女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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お通夜

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 そして、夜が明けた。食事を済ませ、片付けを終えるとまだ息のある野盗の前に冒険者達は集められた。

「此処で殺らんと今日迄やって来た事が無駄になる!気合い入れろよ!?さあ前に出ろっ」

ダミヤンの声に、昨夜首を取れなかったお手頃価格達がおずおずと前に出る。女五人は誰も殺れて無いようだ。それに五組から三人、六組は四人の十二人。

「弥一、お前も殺って来い」

「えぁ?俺はベシャッてしたろうが」

「魔法は殺した感が少ないからな。それに、一人だけ高みの見物じゃボッチになっちゃうぞ?」

「マジかよ~」

「ほれほれ行け行けゴゴゴゴー」

俺の言葉に渋々と、弥一が殺る男女の中に加わった。

 今から殺される賊共は、放って置いても死ぬだろう。煉瓦の壁に潰され折れて、呻く程度の鮮度である。

「皆、得物は持ったかー」

「「「お、おう」」」

「誰が最初とかどうでも良い。とっとと殺って楽になれ。行けっ」

ダミヤンの掛け声でゾロゾロ近寄るお手頃価格達。抜いた得物を手にして居るが、痛みに呻く視線を受けて、躊躇い動きが止まってしまう。

「早く帰ってベッドで寝るっ」

日和った奴等に先駆けて、弥一の剣が野盗の胸に刺し込まれた。お手頃価格の剣である。思い切り行かねば刺さらない。体重を乗せた一撃が、装備を剥かれた男の胸にめり込んで、血で汚れた得物を引き抜いた。肺に流れているのだろう、傷口からの出血は殆ど無かった。

「弥一は殺した経験があるのか」

「昨夜殺ったし、ブフリムと変わらないですよ」

ダミヤンの問いに答える弥一はすっかり冒険者だな。その後、残された男女も刃物を野盗に突き刺して、皆が野盗の討伐を成し遂げた。


「お通夜だなぁ」

 メルタールへ向かう荷車の中は、皆ぐったり死んだようになっている。

「翔よう」

「何だ?」

「酒飲んだら、忘れるかな?」

「覚えとく価値なんてねーよ。罪無い男を殺して、女は拉致って腰振ってた奴等だぞ?」

「…そか……。殺んなきゃ被害が減らないん、だな」

「ディワダとアジトに行ったろ?あの時十人保護した。孕んでるのも居てな、メルタールに戻ったら堕ろす予定だ」

「正義は、あったのか」

「勝てば官軍だぜ?」

「だよな。…飯食って、女抱きたい。金貸してくれよ」

「討伐の報酬握って娼館行って来い」

「ケチちんぽめ…」

…寝たか。俺も寝たいがまだ一仕事ある。他の車両に一言告げて、バルタリンドに《転移》した。

「カケル様?」

「シャリー?あまり此処に居たらダメだぞ?」

施設へ飛ぶとシャリーが片付け作業の指揮を執って居た。施設内は時間が外と違うので、妊娠期間が短くなってしまうのだ。

「他所から女を攫って来たと聞いたので」

「野盗の塒に居たのを助け出したんだっ」

「皆さん洗ってご飯をあげて、客間に寝かせてありますよ」

「トイレは?」

「ちゃんと一人で行ってます。お風呂に集めますか?」

「ラビアンに任せて、お前はカロ邸へ戻りなさい」

「え、はい」

妊娠に見せるモノじゃ無いからな。シャリーが施設を出たのを確認して浴室へ向かった。

「カケル様、呼んで来ました」

浴槽に浸かり体を清めているとラビアンが女達を連れて来た。皆、全裸に剥かれてる。

「ありがとう。尻を出せ」

「はいっ」

湯から上がり、スカートを捲ったパンツの上からアイツを擦り付けた。女達の目がアイツを捉え、ゴクリと息を飲む。

「何時も頑張ってくれてありがとな」

「勿体無いですっ、早くっ、あああっ」

滑りを纏ったアイツがパンツの横から押し込まれ、ラビアンの良がり声が浴室に響く。

「皆が妬むから一回だけな?」

「はいっ、後で、たっぷりっ、お願いしまああす!」

喘ぎ声といやらしい水音が女達の耳に入ると、直立姿勢の女達は顔を赤らめ股をモジモジさせだした。野盗に犯されていたのに、疼いてしまうのは女の性か。

「ああん!カケル様っ、中にっ中にくださぁいっ!いっ、いっひいいっ!」

シャバシャバの子種を注ぎ込み、噴き出す様子を女達に見せ付けた。
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