女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

もる

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裏切り者

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 《洗浄》を繰り返し、部屋がキレイになり出すと人を虐める器具も溶けて行く。染み込んでる分が汚れと判断されたのか、とにかく部屋から無くなって、何も無い空間となった。けど此処でお茶を飲む気にはなれないな。
《洗浄》と《治癒》を受けた者が人の形に戻るのはもう少し先だろう。厚いマットを敷いて横にすると奥の部屋に続くであろうドアを開けた。
通路があり、トイレと炊事場に寝室。何処もさっきの部屋より汚いな。部屋も通路も拷問部屋も、螺旋階段迄の通路も全て《収納》で削り取り、一つの部屋にしてやった。《洗浄》連発するよりコッチの方が楽だったぜ。

リフォームから戻ると、虐められていた者等が女だと分かるようになっていた。痩せこけているがおっぱいがあるし、顔に皮が付いている。総勢九人。風になったのは二人。壁の染みになった者は何人居たのだろうか。
小手を外し、近くに居た一人のおっぱいを撫でる。血が通う暖かさと鼓動を感じる。メットを外しておっぱいの先っちょを舐る。出来たての乳首はプリっとして、舌に吸い付くようだ。九人のおっぱいを撫でて舐め、水と果物をお供えすると俺は部屋を出た。薄暗く、臭い螺旋階段を飛んで上がり一階へ戻ると同じ姿の二人の守衛が驚きの声を上げ棘々棒を構える。

「何故出て来た!?」

「何故と言われてもなあ。俺が強いからとしか言えんな。それに、取り調べも無しに拷問とは司法どうなってんの?」

「ひっ人を呼べっ」

「止めときな。竜人が束になっても俺には敵わんよ。女王と話を付けたら母体の義、してやるからさ」

「「母体の義…」」

二人の鎧の内側に、《威圧》の手を忍ばせて、上下四つの丘を揉み、下の谷間を優しく撫でる。

「帰って来る迄良い子で待ってろ。必ず孕ませてやるから」

「んっ…」「ふあ…」

静かにな、と念を押し、《感知》で見えた場所へと《転移》する。そこはこの城の中央、部屋に一つだけある椅子に座り、平伏す者を見詰めるトカゲ。此処は謁見の間のようだ。

「カケルッ!?」「貴様何時の間にっ!?」

平伏していたのは二キャンバルの四と名を知らぬ女。椅子に座っているトカゲは服装的にさっきのトカゲじゃ無さそうだ。

「此処は審議の場であるぞ!」「消えて失せろ!下等種めっ」「不埒者は成敗してくれる!」

「弱いトカゲは口がよく動く」

部屋の隅に居るギャラリーから散々な事を言われ、思わず口が出てしまうと、益々五月蝿くなってしまった。そして誰かに呼ばれたのか、柄の太い薙刀を携えたトカゲがわらわらやって来て囲んで来る。刃は金属製でトゲトゲも付いてる。面白武器だな。此処にある分二十本を《収納》したら、トカゲ兵等は動揺して辺りをキョロキョロ。指示待ちトカゲになってしまった。
装備を《収納》して裸に剥くと、短い尻尾が生えている。殺したトカゲ女には着いてたかな?覚えてないや。《威圧》の手で尻尾を掴んで持ち上げると情けない声を上げた。武器を持ってイキって居てもメスである。総排出孔に《威圧》の棒を突っ込んで、ブルブルヌポヌポ楽しませてやった。

「女王と話を付けに来た。お前で無ければ連れておいで。怖い事しないから。あ、周りで罵声を浴びせて来た奴等は殺してしまうが、構わんか?」

「なっ!」「陛下っ!?」

裏切り者の首が飛ぶ。忠臣なら、椅子に座る者に女王を連れて来るよう仕向けて逃がすとかするだろう。せめて閣下と呼んでいたなら生き長らえたのにな。

「部下は選べよ?俺はカケラント王、カケルだ。下等種に名乗る名等無いっ…とか言うなよ?」

「……」

「クエッ!」

ギャラリーの首が飛ぶ。トカゲ兵が汁を噴く。喘いではいるが表情が無いのでよく分からん。

「名乗りなよ」

「…」「グヒュッ!」

「名乗れ」

スパスパと更に三人斬った所でやっと名乗った。八十八ナの二、だそうな。シャーベットにした奴と名前が違うな。




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