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早く帰って来た
しおりを挟む変わって、大移動の原因についてだが、暗部ではどうやら人に拠る物らしいと結論付けた。これについては鋭意調査中との事だが、隣国が自然災害に扮して国力を落としに来ていると言う線が有力らしい。確たる証拠が揃ったら賠償だ何だと悶着するようだが取り敢えず冒険者は手出しすべきでは無い問題だ。
問題なのはアルア拉致の主犯。これも隣国であると言う。ママ様のおかげで見事失敗し、主犯グループは隣国側が処分、末端は暗部が仕事したそうだ。
標的にはハークも含まれており、これも国力を落とす策略の一環であったようだ。王は老害だし、新しい子が産まれなければ分家筋…御家騒動待った無しだな。それなのに国は無言を貫く。まだ孕ませられるとでも思って居るのだろうか?トカゲのちんぽ、食うのかな?
気になって聞いてみた俺から奪ったトカゲの処遇だが、肉は王が食うのと貴族への下賜に使い、その他の部位は加工して保管されていると言う。勿論ちんぽも保管され、いざと言う日の為大事に取ってあるのだと。
報告が終わり、腹が減る。多分だが、外はまだ朝だ。島の食堂はご飯終わっちゃったし、お前と貴様も顔には出さぬが腹減りだろう。外に出て飯を食いに行く事にした。
「そっちは貴族街だろ?」
お前と貴様に付いて行くと、ギルドとは反対側に進んで行った。
「はい。ハーク様の屋敷にて食べようかと」
「屋敷の場所は分かると思いますが、《隠密》を使いますので目を離さず付いて来てください」
気兼ね無く食べられるとは思うが、帰りが遅くなりそうだよなぁ。
「お前等のは《隠密》スキルだったのか」
「カケル様のは違いましたか」
「俺のは《阻害》だな」
「《認識阻害》ですか…。隠れるのと、見え辛くするとの違いですね」
「そろそろ隠れます」
二人が木の影に隠れると、スッと壁に飛び上がる。これは目視では見付け難い。俺は《阻害》を掛けて空に上がった。
上から見ても、二人の動向は目視では見辛い。魔力視や《感知》でなら分かるんだがな。ゆっくりと付いて行き、ハーク邸の裏手に回ると裏口の木戸をリズミカルにノックする。そして上から侵入した。俺も着地しよう。
「カケル様、不用意に動かぬようお願いします」
「罠がありますから」
ハークやブルランさんが居ない時は罠を張って戦力不足を補うんだって。確かに対人用の罠があるな。浮いてるので足元の罠には引っ掛からんが、用心して進んで勝手口から侵入を果たした。
メイド達と挨拶を交わし、食事を頂きヤリ部屋に帰る。早く帰って来たのには訳があり…、
「カケル様、先発が到着しました」
「此処がカケル様の…」「失礼ですよ?」「よろしくお願いします」
こっちでヤった方が長く楽しめるからだ。腹が減るが其方も抜かり無く、メイドに食料を持って来てもらった。
先発達とのお楽しみが終わり、食事作りが始まると、示し合わせたかのように次発組がやって来る。俺は《洗浄》したベッドで横になり、三人のメイドから奉仕を受けた。
後発組の三人に、たっぷりと子種を注いで三度目の朝食を摂っていると、一度目の朝食を終えたネーヴェ達が部屋に来た。
「カケル様、ご飯だったの?」
「此処に居ると腹が減るからな」
抱き着いて来るラッテの手は仕舞い忘れたアイツを撫でている。
「皆で遊ぶんだろ?」
「そうだけど、カケル様も来てよ。ね?」
ティータも俺ににじり寄り、お強請り目線を投げ掛ける。
「ネーヴェ、良いのか?」
「ん」
良いらしい。暇ではあるので付いて行く事にした。
メイド達に別れを告げ、全員ヤリ部屋を出る。メイド達は貴族街へ、俺達は大通りへ。そして暗部は姿を消した。
「テッチーの家に行くのか?」
「んーん、今日はお外なの」
体の良い護衛って事か。まあネーヴェが居るのでそれも無いがな。
門を出て、街道を行く。橋までは半家畜のゾーイと小物しか居ない。平和な散歩である。
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