女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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二刀流

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 娼婦達が帰って、小一オコン程お前に乗馬運動させていると、再び玄関に人の気配があった。外の時間では六リット程だろうからほぼ入れ替わり状態だな。部屋と自分を《洗浄》して降りて行く。

「あンたがカケルかい?女の敵だってね」

玄関のドアを開けると、突然異な事を言う女が立っていた。ズボンにマントで厚着した、剣士スタイルの冒険者に見える。

「俺は仲良くしてるつもりだが、悲しませてしまっているなら悪い事をしたな」

「悪いと思うなら表に出な。その出っ張ってんの、斬り飛ばしてやるよ」

「お前に出来んのか?それに、コレが無いと泣く女も居るから抵抗はさせてもらうぞ?」

「その方が張り合いがあるさ!出て来な腰抜け」

お安い挑発だが、それもまた一興。次の女は此奴だな。外に出て、ドアを閉める。律儀に待ってる辺り、自信はあるみたいだ。

「得物を抜きなよ」

「武器かぁ…。そういや最近はバット振るくらいしかしてなかったな」

《収納》からバットを取り出すと女は少し驚いていたが、直ぐにイヤらしい笑みを浮かべる。

「そんな棒切れでヤるのかい、舐められたモンだね」

「当たれば骨くらいイくぞ?刃物もあるけどそっちにしようか?」

「どっちだって良いさ。けど棒切れに勝っても自慢にならないね」

スラリと腰から抜いた剣は青み掛かったそこそこ良さそうな直剣だ。それなりに稼いでいるみたいだな。

「ならコレでどうだ?最近手に入れた良い奴だ」

バットを仕舞って形見のナイフを二振り、抜身で取り出し軽く構えた。女の顔から笑みが消える。

「え、得物はとんでもないが構えはトーシロじゃないか」

「二刀流は初めてなんだ。構ってやるからじゃれ付いて来い」

女が殺気を纏うと、自然と頭に形見の使い方が浮かんで来る。以前ジョンがグレイブを使った時に言ってたのはコレの事なのだな。

(殺さないように無力化してくれよ…?)

二人の形見に心の中で語り掛け、《威圧》で女を取り囲む。気付いた時にはもう遅い。二つの白刃から放たれた白糸が女の体に巻き付いた。

「何だ!?こりゃ!」

「降参しとけ。このナイフ、手を離したら飛んでって刺さるようになってるみたいだ。それにだんだん痺れて来てるだろ」

「装備の、上から…なんで…」

「匂いかなんか出てるんじゃね?そうそう、降参しなくてももう直ぐ息出来無くなるぞ。殺す気は無いし、気絶したらお前の負けな?」

女が気絶するまで五リットも掛からなかった。《威圧》の壁に前のめりに寄り掛かり、泡吹く女を解放して抱えてやると、自動で玄関が開いた。糸でぐるぐる巻きにされた女を担いで部屋に戻った。巣穴に戻る蜘蛛の気分だ。

「お疲れ様でした」

「殆ど何もしてないよ」

下で鍵を掛けていた筈のお前が、どうして俺より先に部屋に居るのか?
それは置いといて、装備を全て《収納》した女を形見の糸でV字開脚に吊るす。魔力は減るけど大した量じゃないし中々便利だ。ちょっと臭うので《洗浄》すると気絶から目を覚ました。

「ん…これ!なんて格好させてんだ!」

「くんくん…。もう一回くらい洗っとくか」

女の言葉を無視して今度は股間だけを集中して《洗浄》する。

「やっ!冷たっ!!」

匂いも消えてキレイになった股間に舌を這わす。

「止めろ馬鹿ぁ!そんなの気持ち悪いだけだ!ぶっ殺してや「黙りなさい」あがっ…」

女の後ろから、お前が首をキュッとしてる。初めて暗部らしい姿を見たな。

「お前は私とカケル様のラブラブセックスタイムを邪魔したのだから大人しく犯されなさい」

「何でよ!?」

「実力も無いのに突っ掛かって、挙句無様に負けたからでしょ」

「わ、私はっ!負けてなはぁいっ!」

れろれろれろれろ…。

「気絶した時点で負け。生かされてる事に気付きなさい。クンニなんて私達もしてもらった事ないのに…」

中出しした後にはしたくないだけなんだがなぁ。
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