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第37回『チュートリアル ロボット 本当の自分』
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YouTubeで行った
ライブ配信にて三題噺を即興で書きました 第37回『チュートリアル ロボット 本当の自分』
の完成テキストです。
お題はガチャで決めました。
お題には傍点を振ってあります。
所要時間は約29分でした。
詳しくは動画もご覧いただけたら幸いです。↓
https://www.youtube.com/watch?v=qxGU8TV8nFY
↓使用させていただいたサイト↓
ランダム単語ガチャ
https://tango-gacha.com/
~・~・~・~・~
「それではチュートリアルを始めましょう。準備はいいですか?」
「はい。」
「まずあなたの氏名、年齢、生年月日を教えてください。」
「中島ナカト、15歳。2122年3月15日生まれです。」
「職業はなんですか?」
「職業? まだ働いてないんですけど……。」
「学生ならば学年を答えていただければけっこうです。」
「あ。じゃあ、Q中学校の中学3年生です。」
「わかりました。進路は決めましたか?」
「いえ、高校に進学するだけです。将来特にやりたいことなんてないので。」
「中学生の多くはそういうものです。自分だけ取り残されているとは思わないでください。ではあなたは何をしている時が一番楽しいですか?」
「楽しい……、ドラゴンファンタジーをやっているときくらいです。」
「ドラゴンファンタジーとは今子どもたちの間で評判のコンピューターゲームですね。どういったところが楽しいのですか?」
「そうですね。やっぱりゴーグルかぶってその世界の中に入ると、本当に冒険しているようで。」
「冒険がしたいのですか?」
「あ、そういうわけじゃないんですが。でもやっぱりモンスターを倒して洞窟の中を進んでいくとワクワクする自分がいて。所詮はゲームの中の出来事なのにまるで自分が勇者になったような気分になれて。」
「とても没入しているのですね。」
「はい。そんなはずないんですけどゲームの中に、コンピューターの中にこそ本当の自分がいるように思えて。」
コンピューターの中に本当の自分がいる。
僕がそう言ったとき目の前のロボットはピピッと頭の小さな赤いランプが光り、メモリーに書き込む音がした。
これでよし。
プログラミング終了。
これで我が家のロボットは自分がロボットだという自覚が刻み込まれた。
西暦2137年。
一家に一台は存在する家庭用ロボットは、自分が人間を同じ存在と思わせないために定期的にお前はロボットだと教え込む必要がある。
~・~・~・~・~
~感想~
実験的に短い話を書いてみました。
本当は別のオチだったんですが、書いてるうちに変更しました。
ロボットがどんどん人間のように賢くなっていくなら、ロボットに潜在意識みたいなもののセラピーをやろうと思ってこうしたのですが、今となっては後悔してます。
ライブ配信にて三題噺を即興で書きました 第37回『チュートリアル ロボット 本当の自分』
の完成テキストです。
お題はガチャで決めました。
お題には傍点を振ってあります。
所要時間は約29分でした。
詳しくは動画もご覧いただけたら幸いです。↓
https://www.youtube.com/watch?v=qxGU8TV8nFY
↓使用させていただいたサイト↓
ランダム単語ガチャ
https://tango-gacha.com/
~・~・~・~・~
「それではチュートリアルを始めましょう。準備はいいですか?」
「はい。」
「まずあなたの氏名、年齢、生年月日を教えてください。」
「中島ナカト、15歳。2122年3月15日生まれです。」
「職業はなんですか?」
「職業? まだ働いてないんですけど……。」
「学生ならば学年を答えていただければけっこうです。」
「あ。じゃあ、Q中学校の中学3年生です。」
「わかりました。進路は決めましたか?」
「いえ、高校に進学するだけです。将来特にやりたいことなんてないので。」
「中学生の多くはそういうものです。自分だけ取り残されているとは思わないでください。ではあなたは何をしている時が一番楽しいですか?」
「楽しい……、ドラゴンファンタジーをやっているときくらいです。」
「ドラゴンファンタジーとは今子どもたちの間で評判のコンピューターゲームですね。どういったところが楽しいのですか?」
「そうですね。やっぱりゴーグルかぶってその世界の中に入ると、本当に冒険しているようで。」
「冒険がしたいのですか?」
「あ、そういうわけじゃないんですが。でもやっぱりモンスターを倒して洞窟の中を進んでいくとワクワクする自分がいて。所詮はゲームの中の出来事なのにまるで自分が勇者になったような気分になれて。」
「とても没入しているのですね。」
「はい。そんなはずないんですけどゲームの中に、コンピューターの中にこそ本当の自分がいるように思えて。」
コンピューターの中に本当の自分がいる。
僕がそう言ったとき目の前のロボットはピピッと頭の小さな赤いランプが光り、メモリーに書き込む音がした。
これでよし。
プログラミング終了。
これで我が家のロボットは自分がロボットだという自覚が刻み込まれた。
西暦2137年。
一家に一台は存在する家庭用ロボットは、自分が人間を同じ存在と思わせないために定期的にお前はロボットだと教え込む必要がある。
~・~・~・~・~
~感想~
実験的に短い話を書いてみました。
本当は別のオチだったんですが、書いてるうちに変更しました。
ロボットがどんどん人間のように賢くなっていくなら、ロボットに潜在意識みたいなもののセラピーをやろうと思ってこうしたのですが、今となっては後悔してます。
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