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一章
第14話 魔界式ネチネチおしおき
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「おい、お前ら」
痛みにうめきながら完全に戦意を失っている男どもに近づいていく。
「ひいっ!」
「そんなに怖がるな。で?誰の差し金だ?言うてみ」
魔族のさがだろうか。
まだ終わりにするのは甘い気がした。
……どれ、もう二度とこのような行いに出ないよう、少々懲らしめてやろうではないか。
「さ、さし、がね……?」
血の流れる肩を押さえながら、リーダー格の男は消え入るような声で聞き返した。
どうやら意味を理解していないらしい。
「お前らの行為、嫌がらせにしては度を越えておるよなあ。これは誰かの命令で、たとえばほかのパン屋がマヤのパンの評判を下げようとしていてお前たちを雇ったということもあり得る。もしくは大きな組織が絡んでいるのかもしれん。だとしたら、放っておけんな」
俺は適当な言いがかりをつけて、大げさに肩をすくめた。
「ああ、これはどんな手を使ってでも聞き出し原因をつきとめねば、後々同じようなことが起こるだろうなあ。それはいかん。仕方ない。これは仕方のないことなのだ」
「?」
「それで、改めて聞くが、誰の差し金で動いている?」
「い、いや、俺がこいつらをまとめていて、ほかには何も……」
俺はリーダー格の男の片手を押さえつけた。
そして男から奪ったナイフを使い、男の小指の爪を強引に引き剥がす。
「ぎゃああああっ!」
男は悲鳴を上げた。
「黙っていてもいいことはないぞ。誰だ?誰に言われた?」
「だっ、誰にも言われてない――うぎゃああっ」
薬指の生爪も剥ぐ。
男はのたうち回ろうとするが、俺が手首を押さえつけているのでそれもままならない。
「ほっ、本当だ。上には誰もいねえ……」
「嘘だな。俺にはわかる。言え。でないと楽になれんぞ」
「本当に、ほかには誰もいない……」
「強情なやつだ。教えろといっておるのがわからんか?」
「あああああっ!」
もう一枚剥がす。
そして俺は脅すように重い口調で続けた。
「どうやらまだ立場がわかっておらんようだな。これは質問ではない。答えなくていい、という選択は存在しない。吐け」
「すいませんでした……もう、もう許し………」
「質問以外の回答は許可していない」
「ぎゃあああっ!」
俺は魔法で自宅に保管している治癒の魔法薬を召喚する。
「これがなにかわかるか?傷を癒す魔法薬でな、家にいくらか保管している。しかもこれは通常よりずっと効力が強くてな、飲めば軽い傷ならたちどころに治り、患部にかければ切断箇所さえも再生できる。……ラミナ」
ラミナに言って、手首を切り落とされたごろつきの一人に魔法薬をかけて、切られた手首を拾ってくっつけさせる。
手首は何事もなかったかのようにくっつき、傷の跡さえ残らず元通りになる。
「この意味がわかるか?」
拷問をうけているリーダー格の男に諭すように語りかける。
「こういう回復薬があれば、百本でも二百本でも爪を剥げるし指を詰められるのだ。どこをどう刺そうが削ごうが抉ろうが切断しようが、生きていればこの魔法薬で再生し再び同じようなことができるようになる。お前が本当のことを吐かない限り、何百回でも何千回でも、何日でも質問は続けられるぞ」
「ひ、ひでえよ!そこまですることないだろ!」
ごろつきの一人が見かねて叫んだ。
俺は微笑った。
「ひどいというのならばお前らの誰か一人が代わりになれ」
「え……」
「誰か代わりに拷問を受けるというのなら、そうだな、指の爪二十本でお前らの言い分を信じてやってもいい。それでもいいというなら名乗り出ろ」
「ぎゃああああっ!」
爪を剥ぎながら説明する。
リーダー格の男はもう、痛みで暴れる力もなくなっている。
「さあ、はよう名乗り出ろ!」
「…………」
俺が言うと、ごろつきの男たちは次々無言で目をそらした。
リーダー格の男の表情が絶望に歪む。
「残念だったな。代わりになる者はおらんようだ」
そう、俺が見たかったのはこの光景だ。
かりそめの信頼感が、音を立てて崩れていく瞬間。
本当に信頼しあっているなら、この男のために誰か勇気のある者が代わりを務めようとしただろうにな。
「爪はそろそろ慣れてきたであろう?別の場所にしようか。そうだな、どこにしようか……?」
俺は男の全身をゆっくり眺めた。
恐怖に歪む男の顔。
俺はそれを指さす。
「その反抗的な顔が気に入らんな。決めた。鼻を少しずつ削いでいこう」
「………!!」
反抗的な顔なんてしていない、と言いたげに、男の表情がこわばった。
「――何事か!」
再開しようとすると衛兵が二人俺たちを見つけ駆けつける。
「もう来たのか。優秀だな。いたぶり甲斐がない」
俺はナイフを捨てて立ち上がった。
事前に、ラミナに衛兵を呼ぶよう頼んでおいたのだ。
彼女が遅れてやってきたのはそのためだ。
「コーラルどの、これは一体どうしたのだ?」
サリヴィアも衛兵と一緒にやってくる。
「ああ、そうか。サリヴィアに知らせてくれたのだな。もう少しかかるものだとおもっていたぞ」
「ダメだった?」
「いや、いいタイミングだった」
ラミナに答えて、俺はサリヴィアにことの顛末を説明する。
ただし、男どもの罪が重くなるよう、俺たちにお咎めがいかないよう、少々色と脚をつけて。
こういった手合いは隠れていくらでも罪を重ねているものだからな。
多少大仰なくらいがちょうどいい。
「助けてくれ……爪が………拷問……」
「拷問?何を言っている?どこにそんな傷があるのだ。いいわけをするならもっとましな言い訳をしろ!」
兵士に怒鳴り散らされて、男たちは萎縮した。
さっさと魔法薬を男の手に振りかけたので、拷問の証拠はもうない。
ラミナのつけた傷は残っているが、大人しくさせるためにやむなくやったということにしよう。
「とりあえずマヤは私が預かろう。目覚めるまで私の家に寝かせることにする」
とサリヴィアは寝息をたてるマヤを軽々とお姫様だっこして言った。
「ああ、助かる」
「しかし魔法を使う相手に対し、無傷で立ち回るとはな。やはりコーラルどのには冒険者か兵士が向いているのではないか?」
「いやあ、間一髪だったんだよ。はは」
俺は笑ってごまかした。
「ん?いや、待てよ………」
俺は思案を巡らせる。
「そうか――妙案を思い付いたぞ」
「?」
ラミナは首をかしげる。
「これなら、わかるかもしれん」
「何が?」
「マヤのパンが売れない理由だ」
ようやっとマヤの力になれるかもしれん。
そうと決まれば……少し寄り道してから家へ帰ることにしようか。
痛みにうめきながら完全に戦意を失っている男どもに近づいていく。
「ひいっ!」
「そんなに怖がるな。で?誰の差し金だ?言うてみ」
魔族のさがだろうか。
まだ終わりにするのは甘い気がした。
……どれ、もう二度とこのような行いに出ないよう、少々懲らしめてやろうではないか。
「さ、さし、がね……?」
血の流れる肩を押さえながら、リーダー格の男は消え入るような声で聞き返した。
どうやら意味を理解していないらしい。
「お前らの行為、嫌がらせにしては度を越えておるよなあ。これは誰かの命令で、たとえばほかのパン屋がマヤのパンの評判を下げようとしていてお前たちを雇ったということもあり得る。もしくは大きな組織が絡んでいるのかもしれん。だとしたら、放っておけんな」
俺は適当な言いがかりをつけて、大げさに肩をすくめた。
「ああ、これはどんな手を使ってでも聞き出し原因をつきとめねば、後々同じようなことが起こるだろうなあ。それはいかん。仕方ない。これは仕方のないことなのだ」
「?」
「それで、改めて聞くが、誰の差し金で動いている?」
「い、いや、俺がこいつらをまとめていて、ほかには何も……」
俺はリーダー格の男の片手を押さえつけた。
そして男から奪ったナイフを使い、男の小指の爪を強引に引き剥がす。
「ぎゃああああっ!」
男は悲鳴を上げた。
「黙っていてもいいことはないぞ。誰だ?誰に言われた?」
「だっ、誰にも言われてない――うぎゃああっ」
薬指の生爪も剥ぐ。
男はのたうち回ろうとするが、俺が手首を押さえつけているのでそれもままならない。
「ほっ、本当だ。上には誰もいねえ……」
「嘘だな。俺にはわかる。言え。でないと楽になれんぞ」
「本当に、ほかには誰もいない……」
「強情なやつだ。教えろといっておるのがわからんか?」
「あああああっ!」
もう一枚剥がす。
そして俺は脅すように重い口調で続けた。
「どうやらまだ立場がわかっておらんようだな。これは質問ではない。答えなくていい、という選択は存在しない。吐け」
