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最終章 狂酔編
第263話 カケララ戦‐諸島連合②
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※注意※
本話には過激(グロ)な表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
リーズだけは折れなかった。何度、胸を貫かれても。何度、心臓を潰されても。
リーズは断続的に襲いくる激烈な痛みを何時間も耐えつづけている。隙あらばカケララを攻撃しようと風を動かす。
もちろん精神的な衰弱は免れないし、そんな状態で繰り出す風の攻撃がカケララに届くはずもない。
しかし、リーズは諦めずに挑みつづけた。
一方で、ハーティとイルはとっくに心が折れていた。血の涙を流し放心している。
もちろん、それでカケララが見逃してくれるわけもない。胸を貫かれたら痛いし、表情は苦悶に歪むが、その瞬間以外は何も考えず、動かないようにするのがいちばん楽だった。
その地獄は三時間以上も続いていた。
そんな中でリーズの中に生まれた感情は、怒りだった。
「ちょっとは抗いなさいよ!」
リーズはハーティとイルに対して怒っていた。
何もしなければ、この地獄は永遠に続く。だったら少しでも抵抗して、状況を変えようと努めるべきではないのか。
自分が一生懸命にカケララに抗っているのに、まったく動こうとしない二人を前にすれば責めたくもなる。
目に痛みが走り、ドロリと何かが頬を伝った。
触ると指にネットリとした感触。指には血がついていた。
ついにリーズにも血の涙が流れはじめたのだ。
(駄目ですわ。人のせいにしては……)
リーズには希望がある。
信じるものがある。
ゲス・エストが必ず世界を救ってくれる。
だから、自分が足をひっぱるわけにはいかない。
彼の力になりたい。
「ハーティさん、イルさん。もっと信じて……」
「信じる? 何を……?」
「エストさんのことですわ。あの方は必ずカケラを打ち破ってくださいます。その未来のために、わたくしたちがカケララに負けて足をひっぱるなんてこと、絶対にあってはなりませんのよ」
そこまで言ったところで、リーズは胸を貫かれて声を奪われた。
吐血して頭をもたげ、ダラリと両手を垂らす。
現状を変えたいという気持ちはハーティもイルも同じだ。どんなに楽な道を選ぼうと、地獄が続いていることに変わりはない。
リーズの言い分には一理あり、一考の余地がある。
しかし――。
「あたしはあなたとは違うのよ」
ハーティにとって、ゲス・エストに抱いている感情は憎しみしかなかった。
事の発端は、元を辿ればクラス委員長のシャイル・マーンがハーティにとって目の上のタンコブだったことに行き着く。
ハーティは熱の発生型魔導師、シャイルは炎の操作型魔導師。
魔法の系統は似ているが、シャイルは魔導師にとって花形ともいえる魔法で、片やハーティは目に見えない地味な魔法だ。
しかしハーティはシャイルよりは強い自信があった。シャイルがそんなに魔法を使いこなせていないことは見てすぐに分かったし、対してハーティは自在に魔法を使いこなしていた。
ただ、彼女の熱という魔法の性質上、相手を戦闘不能になるようなダメージを与えれば後遺症が残ったり、死を与えてしまう危険性があった。熱の魔法はまるで毒のような魔法だった。だからいつも本気を出せなかった。
弱肉強食が摂理たるこの世界において、自分よりも弱いハーティが偉そうにクラスを指導し、自分にも指図をしてくるのが許せなかった。
目立つ魔法だから人気を集めて推薦されたにすぎないくせに、といつも思っていた。
そんな彼女に立ち位置を分からせてやろうとしたときだった。
ハーティがシャイルに突っかかっていくと、転入してきたばかりのゲス・エストが偉そうに出しゃばってきた。
そのときに、ハーティは本気を出せば誰よりも強いというのが単なる自惚れだったと思い知る。
ゲス・エストに死ぬ思いを強いられ、学院でも上位の実力者というプライドも粉々に撃ち砕かれた。あまりにも一方的で、自分の力の一端すら見せることを許されず、ひどい醜態を晒させられた。
よりにもよって、あのシャイルの前で。
それ以来、ハーティにとってはシャイル以上にゲス・エストが憎い。いつか復讐してやろうと、いまだに虎視眈々と隙をうかがっている。
しかしながら、この戦いにおいてその憎しみが糧になるかといえば、そんなことはまったくない。
カケララへの恐怖は、ゲス・エストの比ではなかった。
