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第39話:カルロス様と同じ病室になりました
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「ルミタン、本当にすまなかった。こんなにも痛々しい姿になってしまって…全て俺のせいだ。クソ、ドリトルめ。もっと俺に怒りをぶつけてくれたらよかったのに…侯爵らしく振舞って…ルミタン、どうか俺を殴ってくれ。気が済むまでボコボコにしてくれ」
何を思ったのか、木刀を私に渡すカルロス様。これで殴れと?
「何をおっしゃっているのですか?あれは私が悪いのです。それから、私のせいで怪我を負わせてしまってごめんなさい。怪我の方は大丈夫ですか?」
「こんな傷、ルミタンの怪我に比べれば大したことはないよ。ルミタンが崖から落とされたと聞いた時、生きた心地がしなかった。本当に無事でよかった」
寝ている私をギュッと抱きしめてくれるカルロス様。
「心配をかけてごめんなさい。カルロス様こそ、血が全然止まらなくて、本当に死んでしまうのではないかと、心配したのですよ」
私もギュッとカルロス様を抱きしめる。あぁ、カルロス様の匂いがする。本当にあの時は死んでしまうのではないかと、本気で怖かった。生きていてくれてよかったわ。
ただ…
「あの…カルロス様、何やら後ろが騒がしいのですが…」
さっきから私たちの後ろで、何やらガヤガヤとやっている事が気になって仕方がないのだ。
「実は俺も出血が酷かったのと傷痕が深かったとの事で、しばらく入院する事になって。それで、せっかくならルミタンと同じ病室に入院しようと思って、今準備をしてもらっていたのだよ」
えっ…何ですって?
改めて後ろを向くと、確かに立派なベッドが準備されていた。
「ごめんなさいね、ルミナスちゃん。カルロスがどうしてもって聞かなくて…カルロスの傷、想像以上に深くて…本来は立ち歩いてはいけないのだけれど、言う事を聞かなくてね。たとえ別々の部屋にしたところで、こっそりとルミナスちゃんの部屋に侵入するだろうから、カルロスの体の負担も考えて、夫人にお願いして同じ部屋にしてもらう事にしたの」
そう言ってカルロス様のお母様が苦笑いしている。
やっぱりカルロス様の怪我、酷かったのね…
「ルミナス、本来カルロス様の出血量を考えると、とても起き上がれる状況じゃないそうなの。それなのにあなたを心配して来てくれたのよ。本当にカルロス様は、ルミナスを大切にして下さっているのね」
本来起き上がれない程の怪我って…この人、普通に歩いているじゃない。
「状況は分かりました。カルロス様、どうかベッドに横になってください!」
急いでベッドに横になる様に促す。
「ルミタンがそう言うなら分かったよ。なんだかさっきから頭がボーっとするんだよね」
そう言って横になるカルロス様。頭がボーっとするって、相当大変な状況なのではなくって?心配でカルロス様の方を見つめる。
「もう、ただでさえ血が足りないのに、起き上がったりするからよ。ルミナスちゃん、カルロスが無理をしない様に、見守ってあげてくれるかしら?」
「ええ、もちろんですわ。カルロス様、どうか安静にしていてください。私も絶対安静ですので、2人で大人しく寝ていましょう」
「ルミタンがそう言うなら、そうしよう。そうだ、ルミタン。喉は渇いていないかい?今飲み物を…」
カルロス様が立ち上がろうとした瞬間、立ち眩みがしたのだろう。ふら付いている。
「カルロス様、私は喉など乾いておりませんわ。とにかく安静にしていてください。そうですわ、ベッドをもっとこっちに近づけて下さい」
距離があると、無駄にカルロス様が動くだろう。そう思って、ベッドを近づけてもらった。
「あらあら、ルミナスったら。よほどカルロス様の傍がいいのね。ベッドまでくっ付けさせて」
「本当ですわ。仲睦まじくて羨ましい限りですわ。ルミナスちゃん、カルロス様と一緒にのんびりと過ごしてね」
お母様とお義姉様が、生温かい目で見つめている。私は別に、カルロス様の傍にいたくてベッドをくっつけた訳ではない!そう言おうとしたのだが…
「それでは私たちは帰りましょうか?ルミナスちゃん、カルロスの事、よろしくね」
嬉しそうにカルロス様のお母様がそう言うと、お母様とお義姉様を連れて部屋から出て行ってしまった。
「ルミタン、うるさいのがやっといなくなったね」
カルロス様が虚ろな瞳で、私の手を握って来た。
「カルロス様、大丈夫ですか?もう、動いてはいけないと言われていたのに無理して動いたからですよ。さあ、ゆっくり休んでください。私はずっとここにいますので」
「ありがとう、ルミタン…ルミタンの顔を見たら、なんだか安心して急に眠くなってきたよ。お休み…ルミタン…」
「おやすみなさい、カルロス様」
「…いいね、こうやってルミタンの手を握って、顔を見てお休みの挨拶が出来るだなんて…こんな事を言うと不謹慎かもしれないが、俺、今とても幸せだよ…」
カルロス様が嬉しそうに笑ったと思ったら、そのままゆっくりと瞳を閉じてしまった。今日は色々な事があって、疲れたのだろう。
なんだか私も眠くなってきたわ。今日は色々な事があったものね…
手から伝わるカルロス様の温もりを感じながら、私も眠りについたのだった。
何を思ったのか、木刀を私に渡すカルロス様。これで殴れと?
「何をおっしゃっているのですか?あれは私が悪いのです。それから、私のせいで怪我を負わせてしまってごめんなさい。怪我の方は大丈夫ですか?」
「こんな傷、ルミタンの怪我に比べれば大したことはないよ。ルミタンが崖から落とされたと聞いた時、生きた心地がしなかった。本当に無事でよかった」
寝ている私をギュッと抱きしめてくれるカルロス様。
「心配をかけてごめんなさい。カルロス様こそ、血が全然止まらなくて、本当に死んでしまうのではないかと、心配したのですよ」
私もギュッとカルロス様を抱きしめる。あぁ、カルロス様の匂いがする。本当にあの時は死んでしまうのではないかと、本気で怖かった。生きていてくれてよかったわ。
ただ…
「あの…カルロス様、何やら後ろが騒がしいのですが…」
さっきから私たちの後ろで、何やらガヤガヤとやっている事が気になって仕方がないのだ。
「実は俺も出血が酷かったのと傷痕が深かったとの事で、しばらく入院する事になって。それで、せっかくならルミタンと同じ病室に入院しようと思って、今準備をしてもらっていたのだよ」
えっ…何ですって?
改めて後ろを向くと、確かに立派なベッドが準備されていた。
「ごめんなさいね、ルミナスちゃん。カルロスがどうしてもって聞かなくて…カルロスの傷、想像以上に深くて…本来は立ち歩いてはいけないのだけれど、言う事を聞かなくてね。たとえ別々の部屋にしたところで、こっそりとルミナスちゃんの部屋に侵入するだろうから、カルロスの体の負担も考えて、夫人にお願いして同じ部屋にしてもらう事にしたの」
そう言ってカルロス様のお母様が苦笑いしている。
やっぱりカルロス様の怪我、酷かったのね…
「ルミナス、本来カルロス様の出血量を考えると、とても起き上がれる状況じゃないそうなの。それなのにあなたを心配して来てくれたのよ。本当にカルロス様は、ルミナスを大切にして下さっているのね」
本来起き上がれない程の怪我って…この人、普通に歩いているじゃない。
「状況は分かりました。カルロス様、どうかベッドに横になってください!」
急いでベッドに横になる様に促す。
「ルミタンがそう言うなら分かったよ。なんだかさっきから頭がボーっとするんだよね」
そう言って横になるカルロス様。頭がボーっとするって、相当大変な状況なのではなくって?心配でカルロス様の方を見つめる。
「もう、ただでさえ血が足りないのに、起き上がったりするからよ。ルミナスちゃん、カルロスが無理をしない様に、見守ってあげてくれるかしら?」
「ええ、もちろんですわ。カルロス様、どうか安静にしていてください。私も絶対安静ですので、2人で大人しく寝ていましょう」
「ルミタンがそう言うなら、そうしよう。そうだ、ルミタン。喉は渇いていないかい?今飲み物を…」
カルロス様が立ち上がろうとした瞬間、立ち眩みがしたのだろう。ふら付いている。
「カルロス様、私は喉など乾いておりませんわ。とにかく安静にしていてください。そうですわ、ベッドをもっとこっちに近づけて下さい」
距離があると、無駄にカルロス様が動くだろう。そう思って、ベッドを近づけてもらった。
「あらあら、ルミナスったら。よほどカルロス様の傍がいいのね。ベッドまでくっ付けさせて」
「本当ですわ。仲睦まじくて羨ましい限りですわ。ルミナスちゃん、カルロス様と一緒にのんびりと過ごしてね」
お母様とお義姉様が、生温かい目で見つめている。私は別に、カルロス様の傍にいたくてベッドをくっつけた訳ではない!そう言おうとしたのだが…
「それでは私たちは帰りましょうか?ルミナスちゃん、カルロスの事、よろしくね」
嬉しそうにカルロス様のお母様がそう言うと、お母様とお義姉様を連れて部屋から出て行ってしまった。
「ルミタン、うるさいのがやっといなくなったね」
カルロス様が虚ろな瞳で、私の手を握って来た。
「カルロス様、大丈夫ですか?もう、動いてはいけないと言われていたのに無理して動いたからですよ。さあ、ゆっくり休んでください。私はずっとここにいますので」
「ありがとう、ルミタン…ルミタンの顔を見たら、なんだか安心して急に眠くなってきたよ。お休み…ルミタン…」
「おやすみなさい、カルロス様」
「…いいね、こうやってルミタンの手を握って、顔を見てお休みの挨拶が出来るだなんて…こんな事を言うと不謹慎かもしれないが、俺、今とても幸せだよ…」
カルロス様が嬉しそうに笑ったと思ったら、そのままゆっくりと瞳を閉じてしまった。今日は色々な事があって、疲れたのだろう。
なんだか私も眠くなってきたわ。今日は色々な事があったものね…
手から伝わるカルロス様の温もりを感じながら、私も眠りについたのだった。
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