支援魔術師の俺、美女だらけの仲間と世界を救う

yukataka

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第15章「支援魔術の覚醒──隠された真の力」

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告白の夜から一週間が経った。
四人は、以前の関係を取り戻しつつあった。
恋愛感情は残っているが、まずは仲間としての絆を優先することにした。
「今日の依頼は、Aランクです」
アリシアは依頼書を読んだ。

【緊急依頼】
古代遺跡に魔王軍の幹部が侵入
至急討伐求む
報酬:200シルバー
難易度:A

「Aランク……」
蓮は緊張した。
「大丈夫か?」
「大丈夫よ」
リリアは自信満々に言った。
「私たちなら、勝てるわ」
「そうだよ!」
セラも拳を握りしめた。
「あたしたち、最強なんだから!」
「……わかった。行こう」
蓮は決意した。

古代遺跡は、王都から東に半日の場所にあった。
石造りの巨大な神殿。
かつて、古代文明が栄えていた証。
「ここが……」
蓮は遺跡を見上げた。
「不気味ね……」
リリアは魔力の流れを感じ取った。
「強力な魔力が渦巻いている」
「気をつけましょう」
アリシアは剣を抜いた。
四人は遺跡の中へと入っていった。

遺跡の内部は、薄暗く広大だった。
柱が立ち並び、壁には古代文字が刻まれている。
「魔王軍は、何をしに来たんだろう」
セラが呟いた。
「おそらく、古代の魔法を探しているのよ」
リリアが答えた。
「この遺跡には、失われた魔法の知識が眠っているという伝説があるわ」
「失われた魔法……」
「ええ。もし魔王軍がそれを手に入れたら、大変なことになる」
「じゃあ、急がないと」
四人は奥へと進んでいった。

遺跡の最深部に到着すると──
そこには、黒いローブを纏った人影が立っていた。
「ようこそ、トリニティ」
低い声が響いた。
「待っていたぞ」
「お前は……」
アリシアは剣を構えた。
「魔王軍……!」
「俺は魔王軍第一師団長、ダークロード・ザイン」
ザインはフードを下ろした。
30代半ばと思われる男性。
鋭い目つき、傷だらけの顔。
そして、圧倒的な魔力。
「お前らを、ここで始末する」
ザインは魔法を唱え始めた。

「来る……!」
蓮は叫んだ。
「グランド・サポート!」
三人の体が光り輝いた。
「ダークネスストーム!」
ザインが闇の嵐を放った。
「くっ……!」
アリシアは剣で防御した。
「フリーズシールド!」
リリアが氷の盾を展開した。
だが、闇の嵐は盾を突き破ってくる。
「痛っ……!」
三人は吹き飛ばされた。
「強い……!」
「こいつ、今までの幹部とは格が違う……!」
リリアは冷や汗を流した。
「立て」
ザインは冷たく言った。
「これで終わりか? ならば、死ね」
ザインは再び魔法を唱えた。
「シャドウランス!」
無数の闇の槍が、四人に向かって飛んできた。
「まずい……!」
蓮は咄嗟に三人の前に立った。
「神谷さん、危ない!」
アリシアが叫んだ。
だが、蓮は動かなかった。
その瞬間──蓮の体が激しく光り始めた。
「え……?」
蓮自身も驚いた。
視界にメッセージが浮かび上がる。

【スキル覚醒】
支援魔術の真の力が覚醒しました
新スキル:アブソリュート・サンクチュアリ
効果:味方全員を完全防御する結界を展開
持続時間:10分
消費MP:100

「アブソリュート・サンクチュアリ……!」
蓮は本能的に叫んだ。
眩い光が、四人を包み込んだ。
闇の槍が結界に当たるが──
全て弾かれた。
「何……!?」
ザインは驚愕した。
「この結界……まさか……」
「すごい……」
アリシアは呆然とした。
「神谷さんの力が……」
「これが、支援魔術の真の力……」
リリアも驚いていた。
「信じられないわ……」
結界の中で、蓮は膝をついた。
「はあ……はあ……」
MPを大量に消費した。
だが、仲間は守れた。
「神谷!」
セラが駆け寄った。
「大丈夫!?」
「うん……何とか……」
蓮は立ち上がった。
「でも、もう一回は使えない……」
「十分よ」
リリアは杖を構えた。
「あなたが時間を稼いでくれた」
「ええ」
アリシアも剣を構えた。
「今度は、私たちが戦います」
「任せて!」
セラも拳を握りしめた。

三人は、ザインに突撃した。
「はあああっ!」
アリシアの剣が、ザインに迫る。
だが、ザインは軽々と避けた。
「遅い」
ザインの拳が、アリシアの腹に叩き込まれた。
「ぐはっ……!」
「アリシア!」
「フレイムエクスプロージョン!」
リリアの最大魔法が、ザインを襲う。
ドオォォンッ!
爆発がザインを包み込む。
だが──
ザインは無傷で立っていた。
「この程度か……」
「嘘……」
リリアは愕然とした。
「はあっ!」
セラが背後から飛びかかった。
拳がザインの後頭部に迫る──
だが、ザインは振り向きざまにセラを蹴り飛ばした。
「ぐあっ……!」
セラは壁に叩きつけられた。
「くそっ……」
三人は立ち上がったが、ダメージは大きい。
「このままじゃ……」
蓮は焦った。
MPはもうほとんど残っていない。
支援魔法も、あと一回使えるかどうか。
「どうすれば……」
その時──
蓮の胸の中で、何かが弾けた。
再び、視界にメッセージが浮かび上がる。

【新スキル覚醒】
スキル名:リザレクション・ブースト
効果:瀕死の仲間の体力を完全回復し、全能力を一時的に5倍に強化
持続時間:3分
消費MP:残り全MP
リスク:使用後、意識を失う

「5倍……!」
蓮は驚いた。
だが、使えば倒れてしまう。
「……やるしかない」
蓮は決意した。
「みんな、聞いて!」
「何!?」
「今から、最後の支援魔法を使う」
蓮は叫んだ。
「3分で、ザインを倒して!」
「神谷さん……」
アリシアは不安そうに言った。
「また、倒れるんですか……?」
「大丈夫。みんなを信じてる」
蓮は笑顔で答えた。
「行くよ……リザレクション・ブースト!」
遺跡全体が、神々しい光に包まれた。
三人の体が、激しく輝く。
傷が癒え、体力が完全回復する。
そして──
体中に、これまでにない力が漲る。
「この力……!」
アリシアは驚愕した。
「すごい……今の私、無敵な気がする……!」
「信じられない……こんな力……」
リリアも魔力の高まりを感じた。
「やばい……やばすぎる……!」
セラは拳を握りしめた。
「これなら……勝てる!」

三人は、再びザインに突撃した。
だが、今度は違う。
「はああああっ!」
アリシアは光速で移動した。
ザインは避けようとしたが──
間に合わない。
「な、速い……!」
アリシアの剣が、ザインの胸を貫いた。
「ぐはっ……!」
「とどめよ!」
リリアが魔法を放った。
「フレイムノヴァ!」
太陽のような巨大な炎の球が、ザインを飲み込んだ。
「ガアアアアッ!」
ザインは激痛に悶えた。
「最後だ!」
セラが跳躍した。
そして──
渾身の一撃を、ザインの頭部に叩き込んだ。
ドゴォォォォンッ!
遺跡が揺れた。
ザインは地面に叩きつけられた。
「く……そ……こんな……はずでは……」
ザインの体が煙のように消えていった。
「覚えて……ろ……」
ザインは完全に消滅した。

「やった……!」
三人は喜びの声を上げた。
だが、次の瞬間──
「神谷!」
振り向くと、蓮は地面に倒れていた。
「神谷さん!」
アリシアが駆け寄った。
「大丈夫……ですか……」
「うん……ちょっと……疲れた……」
蓮は弱々しく笑った。
「勝てた……?」
「ええ。あなたのおかげで」
リリアは涙ぐんでいた。
「ありがとう……」
「良かった……」
蓮は目を閉じた。
「みんな……無事で……」
そして、意識を失った。

三日後、蓮は王都の医療施設で目を覚ました。
「あれ……?」
「目が覚めましたか!」
アリシアが駆け寄ってきた。
「良かった……本当に良かった……」
「俺、どれくらい寝てた?」
「三日です」
「三日も……」
蓮は起き上がろうとしたが、体がまだ重い。
「無理しないで」
リリアが言った。
「あなた、また全力を使い果たしたのよ」
「そっか……」
「でも、もう大丈夫だよ!」
セラが笑顔で言った。
「お医者さんも、明日には退院できるって」
「良かった……」
蓮は安堵した。

