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第48話 安定供給への道
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軍備は、驚異的な速度で拡張された。黒光りする鎧と鋭い刃を持つ兵士たち。そして、城壁には試作型の対城兵器バリスタが据え付けられ、グラーヘイムは難攻不落の要塞と化しつつあった。
だが、どれだけ強大な軍隊も、腹が減っては戦はできぬ。
前世の言葉が、俺の頭をよぎった。
俺たちの食料事情は、いまだに狩猟と採集に大きく依存していた。狩り部隊の練度は上がり、効率は向上している。だが、それは天候や、森の魔物の生態という、不確定要素に左右される、あまりにも不安定な基盤だった。
現に、最近は冬の訪れが近いせいか、森の獲物が目に見えて減り始めていた。大備蓄庫の残量は、まだ余裕がある。だが、このままでは、いずれ底を突く日が来る。数百を超える連合軍の胃袋を満たし続けるには、狩りだけでは限界があった。
「兵站なき軍隊は、滅びる」
俺は、軍議の席で幹部たちに断言した。
「我々が真の国家として存続するためには、食料を、我々自身の手で、計画的に生み出す必要がある。すなわち、農耕だ」
農耕。その言葉に、オークもゴブリンも、ぴんとこない顔をしていた。彼らにとって、食料とは森で「獲る」ものであり、「作る」という発想そのものがなかったのだ。
唯一、その重要性を理解していたのは、リリアだった。
「ゴブ様のおっしゃる通りです。安定した食料供給は、国の礎。エルフも、かつては集落の周りで薬草や穀物を育てていました」
「だが、リリアよ」ガロンが、疑問を呈した。「この森の土で、本当に作物が育つのか? 日当たりも悪く、見たこともない雑草や虫も多い。我々には、その知識も経験もない」
彼の懸念は、もっともだった。
だが、俺には勝算があった。
「知識なら、ここにある」
俺は、自分の頭を指差した。ゾルガ長老から受け継いだ【古代知識】の中には、オーク族が遠い昔に試みた、原始的な農耕の記録が残っていた。それは、失敗の連続だったようだが、その失敗の記録こそが、何物にも代えがたい貴重なデータだった。
「そして、この土地を農耕に適した場所へと変える力も、我々にはある」
俺は幹部たちを連れ、グラーヘイムの南側に広がる、日当たりの良い広大な平野へと向かった。
「ここを、我々の『大農園』とする」
俺の宣言に、幹部たちは目の前の光景を見て言葉を失った。そこは、巨大な木々が根を張り、無数の岩が転がる、ただの荒れ地だったからだ。
「ここを……畑に?」
「そうだ」
俺は、再び連合軍の総力を結集させた。
オーク重装歩兵部隊は、その怪力で巨大な岩を運び出し、土地を平らにならす。
ゴブリン遊撃部隊は、その俊敏さで厄介な木の根を掘り起こし、雑草を刈り取っていく。
そして、オークの生産技術部隊は、【建築技術】を応用し、川から水を引くための、精巧な用水路を建設し始めた。
それは、都の建設にも劣らない、大規模な土木工事だった。
だが、一度都を築き上げたという成功体験は、彼らに大きな自信を与えていた。兵士たちは、文句一つ言わず、黙々と自分の役割をこなしていく。
そして、俺はリリアと共に、土壌そのものの改良に着手した。
「リリア、この土地の土は、酸性が強すぎる。作物を育てるには、これを中和する必要がある」
「中和、ですか?」
「ああ。灰を混ぜるんだ」
俺は、鍛冶場で日々大量に生み出される木炭の灰を、畑に運び込むよう指示した。さらに、家畜の糞や、調理で出た生ゴミなどを混ぜ合わせ、発酵させることで、「堆肥」を作り出した。化学的な知識を持たない彼らにとって、俺の行動は奇妙な儀式のように見えただろう。
だが、効果は絶大だった。
リリアが精霊魔法で土の様子を調べると、その表情が驚きに変わった。
「すごい……! 大地の力が、蘇っていきます……! こんな方法があったなんて……」
数週間後。
かつての荒れ地は、見違えるような広大な農地へと生まれ変わっていた。黒々とした肥沃な土が広がり、用水路が畑の隅々まで水を供給している。
俺たちは、ゾルガの知識にあった、寒さと病気に強いとされる二種類の作物――黒麦と、岩芋――の種を蒔いた。
種蒔きが終わった日、俺はリリアと二人で、夕日に染まる農地を眺めていた。
「本当に、芽が出るでしょうか……」
不安げに呟くリリアに、俺は答えた。
「出るさ。人事を尽くして、天命を待つ。今の俺たちにできることは、全てやった」
それから、俺たちは毎日、畑の様子を見守った。雑草を抜き、害虫を駆除し、水の量を調整する。それは、狩りのような刺激はない、地味で根気のいる作業の連続だった。
だが、その作業は、兵士たちの心に、狩猟民族だった彼らにはなかった、新たな感情を芽生えさせていた。
土地を慈しみ、作物の成長を祈る。
「育てる」という喜び。
そして、種を蒔いてから一月が経った朝。
農地を見回っていたゴブリンの一人が、歓声を上げた。
「芽だ! 芽が出てるぞ!」
その声に、誰もが畑へと駆けつけた。
黒い土を力強く押し上げて、小さな緑色の双葉が、いくつも顔を出していたのだ。
その光景を見た瞬間、ゴブリンも、オークも、種族を超えて、ただ純粋な子供のような笑顔で喜び合った。
ウォオオオオオ!
彼らが上げた雄叫びは、勝利の鬨の声ではなかった。
それは、自分たちの手で、無から有を生み出したことへの、生命そのものへの賛歌だった。
俺は、その小さな芽吹きを見つめながら、静かに確信していた。
この小さな一歩が、俺たちの組織を、流浪の戦闘集団から、大地に根を張る真の国家へと変える、決定的な一歩になるのだ、と。
狩猟に頼らない、食料の安定供給システム。
その歯車が、今、確かに回り始めた瞬間だった。
だが、どれだけ強大な軍隊も、腹が減っては戦はできぬ。
前世の言葉が、俺の頭をよぎった。
俺たちの食料事情は、いまだに狩猟と採集に大きく依存していた。狩り部隊の練度は上がり、効率は向上している。だが、それは天候や、森の魔物の生態という、不確定要素に左右される、あまりにも不安定な基盤だった。
現に、最近は冬の訪れが近いせいか、森の獲物が目に見えて減り始めていた。大備蓄庫の残量は、まだ余裕がある。だが、このままでは、いずれ底を突く日が来る。数百を超える連合軍の胃袋を満たし続けるには、狩りだけでは限界があった。
「兵站なき軍隊は、滅びる」
俺は、軍議の席で幹部たちに断言した。
「我々が真の国家として存続するためには、食料を、我々自身の手で、計画的に生み出す必要がある。すなわち、農耕だ」
農耕。その言葉に、オークもゴブリンも、ぴんとこない顔をしていた。彼らにとって、食料とは森で「獲る」ものであり、「作る」という発想そのものがなかったのだ。
唯一、その重要性を理解していたのは、リリアだった。
「ゴブ様のおっしゃる通りです。安定した食料供給は、国の礎。エルフも、かつては集落の周りで薬草や穀物を育てていました」
「だが、リリアよ」ガロンが、疑問を呈した。「この森の土で、本当に作物が育つのか? 日当たりも悪く、見たこともない雑草や虫も多い。我々には、その知識も経験もない」
彼の懸念は、もっともだった。
だが、俺には勝算があった。
「知識なら、ここにある」
俺は、自分の頭を指差した。ゾルガ長老から受け継いだ【古代知識】の中には、オーク族が遠い昔に試みた、原始的な農耕の記録が残っていた。それは、失敗の連続だったようだが、その失敗の記録こそが、何物にも代えがたい貴重なデータだった。
「そして、この土地を農耕に適した場所へと変える力も、我々にはある」
俺は幹部たちを連れ、グラーヘイムの南側に広がる、日当たりの良い広大な平野へと向かった。
「ここを、我々の『大農園』とする」
俺の宣言に、幹部たちは目の前の光景を見て言葉を失った。そこは、巨大な木々が根を張り、無数の岩が転がる、ただの荒れ地だったからだ。
「ここを……畑に?」
「そうだ」
俺は、再び連合軍の総力を結集させた。
オーク重装歩兵部隊は、その怪力で巨大な岩を運び出し、土地を平らにならす。
ゴブリン遊撃部隊は、その俊敏さで厄介な木の根を掘り起こし、雑草を刈り取っていく。
そして、オークの生産技術部隊は、【建築技術】を応用し、川から水を引くための、精巧な用水路を建設し始めた。
それは、都の建設にも劣らない、大規模な土木工事だった。
だが、一度都を築き上げたという成功体験は、彼らに大きな自信を与えていた。兵士たちは、文句一つ言わず、黙々と自分の役割をこなしていく。
そして、俺はリリアと共に、土壌そのものの改良に着手した。
「リリア、この土地の土は、酸性が強すぎる。作物を育てるには、これを中和する必要がある」
「中和、ですか?」
「ああ。灰を混ぜるんだ」
俺は、鍛冶場で日々大量に生み出される木炭の灰を、畑に運び込むよう指示した。さらに、家畜の糞や、調理で出た生ゴミなどを混ぜ合わせ、発酵させることで、「堆肥」を作り出した。化学的な知識を持たない彼らにとって、俺の行動は奇妙な儀式のように見えただろう。
だが、効果は絶大だった。
リリアが精霊魔法で土の様子を調べると、その表情が驚きに変わった。
「すごい……! 大地の力が、蘇っていきます……! こんな方法があったなんて……」
数週間後。
かつての荒れ地は、見違えるような広大な農地へと生まれ変わっていた。黒々とした肥沃な土が広がり、用水路が畑の隅々まで水を供給している。
俺たちは、ゾルガの知識にあった、寒さと病気に強いとされる二種類の作物――黒麦と、岩芋――の種を蒔いた。
種蒔きが終わった日、俺はリリアと二人で、夕日に染まる農地を眺めていた。
「本当に、芽が出るでしょうか……」
不安げに呟くリリアに、俺は答えた。
「出るさ。人事を尽くして、天命を待つ。今の俺たちにできることは、全てやった」
それから、俺たちは毎日、畑の様子を見守った。雑草を抜き、害虫を駆除し、水の量を調整する。それは、狩りのような刺激はない、地味で根気のいる作業の連続だった。
だが、その作業は、兵士たちの心に、狩猟民族だった彼らにはなかった、新たな感情を芽生えさせていた。
土地を慈しみ、作物の成長を祈る。
「育てる」という喜び。
そして、種を蒔いてから一月が経った朝。
農地を見回っていたゴブリンの一人が、歓声を上げた。
「芽だ! 芽が出てるぞ!」
その声に、誰もが畑へと駆けつけた。
黒い土を力強く押し上げて、小さな緑色の双葉が、いくつも顔を出していたのだ。
その光景を見た瞬間、ゴブリンも、オークも、種族を超えて、ただ純粋な子供のような笑顔で喜び合った。
ウォオオオオオ!
彼らが上げた雄叫びは、勝利の鬨の声ではなかった。
それは、自分たちの手で、無から有を生み出したことへの、生命そのものへの賛歌だった。
俺は、その小さな芽吹きを見つめながら、静かに確信していた。
この小さな一歩が、俺たちの組織を、流浪の戦闘集団から、大地に根を張る真の国家へと変える、決定的な一歩になるのだ、と。
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