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第3話:いざ、出発です
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翌日、今日は貴族学院の終業式だ。相変わらずミア様と仲良しなオスカー様。そんな姿を見たら、やっぱり私の判断は間違っていなかったのだと改めて思った。
「相変わらずあの2人は仲がいいわね。それでアメリア、交渉は成功したの?」
「もちろんよ。お父様たちに、いかにオスカー様がミア様と愛し合っているのか熱弁したわ。お父様も分かってくれた様で、近いうちに侯爵様に婚約を解消したい旨を伝えてくれるみたいよ」
「そっちじゃなくて、私が聞きたいのは商船の方よ!」
「そっちももちろんOKが出たわ。そもそも、私は好きな人の幸せの為に自ら身を引き、深く傷ついているのよ!その事も考慮してくれて、お父様はOKしてくれたわ!それに、ファビアナもお父様に手紙を書いてくれたのよね。ありがとう」
「それは良かったわ。そう言えば、今朝家の父親宛に、あなたのお父様から手紙が来ていたわ。途中から苦笑いしていたけれど、何が書いてあったのかしら?」
「もう、お父様ったら過保護なんだから!そうそう、あなたに借りた世界に関する本、とても面白かったわ。それにしても、空に浮かぶ街があるなんて驚きね!あそこには、どうやって行くの?」
「定期的に空飛ぶ船が出ているのよ。その船に乗せてもらっていくの。今回行く予定だから、楽しみにしていてね」
「本当に!嬉しいわ!あぁ、早く明日にならないかしら?」
その時だった。
「随分と楽しそうな話をしているね。何を話しているの?」
話しかけてきたのは、オスカー様を連れたミア様だ。
「世界には、空に浮かぶ街があると言う話をしていましたの。素敵でしょう?」
すかさずファビアナがそう答えた。
「へ~、そんな素敵な街があるのですね。行って見たいですわ!ね、オスカー様」
そう言うと、オスカー様の腕に絡みつくミア様。
「それじゃあ、ぜひお2人で訪問してみてはいかがですか?きっと素敵な場所ですよ!それじゃあ、私たちはこれで」
正直、身を引くと決めても本人を目の前にすると、さすがに胸が痛い。でも、オスカー様の為だものね!我慢しなくっちゃ。とにかく、2人から離れたくて、ファビアナの腕を掴んで歩き出した。
「待って、アメリア!今日は騎士団の稽古が休みなんだ。久しぶりに、街に買い物でも行かないかい?最近デートも全然していなかったよね」
なぜかミア様を振り払い、私に話しかけて来たオスカー様。優しいオスカー様はきっと今現在の婚約者でもある私に気を使ってくれているのね。でも、もうすぐ婚約を解消するのだから、そんな気遣いは無用よ。
「オスカー様、今日はファビアナと約束しておりますの。それに、私に気を使っていただく必要はございませんわ!ぜひ、自分が思う様に生きてくださいませ!」
私は平気よアピールをした。
「それでは、失礼いたします」
極力笑顔を向け、ファビアナの腕を掴み再び歩きはじめた。
「ねえ、アメリア。もしかして…」
「どうかした?ファビアナ」
「いいえ、何でもないわ!とにかく、明日の準備をしないといけないから、早く帰りましょう」
何かを言いかけたファビアナ。一体何が言いたかったのかしら?
ファビアナとも別れ、馬車へと乗り込む。屋敷に戻ったら、早速メイドに手伝ってもらって、明日の支度をした。船で行くから荷物が多くても大丈夫よ!そうファビアナも言っていたし、向こうに行って不便に感じない様に必要な物はすべて持って行く事にした。
「お嬢様、さすがにこれは多すぎます。少し減らしましょうか?」
大きなスーツケース5つ分になった荷物を見て、苦笑いのメイド達。
「そうね、さすがに少し減らした方が良さそうね」
荷物を全て準備する頃には、既に夕方になっていた。家族で食事を済ませた後、お父様に呼び出された。
「明日、オスカーと侯爵にお前の気持ちを伝えて来るよ!」
「はい、よろしくお願いします!本当に私の事は気にしなくても良いので、さっさと婚約を解消してきてくださいませ。そうだわ!色々な国を回るのですもの。私にも運命の人と出会えるかもしれない!そう思ったら、さらに楽しみになって来たわ」
そうよ、世界は広いわ。オスカー様より素敵な人が現れるかもしれない。そんな私の姿を見て、苦笑いのお父様。
「アメリア、お前が思っている通りには行かないかもしれないが…とにかく話はしてみるよ」
それってどういう意味かしら?よくわからないが、とにかく明日に備えて早く寝る事にした。
翌日
「アメリア、ファビアナ嬢の言う事をしっかり聞くんだよ!いいね」
「分かっているわよ!心配いらないわ、お父様!」
「くれぐれも、知らない人に付いて行ったらダメだよ!」
「子供じゃないのだから、付いて行く訳ないでしょう。お兄様ったら」
「アメリア、これを持って行きなさい。万が一船に乗っていて気持ち悪くなったらこれを飲むのよ」
「ありがとう、お母様」
一通り家族と挨拶を終えたところで、馬車に乗り込み、ファビアナの家へと向かう。そこからはファビアナの家の馬車に乗り換え港まで向かい、船に乗り込むのだ。
ファビアナの家に着くと、早速荷物を乗せ換え、馬車で出発した。馬車に揺られる事1時間、ついに港が見えて来た。
「ファビアナ、海が見えるわ!それに、沢山の船も停泊している」
あまり海を見た事が無い私は大興奮だ!
「アメリアったら、子供みたいにはしゃいで」
そう言ってクスクス笑うファビアナ。馬車がとまったので、2人で手を繋いで降りた。
「アメリア、あれが家の船よ」
ファビアナが指さしたのは、見るからに立派な船だ。
「こんな大きな船に乗って行くのね。なんだかドキドキするわ!」
「ほら、早速船に乗り込みましょう」
ファビアナに手を引かれ、船へと乗り込む。船の中に入ると、いくつもの部屋があった。
「ここがあなたの部屋よ。その隣が私の部屋。何かあったらすぐに私の部屋に来てね」
ファビアナが案内してくれた部屋は、物凄く立派な部屋だ。お風呂やトイレも付いている。
「ファビアナ、こんな立派なお部屋を、私が使っても大丈夫なの?」
「もちろんよ!そうだわ、もうすぐ船が出港するの。せっかくだから、デッキに出ましょう」
ファビアナに連れられて、デッキに出た。どうやら今から出港する様だ。少しずつ港から離れる船。
「ファビアナ、動き出したわ!なんだかドキドキするわね」
汽笛を鳴らしながら、少しずつ前に進んでいく。空には沢山のカモメが飛んでいる。それにしても、海って奇麗ね。魚が見えるかしら?
「ちょっとアメリア、そんなに身を乗り出すと、海に落ちるわよ!」
ファビアナに怒られてしまった。しばらく海を見ていると、1人の男性が声を掛けて来た。
「初めまして、この商船の責任者を務めさせていただきます、ダーウィン・ソルトと申します。どうぞよろしくお願いいたします」
「お初にお目にかかります。アメリア・リーファスと申します。急にお邪魔する事になってしまい、申し訳ございません。どうぞよろしくお願いいたします」
私も慌てて挨拶をした。
「お嬢様から話は聞いておりますので、大丈夫ですよ。せっかくなので、色々な国を見て回って下さいね」
そう言ってにっこり笑ったダーウィンさん。
「ダーウィンは、ずっと家の商船の責任者をしてくれている人なのよ。物凄く物知りだから、気になったら何でも聞いてみて」
ダーウィンさんとの挨拶が終わると、他の船員たちを軽く紹介してくれたファビアナ。皆良い人そうで良かったわ。その後美しい夕日を眺めた後は、ファビアナと一緒に夕食を楽しんだ。
船の中なのに、伯爵家のお料理に負けず劣らず豪華な料理だった。有難い事に、今のところ船酔いなどもなく快適に過ごしている。
湯あみも済ませ、ベッドに潜り込む。ベッド横には丸い小さな窓あり、その窓からは満天の星空が見える。
「なんて奇麗なのかしら…」
美しい星空を見ながら、これから始まる旅に胸躍らせるアメリアであった。
「相変わらずあの2人は仲がいいわね。それでアメリア、交渉は成功したの?」
「もちろんよ。お父様たちに、いかにオスカー様がミア様と愛し合っているのか熱弁したわ。お父様も分かってくれた様で、近いうちに侯爵様に婚約を解消したい旨を伝えてくれるみたいよ」
「そっちじゃなくて、私が聞きたいのは商船の方よ!」
「そっちももちろんOKが出たわ。そもそも、私は好きな人の幸せの為に自ら身を引き、深く傷ついているのよ!その事も考慮してくれて、お父様はOKしてくれたわ!それに、ファビアナもお父様に手紙を書いてくれたのよね。ありがとう」
「それは良かったわ。そう言えば、今朝家の父親宛に、あなたのお父様から手紙が来ていたわ。途中から苦笑いしていたけれど、何が書いてあったのかしら?」
「もう、お父様ったら過保護なんだから!そうそう、あなたに借りた世界に関する本、とても面白かったわ。それにしても、空に浮かぶ街があるなんて驚きね!あそこには、どうやって行くの?」
「定期的に空飛ぶ船が出ているのよ。その船に乗せてもらっていくの。今回行く予定だから、楽しみにしていてね」
「本当に!嬉しいわ!あぁ、早く明日にならないかしら?」
その時だった。
「随分と楽しそうな話をしているね。何を話しているの?」
話しかけてきたのは、オスカー様を連れたミア様だ。
「世界には、空に浮かぶ街があると言う話をしていましたの。素敵でしょう?」
すかさずファビアナがそう答えた。
「へ~、そんな素敵な街があるのですね。行って見たいですわ!ね、オスカー様」
そう言うと、オスカー様の腕に絡みつくミア様。
「それじゃあ、ぜひお2人で訪問してみてはいかがですか?きっと素敵な場所ですよ!それじゃあ、私たちはこれで」
正直、身を引くと決めても本人を目の前にすると、さすがに胸が痛い。でも、オスカー様の為だものね!我慢しなくっちゃ。とにかく、2人から離れたくて、ファビアナの腕を掴んで歩き出した。
「待って、アメリア!今日は騎士団の稽古が休みなんだ。久しぶりに、街に買い物でも行かないかい?最近デートも全然していなかったよね」
なぜかミア様を振り払い、私に話しかけて来たオスカー様。優しいオスカー様はきっと今現在の婚約者でもある私に気を使ってくれているのね。でも、もうすぐ婚約を解消するのだから、そんな気遣いは無用よ。
「オスカー様、今日はファビアナと約束しておりますの。それに、私に気を使っていただく必要はございませんわ!ぜひ、自分が思う様に生きてくださいませ!」
私は平気よアピールをした。
「それでは、失礼いたします」
極力笑顔を向け、ファビアナの腕を掴み再び歩きはじめた。
「ねえ、アメリア。もしかして…」
「どうかした?ファビアナ」
「いいえ、何でもないわ!とにかく、明日の準備をしないといけないから、早く帰りましょう」
何かを言いかけたファビアナ。一体何が言いたかったのかしら?
ファビアナとも別れ、馬車へと乗り込む。屋敷に戻ったら、早速メイドに手伝ってもらって、明日の支度をした。船で行くから荷物が多くても大丈夫よ!そうファビアナも言っていたし、向こうに行って不便に感じない様に必要な物はすべて持って行く事にした。
「お嬢様、さすがにこれは多すぎます。少し減らしましょうか?」
大きなスーツケース5つ分になった荷物を見て、苦笑いのメイド達。
「そうね、さすがに少し減らした方が良さそうね」
荷物を全て準備する頃には、既に夕方になっていた。家族で食事を済ませた後、お父様に呼び出された。
「明日、オスカーと侯爵にお前の気持ちを伝えて来るよ!」
「はい、よろしくお願いします!本当に私の事は気にしなくても良いので、さっさと婚約を解消してきてくださいませ。そうだわ!色々な国を回るのですもの。私にも運命の人と出会えるかもしれない!そう思ったら、さらに楽しみになって来たわ」
そうよ、世界は広いわ。オスカー様より素敵な人が現れるかもしれない。そんな私の姿を見て、苦笑いのお父様。
「アメリア、お前が思っている通りには行かないかもしれないが…とにかく話はしてみるよ」
それってどういう意味かしら?よくわからないが、とにかく明日に備えて早く寝る事にした。
翌日
「アメリア、ファビアナ嬢の言う事をしっかり聞くんだよ!いいね」
「分かっているわよ!心配いらないわ、お父様!」
「くれぐれも、知らない人に付いて行ったらダメだよ!」
「子供じゃないのだから、付いて行く訳ないでしょう。お兄様ったら」
「アメリア、これを持って行きなさい。万が一船に乗っていて気持ち悪くなったらこれを飲むのよ」
「ありがとう、お母様」
一通り家族と挨拶を終えたところで、馬車に乗り込み、ファビアナの家へと向かう。そこからはファビアナの家の馬車に乗り換え港まで向かい、船に乗り込むのだ。
ファビアナの家に着くと、早速荷物を乗せ換え、馬車で出発した。馬車に揺られる事1時間、ついに港が見えて来た。
「ファビアナ、海が見えるわ!それに、沢山の船も停泊している」
あまり海を見た事が無い私は大興奮だ!
「アメリアったら、子供みたいにはしゃいで」
そう言ってクスクス笑うファビアナ。馬車がとまったので、2人で手を繋いで降りた。
「アメリア、あれが家の船よ」
ファビアナが指さしたのは、見るからに立派な船だ。
「こんな大きな船に乗って行くのね。なんだかドキドキするわ!」
「ほら、早速船に乗り込みましょう」
ファビアナに手を引かれ、船へと乗り込む。船の中に入ると、いくつもの部屋があった。
「ここがあなたの部屋よ。その隣が私の部屋。何かあったらすぐに私の部屋に来てね」
ファビアナが案内してくれた部屋は、物凄く立派な部屋だ。お風呂やトイレも付いている。
「ファビアナ、こんな立派なお部屋を、私が使っても大丈夫なの?」
「もちろんよ!そうだわ、もうすぐ船が出港するの。せっかくだから、デッキに出ましょう」
ファビアナに連れられて、デッキに出た。どうやら今から出港する様だ。少しずつ港から離れる船。
「ファビアナ、動き出したわ!なんだかドキドキするわね」
汽笛を鳴らしながら、少しずつ前に進んでいく。空には沢山のカモメが飛んでいる。それにしても、海って奇麗ね。魚が見えるかしら?
「ちょっとアメリア、そんなに身を乗り出すと、海に落ちるわよ!」
ファビアナに怒られてしまった。しばらく海を見ていると、1人の男性が声を掛けて来た。
「初めまして、この商船の責任者を務めさせていただきます、ダーウィン・ソルトと申します。どうぞよろしくお願いいたします」
「お初にお目にかかります。アメリア・リーファスと申します。急にお邪魔する事になってしまい、申し訳ございません。どうぞよろしくお願いいたします」
私も慌てて挨拶をした。
「お嬢様から話は聞いておりますので、大丈夫ですよ。せっかくなので、色々な国を見て回って下さいね」
そう言ってにっこり笑ったダーウィンさん。
「ダーウィンは、ずっと家の商船の責任者をしてくれている人なのよ。物凄く物知りだから、気になったら何でも聞いてみて」
ダーウィンさんとの挨拶が終わると、他の船員たちを軽く紹介してくれたファビアナ。皆良い人そうで良かったわ。その後美しい夕日を眺めた後は、ファビアナと一緒に夕食を楽しんだ。
船の中なのに、伯爵家のお料理に負けず劣らず豪華な料理だった。有難い事に、今のところ船酔いなどもなく快適に過ごしている。
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