その日の午後、四人は静かに談笑していた。
「神谷さん」
アリシアが真剣な表情で言った。
「あなたの力、本当にすごいです」
「え?」
「支援魔術の真の力……あんなに強力だとは思いませんでした」
「そうね」
リリアも頷いた。
「アブソリュート・サンクチュアリとリザレクション・ブースト……どちらも、規格外の力よ」
「でも、使うと倒れちゃうからな……」
蓮は苦笑した。
「あまり頼りにならないかも」
「そんなことないよ!」
セラが言った。
「蓮の力があったから、あたしたち勝てたんだよ!」
「そうです」
アリシアも微笑んだ。
「あなたは、私たちの要です」
「……ありがとう」
蓮は照れくさそうに笑った。

その時、扉がノックされた。
「入って」
扉が開くと、騎士団長のレオンハルトが入ってきた。
「神谷蓮」
「はい」
「お前の活躍、報告を受けた」
レオンハルトは頷いた。
「魔王軍第一師団長ザインの討伐、見事だった」
「ありがとうございます」
「それで、一つ提案がある」
レオンハルトは真剣な表情になった。
「お前たちに、特別任務を依頼したい」
「特別任務……?」
「ああ。魔王城への潜入調査だ」
「魔王城……!?」
四人は驚愕した。
「魔王軍の幹部を何人も倒したお前たちなら、できるはずだ」
レオンハルトは地図を広げた。
「魔王城は、遥か北の魔境にある。そこに潜入し、魔王軍の動きを探ってほしい」
「……わかりました」
アリシアは決意した。
「私たちが行きます」
「頼む」
レオンハルトは深々と頭を下げた。
「お前たちが、王国の希望だ」

レオンハルトが去った後、四人は顔を見合わせた。
「魔王城か……」
蓮は呟いた。
「いよいよ、本格的な戦いになるな」
「ええ」
アリシアは頷いた。
「でも、私たちなら大丈夫です」
「そうね」
リリアも微笑んだ。
「神谷の支援があれば、どんな敵にも勝てるわ」
「うん!」
セラも拳を握りしめた。
「あたしたち、最強だもん!」
「……ありがとう、みんな」
蓮は笑顔で答えた。
「じゃあ、行こう。魔王城へ」
「はい!」
四人は揃って答えた。

数日後、蓮は完全に回復した。
「よし、準備完了」
蓮は装備を整えた。
「じゃあ、出発しましょう」
アリシアが言った。
四人は王都を出発した。
魔王城への長い旅が、今始まろうとしていた。

だが、旅の途中で──
四人は、意外な人物と再会することになる。
もう一人の転生者、佐藤健太。
彼も、魔王城へと向かっていた。
「よう、神谷」
健太は剣を背負って立っていた。
「お前らも、魔王城に行くのか?」
「ああ」
蓮は頷いた。
「騎士団からの依頼で」
「そうか」
健太は腕を組んだ。
「じゃあ、一緒に行くか」
「え……?」
蓮は驚いた。
「お前、一人で行動するんじゃなかったのか?」
「まあな」
健太は少し照れくさそうに言った。
「でも、魔王城は流石に一人じゃ厳しいと思ってな」
「……」
蓮は健太を見つめた。
少しだけ、変わった気がした。
「わかった。一緒に行こう」
「おう」
健太は笑顔で答えた。
五人は、魔王城へと向かって歩き出した。

新しい仲間が加わり、パーティは五人になった。
支援術師の蓮。
騎士のアリシア。
魔術師のリリア。
獣人戦士のセラ。
そして、剣聖の健太。
五人が揃えば、無敵だ。
「よし、行くぞ」
蓮は拳を握りしめた。
「魔王城へ」
五人は、未知の領域へと進んでいく。
激しい戦いが、彼らを待ち受けている。
だが、彼らは恐れない。
仲間がいる。
信じ合える仲間が。
それがあれば、どんな困難も乗り越えられる。
五人は、希望を胸に進んでいった。
物語は、クライマックスへと向かっていく。

その夜、野営地で五人は焚き火を囲んでいた。
「明日から、本格的な旅になるな」
健太が言った。
「魔王城まで、どれくらいかかるんだ?」
「おそらく、一ヶ月はかかります」
アリシアが答えた。
「魔境は危険な場所ですから」
「一ヶ月か……長いな」
「でも、みんなと一緒なら楽しいよ!」
セラが笑顔で言った。
「うん」
蓮も微笑んだ。
五人は静かに焚き火を見つめた。
星空が美しい夜だった。
新しい冒険が、今始まろうとしていた。
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