ゲス・エストとは比べ物にならないくらい残虐な仕打ちを継続して受けている真っ最中なわけだが、あまりにも恐ろしい存在には、憎悪を抱く余地すらなかった。
「次はあたしなのね……」
全身に服とオーラの紅をまとった少女がハーティの元へとやってきた。
何度経験しても震えが止まらない。
今回は肩に腕を回してきた。服越しでも冷たさが伝わる五本の指が、そっと背中にあてがわれた。
刺さるような痛みはない。あえて爪を引っ込めているようだ。しかしそれが痛みを数倍に跳ね上げることになる。
爪よりも圧倒的に面積が大きくて抵抗が強いはずの指が、ハーティの背中にゆっくり、ゆっくりと埋没してくる。
それはもちろん、透過などの類ではなく、皮膚と肉を抉っているのだ。
「ああああああああっ!」
気が狂いそうだ。いっそ狂気に堕ちれば楽になれるのかもしれない。
いや、これ以上の最悪を経験したことがないから現状が最悪と思っているが、狂気に堕ちたらもっと地獄なのかもしれない。
でもどんな変化であってもいいからと、単純に変化そのものを望んでしまうほど現状が辛い。
カケララはあの手この手でやり方を変えてきて、ハーティは心臓を引き抜かれては潰される。それを何度も何度も何度も何度も繰り返される。
「ハーティ!」
ハーティは朦朧とする意識の中で、冷凍保存していたかのようにいつでも新鮮な痛みを味わいながらイルの声を聞いた。
イルもまた、リーズからゲス・エストの名前を聞いて、その顔を脳裏に浮かべた。
イルにとっても、ゲス・エストは親友のハーティを泣かせた仇みたいな存在だ。しかしイルにとってはただそれだけの存在ではなかった。
彼と関わった回数は少ないが、前向きな記憶もあった。
イルにとってハーティは命の恩人であり、大親友だ。
かつて友人に罠にはめられ、イーターの餌にされそうになったところを助けてもらった。その恩は絶対に忘れない。
そのハーティの心を深く傷つけたゲス・エストが憎たらしいが、しかし、イル自身の過去のしがらみを断ち切る勇気をくれたのもゲス・エストだった。いわば心の恩人。
どちらか一人を取れと言われれば間違いなくハーティを取る。しかし、二人が犬猿の仲だったとして、必ず片方を選ばなければならないのだろうか。
イルは過去の克服を思い出し、彼女の心が立ち上がった。さらに、ハーティに心の内を打ち明けようと勇気を振り絞った。
その決意が彼女を奮い立たせ、そして白いオーラを発生させた。
イルは感情を表に出さないタイプだが、起伏は激しいほうだ。ゆえに過去にも黒いオーラや白いオーラを発生させた経験がある。
今度の白いオーラは爆発的に放出され、燃え上がるように激しく持続した。
「ハーティ、ごめんね。私、ゲス・エストのこと、そんなに嫌いじゃないんだ」
ハーティの心に衝撃が走る。一滴の雫が湖面を揺らし、端から端までサーッと駆け抜けたかのように、ハーティの体に染み渡った。
もしその言葉だけだったら、ハーティは違った気持ちになったかもしれない。しかし、白いオーラとともに告げられた言葉には、そこはかとない温かみがあった。不思議と嫌な気がしない。むしろ心が安らぐような気さえする。
イルの胸が貫かれ、心臓が握りつぶされた。
苦痛に歪む表情。焦点が合わなくなる視線。
しかし、そこには小さな強い光が宿っているようにハーティには見えた。
そして、三人の体の時間が巻き戻された。
「そっか……」
そうつぶやいたハーティの体からは、白いオーラが滲み出ていた。
ハーティは自分でも分かっていた。高すぎるプライドが自分の成長の足枷になっていると。
このままでは駄目だ。駄目なのだ。
自分の弱さを認め、受け入れ、変化という険しい道への歩み決意をする。それをやらないのは、できないのと同じだ。変化していないという結果は変わらないのだから。
だからハーティは、過去の、いや、現在の自分との決別を決意する。
「いいんだよ、イル。あたしも……、未来へ進むから!」
ハーティの白いオーラは熱で水が気化したかのように爆発的に膨れ上がった。
ハーティはリーズの方を見た。
リーズのこともまた、シャイルと同じで自分より弱いくせに風紀委員として口出ししてくる目障りな奴だと思っていた。しかし、その考えはもう改める。
他人への妬みは自分の弱さだ。
魔法の強さは成果で示せ。心の強さは言葉で示せ。
「イル、行くわよ! リーズ、あなたも行ける?」
「もちろんですわ!」
白いオーラはリーズが最初に出していた。
紅い涙が出て、すぐにそれを克服したそのときのことだ。
カケララに胸を貫かれたことで意識が弱まったが、時間が戻されて体が復活し、イルとハーティの白いオーラに共鳴するかのように、リーズの白いオーラも暴風のごとく吹き荒れた。
本話には過激(グロ)な表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
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リーズだけは折れなかった。何度、胸を貫かれても。何度、心臓を潰されても。
リーズは断続的に襲いくる激烈な痛みを何時間も耐えつづけている。隙あらばカケララを攻撃しようと風を動かす。
もちろん精神的な衰弱は免れないし、そんな状態で繰り出す風の攻撃がカケララに届くはずもない。
しかし、リーズは諦めずに挑みつづけた。
一方で、ハーティとイルはとっくに心が折れていた。血の涙を流し放心している。
もちろん、それでカケララが見逃してくれるわけもない。胸を貫かれたら痛いし、表情は苦悶に歪むが、その瞬間以外は何も考えず、動かないようにするのがいちばん楽だった。
その地獄は三時間以上も続いていた。
そんな中でリーズの中に生まれた感情は、怒りだった。
「ちょっとは抗いなさいよ!」
リーズはハーティとイルに対して怒っていた。
何もしなければ、この地獄は永遠に続く。だったら少しでも抵抗して、状況を変えようと努めるべきではないのか。
自分が一生懸命にカケララに抗っているのに、まったく動こうとしない二人を前にすれば責めたくもなる。
目に痛みが走り、ドロリと何かが頬を伝った。
触ると指にネットリとした感触。指には血がついていた。
ついにリーズにも血の涙が流れはじめたのだ。
(駄目ですわ。人のせいにしては……)
リーズには希望がある。
信じるものがある。
ゲス・エストが必ず世界を救ってくれる。
だから、自分が足をひっぱるわけにはいかない。
彼の力になりたい。
「ハーティさん、イルさん。もっと信じて……」
「信じる? 何を……?」
「エストさんのことですわ。あの方は必ずカケラを打ち破ってくださいます。その未来のために、わたくしたちがカケララに負けて足をひっぱるなんてこと、絶対にあってはなりませんのよ」
そこまで言ったところで、リーズは胸を貫かれて声を奪われた。
吐血して頭をもたげ、ダラリと両手を垂らす。
現状を変えたいという気持ちはハーティもイルも同じだ。どんなに楽な道を選ぼうと、地獄が続いていることに変わりはない。
リーズの言い分には一理あり、一考の余地がある。
しかし――。
「あたしはあなたとは違うのよ」
ハーティにとって、ゲス・エストに抱いている感情は憎しみしかなかった。
事の発端は、元を辿ればクラス委員長のシャイル・マーンがハーティにとって目の上のタンコブだったことに行き着く。
ハーティは熱の発生型魔導師、シャイルは炎の操作型魔導師。
魔法の系統は似ているが、シャイルは魔導師にとって花形ともいえる魔法で、片やハーティは目に見えない地味な魔法だ。
しかしハーティはシャイルよりは強い自信があった。シャイルがそんなに魔法を使いこなせていないことは見てすぐに分かったし、対してハーティは自在に魔法を使いこなしていた。
ただ、彼女の熱という魔法の性質上、相手を戦闘不能になるようなダメージを与えれば後遺症が残ったり、死を与えてしまう危険性があった。熱の魔法はまるで毒のような魔法だった。だからいつも本気を出せなかった。
弱肉強食が摂理たるこの世界において、自分よりも弱いハーティが偉そうにクラスを指導し、自分にも指図をしてくるのが許せなかった。
目立つ魔法だから人気を集めて推薦されたにすぎないくせに、といつも思っていた。
そんな彼女に立ち位置を分からせてやろうとしたときだった。
ハーティがシャイルに突っかかっていくと、転入してきたばかりのゲス・エストが偉そうに出しゃばってきた。
そのときに、ハーティは本気を出せば誰よりも強いというのが単なる自惚れだったと思い知る。
ゲス・エストに死ぬ思いを強いられ、学院でも上位の実力者というプライドも粉々に撃ち砕かれた。あまりにも一方的で、自分の力の一端すら見せることを許されず、ひどい醜態を晒させられた。
よりにもよって、あのシャイルの前で。
それ以来、ハーティにとってはシャイル以上にゲス・エストが憎い。いつか復讐してやろうと、いまだに虎視眈々と隙をうかがっている。
しかしながら、この戦いにおいてその憎しみが糧になるかといえば、そんなことはまったくない。
カケララへの恐怖は、ゲス・エストの比ではなかった。
ゲス・エストとは比べ物にならないくらい残虐な仕打ちを継続して受けている真っ最中なわけだが、あまりにも恐ろしい存在には、憎悪を抱く余地すらなかった。
「次はあたしなのね……」
全身に服とオーラの紅をまとった少女がハーティの元へとやってきた。
何度経験しても震えが止まらない。
今回は肩に腕を回してきた。服越しでも冷たさが伝わる五本の指が、そっと背中にあてがわれた。
刺さるような痛みはない。あえて爪を引っ込めているようだ。しかしそれが痛みを数倍に跳ね上げることになる。
爪よりも圧倒的に面積が大きくて抵抗が強いはずの指が、ハーティの背中にゆっくり、ゆっくりと埋没してくる。
それはもちろん、透過などの類ではなく、皮膚と肉を抉っているのだ。
「ああああああああっ!」
気が狂いそうだ。いっそ狂気に堕ちれば楽になれるのかもしれない。
いや、これ以上の最悪を経験したことがないから現状が最悪と思っているが、狂気に堕ちたらもっと地獄なのかもしれない。
でもどんな変化であってもいいからと、単純に変化そのものを望んでしまうほど現状が辛い。
カケララはあの手この手でやり方を変えてきて、ハーティは心臓を引き抜かれては潰される。それを何度も何度も何度も何度も繰り返される。
「ハーティ!」
ハーティは朦朧とする意識の中で、冷凍保存していたかのようにいつでも新鮮な痛みを味わいながらイルの声を聞いた。
イルもまた、リーズからゲス・エストの名前を聞いて、その顔を脳裏に浮かべた。
イルにとっても、ゲス・エストは親友のハーティを泣かせた仇みたいな存在だ。しかしイルにとってはただそれだけの存在ではなかった。
彼と関わった回数は少ないが、前向きな記憶もあった。
イルにとってハーティは命の恩人であり、大親友だ。
かつて友人に罠にはめられ、イーターの餌にされそうになったところを助けてもらった。その恩は絶対に忘れない。
そのハーティの心を深く傷つけたゲス・エストが憎たらしいが、しかし、イル自身の過去のしがらみを断ち切る勇気をくれたのもゲス・エストだった。いわば心の恩人。
どちらか一人を取れと言われれば間違いなくハーティを取る。しかし、二人が犬猿の仲だったとして、必ず片方を選ばなければならないのだろうか。
イルは過去の克服を思い出し、彼女の心が立ち上がった。さらに、ハーティに心の内を打ち明けようと勇気を振り絞った。
その決意が彼女を奮い立たせ、そして白いオーラを発生させた。
イルは感情を表に出さないタイプだが、起伏は激しいほうだ。ゆえに過去にも黒いオーラや白いオーラを発生させた経験がある。
今度の白いオーラは爆発的に放出され、燃え上がるように激しく持続した。
「ハーティ、ごめんね。私、ゲス・エストのこと、そんなに嫌いじゃないんだ」
ハーティの心に衝撃が走る。一滴の雫が湖面を揺らし、端から端までサーッと駆け抜けたかのように、ハーティの体に染み渡った。
もしその言葉だけだったら、ハーティは違った気持ちになったかもしれない。しかし、白いオーラとともに告げられた言葉には、そこはかとない温かみがあった。不思議と嫌な気がしない。むしろ心が安らぐような気さえする。
イルの胸が貫かれ、心臓が握りつぶされた。
苦痛に歪む表情。焦点が合わなくなる視線。
しかし、そこには小さな強い光が宿っているようにハーティには見えた。
そして、三人の体の時間が巻き戻された。
「そっか……」
そうつぶやいたハーティの体からは、白いオーラが滲み出ていた。
ハーティは自分でも分かっていた。高すぎるプライドが自分の成長の足枷になっていると。
このままでは駄目だ。駄目なのだ。
自分の弱さを認め、受け入れ、変化という険しい道への歩み決意をする。それをやらないのは、できないのと同じだ。変化していないという結果は変わらないのだから。
だからハーティは、過去の、いや、現在の自分との決別を決意する。
「いいんだよ、イル。あたしも……、未来へ進むから!」
ハーティの白いオーラは熱で水が気化したかのように爆発的に膨れ上がった。
ハーティはリーズの方を見た。
リーズのこともまた、シャイルと同じで自分より弱いくせに風紀委員として口出ししてくる目障りな奴だと思っていた。しかし、その考えはもう改める。
他人への妬みは自分の弱さだ。
魔法の強さは成果で示せ。心の強さは言葉で示せ。
「イル、行くわよ! リーズ、あなたも行ける?」
「もちろんですわ!」
白いオーラはリーズが最初に出していた。
紅い涙が出て、すぐにそれを克服したそのときのことだ。
カケララに胸を貫かれたことで意識が弱まったが、時間が戻されて体が復活し、イルとハーティの白いオーラに共鳴するかのように、リーズの白いオーラも暴風のごとく吹き荒れた。
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