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第17話:村での生活はとても楽しいです
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この村に来て、3ヶ月が過ぎた。右も左も分からない私に、色々と教えてくれたリリアンさんのお陰で、今ではすっかり1人で生活できるようになった。
リリアンさんからは
「あなた、本当に何にも出来ないのね。もしかして、どっかのお嬢様だったりして」
そう言ってクスクス笑われた。まあ元公爵令嬢なので、あながち間違ってはいない。そしてリリアンさんの家族ともすっかり仲良くなった。
漁師をしている旦那さん、5歳の息子のダニー、3歳の娘のミリア。特にダニーとミリアはすっかり私に懐いてくれている。なんだか弟と妹が出来たみたいで、本当に可愛くて仕方がない。暇さえあれば2人と一緒に遊んでいる。
そんな私は今、アクセサリーを作る工場で働いている。見本を見ながらアクセサリーを作っていくのだが、ここでも親切なおば様達が色々とアドバイスをくれる。そのお陰で、今ではかなり上達して
「レティシアちゃんはもう立派な戦力だね」
そう言ってもらっている。さらに親切なおば様達が、私を何かと気遣ってくれている。
「レティシアちゃん、これ家で作った干物だ。美味しいから持って帰りな」
「これも持って帰りな。イカをイカスミで合えたんだ。美味しいよ」
そう言って色々なものをくれる。さすがに食べきれないので、リリアンさんの家におすそ分けをする事もしばしば…さらに村の若い男性たちもとても親切で
「レティシアちゃん、何か困った事があったら俺を頼ってくれていいよ!そうだ、家具で壊れていたりする事はないかい?あの家ボロだからな」
そう言って、色々と世話を焼いてくれる。ただ、男性たちが我が家に訪ねて来る度に、リリアンさんがなぜか追い返している。
「全く男共と来たら!美しいレティシアと結婚したくて、あの手この手で近付こうとするのだから。レティシア、好きな男性以外、ホイホイと家に入れては駄目だからね!」
そう言って怒っている。リリアンさんはああいっているが、きっと他からたった1人で移り住んで来た私を、気に掛けてくれているだけだと思うのだけれど…
今日もいつもの様にアクセサリーを作る工場で仕事をした後、家路へと向かう。すると大きな花束を持った男性に話しかけられた。確かこの人は、漁師の1人でよく新鮮な魚介類をくれる親切な人だ。一体どうしたのかしら?
「あの、レティシアちゃん。君を初めて見た時から、ずっと好きでした。よかった俺と、結婚を前提に付き合ってください!」
これは、まさかのプロポーズ?完全にパニックになる。そもそも私は7歳からずっとリアム様と婚約をしていた為、男性に関して免疫がほとんどないのだ。でも、こうやって真剣に気持ちを伝えてくれているのだから、私も真剣に答えないとね。よし!
「ごめんなさい。今は誰ともお付き合いするつもりはないので」
そう素直に答えた。正直まだリアム様の事を引きずっている。すぐに他の男性へといける程、切り替えが早くないのだ。
「そうか…分かったよ。でも、今は誰ともお付き合いするつもりがないという事は、俺にもチャンスがあるという事だな。よし、レティシアちゃんに振り向いてもらえる様頑張るよ」
なぜか嬉しそうに帰って行く男性。かなりポジティブな性格の様だ。その事をリリアンさんに話すと
「あいつ、やっぱりレティシアを狙っていたね。本当に油断も隙も無いんだから!」
そう言って怒っていた。
翌日は仕事が休み。リリアンさんに誘われ、村の女性たちと一緒にリリアンさん家でお茶やお菓子を楽しむ。実はリリアンさんが村の若い女性たちを紹介してくれたのだ。やはり歳が近いという事もあり、話しも盛り上がる。もちろん、話しの中心は恋の話だ。
そいえばパンドラ王国にいた時も、こうやって令嬢たちとよく恋のお話をしていたわね。
両親が亡くなってから、ずっと王宮で生活をしていた為、彼女達とは随分と会えない状況が続いていた。もしかしたら、私の事を心配してくれていたのかもしれない…そう思うと、胸がチクリと痛んだ。
「レティシア、どうしたの?何か嫌な事があったの?」
私が一瞬寂しそうな顔をしたのを見逃さなかったリリアンさんが、心配そうな顔で聞いて来た。
「いいえ、大丈夫ですわ」
「そう、それならよかった」
いつも気遣ってくれるリリアンさんは、私の姉の様な存在だ。彼女が居てくれるから、私は今こうして笑っていられる。そんな気がする。
結局この日は、夕方近くまで女性たちだけで話に花を咲かせたのであった。
リリアンさんからは
「あなた、本当に何にも出来ないのね。もしかして、どっかのお嬢様だったりして」
そう言ってクスクス笑われた。まあ元公爵令嬢なので、あながち間違ってはいない。そしてリリアンさんの家族ともすっかり仲良くなった。
漁師をしている旦那さん、5歳の息子のダニー、3歳の娘のミリア。特にダニーとミリアはすっかり私に懐いてくれている。なんだか弟と妹が出来たみたいで、本当に可愛くて仕方がない。暇さえあれば2人と一緒に遊んでいる。
そんな私は今、アクセサリーを作る工場で働いている。見本を見ながらアクセサリーを作っていくのだが、ここでも親切なおば様達が色々とアドバイスをくれる。そのお陰で、今ではかなり上達して
「レティシアちゃんはもう立派な戦力だね」
そう言ってもらっている。さらに親切なおば様達が、私を何かと気遣ってくれている。
「レティシアちゃん、これ家で作った干物だ。美味しいから持って帰りな」
「これも持って帰りな。イカをイカスミで合えたんだ。美味しいよ」
そう言って色々なものをくれる。さすがに食べきれないので、リリアンさんの家におすそ分けをする事もしばしば…さらに村の若い男性たちもとても親切で
「レティシアちゃん、何か困った事があったら俺を頼ってくれていいよ!そうだ、家具で壊れていたりする事はないかい?あの家ボロだからな」
そう言って、色々と世話を焼いてくれる。ただ、男性たちが我が家に訪ねて来る度に、リリアンさんがなぜか追い返している。
「全く男共と来たら!美しいレティシアと結婚したくて、あの手この手で近付こうとするのだから。レティシア、好きな男性以外、ホイホイと家に入れては駄目だからね!」
そう言って怒っている。リリアンさんはああいっているが、きっと他からたった1人で移り住んで来た私を、気に掛けてくれているだけだと思うのだけれど…
今日もいつもの様にアクセサリーを作る工場で仕事をした後、家路へと向かう。すると大きな花束を持った男性に話しかけられた。確かこの人は、漁師の1人でよく新鮮な魚介類をくれる親切な人だ。一体どうしたのかしら?
「あの、レティシアちゃん。君を初めて見た時から、ずっと好きでした。よかった俺と、結婚を前提に付き合ってください!」
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「ごめんなさい。今は誰ともお付き合いするつもりはないので」
そう素直に答えた。正直まだリアム様の事を引きずっている。すぐに他の男性へといける程、切り替えが早くないのだ。
「そうか…分かったよ。でも、今は誰ともお付き合いするつもりがないという事は、俺にもチャンスがあるという事だな。よし、レティシアちゃんに振り向いてもらえる様頑張るよ」
なぜか嬉しそうに帰って行く男性。かなりポジティブな性格の様だ。その事をリリアンさんに話すと
「あいつ、やっぱりレティシアを狙っていたね。本当に油断も隙も無いんだから!」
そう言って怒っていた。
翌日は仕事が休み。リリアンさんに誘われ、村の女性たちと一緒にリリアンさん家でお茶やお菓子を楽しむ。実はリリアンさんが村の若い女性たちを紹介してくれたのだ。やはり歳が近いという事もあり、話しも盛り上がる。もちろん、話しの中心は恋の話だ。
そいえばパンドラ王国にいた時も、こうやって令嬢たちとよく恋のお話をしていたわね。
両親が亡くなってから、ずっと王宮で生活をしていた為、彼女達とは随分と会えない状況が続いていた。もしかしたら、私の事を心配してくれていたのかもしれない…そう思うと、胸がチクリと痛んだ。
「レティシア、どうしたの?何か嫌な事があったの?」
私が一瞬寂しそうな顔をしたのを見逃さなかったリリアンさんが、心配そうな顔で聞いて来た。
「いいえ、大丈夫ですわ」
「そう、それならよかった」
いつも気遣ってくれるリリアンさんは、私の姉の様な存在だ。彼女が居てくれるから、私は今こうして笑っていられる。そんな気がする。
結局この日は、夕方近くまで女性たちだけで話に花を咲かせたのであった。
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