女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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お触りNG

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 飯を食い、お乳を与えて、寝かせて起こされおしめを替える。女達が頑張ってるので俺も何か手伝えたら良いのだが、どれもやんわり断られてしまった。おしめ洗うのもさせてもらえなくなっちゃったのだが、これがシルケ流のようだ。身重も居るけど協力体制がしっかりしてるので、男は働いて金稼いで来いって事らしい。
今は風呂で、女児達が赤ちゃんの洗い方を学んでる。すっかり女としての自我が目覚めてしまったな…。頑張れ、お姉ちゃん。

「カケル、さみし?」

浴槽に浸かる俺の膝に乗ってるイゼッタは、すっかりスッキリした体型に戻ったが、少しお胸がふっくらしておられる。ロリふつパイ。揉むと出ちゃうのでお触りNGだ。

「俺の生まれた国はさ、男も育児に参加しないと離婚の原因にもなってしまうんだ。勿論何もやらん奴も多いんだが、そう言うのをしないと差別だ何だと世間が煩いんだ」

「旦那さま、気にし過ぎですよ」

浴槽の縁に捕まり、シャリーに因ってバタ足運動されているサミイが言う。尻の鍛錬だと。プリ尻がプリップリになるな。

「カケル様の優しさには感謝の言葉も御座いません。私等、乳母に育てられましたもの。こんなにも一緒に居られる等とは、思っても見ませんでした」

ああ、貴族だとそうなるのか。とても上流階級だ。共働きで託児所に預けるのにも似てるな。浮かぶたわわに見蕩れていると、イゼッタが首をグイッと曲げよった。

「私、シャリーに育てられた」

「私が育てました。…って、そこまではしてませんよ?」

ノリツッコミをサラリとこなすシャリーは、お嬢様のおしめを替えたりする事は無かったようだが、イゼッタが睨みを利かせて口封じを謀っていた。一体何をしたのやら。

「貴族の場合、殆どがお世話役のメイドに育てられますね。私も実家のメイドに育てられていましたから」

「お厳しい方でした」

カロんトコも似たようなモノだな。厳しく躾けられるとギャップ萌え化するのだろうか?アルネスはカロが十代の頃に入って来たんだと。
 貴族は自分が出来無かったから、平民はそれが普通の事だから。とまあそう言う事なのだろう。俺も順応しなきゃなぁ。


 それから約一ヶ月。ラビアン達の子が全員産まれ、総勢二十一赤ちゃん。それにしてもラビアンの子は本当に稀にしか泣かないのな。いつの間にか連れて来て驚かされた。人種の子がホギャホギャしてるのを不思議そうな顔で見てる。何この天使達。
人の子の親の一人、カロとアルネスは、タマリー親子を伴い直々此処に通うようになった。来ても自然とトカゲ料理と甘味しか無いのだが、子供同士一緒に居させるのが良いらしい。とか言いながら食うもん食って帰ってる。
それに従い、カロ邸には島と直通の転移門を増設した。寝具店の転移門はカロ邸へ繋がるように増設し、セカンドハウスの転移門をカロ邸へと移設した。主寝室にドアが増えたので、緊急時以外は夜間の移動は禁止にしたよ。島のドアがリュネの部屋にあるのでおいそれと夜には来れないのだがな。

「カケル様。男はドンと構えて居るものです。家の人を見習う必要は無いですけどね」

今日もバタ足するサミイの向こうで湯浴みを楽しむママ上殿が、上げた髪を直す振りして俺の目を楽しませていた。

そう。ママ上殿が来たのだ。

タマリーが通っているなら私も…と、今日の昼、遂に来てしまった。エージャも居るぞ。彼奴は赤ちゃんのお世話してるので真面目モード中である。親父殿、今夜は何処で飯を食うのか…。眠れぬ夜が続いていたので息抜きになるって言ってるが、確かに疲れた顔してたなぁ。しっかり疲れを癒して頂きたいものだ。

「これだけのお乳があれば負担が減りますね」

「だよなあ。少なくとも半分くらいにはなるのだろうね」

「カケル様の分も用意出来ますよ、うふ」

「ママ。パパを泣かしたら怒るよ?」

「はいはい。パパの事はちゃ~んと、愛してますからね。けど、カケル様のおちんぽ様を見たら、ねぇ?」

わかりみが深い顔をする女達であった。



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