44 / 118
第45話:情報こそが武器
しおりを挟む
マリウス公爵とクラウス・フォン・ゲルラッハ。保守派と革新派、王都の二大巨頭の両方から敵と見なされた俺たちは、完全に孤立無援の状態に陥った。
アシュフォード商会の商業活動は、公爵の妨害によって停滞したままだ。国王派も、俺たちが協力を拒否した以上、助け舟を出してくれるはずもない。
このままでは、ジリ貧になるだけだ。
「……まるで、見えない壁に囲まれているようだわ。何をしようとしても、どこかで必ず妨害が入る」
エリアーナは、連日のように届く悪い報告に、さすがに疲労の色を隠せないでいた。
俺は、そんな彼女を見て、一つの決断を下した。
「エリアーナ、守ってばかりでは勝てない。こちらからも、打って出るぞ」
「打って出るですって? どうやって? 私たちには、彼らに対抗できるような政治的な力はないのよ」
「政治力がないなら、別の武器で戦うまでだ」
俺は、テーブルの上に一枚の羊皮紙を広げた。そこには、王都の地図と、複雑に絡み合った組織図のようなものが描かれている。
「俺たちの武器は、これだ。情報だよ」
エリアーナは、訝しげにその図を覗き込んだ。
「これは……?」
「王都に、俺たち独自の情報収集網を構築する。マリウス公爵の金の流れ、国王派の次の政策、商業ギルドの内部対立、貴族たちのスキャンダル。金の流れと人の動き、その全てを把握し、分析するんだ。そうすれば、見えない壁の、どこに亀裂があるかが見えてくるはずだ」
敵が見えないのなら、見えるようにすればいい。暗闇の中で戦うのではなく、こちらから光を当てて、敵の姿を白日の下に晒すのだ。
「でも、そんなこと、どうやって……」
「金と、人を使うのさ」
俺は、エリアーナが驚くほどの額が書かれた金の延べ棒の絵を、羊皮紙に描いた。
「商会がこれまで蓄えてきた利益の、かなりの部分をこの情報収集に投資する。金に困っている下級貴族、野心のある平民の役人、口の軽い酒場の主人、ゴシップ好きの貴婦人の侍女。金で情報を買うことに、何の抵抗もない連中は、この王都にごまんといるはずだ」
それは、貴族的なやり方とは程遠い、泥臭く、そして金のかかるやり方だった。
だが、エリアーナは、俺のその計画の意図と、恐るべき有効性を即座に理解した。彼女の目に、再び鋭い光が戻ってきた。
「……面白いわ。まるで蜘蛛の巣を張り巡らせるように、王都中に私たちの目と耳を配置するのね」
「その通り。そして、その蜘蛛の巣の中心に立つのが、あんただ」
俺の言葉に、エリアーナは不敵に微笑んだ。
「最高の仕事じゃない。私の性に、一番合っているわ」
こうして、俺たちの反撃作戦が、水面下で静かに始動した。
計画の拠点として、俺たちはアシュフォード商会の名を隠し、王都の商業地区に小さな事務所を借りた。表向きは、辺境の特産品を扱う、ごくありふれた小さな貿易商だ。
エリアーナは、まるで水を得た魚のように、その能力を遺憾なく発揮した。
彼女はまず、王都の裏社会にも顔が利くという、腕利きの情報屋を数人、金で雇い入れた。そして、彼らを通じて、様々な階層の人間に接触し、情報の対価として金を支払うというネットワークを、驚くべき速さで構築していった。
事務所の奥の部屋には、王都の巨大な地図が張り出され、毎日新しい情報が書き込まれていく。
『マリウス公爵、南方の穀物商と密会。目的は、穀物の買い占めによる市場価格の操作か?』
『国王派、新たな税制改革を計画中。中小の商人ギルドから、強い反発の可能性あり』
『近衛騎士団の副団長、賭博で多額の借金。金の出所は不明』
集まってくる情報は、断片的で、どれも些細なものに見えた。
だが、エリアーナは、それらの無数の点と点を、天才的な分析力で線として結びつけていく。
「面白いわ、リオ。見て。マリウス公爵の穀物買い占めは、来たる食糧不足を演出し、国王派の失政だと民衆に思わせるための布石ね。そして、その裏で資金を提供しているのは、公爵と癒着している、あの商業ギルドのトップでしょう」
「騎士団の副団長の借金は? 何か関係があるのか?」
「ええ。彼の借金の肩代わりをしているのは、公爵の息のかかった金貸しよ。おそらく、騎士団内部の情報を、公爵に横流ししているわね。彼はいざという時、公爵のために騎士団を裏切る可能性があるわ」
彼女の頭の中では、王都という複雑な盤面で、どの駒がどう動き、次に何が起きるかが、手に取るように見えているようだった。
俺は、その様子を感嘆の思いで見つめていた。
俺の役割は、彼女が集めた情報の中から、技術的な視点で重要と思われるものをピックアップし、次の開発のヒントにすることだった。
例えば、鉱山の産出量が落ちているという情報があれば、それは新しい採掘技術や、動力源の需要が高まっていることを意味する。
特定の病が流行の兆しを見せているなら、それは新しい薬や、衛生環境の改善が求められているということだ。
俺たちが張り巡らせた蜘蛛の巣は、敵の動きを探るためのレーダーであると同時に、この王都が、そしてこの国が、次に何を求めているかを教えてくれる、未来予測の羅針盤にもなっていた。
情報収集の拠点を設立してから、一月が過ぎた頃。
エリアーナが、興奮した様子で俺の元へやってきた。
「リオ、見て。とんでもない情報が舞い込んできたわ」
彼女が差し出した報告書には、こう記されていた。
『王立アカデミーの地下書庫に、古代文明の遺物とされる、魔法に関する極秘の古文書が、多数保管されている。しかし、その多くは古代語で書かれているため、解読はほとんど進んでいない』
魔法に関する、古文書。
その言葉に、俺の全身に電流が走った。
シルフィとの実験で、俺は魔法が科学的に解明できる現象であることを確信していた。だが、その知識はあまりにも断片的で、体系的な理解には至っていない。
もし、その古文書を解読できれば。
魔法という未知の技術体系を、一気に飛躍させることができるかもしれない。
それは、マリウス公爵の妨害や、国王派の圧力など、全てを吹き飛ばしてしまうほどの、圧倒的なゲームチェンジャーとなりうる力だ。
「エリアーナ、この情報は確かなのか?」
「ええ。アカデミーの若い書記官を、金で買収したわ。間違いない」
俺の心は、決まった。
「行くぞ、エリアーナ。次の目標は、王立アカデミーだ」
俺は、開発室の奥で、俺が作った魔力測定器を不思議そうに眺めているシルフィの姿を思い浮かべた。
彼女という最高の才能と、古文書という失われた知識。
その二つが出会う時、この世界に、本当の「魔導科学」が産声を上げることになるだろう。
俺たちの反撃は、ここから始まる。
情報という武器を手に入れた俺たちは、もはやただの孤立した勢力ではない。
未来を、誰よりも早く、そして正確に読み解く、静かなる革命家なのだ。
アシュフォード商会の商業活動は、公爵の妨害によって停滞したままだ。国王派も、俺たちが協力を拒否した以上、助け舟を出してくれるはずもない。
このままでは、ジリ貧になるだけだ。
「……まるで、見えない壁に囲まれているようだわ。何をしようとしても、どこかで必ず妨害が入る」
エリアーナは、連日のように届く悪い報告に、さすがに疲労の色を隠せないでいた。
俺は、そんな彼女を見て、一つの決断を下した。
「エリアーナ、守ってばかりでは勝てない。こちらからも、打って出るぞ」
「打って出るですって? どうやって? 私たちには、彼らに対抗できるような政治的な力はないのよ」
「政治力がないなら、別の武器で戦うまでだ」
俺は、テーブルの上に一枚の羊皮紙を広げた。そこには、王都の地図と、複雑に絡み合った組織図のようなものが描かれている。
「俺たちの武器は、これだ。情報だよ」
エリアーナは、訝しげにその図を覗き込んだ。
「これは……?」
「王都に、俺たち独自の情報収集網を構築する。マリウス公爵の金の流れ、国王派の次の政策、商業ギルドの内部対立、貴族たちのスキャンダル。金の流れと人の動き、その全てを把握し、分析するんだ。そうすれば、見えない壁の、どこに亀裂があるかが見えてくるはずだ」
敵が見えないのなら、見えるようにすればいい。暗闇の中で戦うのではなく、こちらから光を当てて、敵の姿を白日の下に晒すのだ。
「でも、そんなこと、どうやって……」
「金と、人を使うのさ」
俺は、エリアーナが驚くほどの額が書かれた金の延べ棒の絵を、羊皮紙に描いた。
「商会がこれまで蓄えてきた利益の、かなりの部分をこの情報収集に投資する。金に困っている下級貴族、野心のある平民の役人、口の軽い酒場の主人、ゴシップ好きの貴婦人の侍女。金で情報を買うことに、何の抵抗もない連中は、この王都にごまんといるはずだ」
それは、貴族的なやり方とは程遠い、泥臭く、そして金のかかるやり方だった。
だが、エリアーナは、俺のその計画の意図と、恐るべき有効性を即座に理解した。彼女の目に、再び鋭い光が戻ってきた。
「……面白いわ。まるで蜘蛛の巣を張り巡らせるように、王都中に私たちの目と耳を配置するのね」
「その通り。そして、その蜘蛛の巣の中心に立つのが、あんただ」
俺の言葉に、エリアーナは不敵に微笑んだ。
「最高の仕事じゃない。私の性に、一番合っているわ」
こうして、俺たちの反撃作戦が、水面下で静かに始動した。
計画の拠点として、俺たちはアシュフォード商会の名を隠し、王都の商業地区に小さな事務所を借りた。表向きは、辺境の特産品を扱う、ごくありふれた小さな貿易商だ。
エリアーナは、まるで水を得た魚のように、その能力を遺憾なく発揮した。
彼女はまず、王都の裏社会にも顔が利くという、腕利きの情報屋を数人、金で雇い入れた。そして、彼らを通じて、様々な階層の人間に接触し、情報の対価として金を支払うというネットワークを、驚くべき速さで構築していった。
事務所の奥の部屋には、王都の巨大な地図が張り出され、毎日新しい情報が書き込まれていく。
『マリウス公爵、南方の穀物商と密会。目的は、穀物の買い占めによる市場価格の操作か?』
『国王派、新たな税制改革を計画中。中小の商人ギルドから、強い反発の可能性あり』
『近衛騎士団の副団長、賭博で多額の借金。金の出所は不明』
集まってくる情報は、断片的で、どれも些細なものに見えた。
だが、エリアーナは、それらの無数の点と点を、天才的な分析力で線として結びつけていく。
「面白いわ、リオ。見て。マリウス公爵の穀物買い占めは、来たる食糧不足を演出し、国王派の失政だと民衆に思わせるための布石ね。そして、その裏で資金を提供しているのは、公爵と癒着している、あの商業ギルドのトップでしょう」
「騎士団の副団長の借金は? 何か関係があるのか?」
「ええ。彼の借金の肩代わりをしているのは、公爵の息のかかった金貸しよ。おそらく、騎士団内部の情報を、公爵に横流ししているわね。彼はいざという時、公爵のために騎士団を裏切る可能性があるわ」
彼女の頭の中では、王都という複雑な盤面で、どの駒がどう動き、次に何が起きるかが、手に取るように見えているようだった。
俺は、その様子を感嘆の思いで見つめていた。
俺の役割は、彼女が集めた情報の中から、技術的な視点で重要と思われるものをピックアップし、次の開発のヒントにすることだった。
例えば、鉱山の産出量が落ちているという情報があれば、それは新しい採掘技術や、動力源の需要が高まっていることを意味する。
特定の病が流行の兆しを見せているなら、それは新しい薬や、衛生環境の改善が求められているということだ。
俺たちが張り巡らせた蜘蛛の巣は、敵の動きを探るためのレーダーであると同時に、この王都が、そしてこの国が、次に何を求めているかを教えてくれる、未来予測の羅針盤にもなっていた。
情報収集の拠点を設立してから、一月が過ぎた頃。
エリアーナが、興奮した様子で俺の元へやってきた。
「リオ、見て。とんでもない情報が舞い込んできたわ」
彼女が差し出した報告書には、こう記されていた。
『王立アカデミーの地下書庫に、古代文明の遺物とされる、魔法に関する極秘の古文書が、多数保管されている。しかし、その多くは古代語で書かれているため、解読はほとんど進んでいない』
魔法に関する、古文書。
その言葉に、俺の全身に電流が走った。
シルフィとの実験で、俺は魔法が科学的に解明できる現象であることを確信していた。だが、その知識はあまりにも断片的で、体系的な理解には至っていない。
もし、その古文書を解読できれば。
魔法という未知の技術体系を、一気に飛躍させることができるかもしれない。
それは、マリウス公爵の妨害や、国王派の圧力など、全てを吹き飛ばしてしまうほどの、圧倒的なゲームチェンジャーとなりうる力だ。
「エリアーナ、この情報は確かなのか?」
「ええ。アカデミーの若い書記官を、金で買収したわ。間違いない」
俺の心は、決まった。
「行くぞ、エリアーナ。次の目標は、王立アカデミーだ」
俺は、開発室の奥で、俺が作った魔力測定器を不思議そうに眺めているシルフィの姿を思い浮かべた。
彼女という最高の才能と、古文書という失われた知識。
その二つが出会う時、この世界に、本当の「魔導科学」が産声を上げることになるだろう。
俺たちの反撃は、ここから始まる。
情報という武器を手に入れた俺たちは、もはやただの孤立した勢力ではない。
未来を、誰よりも早く、そして正確に読み解く、静かなる革命家なのだ。
76
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
なんだって? 俺を追放したSS級パーティーが落ちぶれたと思ったら、拾ってくれたパーティーが超有名になったって?
名無し
ファンタジー
「ラウル、追放だ。今すぐ出ていけ!」
「えっ? ちょっと待ってくれ。理由を教えてくれないか?」
「それは貴様が無能だからだ!」
「そ、そんな。俺が無能だなんて。こんなに頑張ってるのに」
「黙れ、とっととここから消えるがいい!」
それは突然の出来事だった。
SSパーティーから総スカンに遭い、追放されてしまった治癒使いのラウル。
そんな彼だったが、とあるパーティーに拾われ、そこで認められることになる。
「治癒魔法でモンスターの群れを殲滅だと!?」
「え、嘘!? こんなものまで回復できるの!?」
「この男を追放したパーティー、いくらなんでも見る目がなさすぎだろう!」
ラウルの神がかった治癒力に驚愕するパーティーの面々。
その凄さに気が付かないのは本人のみなのであった。
「えっ? 俺の治癒魔法が凄いって? おいおい、冗談だろ。こんなの普段から当たり前にやってることなのに……」
赤ん坊なのに【試練】がいっぱい! 僕は【試練】で大きくなれました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はジーニアス
優しい両親のもとで生まれた僕は小さな村で暮らすこととなりました
お父さんは村の村長みたいな立場みたい
お母さんは病弱で家から出れないほど
二人を助けるとともに僕は異世界を楽しんでいきます
ーーーーー
この作品は大変楽しく書けていましたが
49話で終わりとすることにいたしました
完結はさせようと思いましたが次をすぐに書きたい
そんな欲求に屈してしまいましたすみません
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる