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第18話:王族とは極力関わりたくはありません
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その後無事入学式が終わり、それぞれが教室へと向かう。
「クリスティーヌ、僕たち同じクラスだよ。ただ…殿下たちも同じだ」
クラス発表の紙を見ながら、アルフレッド様が呟いている。ええ、知っていますとも。主要メンバーは皆、同じクラスなのだ。ただ…漫画では私とカロイド殿下、カリーナ殿下がよく一緒に過ごしていて、アルフレッド様がいつも寂しそうに私たちを見つめていた。
でも、そんな状況には絶対にさせない。とにかくカロイド殿下とカリーナ殿下には、あまり近づかない様にしないと。特にカリーナ殿下、彼女には十分気を付けないと。
気を引き締め、アルフレッド様と一緒に教室へと向かう。教室に入ると
「クリスティーヌ、久しぶりね。最近お茶会に全然参加しないから、心配していたのよ」
「そうよ、どうして最近参加しなかったの?それに隣にいるのは…」
友人たちが話しかけて来た。ただ、私の隣にいるアルフレッド様を見て固まっている。実は前世の記憶が戻る前、彼女たちにアルフレッド様の事を色々と相談していたのだ。その為、きっとアルフレッド様が私の隣にいる事が不思議なのだろう。
「皆、久しぶりね。あの後色々とあって。私ね、実はアルフレッド様が大好きだったのだけれど、素直になれなくて…でも、やっと素直になれたの!私今、とても幸せよ」
私の言葉を聞いて、お互いの顔を見合わせている友人達。
「クリスティーヌがそう言うなら…私たちは別に何にも言わないけれど。随分と心境の変化があったのね…」
そう言って苦笑いしている。確かに昔の私は、散々アルフレッド様の事を“怖い”だの“傍にいたくない”だの暴言を吐いていたものね。本当にあの時の私をぶん殴ってやりたいわ。
「クリスティーヌ、見てよ。またレイチェル様がこちらを睨んでいるわよ。なぜかあの人、クリスティーヌの事を目の敵にしているのよね」
友人の1人が私の耳元で呟く。友人の視線の先には、レイチェル様の姿が。ただ、いつも私を鬼の形相で睨んでいるのだが、今は目を見開き固まっている。
レイチェル・ディスティーヌ様は私と同じく公爵令嬢だ。物腰柔らく誰にでもお優しいと評判の女性なのだが、なぜか私には厳しくて毛嫌いされているのだ。私は彼女と仲良くなりたくて何度か話しかけたのだが、なぜか虫けらを見る様な視線を送られ、無視されるのだ。
正直毛嫌いされている理由が全く分からない。そもそも漫画にも、レイチェル様という令嬢は出てこなかったはず…
彼女とも同じクラスか…とりあえず彼女には近づかないようにしないと。
そんな話をしているうちに、先生がやって来たので急いで席に着く。先生からは学院に関する簡単な説明が行われ、そのまま解散となった。
「クリスティーヌ、せっかくだからホテルを貸し切ってランチでもしましょう。クラスの皆も誘って。皆も一緒に、ランチにいかない?」
「それはいいわね。行きましょう」
「ランチですか?あの、私も行ってもいいかしら?せっかくなので、皆様とも仲良くなりたいと考えておりますの。クリスティーヌ様、ぜひご一緒させてください」
私に話し掛けてきたのは、カリーナ殿下だ。さらに
「カリーナも行くなら、僕も行くよ。僕もクリスティーヌ嬢とゆっくり話がしたいし。いいよね、クリスティーヌ嬢」
なぜかカロイド殿下までもが、話に入って来たのだ。2人とも私に確認をとっているのはなぜだろう…
ふと隣にいるアルフレッド様を見ると、悲しそうな顔をしていた。この顔は!
「ごめんなさい、実は今日、家で母が私とアルフレッド様の為に、入学祝いのパーティーを計画してくれていて。首を長くして私たちの帰りを待ってくれているの。使用人たちも朝から準備してくれていて。また今度、埋め合わせを行うわ」
「それじゃあ、仕方がないわね。また今度、一緒に食事をしましょう」
友人たちも納得してくれた様だ。ただ…一瞬カリーナ殿下が怪訝そうな顔をしたのを、見逃さなかった。
「さあ、アルフレッド様、帰りましょう」
アルフレッド様の手をギュッと握り、教室を後にする。そして馬車に乗り込んだ。
「クリスティーヌ、ありがとう。僕の為に断ってくれたのだよね。入学祝いのパーティーは、確か義父上が帰って来た夕方からする予定だろう?」
「あら、そうだったかしら?実は私、カリーナ殿下が苦手で…だから行くのが嫌だったのです。それにアルフレッド様と2人で過ごした方が、私は幸せですし…」
そう言ってアルフレッド様に寄り添う。アルフレッド様の匂い…神様、私を性悪悪役令嬢…じゃなかった、ヒロインに転生させてくれてありがとうございます。私、アルフレッド様の傍にいられるだけで、幸せです。
“私はあなたと生きていきます”の全アルフレッド様ファンの為にも、そして何より私の為にも、何が何でもアルフレッド様を幸せにしますわ!それが私に与えられた使命であり、最高の幸せなのだから。
ギュッとアルフレッド様に抱き着く。温かくて心地よい。
「今日のクリスティーヌは随分と甘えん坊だね。正直言うと、学院に行ったらまた君は、友人たちを優先するのではないかと心配していたんだ。でも君は僕を優先してくれた。本当にありがとう」
「そんなの当たり前ですわ。私は誰よりもあなた様を愛しているのですから」
王族の行動が気になるが、我が家だって公爵家だ。このまま王族達にはあまり近づかずに過ごそう。きっとカロイド殿下もカリーナ殿下も、私たちが近づかなければ何も出来ないだろう。
大丈夫よ、きっとうまく行くわ。
「クリスティーヌ、僕たち同じクラスだよ。ただ…殿下たちも同じだ」
クラス発表の紙を見ながら、アルフレッド様が呟いている。ええ、知っていますとも。主要メンバーは皆、同じクラスなのだ。ただ…漫画では私とカロイド殿下、カリーナ殿下がよく一緒に過ごしていて、アルフレッド様がいつも寂しそうに私たちを見つめていた。
でも、そんな状況には絶対にさせない。とにかくカロイド殿下とカリーナ殿下には、あまり近づかない様にしないと。特にカリーナ殿下、彼女には十分気を付けないと。
気を引き締め、アルフレッド様と一緒に教室へと向かう。教室に入ると
「クリスティーヌ、久しぶりね。最近お茶会に全然参加しないから、心配していたのよ」
「そうよ、どうして最近参加しなかったの?それに隣にいるのは…」
友人たちが話しかけて来た。ただ、私の隣にいるアルフレッド様を見て固まっている。実は前世の記憶が戻る前、彼女たちにアルフレッド様の事を色々と相談していたのだ。その為、きっとアルフレッド様が私の隣にいる事が不思議なのだろう。
「皆、久しぶりね。あの後色々とあって。私ね、実はアルフレッド様が大好きだったのだけれど、素直になれなくて…でも、やっと素直になれたの!私今、とても幸せよ」
私の言葉を聞いて、お互いの顔を見合わせている友人達。
「クリスティーヌがそう言うなら…私たちは別に何にも言わないけれど。随分と心境の変化があったのね…」
そう言って苦笑いしている。確かに昔の私は、散々アルフレッド様の事を“怖い”だの“傍にいたくない”だの暴言を吐いていたものね。本当にあの時の私をぶん殴ってやりたいわ。
「クリスティーヌ、見てよ。またレイチェル様がこちらを睨んでいるわよ。なぜかあの人、クリスティーヌの事を目の敵にしているのよね」
友人の1人が私の耳元で呟く。友人の視線の先には、レイチェル様の姿が。ただ、いつも私を鬼の形相で睨んでいるのだが、今は目を見開き固まっている。
レイチェル・ディスティーヌ様は私と同じく公爵令嬢だ。物腰柔らく誰にでもお優しいと評判の女性なのだが、なぜか私には厳しくて毛嫌いされているのだ。私は彼女と仲良くなりたくて何度か話しかけたのだが、なぜか虫けらを見る様な視線を送られ、無視されるのだ。
正直毛嫌いされている理由が全く分からない。そもそも漫画にも、レイチェル様という令嬢は出てこなかったはず…
彼女とも同じクラスか…とりあえず彼女には近づかないようにしないと。
そんな話をしているうちに、先生がやって来たので急いで席に着く。先生からは学院に関する簡単な説明が行われ、そのまま解散となった。
「クリスティーヌ、せっかくだからホテルを貸し切ってランチでもしましょう。クラスの皆も誘って。皆も一緒に、ランチにいかない?」
「それはいいわね。行きましょう」
「ランチですか?あの、私も行ってもいいかしら?せっかくなので、皆様とも仲良くなりたいと考えておりますの。クリスティーヌ様、ぜひご一緒させてください」
私に話し掛けてきたのは、カリーナ殿下だ。さらに
「カリーナも行くなら、僕も行くよ。僕もクリスティーヌ嬢とゆっくり話がしたいし。いいよね、クリスティーヌ嬢」
なぜかカロイド殿下までもが、話に入って来たのだ。2人とも私に確認をとっているのはなぜだろう…
ふと隣にいるアルフレッド様を見ると、悲しそうな顔をしていた。この顔は!
「ごめんなさい、実は今日、家で母が私とアルフレッド様の為に、入学祝いのパーティーを計画してくれていて。首を長くして私たちの帰りを待ってくれているの。使用人たちも朝から準備してくれていて。また今度、埋め合わせを行うわ」
「それじゃあ、仕方がないわね。また今度、一緒に食事をしましょう」
友人たちも納得してくれた様だ。ただ…一瞬カリーナ殿下が怪訝そうな顔をしたのを、見逃さなかった。
「さあ、アルフレッド様、帰りましょう」
アルフレッド様の手をギュッと握り、教室を後にする。そして馬車に乗り込んだ。
「クリスティーヌ、ありがとう。僕の為に断ってくれたのだよね。入学祝いのパーティーは、確か義父上が帰って来た夕方からする予定だろう?」
「あら、そうだったかしら?実は私、カリーナ殿下が苦手で…だから行くのが嫌だったのです。それにアルフレッド様と2人で過ごした方が、私は幸せですし…」
そう言ってアルフレッド様に寄り添う。アルフレッド様の匂い…神様、私を性悪悪役令嬢…じゃなかった、ヒロインに転生させてくれてありがとうございます。私、アルフレッド様の傍にいられるだけで、幸せです。
“私はあなたと生きていきます”の全アルフレッド様ファンの為にも、そして何より私の為にも、何が何でもアルフレッド様を幸せにしますわ!それが私に与えられた使命であり、最高の幸せなのだから。
ギュッとアルフレッド様に抱き着く。温かくて心地よい。
「今日のクリスティーヌは随分と甘えん坊だね。正直言うと、学院に行ったらまた君は、友人たちを優先するのではないかと心配していたんだ。でも君は僕を優先してくれた。本当にありがとう」
「そんなの当たり前ですわ。私は誰よりもあなた様を愛しているのですから」
王族の行動が気になるが、我が家だって公爵家だ。このまま王族達にはあまり近づかずに過ごそう。きっとカロイド殿下もカリーナ殿下も、私たちが近づかなければ何も出来ないだろう。
大丈夫よ、きっとうまく行くわ。
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