35 / 100
第35話 花火の下の誓い
しおりを挟む
りんご飴の甘い余韻と、キス寸前の気まずさが混じり合った不思議な空気が俺たち二人を支配していた。
縁台に座ったまま、どちらともなく視線を逸らし、意味もなく遠くの提灯を眺めたり、自分の下駄の鼻緒をいじったりする。
でも、繋いだ手だけは決して離さなかった。むしろ、さっきよりも少しだけ強くお互いの指が絡み合っている。その温もりだけが、俺たちの間に流れる沈黙が、決して気まずいだけのものではないことを証明してくれていた。
やがて、どちらからともなく立ち上がり、俺たちは再び祭りの喧騒の中へと歩き出した。
会話はない。
でも、それでよかった。
繋いだ手のひらから、言葉以上のものが伝わってくる。
ドキドキしてる。恥ずかしい。でも、すごく嬉しい。
そんな、甘くてくすぐったい感情が、指先を通して俺たちの心を行き来していた。
しばらく歩いていると、周りの人々の雰囲気が変わったことに気づいた。
皆が同じ方向を向き、空を見上げ始めている。ざわざわとした期待のこもったざわめきが波のように広がっていく。
「花火、始まるぞ!」
誰かが叫ぶ声が聞こえた。
俺たちは顔を見合わせ、人の流れに乗って少しだけ開けた場所へと移動した。神社の裏手にある、小さな丘の上。そこからは、街の夜景と、これから花火が打ち上がるであろう夜空が一望できた。
既に何組かのカップルや家族連れが、思い思いの場所に腰を下ろしている。
俺たちは、一本の大きな木の下に並んで立った。
眼下に広がる、宝石をちりばめたような街の灯り。そして、頭上には星が瞬く夏の夜空。
その美しい光景に、雫はうっとりと息を漏らした。
俺は、そんな彼女の横顔をただ見つめていた。
浴衣姿の君と、二人きりで見る夜景。それだけでもう、俺の心は満たされていた。
ヒュルルルル……。
不意に、細く空気を切り裂くような音が響いた。
人々が「おっ」と声を上げ、一斉に空を見上げる。
俺も雫も、その音の先を目で追った。
夜空に、小さな光の点が吸い込まれるように昇っていく。
そして、その光が頂点に達した、その瞬間。
ドンッ!
腹の底まで響くような重い轟音。
それと同時に、夜空に巨大な光の花が咲いた。
赤、青、緑。色とりどりの光の粒が、夜のキャンバスを鮮やかに彩り、そしてきらきらと輝きながら消えていく。
「わあ……」
俺は思わず、感嘆の声を漏らした。
綺麗だ。
素直に、そう思った。
隣の雫も、きっと同じように感動しているだろう。俺は、彼女の反応を見ようとそっと横顔を窺った。
その時だった。
彼女の肩が、びくり、と大きく震えたのが分かった。
繋いでいた俺の手を、ぎゅっと痛いくらいに強く握りしめている。
彼女の顔は、驚きと、そして少しの恐怖に強張っていた。
そうか。
彼女は、耳が聞こえないわけじゃない。
だから、この突然の大きな音は彼女にとってただの衝撃でしかないのかもしれない。
美しい光景と、体を揺さぶる轟音。そのアンバランスさが、彼女を不安にさせているのだ。
ドン!ドン!
間髪入れずに、二発、三発と花火が打ち上がる。
そのたびに、雫の体が小さく跳ねる。彼女は、怖いのを隠すようにぎゅっと目を瞑ってしまった。
その姿が、あまりにも健気で儚げで。
俺の胸の奥で、守りたい、という強い衝動がまた湧き上がってきた。
どうすれば、彼女を安心させられるだろう。
大丈夫だよ、と伝えたい。
俺が、そばにいるよ、と。
俺は、ほとんど無意識のうちに行動していた。
繋いでいない方の手、左手をゆっくりと持ち上げる。
そして、その震える小さな肩を、壊れ物を抱きしめるように、そっと優しく抱き寄せた。
「!」
俺の腕の中で、雫の体が大きく強張った。
驚いて俺を見上げる、その潤んだ瞳。
夜空に咲く花火の光が、その黒い瞳に反射して星のようにきらめいている。
俺は、彼女を安心させるように、大丈夫だ、というかのように、ただ優しく微笑みかけた。
俺の意図を、彼女はすぐに理解してくれたようだった。
彼女の体から、すっと力が抜けていく。
そして、抵抗する代わりにこくり、と小さく頷くと、おずおずと、しかし確かに俺の体に少しだけ身を寄せてくれた。
俺の胸に、彼女の華奢な肩がそっと触れる。
ふわりと、彼女の甘い匂いが今まで以上に濃く、俺を包み込んだ。
俺の腕の中で、雫は再び夜空を見上げた。
もう、彼女は目を瞑っていない。
俺という名の小さな拠り所を見つけて、ほんの少しだけ安心てくれたのだろうか。
俺は、花火が打ち上がる夜空よりも、その光に照らされる彼女の美しい横顔に完全に見とれていた。
花火が、クライマックスを迎える。
数えきれないほどの光が、次々と夜空に咲き乱れる。
世界が、光と音で満たされていく。
その眩い光の中で、雫がゆっくりと俺の顔を見上げた。
その瞳は、感動と、そして今まで見たことのない熱っぽい何かに、潤んでいた。
そして、彼女は俺の腕の中で。
繋いだままの俺の手に、もう片方の手を添えるようにして、そっと指を動かし始めた。
俺の胸に、コツン、と彼女の後頭部が当たる。
見上げる形で、彼女は俺にだけ見えるように、言葉を紡いでくれた。
まず、来年という未来を指し示すように指を前に出す。『来年』
そして、頬を優しく撫でる。『も』
次に、二人の人間が並ぶ様子を表す。『一緒に』
最後に、両手で花火が広がる様を描く。『見たいな』
『来年も、一緒に見たいな』
その言葉が、俺の心に深く、深く刻み込まれた。
それは、ただの願望じゃない。
未来の、約束だ。
来年も俺の隣にいてくれるという、世界で一番甘い誓いの言葉だった。
俺の心は、夜空に咲くどんな花火よりも明るく、そして力強く弾けた。
込み上げてくるどうしようもない愛おしさに、俺は彼女を抱く腕に無意識のうちに力を込めていた。
花火が終わり、静寂が夜空に戻ってくる。
でも、俺たちはしばらくの間、そのままでいた。
夏の夜の、甘い空気の中で。
確かに交わされた、未来への約束。
俺たちの夏は、まだ始まったばかりだ。
このかけがえのない瞬間を、俺はきっと一生忘れないだろう。
縁台に座ったまま、どちらともなく視線を逸らし、意味もなく遠くの提灯を眺めたり、自分の下駄の鼻緒をいじったりする。
でも、繋いだ手だけは決して離さなかった。むしろ、さっきよりも少しだけ強くお互いの指が絡み合っている。その温もりだけが、俺たちの間に流れる沈黙が、決して気まずいだけのものではないことを証明してくれていた。
やがて、どちらからともなく立ち上がり、俺たちは再び祭りの喧騒の中へと歩き出した。
会話はない。
でも、それでよかった。
繋いだ手のひらから、言葉以上のものが伝わってくる。
ドキドキしてる。恥ずかしい。でも、すごく嬉しい。
そんな、甘くてくすぐったい感情が、指先を通して俺たちの心を行き来していた。
しばらく歩いていると、周りの人々の雰囲気が変わったことに気づいた。
皆が同じ方向を向き、空を見上げ始めている。ざわざわとした期待のこもったざわめきが波のように広がっていく。
「花火、始まるぞ!」
誰かが叫ぶ声が聞こえた。
俺たちは顔を見合わせ、人の流れに乗って少しだけ開けた場所へと移動した。神社の裏手にある、小さな丘の上。そこからは、街の夜景と、これから花火が打ち上がるであろう夜空が一望できた。
既に何組かのカップルや家族連れが、思い思いの場所に腰を下ろしている。
俺たちは、一本の大きな木の下に並んで立った。
眼下に広がる、宝石をちりばめたような街の灯り。そして、頭上には星が瞬く夏の夜空。
その美しい光景に、雫はうっとりと息を漏らした。
俺は、そんな彼女の横顔をただ見つめていた。
浴衣姿の君と、二人きりで見る夜景。それだけでもう、俺の心は満たされていた。
ヒュルルルル……。
不意に、細く空気を切り裂くような音が響いた。
人々が「おっ」と声を上げ、一斉に空を見上げる。
俺も雫も、その音の先を目で追った。
夜空に、小さな光の点が吸い込まれるように昇っていく。
そして、その光が頂点に達した、その瞬間。
ドンッ!
腹の底まで響くような重い轟音。
それと同時に、夜空に巨大な光の花が咲いた。
赤、青、緑。色とりどりの光の粒が、夜のキャンバスを鮮やかに彩り、そしてきらきらと輝きながら消えていく。
「わあ……」
俺は思わず、感嘆の声を漏らした。
綺麗だ。
素直に、そう思った。
隣の雫も、きっと同じように感動しているだろう。俺は、彼女の反応を見ようとそっと横顔を窺った。
その時だった。
彼女の肩が、びくり、と大きく震えたのが分かった。
繋いでいた俺の手を、ぎゅっと痛いくらいに強く握りしめている。
彼女の顔は、驚きと、そして少しの恐怖に強張っていた。
そうか。
彼女は、耳が聞こえないわけじゃない。
だから、この突然の大きな音は彼女にとってただの衝撃でしかないのかもしれない。
美しい光景と、体を揺さぶる轟音。そのアンバランスさが、彼女を不安にさせているのだ。
ドン!ドン!
間髪入れずに、二発、三発と花火が打ち上がる。
そのたびに、雫の体が小さく跳ねる。彼女は、怖いのを隠すようにぎゅっと目を瞑ってしまった。
その姿が、あまりにも健気で儚げで。
俺の胸の奥で、守りたい、という強い衝動がまた湧き上がってきた。
どうすれば、彼女を安心させられるだろう。
大丈夫だよ、と伝えたい。
俺が、そばにいるよ、と。
俺は、ほとんど無意識のうちに行動していた。
繋いでいない方の手、左手をゆっくりと持ち上げる。
そして、その震える小さな肩を、壊れ物を抱きしめるように、そっと優しく抱き寄せた。
「!」
俺の腕の中で、雫の体が大きく強張った。
驚いて俺を見上げる、その潤んだ瞳。
夜空に咲く花火の光が、その黒い瞳に反射して星のようにきらめいている。
俺は、彼女を安心させるように、大丈夫だ、というかのように、ただ優しく微笑みかけた。
俺の意図を、彼女はすぐに理解してくれたようだった。
彼女の体から、すっと力が抜けていく。
そして、抵抗する代わりにこくり、と小さく頷くと、おずおずと、しかし確かに俺の体に少しだけ身を寄せてくれた。
俺の胸に、彼女の華奢な肩がそっと触れる。
ふわりと、彼女の甘い匂いが今まで以上に濃く、俺を包み込んだ。
俺の腕の中で、雫は再び夜空を見上げた。
もう、彼女は目を瞑っていない。
俺という名の小さな拠り所を見つけて、ほんの少しだけ安心てくれたのだろうか。
俺は、花火が打ち上がる夜空よりも、その光に照らされる彼女の美しい横顔に完全に見とれていた。
花火が、クライマックスを迎える。
数えきれないほどの光が、次々と夜空に咲き乱れる。
世界が、光と音で満たされていく。
その眩い光の中で、雫がゆっくりと俺の顔を見上げた。
その瞳は、感動と、そして今まで見たことのない熱っぽい何かに、潤んでいた。
そして、彼女は俺の腕の中で。
繋いだままの俺の手に、もう片方の手を添えるようにして、そっと指を動かし始めた。
俺の胸に、コツン、と彼女の後頭部が当たる。
見上げる形で、彼女は俺にだけ見えるように、言葉を紡いでくれた。
まず、来年という未来を指し示すように指を前に出す。『来年』
そして、頬を優しく撫でる。『も』
次に、二人の人間が並ぶ様子を表す。『一緒に』
最後に、両手で花火が広がる様を描く。『見たいな』
『来年も、一緒に見たいな』
その言葉が、俺の心に深く、深く刻み込まれた。
それは、ただの願望じゃない。
未来の、約束だ。
来年も俺の隣にいてくれるという、世界で一番甘い誓いの言葉だった。
俺の心は、夜空に咲くどんな花火よりも明るく、そして力強く弾けた。
込み上げてくるどうしようもない愛おしさに、俺は彼女を抱く腕に無意識のうちに力を込めていた。
花火が終わり、静寂が夜空に戻ってくる。
でも、俺たちはしばらくの間、そのままでいた。
夏の夜の、甘い空気の中で。
確かに交わされた、未来への約束。
俺たちの夏は、まだ始まったばかりだ。
このかけがえのない瞬間を、俺はきっと一生忘れないだろう。
10
あなたにおすすめの小説
昔好きだったお姉さんが不倫されたので落としに行ったら後輩からも好かれていた
九戸政景
恋愛
高校三年生の柴代大和は、小学校一年生の頃からの付き合いである秋田泰希の姉である夕希に恋心を抱いていたが、夕希の結婚をきっかけに恋心を諦めていた。
そして小学生の頃の夢を見た日、泰希から大和は夕希の離婚を伝えられ、それと同時にある頼みをされる。
バイト先の先輩ギャルが実はクラスメイトで、しかも推しが一緒だった件
沢田美
恋愛
「きょ、今日からお世話になります。有馬蓮です……!」
高校二年の有馬蓮は、人生初のアルバイトで緊張しっぱなし。
そんな彼の前に現れたのは、銀髪ピアスのギャル系先輩――白瀬紗良だった。
見た目は派手だけど、話してみるとアニメもゲームも好きな“同類”。
意外な共通点から意気投合する二人。
だけどその日の帰り際、店長から知らされたのは――
> 「白瀬さん、今日で最後のシフトなんだよね」
一期一会の出会い。もう会えないと思っていた。
……翌日、学校で再会するまでは。
実は同じクラスの“白瀬さん”だった――!?
オタクな少年とギャルな少女の、距離ゼロから始まる青春ラブコメ。
10年ぶりに再会した幼馴染と、10年間一緒にいる幼馴染との青春ラブコメ
桜庭かなめ
恋愛
高校生の麻丘涼我には同い年の幼馴染の女の子が2人いる。1人は小学1年の5月末から涼我の隣の家に住み始め、約10年間ずっと一緒にいる穏やかで可愛らしい香川愛実。もう1人は幼稚園の年長組の1年間一緒にいて、卒園直後に引っ越してしまった明るく活発な桐山あおい。涼我は愛実ともあおいとも楽しい思い出をたくさん作ってきた。
あおいとの別れから10年。高校1年の春休みに、あおいが涼我の家の隣に引っ越してくる。涼我はあおいと10年ぶりの再会を果たす。あおいは昔の中性的な雰囲気から、清楚な美少女へと変わっていた。
3人で一緒に遊んだり、学校生活を送ったり、愛実とあおいが涼我のバイト先に来たり。春休みや新年度の日々を通じて、一度離れてしまったあおいとはもちろんのこと、ずっと一緒にいる愛実との距離も縮まっていく。
出会った早さか。それとも、一緒にいる長さか。両隣の家に住む幼馴染2人との温かくて甘いダブルヒロイン学園青春ラブコメディ!
※特別編6が完結しました!(2026.1.21)
※小説家になろう(N9714HQ)とカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録や感想をお待ちしております。
僕の姉的存在の幼馴染が、あきらかに僕に好意を持っている件〜
柿 心刃
恋愛
僕の幼馴染で姉的な存在である西田香奈は、眉目秀麗・品行方正・成績優秀と三拍子揃った女の子だ。彼女は、この辺りじゃ有名な女子校に通っている。僕とは何の接点もないように思える香奈姉ちゃんが、ある日、急に僕に急接近してきた。
僕の名は、周防楓。
女子校とは反対側にある男子校に通う、ごく普通の男子だ。
不器用な姉弟は傷を舐め合う、舐め合う舌はちょっとざらつく
桜乃マヒロ
恋愛
姉の柊和(ひより)は美人で聡明な完璧万能超人、弟の護(まもる)は優しく献身的な天然男子。高校生ながら二人暮らしの柊和と護は、お互いを支え合って日々を生きてきた。
ある日、友人である生徒会長から呼び出された柊和は、自分を次の生徒会の会長に推薦したいと打診を受ける。
「私はただ、私の後なら柊和ちゃんがいいなって、そんな風に思っただけだからね」
二人だけの閉鎖的だった日常は、生徒会をきっかけに急激な変化を迎える。新しい出会いと日常の中で、今まで眠っていた二人の過去と、片や必死に封じ込み、片や無自覚だった特別な想いに、光が射し込むことになり──?
「あくっ……護には負けない!」
「なんの話か知らないけど、宣言されたら負かせたくなるね?」
顔と心に傷として刻まれた過去に囚われ、自分よりお互いを大切にしすぎてすれ違い続ける不器用な姉弟。そんな二人の両片思いのお話。
—————————————————————————————————
面白いと思っていただけた時は、お気に入りにしていただけると、凄く励みになります!
一日一話を目標に更新中!(現在火曜・木曜・土曜お休み中)
「小説家になろう」 「カクヨム」様でも同時に投稿しています。
迷子を助けたら生徒会長の婚約者兼女の子のパパになったけど別れたはずの彼女もなぜか近づいてくる
九戸政景
恋愛
新年に初詣に来た父川冬矢は、迷子になっていた頼母木茉莉を助け、従姉妹の田母神真夏と知り合う。その後、真夏と再会した冬矢は真夏の婚約者兼茉莉の父親になってほしいと頼まれる。
※こちらは、カクヨムやエブリスタでも公開している作品です。
S級ハッカーの俺がSNSで炎上する完璧ヒロインを助けたら、俺にだけめちゃくちゃ甘えてくる秘密の関係になったんだが…
senko
恋愛
「一緒に、しよ?」完璧ヒロインが俺にだけベタ甘えしてくる。
地味高校生の俺は裏ではS級ハッカー。炎上するクラスの完璧ヒロインを救ったら、秘密のイチャラブ共闘関係が始まってしまった!リアルではただのモブなのに…。
クラスの隅でPCを触るだけが生きがいの陰キャプログラマー、黒瀬和人。
彼にとってクラスの中心で太陽のように笑う完璧ヒロイン・天野光は決して交わることのない別世界の住人だった。
しかしある日、和人は光を襲う匿名の「裏アカウント」を発見してしまう。
悪意に満ちた誹謗中傷で完璧な彼女がひとり涙を流していることを知り彼は決意する。
――正体を隠したまま彼女を救い出す、と。
謎の天才ハッカー『null』として光に接触した和人。
ネットでは唯一頼れる相棒として彼女に甘えられる一方、現実では目も合わせられないただのクラスメイト。
この秘密の二重生活はもどかしくて、だけど最高に甘い。
陰キャ男子と完璧ヒロインの秘密の二重生活ラブコメ、ここに開幕!
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる