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第15話:無事ルーカス様が完治しました
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薬草を飲むと、すぐに眠ってしまったルーカス様。少しは薬草が効いた様だ。
「やあ、アリー、ルーカスの調子はどうだい?」
やって来たのは、副隊長だ。
「はい…かなり辛そうですが、今薬草を飲んでいただきましたので、ちょうど眠っているところです」
「へ~、薬草か。その薬草が効くといいね」
「はい、とにかく私は、ルーカス様が良くなるまで看病に専念いたします。皆様の食事と治癒は行いますが、それ以外はおろそかになるかもしれません。どうかお許しください」
副隊長に頭を下げる。
「そんな事は気にしないで。もうルーカスはダメかもしれないからね。君が傍にいてくれていたらきっと、ルーカスも嬉しいだろう。思う存分、傍にいてやってくれ」
「…はい、ありがとうございます」
副隊長に改めて頭を下げた。
「それじゃあ、もう行くから」
「はい」
副隊長と入れ違いに、ダイたちがやって来た。
「草は捨てて来たぞ。それより、隊長はどうだ?」
「ええ、今眠ったところよ」
「そうか、さっきより少し顔色が良くなった気がする。よかった、隊長にもしもの事があったら、どうしようかと思っていたんだ」
心底安心そうな顔をする3人。
「ねえ、あなた達にお願いがあるの。私が料理作りやケガ人の手当てを行っている間、3人で隊長を見ていて欲しいの。お願い、決して隊長を1人にしないで!」
「ああ、分かったよ。でも、そんなに心配しなくても、隊長は大丈夫だろう」
「いいえ、急に容体が急変する事もあるかもしれないし。いい、絶対に3人で見張ってね。お願い」
必死に3人に訴えた。
「わかったよ。そんなに必死にお願いされなくても大丈夫だ。お前がこの場を離れるときは、俺たちがしっかり見張っているから。安心して欲しい」
「ありがとう。それじゃあ、早速食事の準備をしてくるから、少し見ていてね」
急いで厨房に行き、皆の料理を作った。そして、再びルーカス様の元に戻った。ありがたい事に、食事の後片付けは隊員たちでやってくれるとの事。
そうだ、薬草。
「隊長、起きて下さい。薬草のお時間です」
「ん…またあの苦い薬を飲むのか…」
まだ少し寝ぼけているルーカス様に、再び口移しで薬を流し込んだ。
「アリー、その…口移しは…」
真っ赤な顔で抗議をするルーカス様。あら?口移しはお嫌だったかしら?
「申し訳ございません。隊長が最初に薬を飲ませて欲しいとおっしゃられたので。お嫌でしたか?」
「イヤ…そうではなくて…その…」
熱で赤い顔が、さらに赤くなった気がするが、気のせいだろう。
「申し訳ございません。では、次回からご自分でお飲みください。はい、お水です。それから、食欲はありますか?ミルク粥を作ってきましたが…」
「次回から自分でか…わかった…正直まだ食欲はないが、少しなら…」
「分かりました、では、私が食べさせて差し上げましょう」
早速作っておいたミルク粥を、ルーカス様の口に放り込んだ。
「旨いな…」
嬉しそうに頬を緩ませるルーカス様。それならと、次々と粥を口の中に入れて行き、あっという間に間食してしまった。
その後も3時間おきにルーカス様を起こし、薬草を飲ませる。肉体的にかなりきつかったが、それでもルーカス様の為に頑張った。そのお陰か、2日後。
「アリー、君のお陰で良くなったよ。ありがとう」
すっかり元気になったルーカス様の姿が。
「隊長が元気になって、本当によかったです」
私はこの2日間、ろくに睡眠をとっていないので、眠くてたまらない。それでもルーカス様の元気な姿を見たら、頑張った甲斐があったなっと、つくづく思った。
「隊長、元気になったのですね。よかった」
「ルーカス、一時はどうなる事かと思ったが、完治したんだな。よかった」
隊員たちも、ルーカス様の復帰を喜んでくれた。早速その日から、討伐に向かったルーカス様。私はと言うと、討伐に向かう隊員たちを見送った後、たっぷり睡眠をとった。と言っても、食事の準備もあるので、そんなにゆっくりは寝ていられないが。
それでも少し休んだことで、体は元気になった。そして夜は、ルーカス様の快気祝いを行った。沢山の料理を並べ、皆でお祝いをした。
隊員たちに囲まれ、楽しそうな顔のルーカス様を見ていたら、私も自然と笑顔がこぼれる。でも…
問題はまだ残っている。そう、ルーカス様に毒を盛った犯人を捕まえないといけない。きっと犯人はあの人だろう。でも、証拠がない…
とにかく、この隊の中に、王妃様のスパイがいる事だけは確かだ。お兄様たちとの合流まで、約2週間。それまでに、犯人はきっとまた動いてくるだろう。
なんとかルーカス様を守らないと!
「やあ、アリー、ルーカスの調子はどうだい?」
やって来たのは、副隊長だ。
「はい…かなり辛そうですが、今薬草を飲んでいただきましたので、ちょうど眠っているところです」
「へ~、薬草か。その薬草が効くといいね」
「はい、とにかく私は、ルーカス様が良くなるまで看病に専念いたします。皆様の食事と治癒は行いますが、それ以外はおろそかになるかもしれません。どうかお許しください」
副隊長に頭を下げる。
「そんな事は気にしないで。もうルーカスはダメかもしれないからね。君が傍にいてくれていたらきっと、ルーカスも嬉しいだろう。思う存分、傍にいてやってくれ」
「…はい、ありがとうございます」
副隊長に改めて頭を下げた。
「それじゃあ、もう行くから」
「はい」
副隊長と入れ違いに、ダイたちがやって来た。
「草は捨てて来たぞ。それより、隊長はどうだ?」
「ええ、今眠ったところよ」
「そうか、さっきより少し顔色が良くなった気がする。よかった、隊長にもしもの事があったら、どうしようかと思っていたんだ」
心底安心そうな顔をする3人。
「ねえ、あなた達にお願いがあるの。私が料理作りやケガ人の手当てを行っている間、3人で隊長を見ていて欲しいの。お願い、決して隊長を1人にしないで!」
「ああ、分かったよ。でも、そんなに心配しなくても、隊長は大丈夫だろう」
「いいえ、急に容体が急変する事もあるかもしれないし。いい、絶対に3人で見張ってね。お願い」
必死に3人に訴えた。
「わかったよ。そんなに必死にお願いされなくても大丈夫だ。お前がこの場を離れるときは、俺たちがしっかり見張っているから。安心して欲しい」
「ありがとう。それじゃあ、早速食事の準備をしてくるから、少し見ていてね」
急いで厨房に行き、皆の料理を作った。そして、再びルーカス様の元に戻った。ありがたい事に、食事の後片付けは隊員たちでやってくれるとの事。
そうだ、薬草。
「隊長、起きて下さい。薬草のお時間です」
「ん…またあの苦い薬を飲むのか…」
まだ少し寝ぼけているルーカス様に、再び口移しで薬を流し込んだ。
「アリー、その…口移しは…」
真っ赤な顔で抗議をするルーカス様。あら?口移しはお嫌だったかしら?
「申し訳ございません。隊長が最初に薬を飲ませて欲しいとおっしゃられたので。お嫌でしたか?」
「イヤ…そうではなくて…その…」
熱で赤い顔が、さらに赤くなった気がするが、気のせいだろう。
「申し訳ございません。では、次回からご自分でお飲みください。はい、お水です。それから、食欲はありますか?ミルク粥を作ってきましたが…」
「次回から自分でか…わかった…正直まだ食欲はないが、少しなら…」
「分かりました、では、私が食べさせて差し上げましょう」
早速作っておいたミルク粥を、ルーカス様の口に放り込んだ。
「旨いな…」
嬉しそうに頬を緩ませるルーカス様。それならと、次々と粥を口の中に入れて行き、あっという間に間食してしまった。
その後も3時間おきにルーカス様を起こし、薬草を飲ませる。肉体的にかなりきつかったが、それでもルーカス様の為に頑張った。そのお陰か、2日後。
「アリー、君のお陰で良くなったよ。ありがとう」
すっかり元気になったルーカス様の姿が。
「隊長が元気になって、本当によかったです」
私はこの2日間、ろくに睡眠をとっていないので、眠くてたまらない。それでもルーカス様の元気な姿を見たら、頑張った甲斐があったなっと、つくづく思った。
「隊長、元気になったのですね。よかった」
「ルーカス、一時はどうなる事かと思ったが、完治したんだな。よかった」
隊員たちも、ルーカス様の復帰を喜んでくれた。早速その日から、討伐に向かったルーカス様。私はと言うと、討伐に向かう隊員たちを見送った後、たっぷり睡眠をとった。と言っても、食事の準備もあるので、そんなにゆっくりは寝ていられないが。
それでも少し休んだことで、体は元気になった。そして夜は、ルーカス様の快気祝いを行った。沢山の料理を並べ、皆でお祝いをした。
隊員たちに囲まれ、楽しそうな顔のルーカス様を見ていたら、私も自然と笑顔がこぼれる。でも…
問題はまだ残っている。そう、ルーカス様に毒を盛った犯人を捕まえないといけない。きっと犯人はあの人だろう。でも、証拠がない…
とにかく、この隊の中に、王妃様のスパイがいる事だけは確かだ。お兄様たちとの合流まで、約2週間。それまでに、犯人はきっとまた動いてくるだろう。
なんとかルーカス様を守らないと!
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