような、清らかな美を模っている。
「私の命。ゆっくりとあなたの長い睫毛が上げられて行く時間は、日の出を眺めるようで何度でも味わいたいものだが、瞳を開いたあなたは一段と素敵だ」
「僕の天使の瞳に余計なものを映させないでくれないか」
「私の女神。どうかずっと私だけをその瞳に――
兄と殿下のあまり成り立っていなさそうな会話らしきものを、ぼんやりと聞き流しながら、リズは確信するしかなかった。
求婚は、依然、取り下げられなかったらしい。
自分の人生の目標への険しい道のりを思い、リズはそっと溜息を吐いたのだった。
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