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第10話 連絡先の交換
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図書室での甘い時間は、俺たちの関係を確実に次の段階へと進めていた。
昼休みが待ち遠しくて、授業に全く集中できない。チャイムが鳴るのと同時に席を立ち、図書室へ向かう。そんな毎日が続いていた。
彼女は俺に、たくさんのことを教えてくれた。好きな絵本の話、飼い猫のソラのやんちゃなエピソード、苦手な食べ物(ピーマンらしい)の話。
彼女が指で紡ぐ一つ一つの物語が、俺の世界を鮮やかに彩っていく。俺は彼女の言葉を一つも聞き漏らすまいと、必死で新しい手話を覚えた。
だが、同時に俺は焦燥感にも似た感情を抱き始めていた。
昼休みは、あまりにも短い。
話が盛り上がってきたところで、無情にもチャイムが鳴る。もっと聞きたい、もっと話したい。そう思った時には、もう次の授業が始まっているのだ。
名残惜しそうに図書室を後にする彼女の背中を見送るたびに、胸がきゅっと締め付けられた。
学校にいる時間だけじゃ、足りない。
放課後も、家に帰ってからも、夜寝る前も。四六時中、彼女と繋がっていたい。
そんな風に思うようになってしまった自分に、俺は少し驚いていた。いつから俺は、こんなに欲張りになったんだろう。
その日も、昼休みの終わりに図書室で話していた時のことだ。彼女が最近見たという映画の話を、身振り手振りを交えて熱心に語ってくれていた。クライマックスに差し掛かったところで、無情のチャイムが鳴り響く。
彼女はハッとした顔で動きを止め、そして、とても残念そうな、しょんぼりとした顔で肩を落とした。その表情が、俺の心に深く突き刺さった。
教室に戻る道すがら、俺は決意した。
このもどかしい状況を、打開する方法は一つしかない。
放課後。ホームルームが終わり、教室が騒がしさに包まれる。
俺は帰る準備をしながらも、月宮さんの様子を窺っていた。彼女もまた、どこかそわそわと落ち着かない様子で、ゆっくりと荷物を鞄に詰めている。
「航、帰るぞー」
健太の声に、俺は「ああ、悪い。ちょっと先生に用事が。先帰っててくれ」と、もはや手慣れた嘘をついた。健太は「ふーん」と意味ありげな視線を俺と月宮さんの間に一瞬だけ走らせたが、何も言わずに教室を出ていった。
やがて、教室に残っているのは俺と彼女だけになった。
静寂が訪れる。窓の外では、運動部の掛け声が遠くに聞こえていた。
彼女は帰り支度を終えたのに、なぜか自分の席から動こうとしない。机の縁を指でなぞりながら、俯いている。まるで、何かを待っているかのように。
俺は、自分の心臓がドクドクと大きく脈打つのを感じていた。
今しかない。
俺は自分の鞄からスマホを取り出し、それを手に、彼女の席へと歩み寄った。
俺の気配に気づいた彼女が、びくりと肩を震わせて顔を上げる。その瞳は不安げに揺れていた。
俺は彼女を安心させるように、小さく微笑んでみせた。そして、意を決して指を動かす。
口実も、ちゃんと考えてきた。
まず、スマホの画面を指差す。『これ』
次に、人と人とが情報をやり取りするような仕草。『連絡先』
そして、両手の指先を合わせてから離す動作。『交換』
最後に、両手の人差し指をお辞儀させる。『お願いします』
『連絡先の交換、お願いします』
俺のメッセージを読み取った彼女は、ぽかん、と小さな口を開けて固まった。
その黒い瞳が、信じられないものを見るように、大きく見開かれている。
まずい、やっぱり唐突すぎたか。そう思った俺は、慌てて口実を手話で付け加えた。
『手話』『分からない時』『聞きたい』
分からないことがあったら、すぐに君に聞きたいんだ。だから、と。
学習意欲を盾にした、我ながら見事な口実だった。これなら、彼女も受け入れやすいはずだ。
俺の言葉の意味を完全に理解した瞬間、彼女の表情が動いた。
驚きに染まっていた顔が、一瞬にして、ぱあっと輝いた。それは、今まで見たどの笑顔よりも眩しくて、力強い、喜びそのものだった。
彼女は、ぶんぶんと音が聞こえそうな勢いで、何度も何度も頷いた。
そして、慌てた様子で自分の鞄に手を突っ込み、スマホを取り出す。その指先が、嬉しそうに小刻みに震えているのを見て、俺の胸は温かいもので満たされた。
彼女はスマホを手に、俺の隣にちょこんと立った。
「じゃあ……」
俺は声で言いながら、メッセージアプリを起動する。彼女も同じようにアプリを開いた。
IDを交換するために、スマホを並べて机の上に置く。自然と、俺たちの顔が近づいた。ふわりと、彼女の甘いシャンプーの香りがして、心臓がまた跳ねる。
彼女のスマホの画面が、ふと目に入った。待ち受け画面は、あの真っ白な飼い猫のソラだった。カメラ目線で、少しだけ偉そうな顔をしている。
俺がそれに気づいて微笑むと、彼女は「見ないで」というかのように、慌てて画面を手で隠した。その仕草が可愛くて、たまらない。
無事に連絡先の交換は終わった。
彼女は自分のスマホの連絡先一覧に「相田 航」という文字が表示されているのを、宝物のようにじっと見つめている。
「じゃあ、また明日」
俺が手話でそう言うと、彼女は名残惜しそうに、しかし満面の笑みでこくりと頷き、ぺこりとお辞儀をして教室を出ていった。
その日の夜。
俺は自室のベッドの上で、スマホを握りしめ、何度もトーク画面を開いては閉じてを繰り返していた。
月宮雫、という名前がそこにある。いつでもメッセージを送れる。その事実だけで、世界が輝いて見えた。
しかし、いざ送るとなると、途方もなく緊張する。
最初の一言は、何て送ればいい?
『こんばんは』か? いや、固すぎるか。『ヤッホー』なんて送ったら、即ブロックされそうだ。
十分ほど悩んだ末、俺は一番シンプルで、無難なメッセージを打ち込んだ。
『相田航です。今日はありがとう。これからよろしく』
送信ボタンを押す指が、少し震えた。
メッセージは、すぐに既読になった。
早すぎる。ずっとスマホを握りしめて待っていたのだろうか。想像すると、愛おしさで胸が張り裂けそうになった。
そして、すぐに返信が来る。
『月宮雫です。こちらこそ、ありがとうございました。よろしくお願いします』
丁寧で、彼女らしい文章だった。
俺はほっと息をつき、画面を眺める。それだけで、幸せだった。
すると、すぐに次のメッセージが届いた。
それは、メッセージではなく、一つのスタンプだった。
真っ白な猫が、ごろりと寝転がりながら『よろしくにゃ』と言っている、気の抜けるような可愛いスタンプ。
飼い猫のソラにそっくりだった。
「…………っ!」
俺は声にならない叫びを上げ、スマホを胸に抱きしめたままベッドに倒れ込んだ。
そして、枕に顔を埋めて、足をバタバタとさせた。
可愛い。可愛すぎる。なんだあのかわいい生き物は。
クールな彼女が、こんなスタンプを使うなんて。ギャップで心臓が持たない。
学校では、指先で紡ぐ秘密の会話。
家に帰れば、メッセージとスタähänで繋がれる。
俺と彼女の世界は、また一つ、強く固く結ばれた。
これから始まる、彼女との夜のやり取りを想像して、俺のニヤニヤはもう、どうやっても止まりそうになかった。
昼休みが待ち遠しくて、授業に全く集中できない。チャイムが鳴るのと同時に席を立ち、図書室へ向かう。そんな毎日が続いていた。
彼女は俺に、たくさんのことを教えてくれた。好きな絵本の話、飼い猫のソラのやんちゃなエピソード、苦手な食べ物(ピーマンらしい)の話。
彼女が指で紡ぐ一つ一つの物語が、俺の世界を鮮やかに彩っていく。俺は彼女の言葉を一つも聞き漏らすまいと、必死で新しい手話を覚えた。
だが、同時に俺は焦燥感にも似た感情を抱き始めていた。
昼休みは、あまりにも短い。
話が盛り上がってきたところで、無情にもチャイムが鳴る。もっと聞きたい、もっと話したい。そう思った時には、もう次の授業が始まっているのだ。
名残惜しそうに図書室を後にする彼女の背中を見送るたびに、胸がきゅっと締め付けられた。
学校にいる時間だけじゃ、足りない。
放課後も、家に帰ってからも、夜寝る前も。四六時中、彼女と繋がっていたい。
そんな風に思うようになってしまった自分に、俺は少し驚いていた。いつから俺は、こんなに欲張りになったんだろう。
その日も、昼休みの終わりに図書室で話していた時のことだ。彼女が最近見たという映画の話を、身振り手振りを交えて熱心に語ってくれていた。クライマックスに差し掛かったところで、無情のチャイムが鳴り響く。
彼女はハッとした顔で動きを止め、そして、とても残念そうな、しょんぼりとした顔で肩を落とした。その表情が、俺の心に深く突き刺さった。
教室に戻る道すがら、俺は決意した。
このもどかしい状況を、打開する方法は一つしかない。
放課後。ホームルームが終わり、教室が騒がしさに包まれる。
俺は帰る準備をしながらも、月宮さんの様子を窺っていた。彼女もまた、どこかそわそわと落ち着かない様子で、ゆっくりと荷物を鞄に詰めている。
「航、帰るぞー」
健太の声に、俺は「ああ、悪い。ちょっと先生に用事が。先帰っててくれ」と、もはや手慣れた嘘をついた。健太は「ふーん」と意味ありげな視線を俺と月宮さんの間に一瞬だけ走らせたが、何も言わずに教室を出ていった。
やがて、教室に残っているのは俺と彼女だけになった。
静寂が訪れる。窓の外では、運動部の掛け声が遠くに聞こえていた。
彼女は帰り支度を終えたのに、なぜか自分の席から動こうとしない。机の縁を指でなぞりながら、俯いている。まるで、何かを待っているかのように。
俺は、自分の心臓がドクドクと大きく脈打つのを感じていた。
今しかない。
俺は自分の鞄からスマホを取り出し、それを手に、彼女の席へと歩み寄った。
俺の気配に気づいた彼女が、びくりと肩を震わせて顔を上げる。その瞳は不安げに揺れていた。
俺は彼女を安心させるように、小さく微笑んでみせた。そして、意を決して指を動かす。
口実も、ちゃんと考えてきた。
まず、スマホの画面を指差す。『これ』
次に、人と人とが情報をやり取りするような仕草。『連絡先』
そして、両手の指先を合わせてから離す動作。『交換』
最後に、両手の人差し指をお辞儀させる。『お願いします』
『連絡先の交換、お願いします』
俺のメッセージを読み取った彼女は、ぽかん、と小さな口を開けて固まった。
その黒い瞳が、信じられないものを見るように、大きく見開かれている。
まずい、やっぱり唐突すぎたか。そう思った俺は、慌てて口実を手話で付け加えた。
『手話』『分からない時』『聞きたい』
分からないことがあったら、すぐに君に聞きたいんだ。だから、と。
学習意欲を盾にした、我ながら見事な口実だった。これなら、彼女も受け入れやすいはずだ。
俺の言葉の意味を完全に理解した瞬間、彼女の表情が動いた。
驚きに染まっていた顔が、一瞬にして、ぱあっと輝いた。それは、今まで見たどの笑顔よりも眩しくて、力強い、喜びそのものだった。
彼女は、ぶんぶんと音が聞こえそうな勢いで、何度も何度も頷いた。
そして、慌てた様子で自分の鞄に手を突っ込み、スマホを取り出す。その指先が、嬉しそうに小刻みに震えているのを見て、俺の胸は温かいもので満たされた。
彼女はスマホを手に、俺の隣にちょこんと立った。
「じゃあ……」
俺は声で言いながら、メッセージアプリを起動する。彼女も同じようにアプリを開いた。
IDを交換するために、スマホを並べて机の上に置く。自然と、俺たちの顔が近づいた。ふわりと、彼女の甘いシャンプーの香りがして、心臓がまた跳ねる。
彼女のスマホの画面が、ふと目に入った。待ち受け画面は、あの真っ白な飼い猫のソラだった。カメラ目線で、少しだけ偉そうな顔をしている。
俺がそれに気づいて微笑むと、彼女は「見ないで」というかのように、慌てて画面を手で隠した。その仕草が可愛くて、たまらない。
無事に連絡先の交換は終わった。
彼女は自分のスマホの連絡先一覧に「相田 航」という文字が表示されているのを、宝物のようにじっと見つめている。
「じゃあ、また明日」
俺が手話でそう言うと、彼女は名残惜しそうに、しかし満面の笑みでこくりと頷き、ぺこりとお辞儀をして教室を出ていった。
その日の夜。
俺は自室のベッドの上で、スマホを握りしめ、何度もトーク画面を開いては閉じてを繰り返していた。
月宮雫、という名前がそこにある。いつでもメッセージを送れる。その事実だけで、世界が輝いて見えた。
しかし、いざ送るとなると、途方もなく緊張する。
最初の一言は、何て送ればいい?
『こんばんは』か? いや、固すぎるか。『ヤッホー』なんて送ったら、即ブロックされそうだ。
十分ほど悩んだ末、俺は一番シンプルで、無難なメッセージを打ち込んだ。
『相田航です。今日はありがとう。これからよろしく』
送信ボタンを押す指が、少し震えた。
メッセージは、すぐに既読になった。
早すぎる。ずっとスマホを握りしめて待っていたのだろうか。想像すると、愛おしさで胸が張り裂けそうになった。
そして、すぐに返信が来る。
『月宮雫です。こちらこそ、ありがとうございました。よろしくお願いします』
丁寧で、彼女らしい文章だった。
俺はほっと息をつき、画面を眺める。それだけで、幸せだった。
すると、すぐに次のメッセージが届いた。
それは、メッセージではなく、一つのスタンプだった。
真っ白な猫が、ごろりと寝転がりながら『よろしくにゃ』と言っている、気の抜けるような可愛いスタンプ。
飼い猫のソラにそっくりだった。
「…………っ!」
俺は声にならない叫びを上げ、スマホを胸に抱きしめたままベッドに倒れ込んだ。
そして、枕に顔を埋めて、足をバタバタとさせた。
可愛い。可愛すぎる。なんだあのかわいい生き物は。
クールな彼女が、こんなスタンプを使うなんて。ギャップで心臓が持たない。
学校では、指先で紡ぐ秘密の会話。
家に帰れば、メッセージとスタähänで繋がれる。
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