女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

もる

文字の大きさ
856 / 1,519

とても不機嫌

しおりを挟む


 ママ上殿達が帰って二日。島の住民への福利厚生が終わり自由の身になった俺は仕事をする為に外出の支度等している。

「カケル、お出掛け?」

「また女を攫って来るのですか?」

厨房で兎達に食材を分けてもらっていると、赤ちゃんを抱いてお散歩させてるイゼッタとお付のシャリーが現れる。

「流石にそれは酷いぞシャリー。ミスリルや金が採れるゴーレムを探しに行くんだよ」

「そうですか。ご無事にお帰り下さいね」

「いってら」

「行っちゃヤなのーっ!」

「ぐえっ」

…行くの止めようかな。カラクレナイが飛んで来て背中にタックルして来るのを《強化》増し増しで受け止めて、抱き上げる。

「偶には仕事しないと男親失格って言われちゃうんだ。仕事させてよ」

「だったらカララも行くの」

「それはなぁ…。ママの許しが出たらな。後は、大人の同伴付きな?」

「ママに言って来るの!」

もっと抱き合って居たかったのに飛び跳ねて出てってしまった。

「旦那さま、カララちゃんがお出かけしたいからって、言われたんですけど?」

「サミイは冒険者じゃ無いし戦えないから仕事には連れてけないよ」

大人の同伴と聞いて連れて来たのがサミイか。

「ミスリルとか採れるゴーレムを狩りに行くから、サミイは遠慮してくれ」

「はぁ。カララちゃん、旦那さまは仕事なんですから。わたしじゃダメですよ」

「ぐぎぃ…」

「旦那さまが言ってた大人って、大人と言っても大人龍の事ですよ?わたしじゃカララちゃんを守る所か足手纏いですよ」

「やはりそんな話だったか」

あ、ミーネが来た。どう説明したのかは置いといて、一応報告はしたようだな。

「俺一人だとカラクレナイを守れないからな」

「カケル、強いもん。大丈夫なの」

「人の子の中ではそこそこ強いとは思うけど、雄の龍には負けるからな?カラクレナイを奪って嫁にするとか言われたら死ぬ迄戦うが、勝つのは無理だ」

「う…、うぎ…、カケルゥ~…」

泣く子と地頭と龍には勝てぬ。泣く龍の王女であらせられるカラクレナイに勝てる筈も無く、同行を受ける他は無かった。

「カケル…、遊びに行く予定だった…」

で、同伴する大人はネーヴェ。この通りとても不機嫌である。

「ごめんよネーヴェ。俺も謝りに行くからさ。ミスリルとかじゃ無い素材もあげるから許しとくれ」

抱き締めて撫で散らかして転移門を潜り、クリューエルシュタルトへ。そこでたっぷりエッチする。魔力マシマシの子種を注いで機嫌を直してもらうのだ。無理はさせられないけどこれが一番効くからな。

 大きさを調節したアイツでたっぷりと愛部したネーヴェの中を優しく掻き混ぜると、蕩けるように抱き着いて離れない。俺も離したくない。
もう一つのアイツはカラクレナイのお股に収まりグチュグチュといやらしい音を鳴らす。自ら腰を上下し俺に快楽を与えてくれる彼女はもうすっかり女だ。

「カケル、カケルッ。きもちい?ねっ?きもちいー?」

「ああ、気持ち良いよ。ネーヴェもカラクレナイも、直ぐに出すのが…勿体無い、くらいだ。大好きだよ」

「カララも!カララもしゅきーっ」

「カケルゥ~、も、ちょっとだけ、ちょっとだけぇえ」

「二人共、少しだけ動くぞ」

「んっ」「来てなの!」

二人がぐったりする迄良がらせて、魔力たっぷりの子種をこれでもかと注いでやった。

 風呂に入ってお弁当食べて、足りない分は焼肉焼いて、少し寝てから外に出る。

「一体何リット…否、時間止めてるのか?」

「動いてはいる」

そうは言ってもまだ午前中なのだが。その証拠にウラシュ島の住民が食料品店に商品を卸してるのが見える。だが気にしても仕方が無いのでテッチー姉妹の商家へと足を進めた。

「いらっしゃいませネーヴェ様、カラクレナイ様。カケル様もお久しぶりです。今お嬢様達をお呼びしますね」

家政婦さんは俺達に挨拶すると、急々と中に戻ってしまったが、これ断る雰囲気じゃあ無いよなぁ…。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

空手馬鹿の俺が転生したら規格外の治癒士になっていた 〜筋力Eのひ弱少年治癒士が高みを目指す!?〜

くまみ
ファンタジー
 前世は空手部主将の「ゴリラ」男。転生先は……筋力Eのひ弱な少年治癒士!?  「資質がなんだ!俺の拳は魔法を超える!……と、思うけど……汗」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  俺は五里羅門(ごり・らもん) 35歳独身男だ。硬派すぎて女が寄り付かず。強すぎる空手愛と鍛え抜かれた肉体のせいで不本意ながら通称「ゴリラ」と呼ばれていた。  仕事帰りにダンプに跳ねられた俺が目覚めると、そこは異世界だった。だが転生した姿は前世とは真逆。  病弱で華奢。戦闘力最低と言われる職業の「治癒士」(ヒーラー)適正の10歳の少年・ノエル。  「俺は戦闘狂だぞ!このひ弱な体じゃ、戦えねぇ!  「華奢でひ弱な体では、空手技を繰り出すのは夢のまた夢……」  魔力と資質が全てのこの世界。努力では超えられない「資質の壁」が立ちふさがる。  だが、空手馬鹿の俺の魂は諦めることを知らなかった。  「魔法が使えなきゃ、技で制す!治癒士が最強になっちゃいけないなんて誰が決めた?」  これは魔法の常識を「空手の技」で叩き壊す、一人の少年の異世界武勇伝。    伝説の騎士、美少女魔術師、そして謎の切り株(?)を巻き込み、ノエルの規格外の挑戦が今始まる!    

【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……

buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。 みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……

処理中です...