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第21話:しばらく距離を置く事になりました
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「ルミナス、大丈夫?随分と疲れているみたいだけれど…それにしても、私達もお昼あなた達の近くにいたけれど、アナリス殿下、あれはわざとぶつかったわね。それにずっとカルロス様にくっ付いているし」
「本当よね。カルロス様を手に入れるためには、手段を択ばない!ていう雰囲気よね。ルミナス、気を付けるのよ。まあ、カルロス様が守ってくれるだろうけれど、相手は王女様ですもの。油断は出来ないわ」
「ありがとう、皆…」
なんだかどっと疲れた。放課後もアナリス殿下と一緒に過ごすのか…そう思っていたのだが。
「ルミナス嬢、これ、カルロスから預かった手紙だ」
放課後、カルロス様のクラスメイトの方が、わざわざ手紙を持ってきてくれたのだ。
「わざわざありがとうございます」
クラスメイトの方にお礼を言い、早速手紙を読むことにした。
そこには、あまりにもアナリス殿下がしつこいうえ、これ以上私と一緒にいさせたら、いずれ私に危害を加えないか心配なので、しばらく会いに行く事を控えると書かれていた。
「カルロス様がルミナスに会うのを控えるだなんて、よほどアナリス殿下がしつこいのね…それにしても、未練たらたらな手紙ね。“一刻も早く片付けてルミタンに会いに行くから、どうか待っていて欲しい。俺はルミタンのぬいぐるみを抱きしめながら、寂しさを紛らわします”だって」
いつの間にか私の後ろで手紙を盗み読みしていたマリーヌが苦笑いしている。
「ちょっと、勝手に手紙を読まないでよ」
「あら、別にいいじゃない。それにしても、カルロス様。自分の欲求よりも、ルミナスの安全を一番に考えるだなんて、さすがね。ルミナス、やっぱりあなたにはカルロス様しかいないわ」
確かに私の為に、アナリス殿下と私を合わせない様にしてくれているのよね。有難いと思わないと。
「せっかくだから、今日は久しぶりにテラスでお茶でもしましょう。最近あなた、ずっとカルロス様と一緒だったでしょう?」
「そうね、せっかくだからお茶をしましょうか」
久しぶりに友人たちと一緒にお茶をするため、テラスへと向かう。すると嬉しそうにカルロス様に話しかけているアナリス殿下の姿が。ただ…カルロス様は全くアナリス殿下を見ずに、騎士団のメンバーと一緒に馬車に乗り込んでいく。どうやら騎士団の稽古に行く様だ。
きっとアナリス殿下も騎士団の稽古の見学に行くのだろう。そう言えば私、カルロス様と婚約してから、一度も稽古の見学に行った事がなかったわ。お父様やお兄様が騎士団にいた時は、よくお母様と一緒に見学に行っていのに。
「ルミナス、大丈夫?ずっとカルロス様と一緒だったものね。急に会えなくなったら寂しいと思うのも当然だわ」
「私は別に寂しくなんてないわ。ほら、行きましょう」
友人たちの背中を押しながら、テラスへと向かう。せっかく今日は久しぶりに令嬢トークが出来るのだから、楽しまないとね。そう思っていたのだが、ふとした瞬間、カルロス様の事が脳裏をよぎる。
今頃カルロス様、稽古中かしら?アナリス殿下に邪魔されていないといいけれど…て、私ったら何を考えているの?放課後ちょっと会えなかったくらいで、カルロス様の事を考えるだなんて。
そもそも私は、ずっと私にベッタリのカルロス様から、たまには解放されたいと思っていたのよ。やっと願いが叶ったのじゃない。今のうちに目いっぱい楽しんでおかないと!
そう自分に言い聞かせ、友人たちと楽しいティータイムを過ごす。
「それじゃあ、そろそろ帰りましょう。また明日ね」
「ええ、また明日」
久しぶりに友人達との楽しいティータイムを終え、馬車へと乗り込んだ。あら?馬車ってこんなに広かったかしら?
ここ2ヶ月、ずっとカルロス様が隣に乗っていた。放課後騎士団の稽古があるときも、いつも我が家に私を送ってから稽古に向かっていたのよね。朝だって、騎士団の朝練を済ませてから、私を迎えに来てくれて…
よく考えたら、こんな風に馬車に乗る事なんて、最近はほとんどなかった。なんだか妙に寂しい…
その時だった。
ヴーヴーと通信機が鳴ったのだ。きっとカルロス様だわ。急いで通信機をONにする。
「カルロス様?」
“あぁ、ルミタンの声だ!ルミタン、今どこにいるのだい?”
「今日は友人たちとお茶をしておりましたので、今家に帰るところですわ。カルロス様は騎士団の稽古が終わったのですか?」
“そうだよ、今から家に帰るところだ。それよりも、俺がちょっと目を離したからといって、羽目を外すのは良くないよ。それもこんな遅くまで友人たちとお茶をしているだなんて。もしかして、馬車には1人で乗っているのかい?”
「ええ、そうですが…」
“それは大変だ、今すぐ迎えに行くよ。あぁ、ルミタンを1人で馬車に乗せるなんて、俺は何をしているのだ。すぐ行く…”
“カルロス様、カルロス様!!!”
通信の向こうで、アナリス殿下の声が聞こえる。
“すまない、厄介なのに見つかりそうだ。ルミタン、また連絡をするよ”
そう言うと通信が切れてしまった。やっぱりアナリス殿下は、カルロス様の元にいたのね…なんだろう、このモヤモヤ感は…
「本当よね。カルロス様を手に入れるためには、手段を択ばない!ていう雰囲気よね。ルミナス、気を付けるのよ。まあ、カルロス様が守ってくれるだろうけれど、相手は王女様ですもの。油断は出来ないわ」
「ありがとう、皆…」
なんだかどっと疲れた。放課後もアナリス殿下と一緒に過ごすのか…そう思っていたのだが。
「ルミナス嬢、これ、カルロスから預かった手紙だ」
放課後、カルロス様のクラスメイトの方が、わざわざ手紙を持ってきてくれたのだ。
「わざわざありがとうございます」
クラスメイトの方にお礼を言い、早速手紙を読むことにした。
そこには、あまりにもアナリス殿下がしつこいうえ、これ以上私と一緒にいさせたら、いずれ私に危害を加えないか心配なので、しばらく会いに行く事を控えると書かれていた。
「カルロス様がルミナスに会うのを控えるだなんて、よほどアナリス殿下がしつこいのね…それにしても、未練たらたらな手紙ね。“一刻も早く片付けてルミタンに会いに行くから、どうか待っていて欲しい。俺はルミタンのぬいぐるみを抱きしめながら、寂しさを紛らわします”だって」
いつの間にか私の後ろで手紙を盗み読みしていたマリーヌが苦笑いしている。
「ちょっと、勝手に手紙を読まないでよ」
「あら、別にいいじゃない。それにしても、カルロス様。自分の欲求よりも、ルミナスの安全を一番に考えるだなんて、さすがね。ルミナス、やっぱりあなたにはカルロス様しかいないわ」
確かに私の為に、アナリス殿下と私を合わせない様にしてくれているのよね。有難いと思わないと。
「せっかくだから、今日は久しぶりにテラスでお茶でもしましょう。最近あなた、ずっとカルロス様と一緒だったでしょう?」
「そうね、せっかくだからお茶をしましょうか」
久しぶりに友人たちと一緒にお茶をするため、テラスへと向かう。すると嬉しそうにカルロス様に話しかけているアナリス殿下の姿が。ただ…カルロス様は全くアナリス殿下を見ずに、騎士団のメンバーと一緒に馬車に乗り込んでいく。どうやら騎士団の稽古に行く様だ。
きっとアナリス殿下も騎士団の稽古の見学に行くのだろう。そう言えば私、カルロス様と婚約してから、一度も稽古の見学に行った事がなかったわ。お父様やお兄様が騎士団にいた時は、よくお母様と一緒に見学に行っていのに。
「ルミナス、大丈夫?ずっとカルロス様と一緒だったものね。急に会えなくなったら寂しいと思うのも当然だわ」
「私は別に寂しくなんてないわ。ほら、行きましょう」
友人たちの背中を押しながら、テラスへと向かう。せっかく今日は久しぶりに令嬢トークが出来るのだから、楽しまないとね。そう思っていたのだが、ふとした瞬間、カルロス様の事が脳裏をよぎる。
今頃カルロス様、稽古中かしら?アナリス殿下に邪魔されていないといいけれど…て、私ったら何を考えているの?放課後ちょっと会えなかったくらいで、カルロス様の事を考えるだなんて。
そもそも私は、ずっと私にベッタリのカルロス様から、たまには解放されたいと思っていたのよ。やっと願いが叶ったのじゃない。今のうちに目いっぱい楽しんでおかないと!
そう自分に言い聞かせ、友人たちと楽しいティータイムを過ごす。
「それじゃあ、そろそろ帰りましょう。また明日ね」
「ええ、また明日」
久しぶりに友人達との楽しいティータイムを終え、馬車へと乗り込んだ。あら?馬車ってこんなに広かったかしら?
ここ2ヶ月、ずっとカルロス様が隣に乗っていた。放課後騎士団の稽古があるときも、いつも我が家に私を送ってから稽古に向かっていたのよね。朝だって、騎士団の朝練を済ませてから、私を迎えに来てくれて…
よく考えたら、こんな風に馬車に乗る事なんて、最近はほとんどなかった。なんだか妙に寂しい…
その時だった。
ヴーヴーと通信機が鳴ったのだ。きっとカルロス様だわ。急いで通信機をONにする。
「カルロス様?」
“あぁ、ルミタンの声だ!ルミタン、今どこにいるのだい?”
「今日は友人たちとお茶をしておりましたので、今家に帰るところですわ。カルロス様は騎士団の稽古が終わったのですか?」
“そうだよ、今から家に帰るところだ。それよりも、俺がちょっと目を離したからといって、羽目を外すのは良くないよ。それもこんな遅くまで友人たちとお茶をしているだなんて。もしかして、馬車には1人で乗っているのかい?”
「ええ、そうですが…」
“それは大変だ、今すぐ迎えに行くよ。あぁ、ルミタンを1人で馬車に乗せるなんて、俺は何をしているのだ。すぐ行く…”
“カルロス様、カルロス様!!!”
通信の向こうで、アナリス殿下の声が聞こえる。
“すまない、厄介なのに見つかりそうだ。ルミタン、また連絡をするよ”
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