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6 辺境伯領の噴出編
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けっきょく。
グレイとの話し合いやら、体力と魔力の回復やら、諸々のことに追われて三週間が経ってしまった。
時間が経つのは早いって、ベイオス閣下がよく言ってるけど。今の私がまさにそんな感じ。
ベイオス閣下くらいの年齢か、それ以上の年齢の人が感じることだとばかり思っていたわ。私は自分の認識をこっそりと訂正する。
しかし、ようやく王都にやってこれたのだ。
最初にベイオス閣下からの急報を受けてから一ヶ月。久しぶりの王都に私は心を躍らせる。
「久しぶりの王都だね」
そういって振り返ると、私に付き従うように歩く二人のうちの一人がキョロキョロしながら、物珍しそうにあちこち観察していた。
そのせいか、私が振り返ったのにも、声をかけたのにも気づかず反応が遅れる。
「俺は初めてです」
ハッとして慌てて言葉を変えるバルトレット卿。
「あ、剣術大会の時に王城には行きましたが、すぐに戻ったので。タウンハウスは初めてなんですよ」
バルトレット卿の狼狽えぶりが、少し笑えた。
「バルトレット卿、王都のタウンハウスは初めてなんだ」
バルトレット卿にしてみれば、ニグラートを守っていて、王都のタウンハウスに来たことがないだけなのに、私に笑われるなんて不本気なことだろう。
「はい、お嬢。なにせ新人なんで」
それでも、バルトレット卿は真面目に答える。
「フィリアは?」
「あたしも初めてなんです、お嬢」
「え、フィリアも?」
意外な告白に、私は驚きの声をあげた。
「ほら、あたしって中途採用なんで」
ケロッとして事情らしきことを口にするフィリアは、相変わらず、女性の服装と口調を続けている。
名前も本名のフィルアではなく、フィリア呼びのままになったし。
そうそう。
フィリアの名前については、私以外はロードとかロード卿とか呼んでいたのよ。だから、フィリアだろうがフィルアだろうがどうでもいいみたいで。
本人が「かわいい方で!」と言うので、希望通りのフィリア呼びになったわけ。
フィリアの『かわいい』に対する執着が私にはあまり理解できなくて。地味に面倒くさい。
ところで。
新人のバルトレット卿はともかく、『中途』だとどうして王都に来たことがないのかが、よく分からない。
私の表情から何かを察したのか、フィリアとバルトレット卿が交互に説明を始めた。
「北部辺境騎士団の騎士は、王都の学院で学んで騎士になるか、北部辺境騎士団で見習いをやって騎士になるかのどちらかなんです」
「それは知ってる」
「見習いから騎士になったヤツは、王都騎士団のルールが分からないので、新人騎士になって二、三年までに、中途の場合は期を見計らって、王都騎士団に出向するんですよ」
だよね。
北部のルールはあくまでもローカルルール。王都騎士団のルールは全国共通ルールとなる。
北部辺境騎士団のような、地方騎士団に所属している場合、共通ルールを覚える必要はない。
とはいえ、知らなければ知らないで、有事の時など、他の騎士団と連携するときに困ったことにもなりかねない。
だから、各地方騎士団は、地元出の騎士を王都に出向させて勉強させると。
「あぁ、それでバルザード卿が出向していたんだ」
バルザード卿が私の護衛を兼ねて王都に来ていた背景には、そんな事情もあったことを初めて知った。
うん? でもグレイは学院出の騎士だよね?
「あれ? だとすると、グレイは出向する必要がなかったんじゃ?」
「そこは察してくださいね、お嬢」
首を傾げる私に、フィリアがはぁぁぁぁっと盛大にため息をついた。
私たちは転送魔法陣を使って、辺境から王都のタウンハウスに戻ってきたのだけれど。
魔法陣でつながっているとはいってもフィリアたちの話のように、辺境の誰もが気軽に王都にやってこれるのではなかった。
転送魔法陣を使うときも、あらかじめ、転送先に連絡を入れておく。
古代王国時代の遺物であるためか安全設計で、片方の魔法陣が作動し始めるともう片方は使えない。
使えなくなるだけでなく、魔法陣内にあるものを自動で外に押し出す仕組みになっていた。
かなり手が込んだ魔法陣に仕上がっている。暇なときにでも解析してみたい。
で。
そんな安全設計でも、転送先に、つまり今回の場合は王都のタウンハウスに、連絡を入れるのはお決まりになっていて、転送先では出迎えの人たちがずらりと並んでいたのだ。
私たちは、真っ先に出迎えてくれた執事長の後について、他の使用人の間を歩いて談話室に向かっている。
王都にいてもこちらへはあまり顔を出さない私。
それなのに、使用人のみんなが笑顔で私を出迎えてくれるのが、とてもありがたかったし。私の帰る場所が出来たようで、とても嬉しかった。
さて。
自室に荷物が運び込まれるまで、談話室でくつろぐことになったものの、
「官舎があるのに、なんで、タウンハウスの自室に荷物を運び込むわけ?」
と疑問が尽きない。
グレイがナイショで何か指示を出したはずだ。じっと二人を見る。
「隊長がしばらく来れなくなったので、安全なタウンハウスで暮らして欲しいそうですよ、お嬢」
「え? 官舎は危険なの?」
そんな話は初耳だ。
と思って詳しく話を聞いてみたら、
「バルザードの話では、お嬢のストーカーがお嬢の官舎周辺をうろついているそうなんで」
思い当たることしかない。
フェリクス副隊長のことだ。
「そんな危険な状況で隊長がいないんですから、官舎はダメですよ、お嬢」
「あたしもそう思います。聞くところによると、その不審者、フェルム一族だって話じゃないですか」
思い当たることがありすぎる。
絶対にフェリクス副隊長のことだ。間違いない。
心の中だけでなく、私の額にも汗が浮かんできた。もう、「あー」としか言葉が返せない。
「それにそのストーカー以外にも、お嬢を狙うフェルム一族や、お嬢に嫌がらせをする不届きな女がいると聞きました」
「お嬢に嫌がらせなんて、命知らずですよね、まったく」
これは偽爽騎士のカイエン卿と、フォセル嬢のことかな。
嫌がらせは言い過ぎだけど、フォセル嬢が第三騎士団に仮配属されてから、私をライバル視しているような気がする。まったく。涙が出るほど面倒くさい。
「それにしても、ずいぶん詳しいんだね、二人とも」
「バルザードに聞きましたから」
「本当はバルザードがここにいれば良かったんですけどね」
二人の会話は、ここにはいないバルザード卿の話題に切り替わっていた。
「バルザードが抜けて、隊長が来れなくなって。新人のバルトレットと中途のあたしに出番が回ってきたのは嬉しいんですけどね」
フィリアが遠い目をする。
「バルザードのことは本当になんといっていいか。俺、まだ心の整理がついてないんですが」
バルトレット卿も同じ目をした。
そう。
バルザード卿はここにはいない。
私も二人と同じように、遠い目をしてみた。遠くを見るような目をすれば、あたかもその先にバルザード卿の姿が見えるような、そんな気もしてくる。
バルザード卿については、詳しくは誰も教えてくれないのだけれど、だからこそ、私に責任があると思っている。
私のせいでバルザード卿は…………。
悔やんでも悔やみきれない。
気分が落ち込んで、自然と言葉数が少なくなる私。
その横に並んで立つ二人の方が、切り替えが早かった。
「騎士なんだから危険と隣り合わせ。悔やんでも仕方ないわ。バルザードの分まであたしたちが頑張らないとね」
「ですね、ロード先輩」
このくらいでないと自分たちの任務を全うできないから、なんだろうけど、私はこの二人の強さを少しうらやましく思ったのだった。
そして、切り替えが早い二人は、話題の切り替えも早かった。
「ところで、お嬢。隊長とはちゃーんと仲直り、出来たんですよねぇ?!」
「隊長のこともですけど、アルブレートのコバエは叩き潰せたんですか?」
二人の目には興味津々な煌めき。
二人どころか、部屋の隅に待機している侍女さんたちもなんだか、目がキラーンとしている。
これは喋らないと終わらなそうだ。
「あぁ、それなんだけどねぇ」
と、前置きして、私はニグラートを出る前の話を語り始めた。
グレイとの話し合いやら、体力と魔力の回復やら、諸々のことに追われて三週間が経ってしまった。
時間が経つのは早いって、ベイオス閣下がよく言ってるけど。今の私がまさにそんな感じ。
ベイオス閣下くらいの年齢か、それ以上の年齢の人が感じることだとばかり思っていたわ。私は自分の認識をこっそりと訂正する。
しかし、ようやく王都にやってこれたのだ。
最初にベイオス閣下からの急報を受けてから一ヶ月。久しぶりの王都に私は心を躍らせる。
「久しぶりの王都だね」
そういって振り返ると、私に付き従うように歩く二人のうちの一人がキョロキョロしながら、物珍しそうにあちこち観察していた。
そのせいか、私が振り返ったのにも、声をかけたのにも気づかず反応が遅れる。
「俺は初めてです」
ハッとして慌てて言葉を変えるバルトレット卿。
「あ、剣術大会の時に王城には行きましたが、すぐに戻ったので。タウンハウスは初めてなんですよ」
バルトレット卿の狼狽えぶりが、少し笑えた。
「バルトレット卿、王都のタウンハウスは初めてなんだ」
バルトレット卿にしてみれば、ニグラートを守っていて、王都のタウンハウスに来たことがないだけなのに、私に笑われるなんて不本気なことだろう。
「はい、お嬢。なにせ新人なんで」
それでも、バルトレット卿は真面目に答える。
「フィリアは?」
「あたしも初めてなんです、お嬢」
「え、フィリアも?」
意外な告白に、私は驚きの声をあげた。
「ほら、あたしって中途採用なんで」
ケロッとして事情らしきことを口にするフィリアは、相変わらず、女性の服装と口調を続けている。
名前も本名のフィルアではなく、フィリア呼びのままになったし。
そうそう。
フィリアの名前については、私以外はロードとかロード卿とか呼んでいたのよ。だから、フィリアだろうがフィルアだろうがどうでもいいみたいで。
本人が「かわいい方で!」と言うので、希望通りのフィリア呼びになったわけ。
フィリアの『かわいい』に対する執着が私にはあまり理解できなくて。地味に面倒くさい。
ところで。
新人のバルトレット卿はともかく、『中途』だとどうして王都に来たことがないのかが、よく分からない。
私の表情から何かを察したのか、フィリアとバルトレット卿が交互に説明を始めた。
「北部辺境騎士団の騎士は、王都の学院で学んで騎士になるか、北部辺境騎士団で見習いをやって騎士になるかのどちらかなんです」
「それは知ってる」
「見習いから騎士になったヤツは、王都騎士団のルールが分からないので、新人騎士になって二、三年までに、中途の場合は期を見計らって、王都騎士団に出向するんですよ」
だよね。
北部のルールはあくまでもローカルルール。王都騎士団のルールは全国共通ルールとなる。
北部辺境騎士団のような、地方騎士団に所属している場合、共通ルールを覚える必要はない。
とはいえ、知らなければ知らないで、有事の時など、他の騎士団と連携するときに困ったことにもなりかねない。
だから、各地方騎士団は、地元出の騎士を王都に出向させて勉強させると。
「あぁ、それでバルザード卿が出向していたんだ」
バルザード卿が私の護衛を兼ねて王都に来ていた背景には、そんな事情もあったことを初めて知った。
うん? でもグレイは学院出の騎士だよね?
「あれ? だとすると、グレイは出向する必要がなかったんじゃ?」
「そこは察してくださいね、お嬢」
首を傾げる私に、フィリアがはぁぁぁぁっと盛大にため息をついた。
私たちは転送魔法陣を使って、辺境から王都のタウンハウスに戻ってきたのだけれど。
魔法陣でつながっているとはいってもフィリアたちの話のように、辺境の誰もが気軽に王都にやってこれるのではなかった。
転送魔法陣を使うときも、あらかじめ、転送先に連絡を入れておく。
古代王国時代の遺物であるためか安全設計で、片方の魔法陣が作動し始めるともう片方は使えない。
使えなくなるだけでなく、魔法陣内にあるものを自動で外に押し出す仕組みになっていた。
かなり手が込んだ魔法陣に仕上がっている。暇なときにでも解析してみたい。
で。
そんな安全設計でも、転送先に、つまり今回の場合は王都のタウンハウスに、連絡を入れるのはお決まりになっていて、転送先では出迎えの人たちがずらりと並んでいたのだ。
私たちは、真っ先に出迎えてくれた執事長の後について、他の使用人の間を歩いて談話室に向かっている。
王都にいてもこちらへはあまり顔を出さない私。
それなのに、使用人のみんなが笑顔で私を出迎えてくれるのが、とてもありがたかったし。私の帰る場所が出来たようで、とても嬉しかった。
さて。
自室に荷物が運び込まれるまで、談話室でくつろぐことになったものの、
「官舎があるのに、なんで、タウンハウスの自室に荷物を運び込むわけ?」
と疑問が尽きない。
グレイがナイショで何か指示を出したはずだ。じっと二人を見る。
「隊長がしばらく来れなくなったので、安全なタウンハウスで暮らして欲しいそうですよ、お嬢」
「え? 官舎は危険なの?」
そんな話は初耳だ。
と思って詳しく話を聞いてみたら、
「バルザードの話では、お嬢のストーカーがお嬢の官舎周辺をうろついているそうなんで」
思い当たることしかない。
フェリクス副隊長のことだ。
「そんな危険な状況で隊長がいないんですから、官舎はダメですよ、お嬢」
「あたしもそう思います。聞くところによると、その不審者、フェルム一族だって話じゃないですか」
思い当たることがありすぎる。
絶対にフェリクス副隊長のことだ。間違いない。
心の中だけでなく、私の額にも汗が浮かんできた。もう、「あー」としか言葉が返せない。
「それにそのストーカー以外にも、お嬢を狙うフェルム一族や、お嬢に嫌がらせをする不届きな女がいると聞きました」
「お嬢に嫌がらせなんて、命知らずですよね、まったく」
これは偽爽騎士のカイエン卿と、フォセル嬢のことかな。
嫌がらせは言い過ぎだけど、フォセル嬢が第三騎士団に仮配属されてから、私をライバル視しているような気がする。まったく。涙が出るほど面倒くさい。
「それにしても、ずいぶん詳しいんだね、二人とも」
「バルザードに聞きましたから」
「本当はバルザードがここにいれば良かったんですけどね」
二人の会話は、ここにはいないバルザード卿の話題に切り替わっていた。
「バルザードが抜けて、隊長が来れなくなって。新人のバルトレットと中途のあたしに出番が回ってきたのは嬉しいんですけどね」
フィリアが遠い目をする。
「バルザードのことは本当になんといっていいか。俺、まだ心の整理がついてないんですが」
バルトレット卿も同じ目をした。
そう。
バルザード卿はここにはいない。
私も二人と同じように、遠い目をしてみた。遠くを見るような目をすれば、あたかもその先にバルザード卿の姿が見えるような、そんな気もしてくる。
バルザード卿については、詳しくは誰も教えてくれないのだけれど、だからこそ、私に責任があると思っている。
私のせいでバルザード卿は…………。
悔やんでも悔やみきれない。
気分が落ち込んで、自然と言葉数が少なくなる私。
その横に並んで立つ二人の方が、切り替えが早かった。
「騎士なんだから危険と隣り合わせ。悔やんでも仕方ないわ。バルザードの分まであたしたちが頑張らないとね」
「ですね、ロード先輩」
このくらいでないと自分たちの任務を全うできないから、なんだろうけど、私はこの二人の強さを少しうらやましく思ったのだった。
そして、切り替えが早い二人は、話題の切り替えも早かった。
「ところで、お嬢。隊長とはちゃーんと仲直り、出来たんですよねぇ?!」
「隊長のこともですけど、アルブレートのコバエは叩き潰せたんですか?」
二人の目には興味津々な煌めき。
二人どころか、部屋の隅に待機している侍女さんたちもなんだか、目がキラーンとしている。
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