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第101話:帝国の絶望
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ガルニア帝国の歴史は、勝利の歴史だった。
建国以来、その強大な軍事力をもって大陸の覇者として君臨し続けてきた。帝国の民は、自分たちの国が世界で最も強く、そして最も偉大であると信じて疑わなかった。
その揺るぎないはずの神話が、たった二日で音を立てて崩れ去った。
北の国境要塞、ヴァルハラ。
帝国の誇る難攻不落の巨大要塞の城門に、敗残兵たちが雪崩のように殺到していた。
彼らの姿はもはや兵士のものではなかった。鎧を脱ぎ捨て、武器を放り出し、その目は恐怖と混乱で濁りきっている。誰もが亡霊に取り憑かれたかのように、意味不明な言葉を叫んでいた。
「怪物だ! 鉄の怪物が……!」
「空から……空から雷が……!」
「逃げろ! 悪魔が来るぞ!」
要塞の司令官は、そのあまりに異常な光景を前に、ただ呆然と立ち尽くすことしかできなかった。王国領へと進軍していったはずの、五十万の威風堂々たる大軍はどこへ消えたのか。目の前にいるこの哀れな亡者の群れが、本当にあの帝国軍の成れの果てだというのか。
彼は、何が起きたのか全く理解できなかった。
僅かな手勢と共に命からがら逃げ延びたブルクハルト将軍もまた、同じだった。
彼は国境近くの砦の一室で、震える手で皇帝への報告書を綴ろうとしていた。だが、ペンは進まなかった。
何を書けばいいというのだ。
『我々は、馬のいらない鉄の戦車に蹂躙されました』
『雲の上から飛来する、見えない砲弾によって、司令部は蒸発しました』
『敵は、空飛ぶ銀色の船から、魔法の炎と刃を降らせてきました』
そんな報告、誰が信じるというのか。狂人の戯言として一笑に付されるだけだろう。
彼はペンを置き、力なく顔を覆った。
戦略、戦術、兵法の数々。彼がその生涯をかけて学び、そして実践してきた戦争の全て。それが全く通用しなかった。いや、通用しないどころか、何の意味もなさなかった。
まるで最新の攻城兵器を相手に、石斧で立ち向かう原始人のようだった。
自分たちが、いかに時代遅れで無力な存在であったか。
その冷徹な現実が、彼の歴戦の将軍としての誇りを粉々に打ち砕いていた。
「……我々は」
彼は絞り出すように呟いた。「……我々は、一体、何と戦っていたのだ……」
その問いに、答えられる者は誰もいなかった。
帝都では、断片的に届けられる敗報に激震が走っていた。
初め、皇帝も側近たちもその報告を信じようとはしなかった。
「何かの間違いであろう! 斥候の誤報か、あるいは王国の流言に違いない!」
だが、電信――王国側が意図的に帝国が傍受できる周波数で流した戦況報告――と、命からがら逃げ帰ってきた兵士たちの錯乱した証言が、その悪夢が紛れもない現実であることを彼らに突きつけた。
中央軍、壊滅。
東部方面軍、西部方面軍、共に崩壊。
総司令官、ブルクハルト将軍、行方不明(後に敗走が確認される)。
損害、推定三十万以上。
たった二日の出来事だった。
皇帝の執務室は、死のような沈黙に包まれていた。
将軍たちは顔面を蒼白にさせ、わなわなと震えている。宰相はもはや立っていることもできず、椅子に崩れ落ちていた。
「……なぜだ」
一人の将軍が呻くように言った。「なぜ、こうなった。我々には三倍の兵力が、大陸最強の竜騎士団が、いたはずではなかったのか……」
「竜騎士団は、飛び立つことすらできなかったと!」別の将軍が絶叫した。「例の銀色の船が、我らの竜が眠る渓谷の上空に現れ、天から雷を落とし、渓谷ごと全てを焼き尽くしてしまったのだ!」
「あの、リオ・アシュフォードという男……。奴は我々の全てを初めからお見通しだったのだ。我々がどこに兵を集め、どこに弱点があるのか。その全てを……」
彼らはようやく悟り始めた。
自分たちが戦っていた相手は、単に新しい兵器を持つ王国の軍隊などではなかったのだ、と。
それは自分たちの理解を、常識を、そして時代の物差しそのものを遥かに超越した、何か。
まるで未来からやってきた異質の存在。
皇帝は玉座で静かに目を閉じていた。
彼は他の誰よりも、この敗北の本質を理解していた。
これは戦術的な失敗などではない。
これは文明の敗北なのだ。
自分たちが何世紀もの間、積み上げてきた剣と馬と勇気の時代。
その全てが、リオ・アシュフォードというたった一人の男がもたらした鉄と蒸気と電気の時代の前に、あまりにもあっけなく陳腐なものとして葬り去られてしまった。
(我らが戦っていた相手は、王国軍ではなかった……)
皇帝は心の内で静かに、そして絶望的に呟いた。
(我らは、未来そのものと戦ってしまったのだ)
それは一個人の絶望ではなかった。
大陸の覇者として君臨し続けてきた、ガルニア帝国という一つの時代の終わりの絶望だった。
皇帝はゆっくりと目を開いた。その瞳から、かつての絶対者としての輝きは消え失せていた。
「……全軍に、伝えよ」
その声はひどくか細く、そして力なく響いた。
「残存兵力を全て、帝都周辺に集結させよ。……首都防衛戦の準備だ」
それは勝利を信じて疑わなかった覇者の言葉ではなかった。
ただ、滅びの時を少しでも引き延ばそうとする、敗者の最後の虚しい抵抗に過ぎなかった。
帝国の栄光の歴史は、今、この瞬間、事実上の終わりを告げたのだ。
建国以来、その強大な軍事力をもって大陸の覇者として君臨し続けてきた。帝国の民は、自分たちの国が世界で最も強く、そして最も偉大であると信じて疑わなかった。
その揺るぎないはずの神話が、たった二日で音を立てて崩れ去った。
北の国境要塞、ヴァルハラ。
帝国の誇る難攻不落の巨大要塞の城門に、敗残兵たちが雪崩のように殺到していた。
彼らの姿はもはや兵士のものではなかった。鎧を脱ぎ捨て、武器を放り出し、その目は恐怖と混乱で濁りきっている。誰もが亡霊に取り憑かれたかのように、意味不明な言葉を叫んでいた。
「怪物だ! 鉄の怪物が……!」
「空から……空から雷が……!」
「逃げろ! 悪魔が来るぞ!」
要塞の司令官は、そのあまりに異常な光景を前に、ただ呆然と立ち尽くすことしかできなかった。王国領へと進軍していったはずの、五十万の威風堂々たる大軍はどこへ消えたのか。目の前にいるこの哀れな亡者の群れが、本当にあの帝国軍の成れの果てだというのか。
彼は、何が起きたのか全く理解できなかった。
僅かな手勢と共に命からがら逃げ延びたブルクハルト将軍もまた、同じだった。
彼は国境近くの砦の一室で、震える手で皇帝への報告書を綴ろうとしていた。だが、ペンは進まなかった。
何を書けばいいというのだ。
『我々は、馬のいらない鉄の戦車に蹂躙されました』
『雲の上から飛来する、見えない砲弾によって、司令部は蒸発しました』
『敵は、空飛ぶ銀色の船から、魔法の炎と刃を降らせてきました』
そんな報告、誰が信じるというのか。狂人の戯言として一笑に付されるだけだろう。
彼はペンを置き、力なく顔を覆った。
戦略、戦術、兵法の数々。彼がその生涯をかけて学び、そして実践してきた戦争の全て。それが全く通用しなかった。いや、通用しないどころか、何の意味もなさなかった。
まるで最新の攻城兵器を相手に、石斧で立ち向かう原始人のようだった。
自分たちが、いかに時代遅れで無力な存在であったか。
その冷徹な現実が、彼の歴戦の将軍としての誇りを粉々に打ち砕いていた。
「……我々は」
彼は絞り出すように呟いた。「……我々は、一体、何と戦っていたのだ……」
その問いに、答えられる者は誰もいなかった。
帝都では、断片的に届けられる敗報に激震が走っていた。
初め、皇帝も側近たちもその報告を信じようとはしなかった。
「何かの間違いであろう! 斥候の誤報か、あるいは王国の流言に違いない!」
だが、電信――王国側が意図的に帝国が傍受できる周波数で流した戦況報告――と、命からがら逃げ帰ってきた兵士たちの錯乱した証言が、その悪夢が紛れもない現実であることを彼らに突きつけた。
中央軍、壊滅。
東部方面軍、西部方面軍、共に崩壊。
総司令官、ブルクハルト将軍、行方不明(後に敗走が確認される)。
損害、推定三十万以上。
たった二日の出来事だった。
皇帝の執務室は、死のような沈黙に包まれていた。
将軍たちは顔面を蒼白にさせ、わなわなと震えている。宰相はもはや立っていることもできず、椅子に崩れ落ちていた。
「……なぜだ」
一人の将軍が呻くように言った。「なぜ、こうなった。我々には三倍の兵力が、大陸最強の竜騎士団が、いたはずではなかったのか……」
「竜騎士団は、飛び立つことすらできなかったと!」別の将軍が絶叫した。「例の銀色の船が、我らの竜が眠る渓谷の上空に現れ、天から雷を落とし、渓谷ごと全てを焼き尽くしてしまったのだ!」
「あの、リオ・アシュフォードという男……。奴は我々の全てを初めからお見通しだったのだ。我々がどこに兵を集め、どこに弱点があるのか。その全てを……」
彼らはようやく悟り始めた。
自分たちが戦っていた相手は、単に新しい兵器を持つ王国の軍隊などではなかったのだ、と。
それは自分たちの理解を、常識を、そして時代の物差しそのものを遥かに超越した、何か。
まるで未来からやってきた異質の存在。
皇帝は玉座で静かに目を閉じていた。
彼は他の誰よりも、この敗北の本質を理解していた。
これは戦術的な失敗などではない。
これは文明の敗北なのだ。
自分たちが何世紀もの間、積み上げてきた剣と馬と勇気の時代。
その全てが、リオ・アシュフォードというたった一人の男がもたらした鉄と蒸気と電気の時代の前に、あまりにもあっけなく陳腐なものとして葬り去られてしまった。
(我らが戦っていた相手は、王国軍ではなかった……)
皇帝は心の内で静かに、そして絶望的に呟いた。
(我らは、未来そのものと戦ってしまったのだ)
それは一個人の絶望ではなかった。
大陸の覇者として君臨し続けてきた、ガルニア帝国という一つの時代の終わりの絶望だった。
皇帝はゆっくりと目を開いた。その瞳から、かつての絶対者としての輝きは消え失せていた。
「……全軍に、伝えよ」
その声はひどくか細く、そして力なく響いた。
「残存兵力を全て、帝都周辺に集結させよ。……首都防衛戦の準備だ」
それは勝利を信じて疑わなかった覇者の言葉ではなかった。
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