22 / 118
第22話:心の壁を溶かすもの
しおりを挟む
エルフの少女、シルフィを保護してから数日が過ぎた。
彼女の足の傷は、魔法の力によって驚異的な速さで回復し、もう普通に歩けるまでになっていた。だが、彼女の心の傷は、深く閉ざされたままだった。
シルフィは、あてがわれた客室から一歩も出ようとしなかった。
俺や侍女が食事を運んでいっても、警戒した獣のような目でこちらを睨みつけるだけで、決して手を付けようとしない。俺たちが部屋から出て、扉が閉まったのを確かめてから、ようやくこっそりと口にしているようだった。
彼女と俺たちの間には、分厚く、冷たいガラスの壁があるかのようだった。
バルガスは、「森の民とは、そういうものなのでしょう。無理強いは禁物です」と静かに言った。エリアーナも、「彼女が心を開くまで、下手に刺激しない方が得策ね」と、合理的な判断を下していた。
だが、俺には分かっていた。このままではいけない。彼女の孤独は、いずれ彼女自身を蝕んでいくだろう。そして何より、俺の知的好奇心が、この状況を許さなかった。
そんな膠着した状況を、いともたやすく打ち破ったのは、俺の予想通り、妹のリリアナだった。
大人たちが皆、シルフィを「扱いの難しい客人」として遠巻きに見ていたのに対し、リリアナだけは違った。彼女にとってシルフィは、「森から来た、綺麗なお姉さん」でしかなかった。
ある日の午後、リリアナは俺の制止も聞かず、小さなスケッチブックと炭を抱えて、一人でシルフィの部屋の扉をノックした。
返事はない。だが、リリアナは全く気にする様子もなく、勝手に扉を開けて部屋に入ってしまった。
「お姉さん、こんにちは! 私、リリアナ!」
部屋の隅の椅子に座り、窓の外をぼんやりと眺めていたシルフィは、突然の侵入者にビクリと体を震わせ、鋭い視線を向けた。
だが、リリアナはその視線をものともせず、にこにこと笑いながらシルフィに近づいていく。
「わあ、やっぱりお耳が長いのね! すごーい! 髪もキラキラしてて、お人形さんみたい!」
リリアナは、何の悪意も下心もない、純粋な好奇心と賞賛の言葉を浴びせた。シルフィは、そんな風に人間から話しかけられた経験がないのだろう。どう反応していいか分からず、ただ困惑した表情で固まっている。
「ねえ、お姉さん、お名前はなあに?」
「……」
「一緒にお絵かきしない? 私、お花を描くのが好きなの!」
「……」
シルフィは、徹底的に無視を決め込んだ。だが、リリアナは全くへこたれなかった。
彼女はシルフィのベッドのそばにちょこんと座り込むと、一人で絵を描き始めた。そして、シルフィに話しかけるでもなく、ただ楽しそうに独り言を呟き続ける。
「今日はね、お庭で赤いお花を見たの。すっごく綺麗だったんだよ。これはね、お母様のお顔。こっちは、お兄様。お兄様はね、いつも難しい顔をしてるの」
シルフィは、最初は無関心を装っていた。だが、子供特有の屈託のない声は、静かな部屋によく響く。聞くつもりがなくても、その言葉は自然と耳に入ってくる。
リリアナは毎日、飽きもせずにシルフィの部屋を訪れた。
シルフィが返事をしなくても、リリアナは気にもせず、その日にあった出来事を一方的に、楽しそうに語り続けた。新しいドレスを買ってもらったこと。厨房でつまみ食いをして、バルドに優しく叱られたこと。畑の小麦が、黄金色に輝いて綺麗だったこと。
シルフィの周りにあった、張り詰めた氷のような沈黙は、リリアナの存在によって、少しずつ、確実に溶かされていった。
そして、その日は突然やってきた。
リリアナがいつものように絵を描いていると、ふと困ったように顔を上げた。
「うーん……。お姉さんのお洋服みたいな、綺麗な緑色を描きたいんだけど、緑色の炭がないの。どうしたらいいんだろう?」
それは、誰に言うでもない、純粋な独り言だった。
しばらくの沈黙。
諦めたリリアナが、別の色で花を描き始めようとした、その時。
「……黄色と、青を混ぜる」
ぽつりと、か細い声が響いた。
リリアナは、きょとんとした顔で声のした方を見た。シルフィが、気まずそうに視線を逸らしながら、こちらを見ていた。
それが、二人の最初の会話だった。
リリアナの顔が、ぱあっと満開の花のように輝いた。
「ほんと!? 教えてくれてありがとう、お姉さん!」
リリアナはシルフィのベッドに駆け寄り、満面の笑みで彼女の顔を覗き込んだ。シルフィは戸惑いながらも、その太陽のような笑顔から、目を離すことができなかった。
その日を境に、シルフィの態度は僅かに軟化した。まだ自分から話すことは少ないが、リリアナの言葉に、時折短く相槌を打つようになった。
俺は、機は熟したと判断した。
リリアナが部屋にいるタイミングを見計らい、俺もシルフィの部屋を訪れた。
シルフィは俺の姿を見ると、再び身を強張らせた。だが、隣でリリアナがにこにこしているせいか、以前のような鋭い敵意は感じられなかった。
俺は、魔法の技術的な話や、森の開発の話は一切しなかった。
ただ、静かに切り出した。
「この間、君が倒れている時に、君の力の一部を見させてもらった」
シルフィの肩が、ピクリと動く。彼女は、自分の力が人間に知られたことを、恐れているのだ。
俺は、できるだけ穏やかな声で続けた。
「あれは、すごいな。本当に、素晴らしい技術だと思った」
「……え?」
シルフィは、信じられないという顔で俺を見た。
「技術……? みんな……人間は、魔法のことを、呪いだとか、穢れた力だとか言うのに……」
「俺にはそうは見えない」
俺はきっぱりと首を振った。
「俺は技術者だ。物を作る人間だ。だから分かる。君の力は、無から何かを生み出し、壊れたものを修復し、世界に働きかける力だ。それは、俺たちがやっていることと同じ、尊い『技術』だよ」
俺の言葉は、建前でもお世辞でもない。心の底からの本心だった。
「俺は、君の力を恐れているんじゃない。尊敬しているんだ。どういう仕組みで、あんな奇跡が起きるのか。どうすれば、もっと上手く、多くの人を助けるためにその力を使えるのか。それを、俺は純粋に知りたい。そして、できることなら、君の技術と俺の技術を組み合わせて、もっとすごいものを生み出してみたいんだ」
シルフィは、呆然としたまま、俺の顔をじっと見つめていた。
彼女の翡翠色の瞳が、戸惑いと、驚きと、そしてこれまで感じたことのない種類の感情で、揺らめいていた。
リリアナの、何の邪気もない天真爛漫な優しさ。
そして、自分の存在意義そのものである「魔法」を、恐れるどころか、一つの偉大な技術として真正面から肯定し、尊敬の念を示してくれたリオの言葉。
シルフィを頑なに縛り付けていた、人間に対する恐怖と不信の氷が、パキリと音を立てて砕け散るのが分かった。
彼女の瞳から、警戒の色が消えていく。
そして、長い沈黙の後。
シルフィは、初めて俺に向かって、敵意ではない、純粋な興味の光を宿した視線を向けた。
「……私の力、知りたいの?」
その声はまだ小さく、自信なさげだった。だが、それは間違いなく、彼女が自らの意思で、俺たちの世界に一歩足を踏み出した証だった。
俺は、静かに、しかし力強く頷いた。
「ああ。ぜひ、君の先生になってほしい。俺に、魔法という名の新しい科学を教えてくれ」
俺の言葉に、シルフィは少しだけ驚いたように目を見開いた後、ふわりと、小さな花が咲くように、はにかんで微笑んだ。
それは、彼女がこの屋敷に来てから、初めて見せた笑顔だった。
固く閉ざされていた扉は、今、確かに開かれたのだ。
俺たちの未来を、そしてこの世界の理(ことわり)そのものを変える、未知の技術への扉が。
彼女の足の傷は、魔法の力によって驚異的な速さで回復し、もう普通に歩けるまでになっていた。だが、彼女の心の傷は、深く閉ざされたままだった。
シルフィは、あてがわれた客室から一歩も出ようとしなかった。
俺や侍女が食事を運んでいっても、警戒した獣のような目でこちらを睨みつけるだけで、決して手を付けようとしない。俺たちが部屋から出て、扉が閉まったのを確かめてから、ようやくこっそりと口にしているようだった。
彼女と俺たちの間には、分厚く、冷たいガラスの壁があるかのようだった。
バルガスは、「森の民とは、そういうものなのでしょう。無理強いは禁物です」と静かに言った。エリアーナも、「彼女が心を開くまで、下手に刺激しない方が得策ね」と、合理的な判断を下していた。
だが、俺には分かっていた。このままではいけない。彼女の孤独は、いずれ彼女自身を蝕んでいくだろう。そして何より、俺の知的好奇心が、この状況を許さなかった。
そんな膠着した状況を、いともたやすく打ち破ったのは、俺の予想通り、妹のリリアナだった。
大人たちが皆、シルフィを「扱いの難しい客人」として遠巻きに見ていたのに対し、リリアナだけは違った。彼女にとってシルフィは、「森から来た、綺麗なお姉さん」でしかなかった。
ある日の午後、リリアナは俺の制止も聞かず、小さなスケッチブックと炭を抱えて、一人でシルフィの部屋の扉をノックした。
返事はない。だが、リリアナは全く気にする様子もなく、勝手に扉を開けて部屋に入ってしまった。
「お姉さん、こんにちは! 私、リリアナ!」
部屋の隅の椅子に座り、窓の外をぼんやりと眺めていたシルフィは、突然の侵入者にビクリと体を震わせ、鋭い視線を向けた。
だが、リリアナはその視線をものともせず、にこにこと笑いながらシルフィに近づいていく。
「わあ、やっぱりお耳が長いのね! すごーい! 髪もキラキラしてて、お人形さんみたい!」
リリアナは、何の悪意も下心もない、純粋な好奇心と賞賛の言葉を浴びせた。シルフィは、そんな風に人間から話しかけられた経験がないのだろう。どう反応していいか分からず、ただ困惑した表情で固まっている。
「ねえ、お姉さん、お名前はなあに?」
「……」
「一緒にお絵かきしない? 私、お花を描くのが好きなの!」
「……」
シルフィは、徹底的に無視を決め込んだ。だが、リリアナは全くへこたれなかった。
彼女はシルフィのベッドのそばにちょこんと座り込むと、一人で絵を描き始めた。そして、シルフィに話しかけるでもなく、ただ楽しそうに独り言を呟き続ける。
「今日はね、お庭で赤いお花を見たの。すっごく綺麗だったんだよ。これはね、お母様のお顔。こっちは、お兄様。お兄様はね、いつも難しい顔をしてるの」
シルフィは、最初は無関心を装っていた。だが、子供特有の屈託のない声は、静かな部屋によく響く。聞くつもりがなくても、その言葉は自然と耳に入ってくる。
リリアナは毎日、飽きもせずにシルフィの部屋を訪れた。
シルフィが返事をしなくても、リリアナは気にもせず、その日にあった出来事を一方的に、楽しそうに語り続けた。新しいドレスを買ってもらったこと。厨房でつまみ食いをして、バルドに優しく叱られたこと。畑の小麦が、黄金色に輝いて綺麗だったこと。
シルフィの周りにあった、張り詰めた氷のような沈黙は、リリアナの存在によって、少しずつ、確実に溶かされていった。
そして、その日は突然やってきた。
リリアナがいつものように絵を描いていると、ふと困ったように顔を上げた。
「うーん……。お姉さんのお洋服みたいな、綺麗な緑色を描きたいんだけど、緑色の炭がないの。どうしたらいいんだろう?」
それは、誰に言うでもない、純粋な独り言だった。
しばらくの沈黙。
諦めたリリアナが、別の色で花を描き始めようとした、その時。
「……黄色と、青を混ぜる」
ぽつりと、か細い声が響いた。
リリアナは、きょとんとした顔で声のした方を見た。シルフィが、気まずそうに視線を逸らしながら、こちらを見ていた。
それが、二人の最初の会話だった。
リリアナの顔が、ぱあっと満開の花のように輝いた。
「ほんと!? 教えてくれてありがとう、お姉さん!」
リリアナはシルフィのベッドに駆け寄り、満面の笑みで彼女の顔を覗き込んだ。シルフィは戸惑いながらも、その太陽のような笑顔から、目を離すことができなかった。
その日を境に、シルフィの態度は僅かに軟化した。まだ自分から話すことは少ないが、リリアナの言葉に、時折短く相槌を打つようになった。
俺は、機は熟したと判断した。
リリアナが部屋にいるタイミングを見計らい、俺もシルフィの部屋を訪れた。
シルフィは俺の姿を見ると、再び身を強張らせた。だが、隣でリリアナがにこにこしているせいか、以前のような鋭い敵意は感じられなかった。
俺は、魔法の技術的な話や、森の開発の話は一切しなかった。
ただ、静かに切り出した。
「この間、君が倒れている時に、君の力の一部を見させてもらった」
シルフィの肩が、ピクリと動く。彼女は、自分の力が人間に知られたことを、恐れているのだ。
俺は、できるだけ穏やかな声で続けた。
「あれは、すごいな。本当に、素晴らしい技術だと思った」
「……え?」
シルフィは、信じられないという顔で俺を見た。
「技術……? みんな……人間は、魔法のことを、呪いだとか、穢れた力だとか言うのに……」
「俺にはそうは見えない」
俺はきっぱりと首を振った。
「俺は技術者だ。物を作る人間だ。だから分かる。君の力は、無から何かを生み出し、壊れたものを修復し、世界に働きかける力だ。それは、俺たちがやっていることと同じ、尊い『技術』だよ」
俺の言葉は、建前でもお世辞でもない。心の底からの本心だった。
「俺は、君の力を恐れているんじゃない。尊敬しているんだ。どういう仕組みで、あんな奇跡が起きるのか。どうすれば、もっと上手く、多くの人を助けるためにその力を使えるのか。それを、俺は純粋に知りたい。そして、できることなら、君の技術と俺の技術を組み合わせて、もっとすごいものを生み出してみたいんだ」
シルフィは、呆然としたまま、俺の顔をじっと見つめていた。
彼女の翡翠色の瞳が、戸惑いと、驚きと、そしてこれまで感じたことのない種類の感情で、揺らめいていた。
リリアナの、何の邪気もない天真爛漫な優しさ。
そして、自分の存在意義そのものである「魔法」を、恐れるどころか、一つの偉大な技術として真正面から肯定し、尊敬の念を示してくれたリオの言葉。
シルフィを頑なに縛り付けていた、人間に対する恐怖と不信の氷が、パキリと音を立てて砕け散るのが分かった。
彼女の瞳から、警戒の色が消えていく。
そして、長い沈黙の後。
シルフィは、初めて俺に向かって、敵意ではない、純粋な興味の光を宿した視線を向けた。
「……私の力、知りたいの?」
その声はまだ小さく、自信なさげだった。だが、それは間違いなく、彼女が自らの意思で、俺たちの世界に一歩足を踏み出した証だった。
俺は、静かに、しかし力強く頷いた。
「ああ。ぜひ、君の先生になってほしい。俺に、魔法という名の新しい科学を教えてくれ」
俺の言葉に、シルフィは少しだけ驚いたように目を見開いた後、ふわりと、小さな花が咲くように、はにかんで微笑んだ。
それは、彼女がこの屋敷に来てから、初めて見せた笑顔だった。
固く閉ざされていた扉は、今、確かに開かれたのだ。
俺たちの未来を、そしてこの世界の理(ことわり)そのものを変える、未知の技術への扉が。
115
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
なんだって? 俺を追放したSS級パーティーが落ちぶれたと思ったら、拾ってくれたパーティーが超有名になったって?
名無し
ファンタジー
「ラウル、追放だ。今すぐ出ていけ!」
「えっ? ちょっと待ってくれ。理由を教えてくれないか?」
「それは貴様が無能だからだ!」
「そ、そんな。俺が無能だなんて。こんなに頑張ってるのに」
「黙れ、とっととここから消えるがいい!」
それは突然の出来事だった。
SSパーティーから総スカンに遭い、追放されてしまった治癒使いのラウル。
そんな彼だったが、とあるパーティーに拾われ、そこで認められることになる。
「治癒魔法でモンスターの群れを殲滅だと!?」
「え、嘘!? こんなものまで回復できるの!?」
「この男を追放したパーティー、いくらなんでも見る目がなさすぎだろう!」
ラウルの神がかった治癒力に驚愕するパーティーの面々。
その凄さに気が付かないのは本人のみなのであった。
「えっ? 俺の治癒魔法が凄いって? おいおい、冗談だろ。こんなの普段から当たり前にやってることなのに……」
赤ん坊なのに【試練】がいっぱい! 僕は【試練】で大きくなれました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はジーニアス
優しい両親のもとで生まれた僕は小さな村で暮らすこととなりました
お父さんは村の村長みたいな立場みたい
お母さんは病弱で家から出れないほど
二人を助けるとともに僕は異世界を楽しんでいきます
ーーーーー
この作品は大変楽しく書けていましたが
49話で終わりとすることにいたしました
完結はさせようと思いましたが次をすぐに書きたい
そんな欲求に屈してしまいましたすみません
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる