あなたの重すぎる愛は私が受け止めます

Karamimi

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第4話:アルフレッド様との距離を縮めたいです

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両親に話しをした後、私はいつも通りマナーレッスンを受ける。アルフレッド様はお父様と一緒に、今日も領地の勉強や人脈作りの為に、出掛けて行った。

まだ12歳なのに、本当にアルフレッド様は頑張り屋だ。お父様もアルフレッド様には一目置いている。アルフレッド様もお父様の期待に応えようと必死だ。いつ捨てられるか分からない、そんな恐怖を抱えながら、毎日生活していたのよね。

とにかく、私は何があってもアルフレッド様の傍にいる事を、全身全霊で伝えないと!アルフレッド様が心穏やかに暮らせるように!

そしてその日の夕方、4人で食事をする。

「クリスティーヌが食卓に来るのは久しぶりね。最近はずっと1人で食べていたでしょう」

お母様が嬉しそうに呟く。以前までの私は、アルフレッド様を避けるため、ほとんど部屋から出ない様にしていたのだ。食事も1人で食べていたし。本当に、何をやっていたのだろう…

「昨日までは…そうですわね。反抗期みたいなものですわ。ほら、親に反発したい時期とかってあるでしょう。そう、あれですわ」

「反抗期?よくわからないけれど、そういう時期もあるのかもしれないわね。でも、それが終わって本当によかったわ」

よく考えてみれば、クリスティーヌのせいで、家の空気も悪くなっていた。よくこんな性格で、ヒロインなんてやっていたものだわ。

食事が終わると、アルフレッド様にお茶に誘われた。もちろん、それに答える。嬉しそうに話をするアルフレッド様を見ていると、私も嬉しくなる。漫画では、いつも辛そうな顔をしていたものね。やっぱりアルフレッド様は、笑顔でいてくれないと!

楽しいティータイムの後は、自室に戻り湯あみを済ます。そう言えばアルフレッド様は、夜遅くまで勉強をしているのよね。本当に頑張り屋だわ。

そうだ!お茶とちょっとした食べ物を持って行ってあげよう。早速お盆にお茶と食べ物を乗せ、アルフレッド様の部屋へと運ぶ。

「お嬢様、やはり私がお持ちしますわ。火傷でもされたら大変ですから」

「もう、これくらい大丈夫よ!アリアはあっちに行っていて!」

心配したアリアが、隣で騒いでいる。さすがにこのくらい、私にだって出来るわよ。本当に心配性なのだから。

気を取り直し、ドアをノックして部屋に入って行く。

「アルフレッド様、遅くまでお勉強、お疲れ様です。お茶をお持ちしましたわ」

「クリスティーヌ!僕の為にお茶を持ってきてくれたのかい?ありがとう。重かっただろう。さあ、こっちにおいで」

私の姿を見るなり、ぱぁっと顔が明るくなったアルフレッド様。この笑顔、たまらないわ。私からお盆を取ると、そのまま近くのソファに座らせてくれた。

ふと机を見ると、難しそうな本がたくさん並んでいる。ノートにはびっしりと文字が書かれているし。本当にアルフレッド様は勉強熱心だ。

「こんなに難しそうな本を読みながら勉強をしていらっしゃるのですね。でも、あまり頑張りすぎは良くないですわ。あなたと私は、もう結婚する事が決まっているのです。ですから、どうか無理はしないで下さい。それから、昨日まではごめんなさい。私、どうかしていたのですわ。本当はアルフレッド様が大好きなのに、素直になれなくて…」

アルフレッド様にそっと寄り添った。

「クリスティーヌ、ありがとう。君は優しいね。でも僕は、勉強が好きなんだよ。それに、立派な公爵になって、君を支えたいし。何より僕は、君の傍にいたいんだ。君がいてくれるだけで、僕は生きていられるから…」

恥ずかしそうにアルフレッド様が微笑んでくれた。なんて…なんて素敵なの!こんな表情にこんな言葉を言われたら、ノックアウト間違いなしよ!

「アルフレッド様、私もあなた様がいないと生きていけませんわ!これからもこの家で、ずっとずっと過ごしましょうね」

アルフレッド様をギューギュー抱きしめる。もう絶対に離すものですか!て、ちょっと興奮してしまったわ。

「申し訳ございません、はしたない姿をお見せしてしまいましたね。さあ、お勉強を続けて下さい。邪魔はしませんから、お勉強の様子を見ていてもよろしいですか?」

「ああ、もちろんだよ。でも、無理はしないでね。眠くなったらいつでも休んでくれていいから。それから、僕は今の君の方が、魅力的だと思うよ。だから、僕には遠慮せずに…その、抱き着いて来てもいいからね」

なんと!愛しのアルフレッド様からそんなお言葉がいただけるだなんて…でも、私は公爵令嬢。あまりはしたない事は出来ない。

アルフレッド様を抱きしめたい感情をぐっと堪え、そのままソファに座り、アルフレッド様の勉強風景を観察する。

でも…
さすがに眠い…ダメよ眠っては!アルフレッド様は頑張っているのだから。でも…
結局私は、アルフレッド様の部屋に来て、30分もしないうちに夢の世界へと旅立ったのだった。
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