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第173回『トナカイ Uターン 面持ち』
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YouTubeで行った
ライブ配信にて三題噺を即興で書きました 第173回『トナカイ Uターン 面持ち』
の完成テキストです。
お題はガチャで決めました。
お題には傍点を振ってあります。
所要時間は約47分でした。
詳しくは動画もご覧いただけたら幸いです。↓
https://www.youtube.com/watch?v=FidZsbTNKNw
↓使用させていただいたサイト↓
ランダム単語ガチャ
https://tango-gacha.com/
~・~・~・~・~
サンタクロースは険しい面持ちを浮かべていた。
それでも今年もクリスマスがやってきた。
毎年自分を待っている子どもたちがいる。
ならば彼は行かねばならないことはわかっていた。
サンタクロースは子供たちが欲しいと思ったおもちゃが無限に出てくる不思議な白い袋を担いだ。
魔法がかけられた袋とはいえ、薪木を何束も担いだような重さがある。
白い袋はサンタクロースの赤い毛皮に食い込み、足元をふらふらとさせた。
降り積もった雪に足元を取られながら大きな音を響かせて白い袋をソリに乗せると、サンタクロースは自分の腰を叩いてうめき声を漏らした。
サンタクロースの口から吐かれる白い息は、吹雪がすぐさま奪い去った。
「今年も風が強いな。」
サンタクロースは夜闇に向かってつぶやいた。
サンタクロースはこれから始まる、子供たちにおもちゃを配る作業の辛さが頭をよぎったが、そんなときにいつも考えるのはプレゼントを受け取った時の子供たちの笑顔だった。
サンタクロースは子供たちの笑顔が何よりも好きで、あのまぶしい笑顔こそ世界に平和をもたらすものだと信じていた。
そうしているうちにサンタクロースの体はぽかぽかと暖かくなり、力がわきあがってきた。
相棒のトナカイは相変わらず雪の中でしゃがんでいて、出発の時を待っていた。
「さて、行こうか。」
サンタクロースはトナカイの肩を撫でた。
びゅおおおおーーーーー。
サンタクロースのソリは空を駆けていた。
「わっはっはっ。トナカイ、張り切り過ぎじゃないか? そんなに早く子供たちに会いたいか?」
流れ星のようなソリは山を越え海を越えた。
間もなくサンタクロースの眼下に、町の灯りが見えてきた。
「トナカイ、着いたぞ。あそこがプレゼントを配る最初の町だ。きっと子供たちが今か今かと待ってるぞ。」
そのとき轟音とともに、サンタクロースの目の前を黄色い閃光が走った。
驚いたトナカイは足を取られ、ソリががくんと傾いたのでサンタクロースと白い袋はあわや落ちそうになってしまった。
「な、なんだっ?」
続いて町から機関銃を発砲する音が聞こえた。
「サンタクロース反対ー!」
「トナカイを虐待するなー!」
それは動物保護団体だった。
トナカイにソリをひかせて世界中を走り回らせるのは動物への虐待であると、毎年サンタクロースを非難しているのだ。
去年まではシュプレヒコールと機関銃による威嚇だけであった。
しかし今年は高射砲まで用意されてあった。
あんなものが当たったら、ひとたまりもないことは明らかだった。
「こ、これでは命がいくつあっても足らん! トナカイ、Uターンだ! 引き返すぞ!」
サンタクロースのソリは元来た道へと引き返していった。
こうしてサンタクロースは今年はおもちゃを配ることができなかったために子供たちを笑顔にすることはできなかったが、代わりに動物保護団体の人たちが笑顔になった。
~・~・~・~・~
~感想~
お題のトナカイからサンタクロースの話に決め、サンタクロースがUターンする理由を考えました。
ライブ配信にて三題噺を即興で書きました 第173回『トナカイ Uターン 面持ち』
の完成テキストです。
お題はガチャで決めました。
お題には傍点を振ってあります。
所要時間は約47分でした。
詳しくは動画もご覧いただけたら幸いです。↓
https://www.youtube.com/watch?v=FidZsbTNKNw
↓使用させていただいたサイト↓
ランダム単語ガチャ
https://tango-gacha.com/
~・~・~・~・~
サンタクロースは険しい面持ちを浮かべていた。
それでも今年もクリスマスがやってきた。
毎年自分を待っている子どもたちがいる。
ならば彼は行かねばならないことはわかっていた。
サンタクロースは子供たちが欲しいと思ったおもちゃが無限に出てくる不思議な白い袋を担いだ。
魔法がかけられた袋とはいえ、薪木を何束も担いだような重さがある。
白い袋はサンタクロースの赤い毛皮に食い込み、足元をふらふらとさせた。
降り積もった雪に足元を取られながら大きな音を響かせて白い袋をソリに乗せると、サンタクロースは自分の腰を叩いてうめき声を漏らした。
サンタクロースの口から吐かれる白い息は、吹雪がすぐさま奪い去った。
「今年も風が強いな。」
サンタクロースは夜闇に向かってつぶやいた。
サンタクロースはこれから始まる、子供たちにおもちゃを配る作業の辛さが頭をよぎったが、そんなときにいつも考えるのはプレゼントを受け取った時の子供たちの笑顔だった。
サンタクロースは子供たちの笑顔が何よりも好きで、あのまぶしい笑顔こそ世界に平和をもたらすものだと信じていた。
そうしているうちにサンタクロースの体はぽかぽかと暖かくなり、力がわきあがってきた。
相棒のトナカイは相変わらず雪の中でしゃがんでいて、出発の時を待っていた。
「さて、行こうか。」
サンタクロースはトナカイの肩を撫でた。
びゅおおおおーーーーー。
サンタクロースのソリは空を駆けていた。
「わっはっはっ。トナカイ、張り切り過ぎじゃないか? そんなに早く子供たちに会いたいか?」
流れ星のようなソリは山を越え海を越えた。
間もなくサンタクロースの眼下に、町の灯りが見えてきた。
「トナカイ、着いたぞ。あそこがプレゼントを配る最初の町だ。きっと子供たちが今か今かと待ってるぞ。」
そのとき轟音とともに、サンタクロースの目の前を黄色い閃光が走った。
驚いたトナカイは足を取られ、ソリががくんと傾いたのでサンタクロースと白い袋はあわや落ちそうになってしまった。
「な、なんだっ?」
続いて町から機関銃を発砲する音が聞こえた。
「サンタクロース反対ー!」
「トナカイを虐待するなー!」
それは動物保護団体だった。
トナカイにソリをひかせて世界中を走り回らせるのは動物への虐待であると、毎年サンタクロースを非難しているのだ。
去年まではシュプレヒコールと機関銃による威嚇だけであった。
しかし今年は高射砲まで用意されてあった。
あんなものが当たったら、ひとたまりもないことは明らかだった。
「こ、これでは命がいくつあっても足らん! トナカイ、Uターンだ! 引き返すぞ!」
サンタクロースのソリは元来た道へと引き返していった。
こうしてサンタクロースは今年はおもちゃを配ることができなかったために子供たちを笑顔にすることはできなかったが、代わりに動物保護団体の人たちが笑顔になった。
~・~・~・~・~
~感想~
お題のトナカイからサンタクロースの話に決め、サンタクロースがUターンする理由を考えました。
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