34 / 75
第34話:代官の失脚
しおりを挟む
アウグスト騎士団長率いる王国騎士団は代官バルトークとジェラールの身柄を拘束すると、すぐさまテルマの街へと向かった。彼らの任務はもはや反乱の鎮圧ではなく、腐敗した領主の悪事を暴き、その統治体制を正常化することへと切り替わっていた。
俺たちの農園には再び平穏が訪れた。
だがその平穏は、以前とは少し質が違っていた。俺たちはただの辺境の開拓者から、一国の騎士団長にその正当性を認められた特別な存在へと変わっていたのだ。
数日後、農園を解放された元兵士の一人が街の様子を知らせにやってきてくれた。
彼が語るテルマの街の様子は、まさに激動という言葉がふさわしかった。
アウグスト騎士団長はバルトークの館を徹底的に捜索し、彼の不正な蓄財の証拠や民から搾取した税の裏帳簿を次々と発見した。さらに俺たちが提出した証言書を元に、被害を受けた村人たちからの聞き取り調査も行われた。
代官の悪行は次々と白日の下に晒されていった。その内容はテルマの民が想像していた以上に、陰湿で強欲なものだったという。
バルトークに連座する形で、オズワルドをはじめとする悪徳役人たちも次々と捕らえられた。彼らは騎士団の厳しい尋問の前に、あっさりとすべての罪を自白した。
ゴールデン商会のテルマ支店も、代官との癒着と不正取引の罪で家宅捜索を受け、その資産は一時的に王家によって凍結されることになった。
テルマの街は長年にわたる圧政という重い枷から、ついに解放されたのだ。
街の人々は騎士団の迅速かつ公正な裁きを称え、歓喜に沸いているという。
そしてそのきっかけを作ったのが、辺境の農園に住むアルフォンスという青年であるという噂も、まことしやかに囁かれ始めていた。
「……アルフォンスさん。あんたはこの街の英雄だよ」
知らせに来てくれた元兵士は、心からの感謝を込めて俺にそう言った。
「英雄なんて大げさだ」
俺は照れ隠しにそう返したが、悪い気はしなかった。自分たちの戦いが多くの人々を救うことに繋がった。その事実は俺の胸を温かくした。
さらに数日が過ぎ、アウグスト騎士団長が再び俺たちの農園を訪れた。
今度は物々しい騎士団の隊列ではなく、数名の側近だけを連れた穏やかな訪問だった。
「アルフォンス殿。先日の件、王都にご報告したところ、陛下も貴殿の働きに大変感謝しておられた」
アウグストは壁の前で出迎えた俺にそう切り出した。
「代官バルトークはすべての爵位と財産を剥奪の上、王都の地下牢へ送致されることが決定した。彼がこの地に戻ってくることは二度とないだろう」
その言葉はバルトークの完全な失脚を意味していた。
「そうですか。それはテルマの民にとっても良い報せですね」
俺がそう言うと、アウグストは深く頷いた。
「うむ。そして此度の貴殿の功績に対し、陛下より褒賞が下されることになった」
「褒賞?」
俺は予想外の言葉に眉をひそめた。褒賞など求めてもいない。
アウグストは懐から一通の羊皮紙を取り出した。そこには王家の印章が厳かに押されている。
「陛下は貴殿に二つの選択肢をお与えになった。一つは王都へ赴き、貴族として騎士団に仕官する道。貴殿の持つ類稀なる力と、その公正な精神は必ずや王国の力となるだろう、と」
貴族に、騎士団。
それは多くの若者が夢見る栄光への道筋だろう。
だが俺は静かに首を横に振った。
「お断りします。俺は都会の暮らしも誰かに仕えるのも、もうごりごりです。俺の居場所はこの土地だけですから」
俺の即答にアウグストは少しも驚いた様子はなく、むしろ満足げに微笑んだ。
「……貴殿ならそう言うと思っていた。陛下も、おそらくはそれを予期しておられたのだろう。だからこそもう一つの選択肢をご用意なされた」
彼は羊皮紙を俺に手渡した。
「アルフォンス殿。国王陛下は、この農園を中心とした渓谷地帯一帯を王家の直轄領とされた上で、その土地の『自治権』を貴殿に与える、と。これを受諾すれば貴殿は事実上この土地の領主となる。税の徴収も法の制定も、ある程度の範囲で貴殿の裁量に任されることになるだろう」
自治権。
事実上の領主。
それは俺が想像していたよりも遥かに大きな褒賞だった。
これを受け入れれば俺たちの農園はもはや誰からも干渉されることのない、独立した楽園となる。腐敗した代官のような者に理不尽な要求をされることも二度とない。
俺は隣に立つシルフィとリズベットの顔を見た。
二人とも驚きながらも、その瞳には賛成の色が浮かんでいる。
「……アルフォ-ンスの決めることなら、アタシはどこまでもついて行くぜ」
リズベットがニカッと笑う。
「私も同じ気持ちです。ここが私たちの家ですから」
シルフィも優しく微笑んだ。
仲間たちの後押しを受け、俺は決意を固めた。
「……謹んでお受けいたします」
俺の言葉に、アウグストは満足げに頷いた。
「賢明な判断だ。この土地は貴殿のような男が治めるのが最もふさわしい」
彼は去り際に一つだけ忠告を残していった。
「アルフォンス殿。貴殿の農園がもたらす富と技術は今後、良くも悪くも多くの者たちの注目を集めることになるだろう。中には今回のバルトークのように、邪な考えを持つ者も現れるやもしれん。自治権とは自由であると同時に、自らを守る責任を負うことでもある。そのことをゆめゆめ忘れるな」
その言葉は騎士団長としてではなく、一人の武人としての誠実な助言のように響いた。
アウグストたちが去った後、俺たちは三人(と一匹)で改めて自分たちの農園を見渡した。
「……領主、か。とんでもないことになっちまったな」
俺がどこか他人事のように呟くと、リズベットが俺の背中をバシンと叩いた。
「何言ってやがんでい、お頭! これで名実ともにこの場所はアタシたちの国になったってことじゃねえか! めでたいことずくめよ!」
彼女の底抜けに明るい声に、俺の心も軽くなる。
そうだ。難しく考える必要はない。
これまでとやることは何も変わらない。
土を耕し、仲間たちと笑い合い、この楽園をもっと豊かで、もっと幸せな場所に育てていくだけだ。
代官バルトークの失脚。そして自治権の獲得。
それは俺たちの農園の歴史における、一つの大きな節目だった。
俺たちのスローライフはもはや個人的な暮らしではなく、『国造り』という新たなステージへと足を踏み入れたのだ。
その先にどんな未来が待っているのか。
俺はこれから始まるであろう新しい日々に、大きな希望を抱いていた。
俺たちの農園には再び平穏が訪れた。
だがその平穏は、以前とは少し質が違っていた。俺たちはただの辺境の開拓者から、一国の騎士団長にその正当性を認められた特別な存在へと変わっていたのだ。
数日後、農園を解放された元兵士の一人が街の様子を知らせにやってきてくれた。
彼が語るテルマの街の様子は、まさに激動という言葉がふさわしかった。
アウグスト騎士団長はバルトークの館を徹底的に捜索し、彼の不正な蓄財の証拠や民から搾取した税の裏帳簿を次々と発見した。さらに俺たちが提出した証言書を元に、被害を受けた村人たちからの聞き取り調査も行われた。
代官の悪行は次々と白日の下に晒されていった。その内容はテルマの民が想像していた以上に、陰湿で強欲なものだったという。
バルトークに連座する形で、オズワルドをはじめとする悪徳役人たちも次々と捕らえられた。彼らは騎士団の厳しい尋問の前に、あっさりとすべての罪を自白した。
ゴールデン商会のテルマ支店も、代官との癒着と不正取引の罪で家宅捜索を受け、その資産は一時的に王家によって凍結されることになった。
テルマの街は長年にわたる圧政という重い枷から、ついに解放されたのだ。
街の人々は騎士団の迅速かつ公正な裁きを称え、歓喜に沸いているという。
そしてそのきっかけを作ったのが、辺境の農園に住むアルフォンスという青年であるという噂も、まことしやかに囁かれ始めていた。
「……アルフォンスさん。あんたはこの街の英雄だよ」
知らせに来てくれた元兵士は、心からの感謝を込めて俺にそう言った。
「英雄なんて大げさだ」
俺は照れ隠しにそう返したが、悪い気はしなかった。自分たちの戦いが多くの人々を救うことに繋がった。その事実は俺の胸を温かくした。
さらに数日が過ぎ、アウグスト騎士団長が再び俺たちの農園を訪れた。
今度は物々しい騎士団の隊列ではなく、数名の側近だけを連れた穏やかな訪問だった。
「アルフォンス殿。先日の件、王都にご報告したところ、陛下も貴殿の働きに大変感謝しておられた」
アウグストは壁の前で出迎えた俺にそう切り出した。
「代官バルトークはすべての爵位と財産を剥奪の上、王都の地下牢へ送致されることが決定した。彼がこの地に戻ってくることは二度とないだろう」
その言葉はバルトークの完全な失脚を意味していた。
「そうですか。それはテルマの民にとっても良い報せですね」
俺がそう言うと、アウグストは深く頷いた。
「うむ。そして此度の貴殿の功績に対し、陛下より褒賞が下されることになった」
「褒賞?」
俺は予想外の言葉に眉をひそめた。褒賞など求めてもいない。
アウグストは懐から一通の羊皮紙を取り出した。そこには王家の印章が厳かに押されている。
「陛下は貴殿に二つの選択肢をお与えになった。一つは王都へ赴き、貴族として騎士団に仕官する道。貴殿の持つ類稀なる力と、その公正な精神は必ずや王国の力となるだろう、と」
貴族に、騎士団。
それは多くの若者が夢見る栄光への道筋だろう。
だが俺は静かに首を横に振った。
「お断りします。俺は都会の暮らしも誰かに仕えるのも、もうごりごりです。俺の居場所はこの土地だけですから」
俺の即答にアウグストは少しも驚いた様子はなく、むしろ満足げに微笑んだ。
「……貴殿ならそう言うと思っていた。陛下も、おそらくはそれを予期しておられたのだろう。だからこそもう一つの選択肢をご用意なされた」
彼は羊皮紙を俺に手渡した。
「アルフォンス殿。国王陛下は、この農園を中心とした渓谷地帯一帯を王家の直轄領とされた上で、その土地の『自治権』を貴殿に与える、と。これを受諾すれば貴殿は事実上この土地の領主となる。税の徴収も法の制定も、ある程度の範囲で貴殿の裁量に任されることになるだろう」
自治権。
事実上の領主。
それは俺が想像していたよりも遥かに大きな褒賞だった。
これを受け入れれば俺たちの農園はもはや誰からも干渉されることのない、独立した楽園となる。腐敗した代官のような者に理不尽な要求をされることも二度とない。
俺は隣に立つシルフィとリズベットの顔を見た。
二人とも驚きながらも、その瞳には賛成の色が浮かんでいる。
「……アルフォ-ンスの決めることなら、アタシはどこまでもついて行くぜ」
リズベットがニカッと笑う。
「私も同じ気持ちです。ここが私たちの家ですから」
シルフィも優しく微笑んだ。
仲間たちの後押しを受け、俺は決意を固めた。
「……謹んでお受けいたします」
俺の言葉に、アウグストは満足げに頷いた。
「賢明な判断だ。この土地は貴殿のような男が治めるのが最もふさわしい」
彼は去り際に一つだけ忠告を残していった。
「アルフォンス殿。貴殿の農園がもたらす富と技術は今後、良くも悪くも多くの者たちの注目を集めることになるだろう。中には今回のバルトークのように、邪な考えを持つ者も現れるやもしれん。自治権とは自由であると同時に、自らを守る責任を負うことでもある。そのことをゆめゆめ忘れるな」
その言葉は騎士団長としてではなく、一人の武人としての誠実な助言のように響いた。
アウグストたちが去った後、俺たちは三人(と一匹)で改めて自分たちの農園を見渡した。
「……領主、か。とんでもないことになっちまったな」
俺がどこか他人事のように呟くと、リズベットが俺の背中をバシンと叩いた。
「何言ってやがんでい、お頭! これで名実ともにこの場所はアタシたちの国になったってことじゃねえか! めでたいことずくめよ!」
彼女の底抜けに明るい声に、俺の心も軽くなる。
そうだ。難しく考える必要はない。
これまでとやることは何も変わらない。
土を耕し、仲間たちと笑い合い、この楽園をもっと豊かで、もっと幸せな場所に育てていくだけだ。
代官バルトークの失脚。そして自治権の獲得。
それは俺たちの農園の歴史における、一つの大きな節目だった。
俺たちのスローライフはもはや個人的な暮らしではなく、『国造り』という新たなステージへと足を踏み入れたのだ。
その先にどんな未来が待っているのか。
俺はこれから始まるであろう新しい日々に、大きな希望を抱いていた。
41
あなたにおすすめの小説
最弱スキル《リサイクル》で世界を覆す ~クラス追放された俺は仲間と共に成り上がる~
KABU.
ファンタジー
平凡な高校生・篠原蓮は、クラスメイトと共に突如異世界へ召喚される。
女神から与えられた使命は「魔王討伐」。
しかし、蓮に与えられたスキルは――《リサイクル》。
戦闘にも回復にも使えない「ゴミスキル」と嘲笑され、勇者候補であるクラスメイトから追放されてしまう。
だが《リサイクル》には、誰も知らない世界の理を覆す秘密が隠されていた……。
獣人、エルフ、精霊など異種族の仲間を集め、蓮は虐げられた者たちと共に逆襲を開始する。
勇者パーティを追放された地味な器用貧乏は、 魔王軍の女騎士とスローライフを送る
ちくわ食べます
ファンタジー
勇者パーティから「地味、英雄譚の汚点」と揶揄され追放された器用貧乏な裏方の僕。
帰る場所もなく死の森を彷徨っていたところ、偶然にも重傷を負った魔王軍四天王で最強の女騎士「黒鉄剣のリューシア」と遭遇する。
敵同士のはずなのに、なぜか彼女を放っておけなくて。治療し、世話をし、一緒に暮らすことになった僕。
これは追放された男と、敗北を重ね居場所を失った女の物語。
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
世界最強の賢者、勇者パーティーを追放される~いまさら帰ってこいと言われてももう遅い俺は拾ってくれた最強のお姫様と幸せに過ごす~
aoi
ファンタジー
「なぁ、マギそろそろこのパーティーを抜けてくれないか?」
勇者パーティーに勤めて数年、いきなりパーティーを戦闘ができずに女に守られてばかりだからと追放された賢者マギ。王都で新しい仕事を探すにも勇者パーティーが邪魔をして見つからない。そんな時、とある国のお姫様がマギに声をかけてきて......?
お姫様の為に全力を尽くす賢者マギが無双する!?
神樹の里で暮らす創造魔法使い ~幻獣たちとののんびりライフ~
あきさけ
ファンタジー
貧乏な田舎村を追い出された少年〝シント〟は森の中をあてどなくさまよい一本の新木を発見する。
それは本当に小さな新木だったがかすかな光を帯びた不思議な木。
彼が不思議そうに新木を見つめているとそこから『私に魔法をかけてほしい』という声が聞こえた。
シントが唯一使えたのは〝創造魔法〟といういままでまともに使えた試しのないもの。
それでも森の中でこのまま死ぬよりはまだいいだろうと考え魔法をかける。
すると新木は一気に生長し、天をつくほどの巨木にまで変化しそこから新木に宿っていたという聖霊まで姿を現した。
〝この地はあなたが創造した聖地。あなたがこの地を去らない限りこの地を必要とするもの以外は誰も踏み入れませんよ〟
そんな言葉から始まるシントののんびりとした生活。
同じように行き場を失った少女や幻獣や精霊、妖精たちなど様々な面々が集まり織りなすスローライフの幕開けです。
※この小説はカクヨム様でも連載しています。アルファポリス様とカクヨム様以外の場所では公開しておりません。
借金まみれの錬金術師、趣味で作ったポーションがダンジョンで飛ぶように売れる~探索者の間で【伝説のエリクサー】として話題に~
わんた
ファンタジー
「今日中に出ていけ! 半年も家賃を滞納してるんだぞ!」
現代日本にダンジョンとスキルが存在する世界。
渋谷で錬金術師として働いていた裕真は、研究に没頭しすぎて店舗の家賃を払えず、ついに追い出されるハメになった。
私物と素材だけが残された彼に残された選択肢は――“現地販売”の行商スタイル!
「マスター、売ればいいんですよ。死にかけの探索者に、定価よりちょっと高めで」
提案したのは、裕真が自作した人工精霊・ユミだ。
家事万能、事務仕事完璧、なのにちょっとだけ辛辣だが、裕真にとっては何物にも代えがたい家族でありパートナーでもある。
裕真はギルドの後ろ盾、そして常識すらないけれど、素材とスキルとユミがいればきっと大丈夫。
錬金術のスキルだけで社会の荒波を乗り切る。
主人公無双×のんびり錬金スローライフ!
掘鑿王(くっさくおう)~ボクしか知らない隠しダンジョンでSSRアイテムばかり掘り出し大金持ち~
テツみン
ファンタジー
*読者のみなさま
この作品をお読みいただきありがとうございました。こちらの作品は1月10日12時をもって非公開とさせていただきます。
『掘削士』エリオットは、ダンジョンの鉱脈から鉱石を掘り出すのが仕事。
しかし、非戦闘職の彼は冒険者仲間から不遇な扱いを受けていた。
ある日、ダンジョンに入ると天災級モンスター、イフリートに遭遇。エリオットは仲間が逃げ出すための囮(おとり)にされてしまう。
「生きて帰るんだ――妹が待つ家へ!」
彼は岩の割れ目につるはしを打ち込み、崩落を誘発させ――
目が覚めると未知の洞窟にいた。
貴重な鉱脈ばかりに興奮するエリオットだったが、特に不思議な形をしたクリスタルが気になり、それを掘り出す。
その中から現れたモノは……
「えっ? 女の子???」
これは、不遇な扱いを受けていた少年が大陸一の大富豪へと成り上がっていく――そんな物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる