85 / 1,519
俺やっちゃいましたか?
しおりを挟む皆が起きたら朝食だ。食後のお茶を飲みながら本日の予定を話し合う。
俺とイゼッタは伸び過ぎた枝払いと更なる木の成長、そしてドア設置。
メイド達は家事等、テイカは午前中休みとした。
王女は余ってるので俺達のサポートと言う名の見学にした。
先ずは外に出難いのでドアを付けたいのだが、壁がまだ癒着しきれてないので壁を成長させなければならない。しかし枝が伸び過ぎて光を遮り効果を阻んでしまっていた。
そんな訳で枝払いから始める。
イゼッタを後ろから布帯で結い、枝の上に回り込んで切って行く。王女はそれを真似て、落とした枝の枝を払い棒にしてもらう。
魔法を飛ばさないのは技術的には簡単らしく直ぐにシャリシャリ音を出していたが、威力を出すのは難しいようだ。綺麗に皮を剥いている。
内側の、高さ五ハーンくらいまで枝を払ったら、木の幹を成長させ、伸びた枝を払いながら壁になるよう癒着させて行く。
壁に穴を開け、角材で枠組みし、ドアを嵌め込み、釘で打つ。ドアを取り付けるのに昼前まで掛かってしまった。
イゼッタは休憩。王女の魔法を指導してもらう。
昼飯食って食休みしたら午後の作業だ。
イゼッタは引き続き王女の指導。メイドとテイカは落ちまくった枝を掃除してもらう。
俺は甘味を摘んで来なきゃならんので背負いカバンを装備して外に出た。
ウロの実をこれでもかと摘んで帰ったらとても喜ばれた。
俺は食わないから好きなだけ食べてくれ。
夕飯まで時間があるが、俺も休みにして仮眠した。
夕飯に生干しナマコのスープが出た。出汁が強く、とてもプルンプルンで、お肌つやつやになりそうだ。マタル粉でとろみが付いてて体が温まるな。干し肉が心許なくなって来たので狩りに行かなきゃ。
「カケル、トイレ作って」
「そうだなー、そろそろ垂れ流しは辞めたいな」
折角だから明日の予定を話し合おう。
皆の要望を挙げさせると、トイレ、ベッド、広いお風呂の要望が出た。どれも欲しいね。
先ずはトイレ、次にベッドでやって行こう。排水や耐水処理の問題があるので風呂は待ってもらった。
この日は風呂に入って直ぐに寝てしまった。目覚めると何故か全裸で、肉布団が五枚重なってたけど俺やっちゃいましたか?否、やられちゃいましたか?
静かな方のメイドの尻がプリンとしてたのでペロってたら、煩い方のメイドにパクられた。
色々あって飯食って、トイレの製作に取り掛かる。家の外、壁の近くに穴を掘る。ここにトイレを作って廊下で繋いでと言う感じ…なのだが、やはり元火山、地盤が緩くて危険だ。
「すぐ崩れる…」
「耐水処理が出来ないが木枠でも埋めるか?」
「石板でも良さそうですね」
「姫様の炎で溶かしてしまえば良いかと」
「そうなの?」
「姫様の火の属性はかなりのものだ」
いきなり本番は嫌なので家からちょっと離れた所で試してもらう。呪文と共に放たれた火球が地面を抉り、焦がし、破裂した。
「イゼッタ水!」
危うく火事になる所だったぜ…。焼けた地面は残念ながら溶けて無かった。
「魔法を飛ばさないように、それと大きさを絞って温度を上げてみろ」
昨日の風と同じく魔法の停滞は出来ている。大きさを変えるのも問題無い。温度が足りないだけなようだ。
「温度のイメージが掴めないか?」
「は、はい。カケル様、お役に立ちそうにありません…」
「そうか。イゼッタ、風」
「ほいきた」
風のビームが火球を貫くと勢いよく燃え上がった。
「カケル様、イゼッタ様、これは…!?」
「複合魔法」
「一人でも出来ると思うが今回はこれで妥協してくれ」
「は、はい」
「一人で石を溶かせるようになってくれると嬉しい」
「頑張ります!」
焼け跡に水を掛けるとシュワシュワグツグツお湯が溜まった。もうこれ風呂で良くね?
否、ガラスは危ないから止めとこう。
0
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
ブラック企業でポイントを極めた俺、異世界で最強の農民になります
はぶさん
ファンタジー
ブラック企業で心をすり減らし過労死した俺が、異世界で手にしたのは『ポイント』を貯めてあらゆるものと交換できるスキルだった。
「今度こそ、誰にも搾取されないスローライフを送る!」
そう誓い、辺境の村で農業を始めたはずが、飢饉に苦しむ人々を見過ごせない。前世の知識とポイントで交換した現代の調味料で「奇跡のプリン」を生み出し、村を救った功績は、やがて王都の知るところとなる。
これは、ポイント稼ぎに執着する元社畜が、温かい食卓を夢見るうちに、うっかり世界の謎と巨大な悪意に立ち向かってしまう物語。最強農民の異世界改革、ここに開幕!
毎日二話更新できるよう頑張ります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる