女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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番になった

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「んもう、言ってくだされば…」

 後ろからエージャに声を掛けられた。どうやら皆、起きていたらしい。

「朝から腰砕けにするのはいかんからな。それにこれは此奴に魔力をやってたんだ」

溢れ出す程出したのに、一滴残らず全てを飲み込んだオナホはゆっくりと萎んで壁に変わった。充分な魔力を得られて満足なのだろう。俺はもう少ししていたかった。

「…舐めてみるか?此奴の樹液だが」

「では、失礼して…」

躊躇い無く舌を伸ばすエージャが、先っぽを舐めて直ぐ様口を離した。不味かったのかな?

「何とも、甘露な味わいで…」

「は?」「甘露って、何?」「確かに甘い香りがしますが…」

どれどれどうした、とアイツの前に集まって、一人ずつペロリと舐めてエロい顔になる。甘味はシルケでは超貴重品。甘いちんぽなら尚更だろう。皆交代でペロリペロリと味わっていた。


 朝食を食べて、上の方で寝てるアホを待つ…のだが、降りて来る気配が無い。

「普通なら腹が減って降りて来ると思うんだけど…」

ヤーンを背負ってアホの穴まで飛んで行くと、むにょむにょのオナホに襲われてヘコヘコしてた。

「これ、さっきの…」

気持ち良さそうに腰を振るアホ。こんな奴から魔力が出るとは思えんが、集中して見ると、子種と一緒に仄かに出てた。

「魔力を吸われてる。これでは引き剥がせないな」

「し、死ぬのかい?」

「放っとけばな」

オナホの主に《念話》で語り掛けると、暫くしてニュルっと管が出て、アホの口に入った。栄養でも出すのだろうか?

「此奴はこの木の番につがい なった。養分と魔力を引き換えに、死ぬ迄快楽に溺れて生きていける」

「嫌いじゃ、無かったんだ…。自分がモテると勘違いするまでは、ね…」

アホの隣に座り、髪を撫でるヤーン。暫く撫でて、ギルド証を回収した。

「せめて、最後まで気持ち良くさせてあげてね」

木に語り掛けるが、木には答える口は無い。立ち上がるヤーンを抱き締め舌を絡め合い、別れも告げず下に降りた。

「どうしたんだい?」

「この木に、気に入られちゃったみたい…。嬉しそうに腰を振ってたよ」

いつの間にか、穴は閉じていた。少し気が重いが生き残った俺達は稼いで食って行かねばならん。奮い立たせて狩りに行こう。

 女八人になった俺達は、三十階まで降りながら狩りや箱を開けて昼まで過ごし、夕方には地上へと戻って来た。延長金の一人五万ヤンは、やはり高い気がする。

「こんなに稼いだの初めてだよ」

「安心しな、私達もだよ」

「全てはカケル様のなせる御業です」

それでも黒字だそうで皆ホクホクだ。ドロップの買取りはギルドの方が高く買い取ってくれると言うし、元ハーレムはアホの死亡報告もあるので、皆揃ってギルドに向かった。

「あら、カリータ。それに、ヤーンさん?えっと、貴方はカケルさん…でしたよね?何で女性に囲まれてるんですか?」

「私が説明するよ」

前に出たヤーンが二十一階での出来事を説明し、ギルド証を提出した。

「初めて聞きましたが…、男性には注意を促すよう報告させて頂きます」

ちょっと赤くなった受付嬢が板切れにメモを取る。

「ダンジョンだしな。見張りも立てずに寝るなってだけだろ」

「…ですね。それでも注意はしておかないと」

「切り取って持って帰ろうなんて馬鹿が居るかも知れんしな。多分だがアレ、切ったら木に戻るぞ」

「ぬ、抜けなくなりますね…」

「挿れた状態では切らんだろ」

「あ、あ…、そうですね…」

増々赤くなってしまった。余り揶揄うのも後ろの視線が痛いので、とっとと換金してしまおう。

「ドロップが多くて此処に出せない。場所を変えてくれるか?」

「あ、はい。でしたら係の者を呼んで来ますので買取りカウンターの前でお待ちください」

言われた通り、買取りの前で待つ事暫し、奥から現れたのはハゲで髭モジャの小さいおっさんだった。武器屋の親父と言われてもしっくり来るな。初めて来たのに見覚えのある解体場に誘われ、皆のドロップを換金した。エージャの装備も揃ったし、皆も潤ったようで何よりだ。


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