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肯定の意思
しおりを挟むまだ部屋に入っても無いのに、光魔法を放たれた訳か…。そして両サイドから刺し込まれる二本の刃。人程度の力では《結界》を壊す事なぞ出来んよ。
「そうか、そうか、つまりお前等はそんな奴等なんだな」
初心者殺し。此奴等はそう言う事もする冒険者だったのだろう。今では時間の止まった暗い空間に、全裸で漂っているに違い無い。リュネの《洗脳》を受けていても指示次第では他人に危害を及ぼすのは奴隷とは違う点だな。勉強になった。
光が収まり、やけに暗く見える室内に入って行くと直ぐに、鳥籠みたいな籠に入った小さな光が震えていた。何となくだが、直感でファンタジー生物だろうと思った。
『閉じ込められてるの?』
《念話》で話し掛けてみる。
(肯定)
思念に近い感覚だ。会話は成り立たなそうだが、意思は感じ取る事が出来るようだ。
『外に出そうか?』
(肯定)
出たいらしい。籠の天井を出られる分だけ《収納》すると、パキッと何かが弾けるような音がした。これは知ってる。結界だ。光の粒は、瞬く間に外に出て、ビュンビュン室内を飛び回ってる。嬉しいのか、出口を探してるのかは分からない。分かるのは光速では無いって事だけだ。
部屋の中は、籠とコイツしか居ない。となると、あのパーティーが部屋を掃除し、籠を置いて外で待ちながら一稼ぎし、運の無い冒険者から副収入を得ると言うシステムだったのだろうか。
『外に行くよ。付いておいで』
(肯定)
もっと深く迄行きたかったが迷子を連れて潜る事は出来無いので来た道を戻る。光の粒は俺の周りをクルクルと飛び回り、光源が安定しないので目に悪い。目を瞑り、《感知》を使って飛んでった。
外に出て、シャバの空気が美味い。時間は昼頃だろうか、陽が真上の方にある。ずっとクルクル回ってた光の粒は、外に出ると同時に見えなくなった。外の方が明るいから見え難くなってるみたい。《感知》にはちゃんとクルクル回ってるのが見えている。律儀な奴め。
『外に着いたよ。自分の住処にお帰り』
(肯定)
ゆっくりと、空の彼方に消えて行く光の粒は、結局肯定の意思しか示さなかった。俺が否定させるような事を言わなかったからではあるが、素直な良い子なのだろう。
再びダンジョンに潜るかを考えて、昼飯を食ってからにしようと思った。暗くて時間感覚の狂うダンジョンだ。律儀に朝から行く事は無いのだ。何なら夜から入っても問題無いだろう。
とは言え飯屋はやって無いので貴族の家で食べ物を分けてもらう事にした。
軽い食事を摂って、主寝室のベッドで仮眠する。メイドや貴族の女達が周りでぺろぺろしているが、好きにやらせておこう。
寝て起きて、女が全裸で跨って居る。揺れるおっぱいが絶景である。
「お、お目覚めっ、ですか!?ぁあっ止まらないいいっ!」
「止まらないなら、仕方無いな。気持ち良くしてくれ」
「あはっ、はああああいいっ!」
喘ぎ混じりの返事をし、女は腰を揺らす。周りを見やるとメイドが居るし、この女は貴族のようだな。
貴族の女を悦ばせ、メイドもたっぷり中出しし、結局夕飯も食べる事になった。食べてる物は外の炊き出しと変わらない。変わっているのは女達がアイツを咥えたまま離してくれず、ベッドの上で腰を振りながら食事していると言う事だけだ。
夜になると男共は男の巣で眠る。そして男女の性交を禁じている。だからなのか、女達の性欲が凄く高まっているのが分かる。夜更かしして全員を悦ばせ、ダンジョンに行くのは翌朝となった。
ダンジョンに朝入るのは理に適っていたのだな。
急いでる訳では無いのだが、あまり遅くなると皆が心配するので地下二十階迄急いで向かう。昨日みたいな奴等も居らず、一番乗りでボス部屋に入ると、魔法陣から敵が出て来る。出て来る前から脳味噌スカスカにして煙にし、ドロップを回収して階段を降りた。
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