「すいませんでした……もう、もう許し………」
「質問以外の回答は許可していない」
「ぎゃあああっ!」
俺は魔法で自宅に保管している治癒の魔法薬を召喚する。
「これがなにかわかるか?傷を癒す魔法薬でな、家にいくらか保管している。しかもこれは通常よりずっと効力が強くてな、飲めば軽い傷ならたちどころに治り、患部にかければ切断箇所さえも再生できる。……ラミナ」
ラミナに言って、手首を切り落とされたごろつきの一人に魔法薬をかけて、切られた手首を拾ってくっつけさせる。
手首は何事もなかったかのようにくっつき、傷の跡さえ残らず元通りになる。
「この意味がわかるか?」
拷問をうけているリーダー格の男に諭すように語りかける。
「こういう回復薬があれば、百本でも二百本でも爪を剥げるし指を詰められるのだ。どこをどう刺そうが削ごうが抉ろうが切断しようが、生きていればこの魔法薬で再生し再び同じようなことができるようになる。お前が本当のことを吐かない限り、何百回でも何千回でも、何日でも質問は続けられるぞ」
「ひ、ひでえよ!そこまですることないだろ!」
ごろつきの一人が見かねて叫んだ。
俺は微笑った。
「ひどいというのならばお前らの誰か一人が代わりになれ」
「え……」
「誰か代わりに拷問を受けるというのなら、そうだな、指の爪二十本でお前らの言い分を信じてやってもいい。それでもいいというなら名乗り出ろ」
「ぎゃああああっ!」
爪を剥ぎながら説明する。
リーダー格の男はもう、痛みで暴れる力もなくなっている。
「さあ、はよう名乗り出ろ!」
「…………」
俺が言うと、ごろつきの男たちは次々無言で目をそらした。
リーダー格の男の表情が絶望に歪む。
「残念だったな。代わりになる者はおらんようだ」
そう、俺が見たかったのはこの光景だ。
かりそめの信頼感が、音を立てて崩れていく瞬間。
本当に信頼しあっているなら、この男のために誰か勇気のある者が代わりを務めようとしただろうにな。
「爪はそろそろ慣れてきたであろう?別の場所にしようか。そうだな、どこにしようか……?」
俺は男の全身をゆっくり眺めた。
恐怖に歪む男の顔。
俺はそれを指さす。
「その反抗的な顔が気に入らんな。決めた。鼻を少しずつ削いでいこう」
「………!!」
反抗的な顔なんてしていない、と言いたげに、男の表情がこわばった。
「――何事か!」
再開しようとすると衛兵が二人俺たちを見つけ駆けつける。
「もう来たのか。優秀だな。いたぶり甲斐がない」
俺はナイフを捨てて立ち上がった。
事前に、ラミナに衛兵を呼ぶよう頼んでおいたのだ。
彼女が遅れてやってきたのはそのためだ。
「コーラルどの、これは一体どうしたのだ?」
サリヴィアも衛兵と一緒にやってくる。
「ああ、そうか。サリヴィアに知らせてくれたのだな。もう少しかかるものだとおもっていたぞ」
「ダメだった?」
「いや、いいタイミングだった」
ラミナに答えて、俺はサリヴィアにことの顛末を説明する。
ただし、男どもの罪が重くなるよう、俺たちにお咎めがいかないよう、少々色と脚をつけて。
こういった手合いは隠れていくらでも罪を重ねているものだからな。
多少大仰なくらいがちょうどいい。
「助けてくれ……爪が………拷問……」
「拷問?何を言っている?どこにそんな傷があるのだ。いいわけをするならもっとましな言い訳をしろ!」
兵士に怒鳴り散らされて、男たちは萎縮した。
さっさと魔法薬を男の手に振りかけたので、拷問の証拠はもうない。
ラミナのつけた傷は残っているが、大人しくさせるためにやむなくやったということにしよう。
「とりあえずマヤは私が預かろう。目覚めるまで私の家に寝かせることにする」
とサリヴィアは寝息をたてるマヤを軽々とお姫様だっこして言った。
「ああ、助かる」
「しかし魔法を使う相手に対し、無傷で立ち回るとはな。やはりコーラルどのには冒険者か兵士が向いているのではないか?」
「いやあ、間一髪だったんだよ。はは」
俺は笑ってごまかした。
「ん?いや、待てよ………」
俺は思案を巡らせる。
「そうか――妙案を思い付いたぞ」
「?」
ラミナは首をかしげる。
「これなら、わかるかもしれん」
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