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7 王女殿下と木精編
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けっきょく。
王太子殿下には私の行動が筒抜けで、クラヴィスが同行したのを知って、ケルビウスも同行させたらしい。
なんで、王太子殿下が私の行動を把握しているのか、どうして、王太子殿下が『自分のスローナス』ではなく『他人のケルビウス』に命じて動かしているのか、解せない部分は多々あるけど。
《あいつはスロンだからな》
と、セラフィアスに分かったような口で言われると、どうにも反論が出来なかったのだ。
そういう話題はさっさと終わらせるに限る。
と、いうわけで。
私はさっさと退散してきて、今はデルティ殿下の最終特訓の最中だった。
「じゃ、デルティ殿下。本番と同じようにやっていくから。集中してね」
言い直す。お披露目会前の最終特訓。お披露目会前の最後の予行練習だ。
腕をぶんぶん振り回して、デルティ殿下が応じる。
「いつでもいいわよ!」
そうじゃない!
集中して魔力を高めないと!
「だから、もう始まってるんだって。最初から」
「はーい」
うん、先は長い。
予行練習なので、いつもの走り込みだとか魔力コントロールの訓練はお休み。リグヌムを呼び出す訓練に切り替えて行っている。
これならば、走り過ぎて体力が尽きるとか、そういう事故はないだろうと思っていた私の耳に、か細い声が入ってきた。
「本当は、こんなことを口にするのはダメだとは思うんだけど」
「いきなり弱気」
魔力云々以前に、やる気がない。
「わたくしの実力を本番に間に合わせるのは、とても無理ではなくて?」
というより、自信がないのか。
「無理だからやらないって言うつもり?」
まぁねぇ。調子に乗って、真剣に特訓に取り組まないのもどうかと思って、少し厳しくしてみたら。
今度は自信もやる気もなくしちゃうだなんて、扱いが面倒くさい。
「もっと他のところに力を入れた方がいいというか」
「そもそも、力を入れなくていいところなんて、ないんだけど」
リグヌムを呼び出すことだけは簡単に出来てしまったデルティ殿下。
他のことはぜんぜんさっぱり。
魔力コントロールもまだおぼつかないので、今のまま特訓を重ねておかないと、リグヌムを呼び出すだけしか出来なくなってしまう。五強の主がそんなんでは困るんだけど。
元々、デルティ殿下はちょいちょいと簡単に出来ないものはやる気を出さないし、簡単に出来すぎるものも興味を引かなくてやらなくなるし。
とにかく。
怠惰なのだわ。私からしてみれば。
今も諦めモードで言い訳ばかりし始めるし。
「それでもよ。もう直前なんだから、追い込みで頑張って、出来るようになるものじゃないでしょ?」
言いたいことは分かるけど。
かわいがられて育った王女さまの環境が、すべて悪い方に出てしまっていて、私もほとほと投げ出したくなってくる。
「それに、追い込みで頑張って、けっきょく出来なかったら…………」
「うまくいかないのが怖いの?」
投げやりに尋ねると、意外と弱気な言葉が漏れ出てきた。
「当たり前でしょ? わたくし、五強の主なのよ? それでこの国の第一王女。それなりに期待されてるのよ。うまく出来ることを。なのに、リグヌムをうまく使いこなせないだなんて知られたら」
「みんなから、非難される?」
デルティ殿下は、こくりと無言で頷いた。
うまく出来ることを期待されている。それはそうだろう。この国の王族なんだから。
出来る王女さまとダメな王女さまなら、誰だって出来る方が良いと思うに違いない。
でも、デルティ殿下を取り巻く人たちは、そういった人たちだけではなかったはずだし。
頑張るデルティ殿下を応援する人の多いこと、実感したんじゃないだろうか。
非難する人たちばかりではないと、デルティ殿下だって分かっているはず。
なのに、そう言うってことは。
「それに、みんなの期待を応えられないのが嫌なのよ」
デルティ殿下は下を向いて、小さくつぶやいたのを、私は聞き逃さなかった。
仕方ない。
私は右の手のひらを上に向けた。
意識を集中すると、ボゥッと音を立てて魔力が手のひらに集まる。さらに、ぐっと力を入れれば、あら不思議、魔力の球(意外と硬い)の出来上がり。
私はその球を右手で握りしめる。
うん、ちょうど握りやすい大きさだ。
それをデルティ殿下に向かって、ポーーーンと軽く投げた。
はずなんだけど。
ブーーーーーーーーーーーン
と、もの凄い勢いで飛んでいった。
「ひ、ぃぃぃぃぃぃぃぃ」
デルティ殿下が情けない悲鳴を上げて、ちょこちょこと逃げ惑う。
そして、
ゴフゥゥゥゥゥゥゥン
訓練場の一部が破損した。
あれ? 軽く脅すだけだったのに。予定と違う。でもまぁ、いいか。
気の抜けた顔から、一気に引き締まった顔になったデルティ殿下を見て、私はうんうんと首を縦に振った。
このくらい真剣な顔をしていれば、私の話も真摯に受け止めてくれるだろうから。
「あのね。だからって、今のように逃げてばかりでは、本当に取り返しがつかなくなるんじゃないの? そのくらいは、デルティ殿下も分かるよね?」
「(えっ、今のは逃げないと命の危険がありましたよね、お嬢)」
隣に控えるバルトレット卿が余計なことをつぶやいているけど、気にしてはいけない。
私だって、ちょっと、威力があれだったかなぁ、なんて思いながら話をしているのだから。
ゴホン
咳払いをして、ついでにバルトレット卿の話はまるっと無視して、私は話を続ける。
「私、前に言ったでしょ? 出来る、出来ない、じゃないの。やるか、やらないか、なの」
すくっと立ち上がって腕を組んで話をする様は、ちょっとグレイに似ているかもしれない。
まぁ、殲滅隊の訓練ではグレイはもっと厳しいので、立ち振る舞いを似せているだけなんだけど。
私の言葉に、デルティ殿下も周りの人たちも高速でこくこく首を上下に振った。
ようやく気合いが入ってくれたようだ。
「分かってるなら、迷ってる場合じゃないの。やるの。いい?」
こくん。
デルティ殿下の首が上下に動く。
デルティ殿下は見るからに、気合いが入りすぎてガチガチしていた。
やる気になるのはいいとしても、ここまで緊張していると、出来るものも出来なくなってしまう。
そう思った私は緊張を解そうと思って、あることを閃く。
「本当は、こんなことを口にするのはダメだとは思うんだけど」
私はデルティ殿下の口調を真似て、話を切り出しても、デルティ殿下は、ガチガチの直立不動のまま。
これは相当、緊張している。ちょっと気合いを入れすぎたかな。
「(お嬢。殿下が相当、ヤバいんですけど)」
言われなくても分かってるから。
「私が手助けしたら、リグヌムを呼び出せるくらいまでのレベルには、どうにか達してもらいたいんだよね」
数秒遅れて、デルティ殿下の表情がパッと明るくなる。分かりやすい。いやいや、王族だから分かりやすくてはダメなのに。
続いて、勢いよく質問をするデルティ殿下。
「ええっ! エルシアって、そんなことも出来るの?」
「私が手助けしても、呼び出せないレベルだと、もう、手の尽くしようがないんだけどね」
「わたくし、俄然、やる気が出たわ!」
デルティ殿下は両手を握りしめて叫ぶ。
すると今度は、右手を高々と掲げて、「死ぬ気で頑張るわ!」と侍女さんたちに向けて、叫びだした。
デルティ殿下の『死ぬ気で頑張る』、何度、言ってたことやら。
殿下の『死ぬ気』は、他の人よりかなり軽くて、すぐへこたれる程度で、呆れた気分になってくる。
そう感じたのは、私だけではなかったようだ。
《あいつ、おもしろいよな》
「《そう?》」
セラフィアスが、思いっきり呆れた口調で、しかも私にだけ聞こえる声で話しかけてきたのだ。
《主が邪魔してるから、リグヌムの呼び出しがうまく出来ないのにな》
だから、邪魔している力を弱めて『手助け』をしてあげるって、言ってるんじゃないのよ。
セラフィアスは私の中からデルティ殿下を逐一、観察していたようで、《懲りない》だとか《覚悟が足りない》だとか、延々と喋っていた。
今回はクラヴィスだけの出動なので、セラフィアスもつまらないのかもしれない。
クラヴィスといえば、私と別れてフィリアについていってから、とくに連絡はない。
もしや、ケルビウスとケンカしているのでは?
不安になった私はセラフィアスに話しかける。
「《ところで、クラヴィスとケルビウスの方はうまくやってるの?》」
それに対してセラフィアスときたら、
《帰ってきてからのお楽しみ、ってことでいいんじゃないか、主?》
と笑って答えるだけだった。
王太子殿下には私の行動が筒抜けで、クラヴィスが同行したのを知って、ケルビウスも同行させたらしい。
なんで、王太子殿下が私の行動を把握しているのか、どうして、王太子殿下が『自分のスローナス』ではなく『他人のケルビウス』に命じて動かしているのか、解せない部分は多々あるけど。
《あいつはスロンだからな》
と、セラフィアスに分かったような口で言われると、どうにも反論が出来なかったのだ。
そういう話題はさっさと終わらせるに限る。
と、いうわけで。
私はさっさと退散してきて、今はデルティ殿下の最終特訓の最中だった。
「じゃ、デルティ殿下。本番と同じようにやっていくから。集中してね」
言い直す。お披露目会前の最終特訓。お披露目会前の最後の予行練習だ。
腕をぶんぶん振り回して、デルティ殿下が応じる。
「いつでもいいわよ!」
そうじゃない!
集中して魔力を高めないと!
「だから、もう始まってるんだって。最初から」
「はーい」
うん、先は長い。
予行練習なので、いつもの走り込みだとか魔力コントロールの訓練はお休み。リグヌムを呼び出す訓練に切り替えて行っている。
これならば、走り過ぎて体力が尽きるとか、そういう事故はないだろうと思っていた私の耳に、か細い声が入ってきた。
「本当は、こんなことを口にするのはダメだとは思うんだけど」
「いきなり弱気」
魔力云々以前に、やる気がない。
「わたくしの実力を本番に間に合わせるのは、とても無理ではなくて?」
というより、自信がないのか。
「無理だからやらないって言うつもり?」
まぁねぇ。調子に乗って、真剣に特訓に取り組まないのもどうかと思って、少し厳しくしてみたら。
今度は自信もやる気もなくしちゃうだなんて、扱いが面倒くさい。
「もっと他のところに力を入れた方がいいというか」
「そもそも、力を入れなくていいところなんて、ないんだけど」
リグヌムを呼び出すことだけは簡単に出来てしまったデルティ殿下。
他のことはぜんぜんさっぱり。
魔力コントロールもまだおぼつかないので、今のまま特訓を重ねておかないと、リグヌムを呼び出すだけしか出来なくなってしまう。五強の主がそんなんでは困るんだけど。
元々、デルティ殿下はちょいちょいと簡単に出来ないものはやる気を出さないし、簡単に出来すぎるものも興味を引かなくてやらなくなるし。
とにかく。
怠惰なのだわ。私からしてみれば。
今も諦めモードで言い訳ばかりし始めるし。
「それでもよ。もう直前なんだから、追い込みで頑張って、出来るようになるものじゃないでしょ?」
言いたいことは分かるけど。
かわいがられて育った王女さまの環境が、すべて悪い方に出てしまっていて、私もほとほと投げ出したくなってくる。
「それに、追い込みで頑張って、けっきょく出来なかったら…………」
「うまくいかないのが怖いの?」
投げやりに尋ねると、意外と弱気な言葉が漏れ出てきた。
「当たり前でしょ? わたくし、五強の主なのよ? それでこの国の第一王女。それなりに期待されてるのよ。うまく出来ることを。なのに、リグヌムをうまく使いこなせないだなんて知られたら」
「みんなから、非難される?」
デルティ殿下は、こくりと無言で頷いた。
うまく出来ることを期待されている。それはそうだろう。この国の王族なんだから。
出来る王女さまとダメな王女さまなら、誰だって出来る方が良いと思うに違いない。
でも、デルティ殿下を取り巻く人たちは、そういった人たちだけではなかったはずだし。
頑張るデルティ殿下を応援する人の多いこと、実感したんじゃないだろうか。
非難する人たちばかりではないと、デルティ殿下だって分かっているはず。
なのに、そう言うってことは。
「それに、みんなの期待を応えられないのが嫌なのよ」
デルティ殿下は下を向いて、小さくつぶやいたのを、私は聞き逃さなかった。
仕方ない。
私は右の手のひらを上に向けた。
意識を集中すると、ボゥッと音を立てて魔力が手のひらに集まる。さらに、ぐっと力を入れれば、あら不思議、魔力の球(意外と硬い)の出来上がり。
私はその球を右手で握りしめる。
うん、ちょうど握りやすい大きさだ。
それをデルティ殿下に向かって、ポーーーンと軽く投げた。
はずなんだけど。
ブーーーーーーーーーーーン
と、もの凄い勢いで飛んでいった。
「ひ、ぃぃぃぃぃぃぃぃ」
デルティ殿下が情けない悲鳴を上げて、ちょこちょこと逃げ惑う。
そして、
ゴフゥゥゥゥゥゥゥン
訓練場の一部が破損した。
あれ? 軽く脅すだけだったのに。予定と違う。でもまぁ、いいか。
気の抜けた顔から、一気に引き締まった顔になったデルティ殿下を見て、私はうんうんと首を縦に振った。
このくらい真剣な顔をしていれば、私の話も真摯に受け止めてくれるだろうから。
「あのね。だからって、今のように逃げてばかりでは、本当に取り返しがつかなくなるんじゃないの? そのくらいは、デルティ殿下も分かるよね?」
「(えっ、今のは逃げないと命の危険がありましたよね、お嬢)」
隣に控えるバルトレット卿が余計なことをつぶやいているけど、気にしてはいけない。
私だって、ちょっと、威力があれだったかなぁ、なんて思いながら話をしているのだから。
ゴホン
咳払いをして、ついでにバルトレット卿の話はまるっと無視して、私は話を続ける。
「私、前に言ったでしょ? 出来る、出来ない、じゃないの。やるか、やらないか、なの」
すくっと立ち上がって腕を組んで話をする様は、ちょっとグレイに似ているかもしれない。
まぁ、殲滅隊の訓練ではグレイはもっと厳しいので、立ち振る舞いを似せているだけなんだけど。
私の言葉に、デルティ殿下も周りの人たちも高速でこくこく首を上下に振った。
ようやく気合いが入ってくれたようだ。
「分かってるなら、迷ってる場合じゃないの。やるの。いい?」
こくん。
デルティ殿下の首が上下に動く。
デルティ殿下は見るからに、気合いが入りすぎてガチガチしていた。
やる気になるのはいいとしても、ここまで緊張していると、出来るものも出来なくなってしまう。
そう思った私は緊張を解そうと思って、あることを閃く。
「本当は、こんなことを口にするのはダメだとは思うんだけど」
私はデルティ殿下の口調を真似て、話を切り出しても、デルティ殿下は、ガチガチの直立不動のまま。
これは相当、緊張している。ちょっと気合いを入れすぎたかな。
「(お嬢。殿下が相当、ヤバいんですけど)」
言われなくても分かってるから。
「私が手助けしたら、リグヌムを呼び出せるくらいまでのレベルには、どうにか達してもらいたいんだよね」
数秒遅れて、デルティ殿下の表情がパッと明るくなる。分かりやすい。いやいや、王族だから分かりやすくてはダメなのに。
続いて、勢いよく質問をするデルティ殿下。
「ええっ! エルシアって、そんなことも出来るの?」
「私が手助けしても、呼び出せないレベルだと、もう、手の尽くしようがないんだけどね」
「わたくし、俄然、やる気が出たわ!」
デルティ殿下は両手を握りしめて叫ぶ。
すると今度は、右手を高々と掲げて、「死ぬ気で頑張るわ!」と侍女さんたちに向けて、叫びだした。
デルティ殿下の『死ぬ気で頑張る』、何度、言ってたことやら。
殿下の『死ぬ気』は、他の人よりかなり軽くて、すぐへこたれる程度で、呆れた気分になってくる。
そう感じたのは、私だけではなかったようだ。
《あいつ、おもしろいよな》
「《そう?》」
セラフィアスが、思いっきり呆れた口調で、しかも私にだけ聞こえる声で話しかけてきたのだ。
《主が邪魔してるから、リグヌムの呼び出しがうまく出来ないのにな》
だから、邪魔している力を弱めて『手助け』をしてあげるって、言ってるんじゃないのよ。
セラフィアスは私の中からデルティ殿下を逐一、観察していたようで、《懲りない》だとか《覚悟が足りない》だとか、延々と喋っていた。
今回はクラヴィスだけの出動なので、セラフィアスもつまらないのかもしれない。
クラヴィスといえば、私と別れてフィリアについていってから、とくに連絡はない。
もしや、ケルビウスとケンカしているのでは?
不安になった私はセラフィアスに話しかける。
「《ところで、クラヴィスとケルビウスの方はうまくやってるの?》」
それに対してセラフィアスときたら、
《帰ってきてからのお楽しみ、ってことでいいんじゃないか、主?》
と笑って答えるだけだった。
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