1,346 / 1,519
ハニートラップ
しおりを挟む「貴方、ロデュローン、貴方方はお話の邪魔よ。ささっ、サロンは冷えるわ。お茶を淹れさせますから、彼処の部屋へどうぞ。カルメリア」
サロンは別に寒くも無いが、リアを囲んで女達が退室する。義姉殿も付いてくのか。
「カ、カケルよ…」「我々は…」
妻に怒られ小さくなってしまった二人に真相を話す。
「正直危ない所だぞ?この国の貴族を全員溶かし殺してしまいそうなくらい、我が家の龍はイラついてる。ミネストパレス王は特にな」
「龍が、王…じゃと…」
「散々土地を焼いてた国がニヤニヤしながら寄ってみろ。商談なんて纏まる筈が無い。我を通すなら、焼かれる覚悟をした方が良い」
「公国には花の龍の加護があるっ」
「無い!花の龍が好いて居たのは初代であり国その物だ」
俺の返しに言葉を詰まらせるロデュローン。
「今日は日帰りの予定だ。考える時間には足りるだろ」
そう告げてリア達を追った。
「とっ、殿方のお立ち入りは困りますっ」
「それに貴方誰!?」「誰か!誰かーっ!?」
風呂に入っているらしい。確かにサロンよりは温かい…のか?推して参る訳にも行かず、名乗りを上げると別室に通された。結構広めの客室で、メイドが付いてお茶が出る。自白剤入りでは無いようだ。
「あ、あの。私の事、覚えておいでで御座いましょうか」
「俺の姿は見えて無かった筈だが?」
「あの時助けて頂いた方がカケル王様である事は、城の者皆存じております」
このメイド、仕事をサボってレイプしていた男共にホモセックスの良さを教えた時の被害者の一人だ。感謝の言葉と涙を流し、膝を着き、手を着いて、頭迄床に擦り付けた。
「お茶を淹れてくれ」
「…はっ、はいっ」
美味いお茶であった。女達が湯上りする迄特にやる事も無いし、寝る。
「カケル王様、奥様方がいらっしゃいました」
メイドの声に気付いて目が覚める。中へどうぞと招き入れると、湯上り達がゾロゾロ入って来た。
「カケル様、お楽しみ頂けて?」
「え?」
「ぐっすり寝ちゃってたよ…。そう言う事なら言ってくれ」
義母の言葉にリアは面食らっているが、俺も大人だ。ハニートラップになりそうだとは思っていたのだ。
「ではこれからお楽しみね」
「はいはい。お菓子どうぞ」
「「わーーい!」」
傍に居るメイドにお菓子の箱を持たせると、ソファーに張り付いた可愛い姪っ子が早く早くと囃し立てる。新たにお茶を淹れ直し、お茶会が始まった。
「貴方様、一先ずは、謝罪なさると言う事になりました」
「心無い謝罪なんて受けてもなぁ」
「それは私共が何とかするわ。あの人達も反省するでしょう」
「そうで無いと、死ぬぞ」
「妹を父殺しの罪人の妻には出来んな」
「俺が殺す訳じゃ無いもん」
「同じ事だ」
「その時は王として頑張って下さいね、義姉殿」
「それならお前が王になれ。私も付いて来るぞ?我が乳、揉んで吸って…したかろう?」
「姉様っ!」
「カケルっておっぱい飲むの?」
「おっぱい飲むなんて赤ちゃんまでだよねー」
「「ねー」」
「大人の女はおっぱいを飲まれる事に喜びを感じるんだよ」
小癪な姪っ子共め。大人マウントで凹ませてやるっ。
「んふ~、カーケルーン」「おっぱいでちゅよ~」
お菓子を堪能した姪っ子共が、ベッドに向かって寄って来て、恥ずかし気も無くおっぱいをぺろんした。まだそう言う歳だしな、未来に期待だ。
「こら、貴女達」
「怒られてやんの。ばぶばぶ~」
「ホントはちゅ~ちゅ~したいクセにぃ~」
「カケルちゅわ~ん、おっぱいでちゅよ~」
ベッドに乗っておっぱいを晒す姪っ子二人を両手で抱え、ぺろぺろっと舌を伸ばす。
「あんっ」「あっ」
少しは大人になれたかな?
「あーなーたーさーまー」
「…リアが怒るから此処迄な?大人になったら旦那にしてもらえ」
「う、うん…」「……ん」
抱えた二人をソファーに戻し、俺もお茶会に参加した。左右からベッタリと圧を掛けて来る姪っ子達に、良き旦那が現れる事を祈る。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します
burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。
その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。
病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~
於田縫紀
ファンタジー
ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。
しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。
そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。
対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。
暗殺者から始まる異世界満喫生活
暇人太一
ファンタジー
異世界に転生したが、欲に目がくらんだ伯爵により嬰児取り違え計画に巻き込まれることに。
流されるままに極貧幽閉生活を過ごし、気づけば暗殺者として優秀な功績を上げていた。
しかし、暗殺者生活は急な終りを迎える。
同僚たちの裏切りによって自分が殺されるはめに。
ところが捨てる神あれば拾う神ありと言うかのように、森で助けてくれた男性の家に迎えられた。
新たな生活は異世界を満喫したい。
【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる