27 / 118
第27話:錬金術師の秘密兵器
しおりを挟む
パイク方陣とクロスボウ部隊の連携。それは確かに、グライフ軍の騎士団に対抗するための強力な布陣だった。だが、俺の目には、まだ勝利を確実にするには足りないものが見えていた。
戦場の勝敗は、兵力や武器の性能だけで決まるものではない。兵士たちの士気、指揮系統の混乱、そして「心理的な衝撃」。そういった目に見えない要素が、しばしば戦局を決定づける。
グライフ子爵が率いるのは、正規軍だけではない。王都で悪名高い傭兵団「鉄の爪」もいる。彼らは戦いのプロだ。こちらの戦術に気づけば、すぐに何らかの対策を打ってくるだろう。
彼らの戦意を根こそぎ奪い、指揮系統を完全に麻痺させるような、常識外の一手が必要だ。
俺が目を付けたのは、古代ギリシャや中国の戦史に登場する、原始的な化学兵器だった。
「リオ、これは一体何に使うの? こんなにたくさんの壺を集めて」
開発室を訪れたエリアーナが、部屋の隅に山と積まれた素焼きの壺を見て、訝しげに尋ねた。
「新しい武器を作るのさ。名付けて、『焼夷手榴弾』」
「しょうい……しゅりゅうだん?」
聞き慣れない言葉に、彼女は首を傾げる。
俺は一つの壺を手に取り、その構造を説明した。
「この壺の中に、燃えやすい油と、硫黄、そして砕いた炭を混ぜたものを詰める。そして、口に油を染み込ませた布で栓をする。使う時は、布の先に火をつけて、敵陣に投げ込むんだ」
「……ただの火炎瓶ではないの。それなら、昔からあるわ」
「違うのは、その中身だ」
俺は、もう一つの重要な材料を指し示した。それは、領内の洞窟から採取した、硝石(硝酸カリウム)だった。
「この白い粉を混ぜ込むことで、燃焼の仕方が劇的に変わる。ただ燃えるだけじゃない。爆発的に燃え広がり、水をかけても簡単には消えない、地獄の炎を生み出すんだ」
硫黄、木炭、硝石。それは、黒色火薬の原始的なレシピだった。この世界の人間が、誰も知らない禁断の知識。
エリアーナは、俺の説明を聞くうちに、その兵器が持つ本当の恐ろしさを理解したようだった。彼女の顔から、血の気が引いていく。
「そ、そんなものを戦場で使えば……どうなるか、分かっているの?」
「ああ。敵は炎に巻かれ、装備は溶け、陣形は崩壊するだろうな」
俺は、淡々と答えた。
「これは、錬金術師が作り出す、魔法の炎だ。敵兵はそう認識するだろう。未知の恐怖は、どんな屈強な兵士の心をも砕く」
さらに俺は、もう一つの兵器を用意した。
「そして、これが『煙幕弾』だ」
俺が示したのは、同じく素焼きの壺に、大量の湿った藁と、燃焼を助けるための油脂、そして大量の硫黄を詰め込んだものだった。
「これを燃やせば、視界を遮るほどの、濃くて、目にしみる有毒な煙が大量に発生する。敵陣の中央でこれを炸裂させれば、彼らは方向感覚を失い、指揮官の命令も届かなくなり、パニックに陥るだろう」
焼夷手榴弾による直接的なダメージと、煙幕弾による心理的なパニック。この二つの相乗効果で、敵の軍隊を内部から崩壊させる。それが俺の狙いだった。
エリアーナは、黙り込んでいた。彼女は、俺が生み出す兵器の非人道性を理解していた。だが、彼女はそれを止めようとはしなかった。
「……分かったわ。全ては、この領地を守るため。そうでしょう?」
「その通りだ」
俺たちの間には、重いが、確かな信頼関係が存在していた。
最後の仕上げに、俺はもう一人、この計画に不可欠な協力者を訪ねた。
シルフィの部屋だった。
彼女は、俺が持ち込んだ壺を、不思議そうに眺めていた。
「リオ、これなあに? なんだか、嫌な匂いがする……」
エルフの鋭い嗅覚が、壺に詰められた硫黄の匂いを捉えたのだろう。
俺は彼女に、正直に全てを話した。これから始まる戦争のこと。この壺が、多くの人を傷つけるための兵器であること。
シルフィの顔が、悲しげに曇った。
「……人を、傷つけるための道具なの?」
「ああ。そうだ」
俺は、彼女の目をまっすぐに見つめた。
「だが、これを使わなければ、俺たちの領地はもっと多くの人が傷つき、殺されることになる。リリアナや、バルドや、ゴードンさんたちが、苦しむことになるんだ。シルフィ、俺はそれが耐えられない」
「……」
「君に、残酷なことを頼みに来たのは分かっている。だが、君の力が必要なんだ」
俺は、自分の計画を打ち明けた。
「この煙幕弾を、投石器で敵陣に投げ込む。その時、君の風の魔法で、煙が敵を包み込むように、風の流れを操作してほしいんだ」
シルフィは、俯いてしまった。彼女の魔法は、人を癒し、自然と調和するための力だ。それを、戦争の道具として使うことに、強い抵抗があるのだろう。
無理もない。彼女にこんな役目を背負わせるのは、酷すぎるかもしれない。
俺が諦めかけ、立ち去ろうとした、その時。
「……やる」
か細いが、凛とした声が、俺を引き止めた。
シルフィは、顔を上げていた。その翡翠色の瞳には、涙が滲んでいたが、同時に強い決意の光が宿っていた。
「私も、ここに住むみんなが好き。リリアナが、リオが、みんなが傷つくのは、嫌だ。だから……やる。私も、みんなを守るために、戦う」
彼女は、自らの意思で、戦うことを選んでくれたのだ。
俺は、彼女の小さな肩に、あまりにも重い荷物を背負わせてしまった罪悪感と、彼女の強さに対する感謝で、胸が締め付けられる思いだった。
「ありがとう、シルフィ。必ず、君を後悔させないと約束する」
俺は彼女の頭を、そっと撫でた。
こうして、俺たちの秘密兵器は完成した。
パイク方陣とクロスボウという「物理的」な防御システム。
そして、焼夷手榴弾と煙幕弾、シルフィの魔法という「心理的」な攻撃システム。
アシュフォード軍は、この世界の誰もが想像しえない、二重の切り札を手に入れたのだ。
俺は、静かに迫り来る決戦の日に向けて、思考を巡らせる。
これで、勝てる。
いや、勝つのではない。
圧倒するのだ。
敵に、二度と我々に刃向かう気力を起こさせないほど、徹底的に。
それが、この戦いで流される血を、最小限に抑えるための、唯一の方法だと信じて。
戦場の勝敗は、兵力や武器の性能だけで決まるものではない。兵士たちの士気、指揮系統の混乱、そして「心理的な衝撃」。そういった目に見えない要素が、しばしば戦局を決定づける。
グライフ子爵が率いるのは、正規軍だけではない。王都で悪名高い傭兵団「鉄の爪」もいる。彼らは戦いのプロだ。こちらの戦術に気づけば、すぐに何らかの対策を打ってくるだろう。
彼らの戦意を根こそぎ奪い、指揮系統を完全に麻痺させるような、常識外の一手が必要だ。
俺が目を付けたのは、古代ギリシャや中国の戦史に登場する、原始的な化学兵器だった。
「リオ、これは一体何に使うの? こんなにたくさんの壺を集めて」
開発室を訪れたエリアーナが、部屋の隅に山と積まれた素焼きの壺を見て、訝しげに尋ねた。
「新しい武器を作るのさ。名付けて、『焼夷手榴弾』」
「しょうい……しゅりゅうだん?」
聞き慣れない言葉に、彼女は首を傾げる。
俺は一つの壺を手に取り、その構造を説明した。
「この壺の中に、燃えやすい油と、硫黄、そして砕いた炭を混ぜたものを詰める。そして、口に油を染み込ませた布で栓をする。使う時は、布の先に火をつけて、敵陣に投げ込むんだ」
「……ただの火炎瓶ではないの。それなら、昔からあるわ」
「違うのは、その中身だ」
俺は、もう一つの重要な材料を指し示した。それは、領内の洞窟から採取した、硝石(硝酸カリウム)だった。
「この白い粉を混ぜ込むことで、燃焼の仕方が劇的に変わる。ただ燃えるだけじゃない。爆発的に燃え広がり、水をかけても簡単には消えない、地獄の炎を生み出すんだ」
硫黄、木炭、硝石。それは、黒色火薬の原始的なレシピだった。この世界の人間が、誰も知らない禁断の知識。
エリアーナは、俺の説明を聞くうちに、その兵器が持つ本当の恐ろしさを理解したようだった。彼女の顔から、血の気が引いていく。
「そ、そんなものを戦場で使えば……どうなるか、分かっているの?」
「ああ。敵は炎に巻かれ、装備は溶け、陣形は崩壊するだろうな」
俺は、淡々と答えた。
「これは、錬金術師が作り出す、魔法の炎だ。敵兵はそう認識するだろう。未知の恐怖は、どんな屈強な兵士の心をも砕く」
さらに俺は、もう一つの兵器を用意した。
「そして、これが『煙幕弾』だ」
俺が示したのは、同じく素焼きの壺に、大量の湿った藁と、燃焼を助けるための油脂、そして大量の硫黄を詰め込んだものだった。
「これを燃やせば、視界を遮るほどの、濃くて、目にしみる有毒な煙が大量に発生する。敵陣の中央でこれを炸裂させれば、彼らは方向感覚を失い、指揮官の命令も届かなくなり、パニックに陥るだろう」
焼夷手榴弾による直接的なダメージと、煙幕弾による心理的なパニック。この二つの相乗効果で、敵の軍隊を内部から崩壊させる。それが俺の狙いだった。
エリアーナは、黙り込んでいた。彼女は、俺が生み出す兵器の非人道性を理解していた。だが、彼女はそれを止めようとはしなかった。
「……分かったわ。全ては、この領地を守るため。そうでしょう?」
「その通りだ」
俺たちの間には、重いが、確かな信頼関係が存在していた。
最後の仕上げに、俺はもう一人、この計画に不可欠な協力者を訪ねた。
シルフィの部屋だった。
彼女は、俺が持ち込んだ壺を、不思議そうに眺めていた。
「リオ、これなあに? なんだか、嫌な匂いがする……」
エルフの鋭い嗅覚が、壺に詰められた硫黄の匂いを捉えたのだろう。
俺は彼女に、正直に全てを話した。これから始まる戦争のこと。この壺が、多くの人を傷つけるための兵器であること。
シルフィの顔が、悲しげに曇った。
「……人を、傷つけるための道具なの?」
「ああ。そうだ」
俺は、彼女の目をまっすぐに見つめた。
「だが、これを使わなければ、俺たちの領地はもっと多くの人が傷つき、殺されることになる。リリアナや、バルドや、ゴードンさんたちが、苦しむことになるんだ。シルフィ、俺はそれが耐えられない」
「……」
「君に、残酷なことを頼みに来たのは分かっている。だが、君の力が必要なんだ」
俺は、自分の計画を打ち明けた。
「この煙幕弾を、投石器で敵陣に投げ込む。その時、君の風の魔法で、煙が敵を包み込むように、風の流れを操作してほしいんだ」
シルフィは、俯いてしまった。彼女の魔法は、人を癒し、自然と調和するための力だ。それを、戦争の道具として使うことに、強い抵抗があるのだろう。
無理もない。彼女にこんな役目を背負わせるのは、酷すぎるかもしれない。
俺が諦めかけ、立ち去ろうとした、その時。
「……やる」
か細いが、凛とした声が、俺を引き止めた。
シルフィは、顔を上げていた。その翡翠色の瞳には、涙が滲んでいたが、同時に強い決意の光が宿っていた。
「私も、ここに住むみんなが好き。リリアナが、リオが、みんなが傷つくのは、嫌だ。だから……やる。私も、みんなを守るために、戦う」
彼女は、自らの意思で、戦うことを選んでくれたのだ。
俺は、彼女の小さな肩に、あまりにも重い荷物を背負わせてしまった罪悪感と、彼女の強さに対する感謝で、胸が締め付けられる思いだった。
「ありがとう、シルフィ。必ず、君を後悔させないと約束する」
俺は彼女の頭を、そっと撫でた。
こうして、俺たちの秘密兵器は完成した。
パイク方陣とクロスボウという「物理的」な防御システム。
そして、焼夷手榴弾と煙幕弾、シルフィの魔法という「心理的」な攻撃システム。
アシュフォード軍は、この世界の誰もが想像しえない、二重の切り札を手に入れたのだ。
俺は、静かに迫り来る決戦の日に向けて、思考を巡らせる。
これで、勝てる。
いや、勝つのではない。
圧倒するのだ。
敵に、二度と我々に刃向かう気力を起こさせないほど、徹底的に。
それが、この戦いで流される血を、最小限に抑えるための、唯一の方法だと信じて。
93
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
なんだって? 俺を追放したSS級パーティーが落ちぶれたと思ったら、拾ってくれたパーティーが超有名になったって?
名無し
ファンタジー
「ラウル、追放だ。今すぐ出ていけ!」
「えっ? ちょっと待ってくれ。理由を教えてくれないか?」
「それは貴様が無能だからだ!」
「そ、そんな。俺が無能だなんて。こんなに頑張ってるのに」
「黙れ、とっととここから消えるがいい!」
それは突然の出来事だった。
SSパーティーから総スカンに遭い、追放されてしまった治癒使いのラウル。
そんな彼だったが、とあるパーティーに拾われ、そこで認められることになる。
「治癒魔法でモンスターの群れを殲滅だと!?」
「え、嘘!? こんなものまで回復できるの!?」
「この男を追放したパーティー、いくらなんでも見る目がなさすぎだろう!」
ラウルの神がかった治癒力に驚愕するパーティーの面々。
その凄さに気が付かないのは本人のみなのであった。
「えっ? 俺の治癒魔法が凄いって? おいおい、冗談だろ。こんなの普段から当たり前にやってることなのに……」
赤ん坊なのに【試練】がいっぱい! 僕は【試練】で大きくなれました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はジーニアス
優しい両親のもとで生まれた僕は小さな村で暮らすこととなりました
お父さんは村の村長みたいな立場みたい
お母さんは病弱で家から出れないほど
二人を助けるとともに僕は異世界を楽しんでいきます
ーーーーー
この作品は大変楽しく書けていましたが
49話で終わりとすることにいたしました
完結はさせようと思いましたが次をすぐに書きたい
そんな欲求に屈してしまいましたすみません
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる