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第41話:お父様が出した条件
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翌日、今日も朝から王宮へと向かう為、準備を進めている。ブライン様が私に少しでも慣れてもらえる様に、訓練を行うためだ。
「ねえ、マリン。ブライン様の鼻血なんだけれど、すごく出血量が多くて…どうやら私と目が合うだけでもダメみたいなの…そんな中、今日から私に慣れる訓練を行うのだけれど、ブライン様は大丈夫かしら?」
私と目が合っただけで、あれほどまで出血していたのだ。ブライン様、死んじゃったりしないかしら?
「大丈夫の様に、上手くやるでしょう。それよりもお嬢様、もう勝手な真似は止めて下さい。今回の病気大作戦は、私にも話してくださいませんでしたよね!昨日は殿下の本性があまりに衝撃的過ぎて、すっかり忘れておりましたが。いいですか、あなた様が勝手な事をすると、沢山の人が迷惑を被るのです」
「ええ…わかっているわ。ごめんなさい」
朝からマリンに怒られてしまった。ただ…やっぱりマリンも、昨日のブライン様が衝撃だったのね…
「さあ、お嬢様、準備が整いましたよ。参りましょう」
今日も緑色のドレスに身を包み、馬車へと向かう。すると、なぜかお父様とお母様もいた。もしかして、お見送りしてくださるのかしら?そう思っていたのだが…
「オニキス、今日は私も登城する。やはり殿下に一言文句を言わないと、気が済まないからな。それから、お前は婚約破棄はしないと言っていたが、さすがにこのままではいけないから、条件を付ける事にした」
「条件とは?」
「詳しい話は、王宮でしよう。さあ行くぞ」
どうやらお父様も行く様だ。そして、まだブライン様の件で、何か文句を言うらしい。大丈夫かしら?
そう思いつつ、私も馬車に乗り込んだ。
「オニキス、クロエ嬢と共謀して殿下と婚約破棄を狙った件だが、もう二度とあの様な愚かな真似はするなよ!お前は公爵令嬢なんだ。お前の勝手な行動で、どれほどの人が迷惑を被るかわかっているのか?本当なら、厳しい罰を与えないといけないところなんだぞ!」
「はい…申し訳ございません。反省しております」
「反省すればいいものではない!罰として1週間、王妃教育の教育係にみっちり教育し直してもらう事にしたからな。覚悟しておけ」
えっ…また先生の長いお説教を聞かされるの?それも1週間も…そんな…
「さあ、王宮に着いたぞ。これからが本番だ!オニキス、行くぞ」
お父様に連れられ、王宮へと向かう。どうやら今日も、昨日と同じ部屋で話をする様だ。部屋に着くと、既に陛下とブライン様が待っていた。
「公爵、それにオニキス嬢もよく来てくれたね。早速今から、ブラインへの訓練を開始しよう。ブライン、オニキス嬢をエスコートしてやれ」
陛下の掛け声で、少し緊張気味のブライン様が立ちあがった。
「お待ちください、陛下。それにブライン殿下も。その前に色々と話したい事がございます。まずブライン殿下、オニキスの私物を取り寄せるとはどういうおつもりですか?それにあの部屋は何ですか?今すぐ、普通の部屋に戻してください」
すかさずお父様が、ブライン様に文句を言った。
「僕の部屋のどこが普通ではないとおっしゃるのですか?それより公爵、僕が取り寄せた物を、勝手に持ち去るなんて何事ですか?それに、オニキスの部屋の盗撮機が全て取り払われております。盗撮機は公爵の許可を得て取り付けたものですよ!」
ブライン様もすかさず反論している。ただ…私の私物を持ち去るって…あれは元々私のものだ。
「無断で持っていたオニキスの私物を取り返して何が悪のですか?盗撮機の件に関しても、まさかあなた様がそこまで変態…失礼、オニキスへの愛情が歪んでいるとは思いませんでしたので、許可を出したのです。そもそも、オニキスの様子を少し確認するだけとおっしゃっていたではありませんか。まさかオニキスを、おかずにしていたとは…」
「おい、人聞きの悪い事を言うな。僕はただ、オニキスを見つめて幸せな気持ちに浸っていただけだ。オニキスをおかずになんて、絶対にしていない。それにオニキスの私物だって、ちゃんと夫人に許可を取ったんだ。今すぐ僕の部屋から持ち去ったオニキスの私物と、オニキスの部屋の盗撮機を元に戻してくれ!」
「いいえ、そんな事は出来ません!これ以上殿下の悪趣味に、オニキスを利用するのはお止めください!」
「何が悪趣味だ!」
お父様とブライン様が完全に睨み合っている。そんな2人を止めたのは、陛下だ。
「2人とも落ち着いてくれ。ブライン、いくら夫人に許可を取っていても、本人でもあるオニキス嬢に無断で持っていっていたのだから、仕方がない。諦めなさい。どうしても欲しいなら、オニキス嬢に許可を取ってから取り寄せなさい。それから盗撮機の件も、公爵が駄目だと言うなら、仕方がないだろう。公爵、オニキス嬢の私物と盗撮機は諦めさせる。だからどうか、婚約破棄だけは勘弁してやってくれないかい?」
陛下がお父様に懇願している。婚約破棄は昨日しないと言う話で纏まったはずだが?
「父上、婚約破棄とはどういうことですか?オニキスも婚約破棄はしなくてもいいと言ってくれたと、父上もおっしゃっていたではありませんか?」
「オニキス嬢はしないと言ったが、父親でもある公爵が難色を示しているんだ!ブライン、少しお前は黙っていなさい。公爵、この通りだ。どうかこのまま、婚約を継続させてやって欲しい」
必死に頭を下げる陛下。ブライン様も不安そうだ。私もお父様を見つめる。
「…わかりました。正し、卒業までに殿下が、オニキスに普通に接する事が出来るようになる事が条件です。もし卒業時にオニキスを見たり触れたりして、鼻血を出す様なら、結婚は中止、婚約も白紙に戻させていただきます。それでどうでしょう?」
「後半年か…わかった、ブライン。オニキス嬢と結婚したいなら、何が何でも半年で克服しろ。分かったな!」
「…分かりました。僕はオニキスと結婚できないなら、死んだほうがましです。だから、死ぬ気でオニキスに触れられるように、克服します。オニキス、こんな僕だけれど、よろしくお願いします」
ブライン様が私に向かって頭を下げたのだ。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
私も頭を下げる。とりあえず、私たちの婚約は何とか継続するという事で、話はまとまった様だ。
「ねえ、マリン。ブライン様の鼻血なんだけれど、すごく出血量が多くて…どうやら私と目が合うだけでもダメみたいなの…そんな中、今日から私に慣れる訓練を行うのだけれど、ブライン様は大丈夫かしら?」
私と目が合っただけで、あれほどまで出血していたのだ。ブライン様、死んじゃったりしないかしら?
「大丈夫の様に、上手くやるでしょう。それよりもお嬢様、もう勝手な真似は止めて下さい。今回の病気大作戦は、私にも話してくださいませんでしたよね!昨日は殿下の本性があまりに衝撃的過ぎて、すっかり忘れておりましたが。いいですか、あなた様が勝手な事をすると、沢山の人が迷惑を被るのです」
「ええ…わかっているわ。ごめんなさい」
朝からマリンに怒られてしまった。ただ…やっぱりマリンも、昨日のブライン様が衝撃だったのね…
「さあ、お嬢様、準備が整いましたよ。参りましょう」
今日も緑色のドレスに身を包み、馬車へと向かう。すると、なぜかお父様とお母様もいた。もしかして、お見送りしてくださるのかしら?そう思っていたのだが…
「オニキス、今日は私も登城する。やはり殿下に一言文句を言わないと、気が済まないからな。それから、お前は婚約破棄はしないと言っていたが、さすがにこのままではいけないから、条件を付ける事にした」
「条件とは?」
「詳しい話は、王宮でしよう。さあ行くぞ」
どうやらお父様も行く様だ。そして、まだブライン様の件で、何か文句を言うらしい。大丈夫かしら?
そう思いつつ、私も馬車に乗り込んだ。
「オニキス、クロエ嬢と共謀して殿下と婚約破棄を狙った件だが、もう二度とあの様な愚かな真似はするなよ!お前は公爵令嬢なんだ。お前の勝手な行動で、どれほどの人が迷惑を被るかわかっているのか?本当なら、厳しい罰を与えないといけないところなんだぞ!」
「はい…申し訳ございません。反省しております」
「反省すればいいものではない!罰として1週間、王妃教育の教育係にみっちり教育し直してもらう事にしたからな。覚悟しておけ」
えっ…また先生の長いお説教を聞かされるの?それも1週間も…そんな…
「さあ、王宮に着いたぞ。これからが本番だ!オニキス、行くぞ」
お父様に連れられ、王宮へと向かう。どうやら今日も、昨日と同じ部屋で話をする様だ。部屋に着くと、既に陛下とブライン様が待っていた。
「公爵、それにオニキス嬢もよく来てくれたね。早速今から、ブラインへの訓練を開始しよう。ブライン、オニキス嬢をエスコートしてやれ」
陛下の掛け声で、少し緊張気味のブライン様が立ちあがった。
「お待ちください、陛下。それにブライン殿下も。その前に色々と話したい事がございます。まずブライン殿下、オニキスの私物を取り寄せるとはどういうおつもりですか?それにあの部屋は何ですか?今すぐ、普通の部屋に戻してください」
すかさずお父様が、ブライン様に文句を言った。
「僕の部屋のどこが普通ではないとおっしゃるのですか?それより公爵、僕が取り寄せた物を、勝手に持ち去るなんて何事ですか?それに、オニキスの部屋の盗撮機が全て取り払われております。盗撮機は公爵の許可を得て取り付けたものですよ!」
ブライン様もすかさず反論している。ただ…私の私物を持ち去るって…あれは元々私のものだ。
「無断で持っていたオニキスの私物を取り返して何が悪のですか?盗撮機の件に関しても、まさかあなた様がそこまで変態…失礼、オニキスへの愛情が歪んでいるとは思いませんでしたので、許可を出したのです。そもそも、オニキスの様子を少し確認するだけとおっしゃっていたではありませんか。まさかオニキスを、おかずにしていたとは…」
「おい、人聞きの悪い事を言うな。僕はただ、オニキスを見つめて幸せな気持ちに浸っていただけだ。オニキスをおかずになんて、絶対にしていない。それにオニキスの私物だって、ちゃんと夫人に許可を取ったんだ。今すぐ僕の部屋から持ち去ったオニキスの私物と、オニキスの部屋の盗撮機を元に戻してくれ!」
「いいえ、そんな事は出来ません!これ以上殿下の悪趣味に、オニキスを利用するのはお止めください!」
「何が悪趣味だ!」
お父様とブライン様が完全に睨み合っている。そんな2人を止めたのは、陛下だ。
「2人とも落ち着いてくれ。ブライン、いくら夫人に許可を取っていても、本人でもあるオニキス嬢に無断で持っていっていたのだから、仕方がない。諦めなさい。どうしても欲しいなら、オニキス嬢に許可を取ってから取り寄せなさい。それから盗撮機の件も、公爵が駄目だと言うなら、仕方がないだろう。公爵、オニキス嬢の私物と盗撮機は諦めさせる。だからどうか、婚約破棄だけは勘弁してやってくれないかい?」
陛下がお父様に懇願している。婚約破棄は昨日しないと言う話で纏まったはずだが?
「父上、婚約破棄とはどういうことですか?オニキスも婚約破棄はしなくてもいいと言ってくれたと、父上もおっしゃっていたではありませんか?」
「オニキス嬢はしないと言ったが、父親でもある公爵が難色を示しているんだ!ブライン、少しお前は黙っていなさい。公爵、この通りだ。どうかこのまま、婚約を継続させてやって欲しい」
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「…わかりました。正し、卒業までに殿下が、オニキスに普通に接する事が出来るようになる事が条件です。もし卒業時にオニキスを見たり触れたりして、鼻血を出す様なら、結婚は中止、婚約も白紙に戻させていただきます。それでどうでしょう?」
「後半年か…わかった、ブライン。オニキス嬢と結婚したいなら、何が何でも半年で克服しろ。分かったな!」
「…分かりました。僕はオニキスと結婚できないなら、死んだほうがましです。だから、死ぬ気でオニキスに触れられるように、克服します。オニキス、こんな僕だけれど、よろしくお願いします」
ブライン様が私に向かって頭を下げたのだ。
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