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第20話:やっぱりアメリアは俺の理想の女性だ~ギルバート視点~
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カルダス王国の港に着くと、既に王家の使いの者が俺を迎えに来てくれていた。
「ギルバート殿下、お待ちしておりました。さあ、どうぞこちらへ」
王家の馬車に乗り込み、王宮へと向かった。王宮に着くと、アルトとアルトの妃、さらに王子たちが待っていた。
「やあ、ギルバート、よく来てくれたね。それで、我が国の女性を探しているんだって?」
「ああ、そうだ。名前はアメリア。学院に通っている様だ。水色の髪にピンクの瞳をした美しい女性だ!手紙にも書いておいただろう!それで、彼女は見つかったのかい?」
「ああ、リーファス伯爵家の令嬢だと思う。彼女は半期休みを利用して、友人の商船で旅をしていたという報告もあるからね。間違いないよ!」
彼女は伯爵令嬢だったのか。貴族という事は、俺と結婚しても問題なさそうだな!
「それなら早速アメリアと会わせてくれ。国王のお前なら簡単な事だろう?」
「分かっている。ただ、お前は彼女の事を随分と気に入っているみたいだが、彼女と結婚するのは、はっきり言って難しいぞ。もし彼女と結婚したいが為にこの国に来たのなら、諦めて帰れ」
「それは一体どういう事だ!」
どうやらアルトも俺の手紙を読んで、アメリアについて軽く調べてくれた様だ。アルトが調べた話によると、元々アメリアには婚約者がいたらしいが、他の令嬢にうつつを抜かした婚約者に愛想をつかしたアメリアが、婚約解消を父親に依頼し、そのまま旅に出たそうだ。
そしてアメリアの希望通り、そのまま婚約は解消されたらしい。ただ、その婚約者が実はアメリアを心から愛しており、猛烈なアプローチによって、再び婚約者に返り咲いたらしい。
「アメリア嬢と婚約者のオスカーは、社交界でも有名なおしどりカップルの様だ。お前が入る隙は無いぞ」
なるほど。でも、一度アメリアを裏切っておいて再び婚約を結び直すなんて、図々しい男だ!そんな男が、本当にアメリアを幸せにできるのか?
「お前の話は分かったよ。とにかく、アメリアに会いたい。会わせてくれ!それから、俺はしばらくこの国を滞在する。案内役にアメリアを付けてくれ」
「ギルバート、お前は僕の話を聞いていたのかい?アメリア嬢には婚約者がいるんだよ!さすがに婚約者のいる女性を、案内役になんて出来ないよ」
無駄に頭が固いな、こいつは!
「それならお前が俺の案内をしてくれるのかい?それは楽しみだな」
ニヤリと笑った俺を見て、急に慌てだしたアルト。
「いや、それはちょっと…ギルバートは自由すぎるからね。僕の案内ではきっと退屈してしまうよ」
「それなら、お前がやるべき事は分かっているよな?」
「は~、わかったよ。でも、僕は国王という立場上、アメリア嬢とお前を無理やり結婚させるという事は絶対しないからな。お膳立てはしてやるが、後は自分で何とかしろよ。後、アメリア嬢の婚約者、オスカーは嫉妬深くて有名な様だ!くれぐれも揉め事を起こすなよ」
「わかったよ。ありがとう、アルト」
そしてアルトは早速、アメリアの父親でもある伯爵に連絡を取ってくれた様だ。ただ、アメリアは学生という事で、週末に王宮に来てもらう事にした様だ。
それまで暇だな。その間、アルトの子供でもある第一王子を連れ出し、剣の稽古を付けてやったのだが
なぜかアルトから
「勝手な行動をするな!そもそも、王子はまだ3歳だぞ!お前のスパルタ稽古のせいで、稽古場に連れて行くだけで、泣き出すようになっただろう!」
そう怒られた。あの程度の稽古で根を上げるなんて、アルトは過保護すぎるんだ!そんなに甘やかしていたら、立派な国王にはなれないぞ!
あれ以来、王子たちに会う事を禁止された。仕方がないので今度は王宮を抜け出し、街を見て回った。
それに対しても、なぜか怒るアルト。
「仮にもお前は客人なんだ!勝手に王宮を抜け出せば、使用人たちが血眼になってお前を探さないといけないんだぞ!とにかく、勝手な行動をするなら、国に帰ってもらうからな!」
そう言われた。この国も随分と窮屈だな。
そんな日々を送っている間に、やっと週末になった。アルトと一緒に彼女を待つ。口数が少ない俺を見て
「ギルバートでも緊張するんだな」
そう言って笑うアルト。失礼な奴だな。その時、ついに彼女が父親とやって来た。父親の後からゆっくり入って来るアメリア。
黄色のドレスに身を包んだアメリアは、物凄く美しい。つい見とれてしまった。アメリアがゆっくりと、こっちを見た。
「やあ、アメリア。久しぶりだね。あの時も美しかったが、こうやって着飾っている君も、また格別に美しいよ」
すかさず彼女を褒めた。そんなアメリアは、“なぜあなたがここに居るの?”そう言いたげな眼差しを向けている。
アルトから俺がパッショナル王国の第三王子だと聞かされると、物凄く驚いていた。大きく目を見開き、口まであんぐり開けていた。その姿もまた可愛らしい。
そして打ち合わせ通り、アルトが俺の案内役として、アメリアを指名した。そんなアルトに異論を唱えたのは、アメリアの父親でもある伯爵だ。でも伯爵も強くは言えないようで、最終的には折れる形でアメリアが案内役をしてくれる事が決まった。
嬉しくて早速アメリアを連れて街に出ようとしたのだが、アルトに止められた。さすがにドレスでは街には出られないだろうと。
それもそうだな!近くにいたメイドに、すぐにアメリアを着替えさせるように指示した。早速着替えの為、席を外すアメリア。
その隙に、伯爵に色々とアメリアについて教えてもらった。どうやら婚約を結び直したと思っていたが、実は法律上まだ婚約を結び直せない期間にある為、書面上ではアメリアには婚約者がいない事になっているらしい。
なるほど、という事は、俺にもまだチャンスがある訳だな。さっさとアメリアを俺のものにして、パッショナル王国に連れて帰ろう。
そう考えていると
「ギルバート、間違ってもアメリア嬢を拉致し、パッショナル王国に連れて帰るなんてことはするなよ」
と、アルトに釘を刺された。さすがの俺でも、嫌がる令嬢を拉致するつもりはない。相変わらず失礼な男だな!
その時、アメリアが着替えて戻って来た。シンプルなワンピースに身を包んだアメリアは、やっぱり可愛い。早速アメリアの手を掴み、街へと繰り出した。
アメリアとの観光は本当に楽しかった。初めて食べるタコやイカは物凄く美味しかった。ただ、やはり俺が他国の第三王子という事を気にしているのか、俺に遠慮するところがある。
それがなんだか寂しくて、俺を女友達だと思って欲しいと伝えた。素直なアメリアは、俺の言葉を聞いてからは、普通に接してくれるようになった。どうやらこの子は、物凄く素直な様だ!
クレープという甘いお菓子を食べた時は、アメリアの食べている方が気になって、すかさずパクリと食べた。その時のアメリアの動揺する姿が可愛すぎる!このままずっと一緒に居たい。そんな思いが、俺の心を支配していく。
一通り街を見終わった頃、ちょうど日が沈もうとしていた。
楽しい時間はあっという間に終わるもの。仕方ない、そろそろ王宮に帰るか…そう思っていたのだが
「ギルバート様、もう少しお時間はよろしいですか?」
アメリアから嬉しい誘いを貰った。もちろん二つ返事でOKをした。馬車に乗り込み、向かった場所は丘だ。
息を切らしながら必死に丘を登るアメリア。その姿がまた愛おしい。いっその事、抱きかかえて登ろうかとも思ったが、一生懸命登るアメリアを見ていたら、自分の足で登らせた方がいい様な気がした。
何とか丘の上まで登り終えてアメリアは、息を整えると俺を展望台へと案内してくれた。
ちょうど夕日が沈みかかっていたところで、空が真っ赤に染まっていた。
「ここは、王都を一望できる場所なのですよ。ほら、奥の方には海も見えますでしょう」
得意げに話すアメリア。俺にこの景色を見せたいが為に、わざわざこの場所に連れて来てくれたのか。そう思ったら、嬉しくてたまらない。
しばらく景色を見た後、アメリアがそろそろ帰ろうと言い出した。
正直、もう少しアメリアと一緒に居たい。そう言う思いから、もう少し景色を見たいと言い張った。そんな俺に、“また別の日に来たらいいから”と言うアメリア。
そうか、またアメリアと一緒にこの場所に来ればいいのか!アメリアに次ぎまた連れて来てもらう約束を一方的に取り付け、アメリアを抱きかかえた。
抗議の声を上げるアメリアを無視し、抱きかかえたまま小走りで丘を降りる。柔らかくて温かいアメリアの感触がダイレクトに伝わる。さらに、俺に抱きかかえられているのが恥ずかしいのか、真っ赤な顔をして俯くアメリア。その姿がまた愛おしい。
やっぱりアメリアは可愛い!彼女を手に入れられる様、全力を尽くそう。彼女を一度傷つけた男になんかに、絶対アメリアを渡さないからな!
「ギルバート殿下、お待ちしておりました。さあ、どうぞこちらへ」
王家の馬車に乗り込み、王宮へと向かった。王宮に着くと、アルトとアルトの妃、さらに王子たちが待っていた。
「やあ、ギルバート、よく来てくれたね。それで、我が国の女性を探しているんだって?」
「ああ、そうだ。名前はアメリア。学院に通っている様だ。水色の髪にピンクの瞳をした美しい女性だ!手紙にも書いておいただろう!それで、彼女は見つかったのかい?」
「ああ、リーファス伯爵家の令嬢だと思う。彼女は半期休みを利用して、友人の商船で旅をしていたという報告もあるからね。間違いないよ!」
彼女は伯爵令嬢だったのか。貴族という事は、俺と結婚しても問題なさそうだな!
「それなら早速アメリアと会わせてくれ。国王のお前なら簡単な事だろう?」
「分かっている。ただ、お前は彼女の事を随分と気に入っているみたいだが、彼女と結婚するのは、はっきり言って難しいぞ。もし彼女と結婚したいが為にこの国に来たのなら、諦めて帰れ」
「それは一体どういう事だ!」
どうやらアルトも俺の手紙を読んで、アメリアについて軽く調べてくれた様だ。アルトが調べた話によると、元々アメリアには婚約者がいたらしいが、他の令嬢にうつつを抜かした婚約者に愛想をつかしたアメリアが、婚約解消を父親に依頼し、そのまま旅に出たそうだ。
そしてアメリアの希望通り、そのまま婚約は解消されたらしい。ただ、その婚約者が実はアメリアを心から愛しており、猛烈なアプローチによって、再び婚約者に返り咲いたらしい。
「アメリア嬢と婚約者のオスカーは、社交界でも有名なおしどりカップルの様だ。お前が入る隙は無いぞ」
なるほど。でも、一度アメリアを裏切っておいて再び婚約を結び直すなんて、図々しい男だ!そんな男が、本当にアメリアを幸せにできるのか?
「お前の話は分かったよ。とにかく、アメリアに会いたい。会わせてくれ!それから、俺はしばらくこの国を滞在する。案内役にアメリアを付けてくれ」
「ギルバート、お前は僕の話を聞いていたのかい?アメリア嬢には婚約者がいるんだよ!さすがに婚約者のいる女性を、案内役になんて出来ないよ」
無駄に頭が固いな、こいつは!
「それならお前が俺の案内をしてくれるのかい?それは楽しみだな」
ニヤリと笑った俺を見て、急に慌てだしたアルト。
「いや、それはちょっと…ギルバートは自由すぎるからね。僕の案内ではきっと退屈してしまうよ」
「それなら、お前がやるべき事は分かっているよな?」
「は~、わかったよ。でも、僕は国王という立場上、アメリア嬢とお前を無理やり結婚させるという事は絶対しないからな。お膳立てはしてやるが、後は自分で何とかしろよ。後、アメリア嬢の婚約者、オスカーは嫉妬深くて有名な様だ!くれぐれも揉め事を起こすなよ」
「わかったよ。ありがとう、アルト」
そしてアルトは早速、アメリアの父親でもある伯爵に連絡を取ってくれた様だ。ただ、アメリアは学生という事で、週末に王宮に来てもらう事にした様だ。
それまで暇だな。その間、アルトの子供でもある第一王子を連れ出し、剣の稽古を付けてやったのだが
なぜかアルトから
「勝手な行動をするな!そもそも、王子はまだ3歳だぞ!お前のスパルタ稽古のせいで、稽古場に連れて行くだけで、泣き出すようになっただろう!」
そう怒られた。あの程度の稽古で根を上げるなんて、アルトは過保護すぎるんだ!そんなに甘やかしていたら、立派な国王にはなれないぞ!
あれ以来、王子たちに会う事を禁止された。仕方がないので今度は王宮を抜け出し、街を見て回った。
それに対しても、なぜか怒るアルト。
「仮にもお前は客人なんだ!勝手に王宮を抜け出せば、使用人たちが血眼になってお前を探さないといけないんだぞ!とにかく、勝手な行動をするなら、国に帰ってもらうからな!」
そう言われた。この国も随分と窮屈だな。
そんな日々を送っている間に、やっと週末になった。アルトと一緒に彼女を待つ。口数が少ない俺を見て
「ギルバートでも緊張するんだな」
そう言って笑うアルト。失礼な奴だな。その時、ついに彼女が父親とやって来た。父親の後からゆっくり入って来るアメリア。
黄色のドレスに身を包んだアメリアは、物凄く美しい。つい見とれてしまった。アメリアがゆっくりと、こっちを見た。
「やあ、アメリア。久しぶりだね。あの時も美しかったが、こうやって着飾っている君も、また格別に美しいよ」
すかさず彼女を褒めた。そんなアメリアは、“なぜあなたがここに居るの?”そう言いたげな眼差しを向けている。
アルトから俺がパッショナル王国の第三王子だと聞かされると、物凄く驚いていた。大きく目を見開き、口まであんぐり開けていた。その姿もまた可愛らしい。
そして打ち合わせ通り、アルトが俺の案内役として、アメリアを指名した。そんなアルトに異論を唱えたのは、アメリアの父親でもある伯爵だ。でも伯爵も強くは言えないようで、最終的には折れる形でアメリアが案内役をしてくれる事が決まった。
嬉しくて早速アメリアを連れて街に出ようとしたのだが、アルトに止められた。さすがにドレスでは街には出られないだろうと。
それもそうだな!近くにいたメイドに、すぐにアメリアを着替えさせるように指示した。早速着替えの為、席を外すアメリア。
その隙に、伯爵に色々とアメリアについて教えてもらった。どうやら婚約を結び直したと思っていたが、実は法律上まだ婚約を結び直せない期間にある為、書面上ではアメリアには婚約者がいない事になっているらしい。
なるほど、という事は、俺にもまだチャンスがある訳だな。さっさとアメリアを俺のものにして、パッショナル王国に連れて帰ろう。
そう考えていると
「ギルバート、間違ってもアメリア嬢を拉致し、パッショナル王国に連れて帰るなんてことはするなよ」
と、アルトに釘を刺された。さすがの俺でも、嫌がる令嬢を拉致するつもりはない。相変わらず失礼な男だな!
その時、アメリアが着替えて戻って来た。シンプルなワンピースに身を包んだアメリアは、やっぱり可愛い。早速アメリアの手を掴み、街へと繰り出した。
アメリアとの観光は本当に楽しかった。初めて食べるタコやイカは物凄く美味しかった。ただ、やはり俺が他国の第三王子という事を気にしているのか、俺に遠慮するところがある。
それがなんだか寂しくて、俺を女友達だと思って欲しいと伝えた。素直なアメリアは、俺の言葉を聞いてからは、普通に接してくれるようになった。どうやらこの子は、物凄く素直な様だ!
クレープという甘いお菓子を食べた時は、アメリアの食べている方が気になって、すかさずパクリと食べた。その時のアメリアの動揺する姿が可愛すぎる!このままずっと一緒に居たい。そんな思いが、俺の心を支配していく。
一通り街を見終わった頃、ちょうど日が沈もうとしていた。
楽しい時間はあっという間に終わるもの。仕方ない、そろそろ王宮に帰るか…そう思っていたのだが
「ギルバート様、もう少しお時間はよろしいですか?」
アメリアから嬉しい誘いを貰った。もちろん二つ返事でOKをした。馬車に乗り込み、向かった場所は丘だ。
息を切らしながら必死に丘を登るアメリア。その姿がまた愛おしい。いっその事、抱きかかえて登ろうかとも思ったが、一生懸命登るアメリアを見ていたら、自分の足で登らせた方がいい様な気がした。
何とか丘の上まで登り終えてアメリアは、息を整えると俺を展望台へと案内してくれた。
ちょうど夕日が沈みかかっていたところで、空が真っ赤に染まっていた。
「ここは、王都を一望できる場所なのですよ。ほら、奥の方には海も見えますでしょう」
得意げに話すアメリア。俺にこの景色を見せたいが為に、わざわざこの場所に連れて来てくれたのか。そう思ったら、嬉しくてたまらない。
しばらく景色を見た後、アメリアがそろそろ帰ろうと言い出した。
正直、もう少しアメリアと一緒に居たい。そう言う思いから、もう少し景色を見たいと言い張った。そんな俺に、“また別の日に来たらいいから”と言うアメリア。
そうか、またアメリアと一緒にこの場所に来ればいいのか!アメリアに次ぎまた連れて来てもらう約束を一方的に取り付け、アメリアを抱きかかえた。
抗議の声を上げるアメリアを無視し、抱きかかえたまま小走りで丘を降りる。柔らかくて温かいアメリアの感触がダイレクトに伝わる。さらに、俺に抱きかかえられているのが恥ずかしいのか、真っ赤な顔をして俯くアメリア。その姿がまた愛おしい。
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