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第26話 エルフの薬師ノエル
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『迷いの森』は、その名の通り人の理性を惑わす場所だった。
足を踏み入れて数時間。俺たちは、まっすぐ進んでいるはずなのに、なぜか何度も同じ形をした巨大な岩の前へと戻ってきてしまっていた。木々の幹には目印としてナイフで傷をつけていたが、気づけばその傷が目の前にある。まるで、森全体が巨大な迷宮のようだった。
「くっ……!どうなっているんだ」
リゼットが、苛立たしげに呟いた。彼女は騎士としての優れた方向感覚を持っているはずだが、この森では全く役に立たないようだった。磁場が狂っているのか、あるいは何か特殊な魔力が働いているのか。
太陽はとうに木々の向こうに隠れ、森の薄闇はさらに深さを増している。湿った地面からは、時折、淡い光を放つ奇妙なキノコが顔を出し、俺たちの不安を煽るように不気味な光景を作り出していた。
「少し、休みましょう。このまま闇雲に進んでも、体力を消耗するだけです」
俺の提案に、リゼットも頷いた。俺たちは比較的開けた場所に腰を下ろし、持ってきた保存食を口にする。味気ない干し肉を咀嚼しながら、俺は周囲を注意深く観察した。
この森は、ただ道に迷わせるだけではない。空気そのものに、何か幻惑させる成分が含まれているような気がする。深く息を吸い込むと、頭がかすかに痺れるような感覚があった。
「……何か来たな」
不意に、リゼットが低い声で呟き、剣の柄に手をかけた。俺も耳を澄ます。
ガサガサ……。
茂みの向こうから、何かが近づいてくる音がした。それは、獣の足音ではなかった。もっと軽く、規則正しい、人の足音に近い。だが、こんな森の奥深くに、人間がいるはずが……。
「誰だ!」
リゼットが、鋭い声で呼びかけた。茂みが揺れ、そこから一人の人影が姿を現す。
俺たちは、その姿を見て目を疑った。
そこに立っていたのは、一人の若い女性だった。歳は、俺と同じくらいだろうか。背負った籠から、たくさんの薬草がはみ出している。
何より目を引いたのは、その長く、先のとがった耳。そして、翡翠のように輝く緑色の髪。エルフだ。村長が話していた、森の賢者かもしれない。
だが、彼女の雰囲気は、「賢者」という言葉から連想される厳かなイメージとはかけ離れていた。着ている服は動きやすそうな革のチュニックとズボンで、あちこちに土や木の汁がついている。その表情は、どこかぼんやりとしていて、マイペースな印象を受けた。
彼女は、剣を構えるリゼットと、警戒する俺の姿を交互に見ると、不思議そうに小首を傾げた。
「……あれ?人間だ。珍しいな、こんな所まで来るなんて」
その声は、春の小川のせせらぎのように、穏やかで透き通っていた。敵意は、全く感じられない。
「あなたこそ、何者です?なぜ、この森に」
俺が尋ねると、彼女は「私?」と自分の胸を指さした。
「私はノエル。見ての通り、ただの薬師だよ。この森はね、珍しい薬草の宝庫なんだ。だから、こうして時々採取に来るの」
ノエルと名乗ったエルフは、悪びれるでもなく、にこりと微笑んだ。その屈託のない笑顔に、俺とリゼットは少しだけ警戒を解いた。
「薬師……。では、あなたがこの森に住むという賢者なのですか?」
「賢者?うーん、どうだろう。賢いかどうかは、自分じゃよく分からないかな。ただ、薬草のことなら、少しは詳しいつもりだけど」
彼女はそう言うと、背負っていた籠を地面に降ろし、中から一際奇妙な形をした根っこのようなものを取り出した。
「見て見て、これ!『マンドラゴラの双子根』だよ!幻覚作用のあるポーションの材料になるんだけど、二股に分かれた根が両方とも完璧な形で残ってるのは、すごく珍しいんだ!今日は大収穫!」
ノエルは、まるで子供がおもちゃを自慢するように、目を輝かせながらその根っこを俺たちに見せびらかした。そのあまりにもマイペースで、研究熱心な姿に、俺とリゼットは毒気を抜かれてしまう。
「あの……ノエルさん。俺たち、あなたを探していたんです」
俺が本題を切り出すと、ノエルは「私を?」と、きょとんとした顔をした。
「ええ。俺の仲間が、古代の呪いにかかっています。それを解く方法について、何かご存じないかと」
俺はリゼットの方に視線を送った。リゼットは一つ頷くと、ノエルの前に進み出て、呪われた左手の手袋を外して見せた。
ノエルの表情が、初めて変わった。それまでのんびりとしていた彼女の瞳が、すっと細められる。彼女はリゼットの手に近づくと、まるで珍しい植物でも観察するかのように、その黒く変色した皮膚を食い入るように見つめ始めた。匂いを嗅ぎ、指先で軽く触れる。その仕草は、医者というよりは、研究者のそれだった。
「……ふむ。これは、すごいね」
数分間の沈黙の後、ノエルが呟いた言葉は、それだった。その声には、同情や恐怖ではなく、純粋な知的好奇心が満ちていた。
「生命力を直接吸収し、自らのエネルギーに変換するタイプの寄生型呪術。しかも、術者の死後も独立して活動を続ける、半永久機関式だ。術式が複雑に絡み合ってて、外部からの干渉をほとんど受け付けない。……こんなに精巧な呪い、初めて見たよ」
彼女は、まるで美しい芸術品を評するかのように、呪いの構造を淡々と分析していく。その的確な分析に、リゼットは驚いたように目を見開いた。これまで、誰もこの呪いの正体をここまで正確に見抜いた者はいなかったのだ。
「あなた、一体……」
「だから、ただの薬師だってば」
ノエルはそう言うと、今度は俺の方に興味の矛先を向けた。
「それより、気になるのは君の方だよ」
彼女は俺に近づくと、くんくんと俺の匂いを嗅ぎ始めた。その距離の近さに、俺は思わず後ずさる。
「君から、すごく……濃い生命力の匂いがする。まるで、歩く世界樹の若木みたいだ。君が、この呪いの進行を抑えているんだね?」
彼女は、俺が創生水の作り手であることまで、一瞬で見抜いていた。このエルフは、ただのマイペースな薬師ではない。とてつもない洞察力と知識を持っている。
「その力を、少し分けてもらってもいいかな?すごく、興味がある」
ノエルはそう言うと、俺が断る間もなく、俺の腰のポーチから創生水の入った小瓶をひょいと抜き取った。そして、その栓を開けると、ためらうことなく、茶色い液体を喉に流し込んだ。
「あ、ちょっ……!」
俺とリゼットが、慌てて止めようとするが、もう遅かった。彼女は、小瓶の中身を全て飲み干してしまった。俺たちは、次に彼女を襲うであろう衝撃的な味覚テロに備え、身構えた。
しかし、ノエルの反応は、またしても俺たちの予想を裏切るものだった。
足を踏み入れて数時間。俺たちは、まっすぐ進んでいるはずなのに、なぜか何度も同じ形をした巨大な岩の前へと戻ってきてしまっていた。木々の幹には目印としてナイフで傷をつけていたが、気づけばその傷が目の前にある。まるで、森全体が巨大な迷宮のようだった。
「くっ……!どうなっているんだ」
リゼットが、苛立たしげに呟いた。彼女は騎士としての優れた方向感覚を持っているはずだが、この森では全く役に立たないようだった。磁場が狂っているのか、あるいは何か特殊な魔力が働いているのか。
太陽はとうに木々の向こうに隠れ、森の薄闇はさらに深さを増している。湿った地面からは、時折、淡い光を放つ奇妙なキノコが顔を出し、俺たちの不安を煽るように不気味な光景を作り出していた。
「少し、休みましょう。このまま闇雲に進んでも、体力を消耗するだけです」
俺の提案に、リゼットも頷いた。俺たちは比較的開けた場所に腰を下ろし、持ってきた保存食を口にする。味気ない干し肉を咀嚼しながら、俺は周囲を注意深く観察した。
この森は、ただ道に迷わせるだけではない。空気そのものに、何か幻惑させる成分が含まれているような気がする。深く息を吸い込むと、頭がかすかに痺れるような感覚があった。
「……何か来たな」
不意に、リゼットが低い声で呟き、剣の柄に手をかけた。俺も耳を澄ます。
ガサガサ……。
茂みの向こうから、何かが近づいてくる音がした。それは、獣の足音ではなかった。もっと軽く、規則正しい、人の足音に近い。だが、こんな森の奥深くに、人間がいるはずが……。
「誰だ!」
リゼットが、鋭い声で呼びかけた。茂みが揺れ、そこから一人の人影が姿を現す。
俺たちは、その姿を見て目を疑った。
そこに立っていたのは、一人の若い女性だった。歳は、俺と同じくらいだろうか。背負った籠から、たくさんの薬草がはみ出している。
何より目を引いたのは、その長く、先のとがった耳。そして、翡翠のように輝く緑色の髪。エルフだ。村長が話していた、森の賢者かもしれない。
だが、彼女の雰囲気は、「賢者」という言葉から連想される厳かなイメージとはかけ離れていた。着ている服は動きやすそうな革のチュニックとズボンで、あちこちに土や木の汁がついている。その表情は、どこかぼんやりとしていて、マイペースな印象を受けた。
彼女は、剣を構えるリゼットと、警戒する俺の姿を交互に見ると、不思議そうに小首を傾げた。
「……あれ?人間だ。珍しいな、こんな所まで来るなんて」
その声は、春の小川のせせらぎのように、穏やかで透き通っていた。敵意は、全く感じられない。
「あなたこそ、何者です?なぜ、この森に」
俺が尋ねると、彼女は「私?」と自分の胸を指さした。
「私はノエル。見ての通り、ただの薬師だよ。この森はね、珍しい薬草の宝庫なんだ。だから、こうして時々採取に来るの」
ノエルと名乗ったエルフは、悪びれるでもなく、にこりと微笑んだ。その屈託のない笑顔に、俺とリゼットは少しだけ警戒を解いた。
「薬師……。では、あなたがこの森に住むという賢者なのですか?」
「賢者?うーん、どうだろう。賢いかどうかは、自分じゃよく分からないかな。ただ、薬草のことなら、少しは詳しいつもりだけど」
彼女はそう言うと、背負っていた籠を地面に降ろし、中から一際奇妙な形をした根っこのようなものを取り出した。
「見て見て、これ!『マンドラゴラの双子根』だよ!幻覚作用のあるポーションの材料になるんだけど、二股に分かれた根が両方とも完璧な形で残ってるのは、すごく珍しいんだ!今日は大収穫!」
ノエルは、まるで子供がおもちゃを自慢するように、目を輝かせながらその根っこを俺たちに見せびらかした。そのあまりにもマイペースで、研究熱心な姿に、俺とリゼットは毒気を抜かれてしまう。
「あの……ノエルさん。俺たち、あなたを探していたんです」
俺が本題を切り出すと、ノエルは「私を?」と、きょとんとした顔をした。
「ええ。俺の仲間が、古代の呪いにかかっています。それを解く方法について、何かご存じないかと」
俺はリゼットの方に視線を送った。リゼットは一つ頷くと、ノエルの前に進み出て、呪われた左手の手袋を外して見せた。
ノエルの表情が、初めて変わった。それまでのんびりとしていた彼女の瞳が、すっと細められる。彼女はリゼットの手に近づくと、まるで珍しい植物でも観察するかのように、その黒く変色した皮膚を食い入るように見つめ始めた。匂いを嗅ぎ、指先で軽く触れる。その仕草は、医者というよりは、研究者のそれだった。
「……ふむ。これは、すごいね」
数分間の沈黙の後、ノエルが呟いた言葉は、それだった。その声には、同情や恐怖ではなく、純粋な知的好奇心が満ちていた。
「生命力を直接吸収し、自らのエネルギーに変換するタイプの寄生型呪術。しかも、術者の死後も独立して活動を続ける、半永久機関式だ。術式が複雑に絡み合ってて、外部からの干渉をほとんど受け付けない。……こんなに精巧な呪い、初めて見たよ」
彼女は、まるで美しい芸術品を評するかのように、呪いの構造を淡々と分析していく。その的確な分析に、リゼットは驚いたように目を見開いた。これまで、誰もこの呪いの正体をここまで正確に見抜いた者はいなかったのだ。
「あなた、一体……」
「だから、ただの薬師だってば」
ノエルはそう言うと、今度は俺の方に興味の矛先を向けた。
「それより、気になるのは君の方だよ」
彼女は俺に近づくと、くんくんと俺の匂いを嗅ぎ始めた。その距離の近さに、俺は思わず後ずさる。
「君から、すごく……濃い生命力の匂いがする。まるで、歩く世界樹の若木みたいだ。君が、この呪いの進行を抑えているんだね?」
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「あ、ちょっ……!」
俺とリゼットが、慌てて止めようとするが、もう遅かった。彼女は、小瓶の中身を全て飲み干してしまった。俺たちは、次に彼女を襲うであろう衝撃的な味覚テロに備え、身構えた。
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