44 / 48
第2部 始祖竜編
43話 ポッカポカスープと山の案内人
しおりを挟む
外に飛び出した私を強めの雪風が出迎える。
顔は冷たくて鼻がジンとしたけど、そこ以外はなんともなかった。
「冷たいっ!……けど寒くない!」
『そりゃあ良かったな……。
まさか俺まで着せられるとは……。
まぁ……おかげで寒くねぇけど』
「なら、文句言わないでよ。さっきみたいにクシャミして雪に転げ落ちてたかもしれないんだから。
とりあえず町の中を歩こっか」
私の動きに合わせて肩の上で小さく跳ねるラディウス。
青い帽子と黒いマフラーがついて、さらに可愛くなっている。
「やっぱり可愛いよね、ラディウス」
『どこがだよ!?俺はドラゴンなの!可愛いはスライムに言え!』
「だって可愛いのは事実だし――」
その時、私のお腹が音を鳴らした。
思わずラディウスと目が合って、顔が熱くなってくる。
「お腹空いちゃった……」
『そうだろうよ。お前、ロートア出てすぐにパン食っただけだもんな』
ラディウスの言う通り、私はリンダさんに作ってもらったパーネラを既に平らげていた。
ロートアからブラウアまで長い時間乗っていたし、さっきの買い物で緊張して神経はすり減ってる。
お腹が空くには十分だった。
さっそく看板を探すことにする。
「えーっと、ご飯屋さんの看板……あった!」
『お前、相変わらず見つけるの早ぇよな……』
しかし、パンの絵が描かれてある看板のすぐ横に吊り下がっている看板を見て、私の気分が下がった。
そこには、泡が溢れているグラスの絵。
「酒場も一緒なんだ……」
『コルタルでもそうだったろうがよ』
「は~い……」
だけど空腹には勝てない。
時々なるお腹を擦りながら、私は店のドアを開けた。
室内はテーブル席が2つと大きな長机に椅子が10脚ほど。
服屋さんと同じように暖炉の火が燃えていて、私達を迎え入れてくれる。
「こんにちはー」
「おう!いらっしゃい!アンタ、1人か?」
「1人です!」
「なら、こっちに座りな!」
頭にハチマキを巻いた男の人が長机の席の1つを指差す。
緊張しながらそこに座った。
「ん?初めて見る顔だな」
「はい。この大陸が初めてなんです。山に行こうと思ってて……」
「へぇ、山に向かうのか?だったら、このスープ飲んでけよ。暖まるぞ?」
そう言って男の人が差し出したのは、火のように真っ赤なスープ。
湯気がモクモクと立っていて美味しそうだけど、香辛料のツンとした匂いが鼻をつく。
「こ、これは……?」
「ブラウア大陸2番目の名物、ポッカポカスープだ!」
「辛そうですね……」
呟くと、彼がニカッと歯を見せる。
「そりゃあロートア大陸から仕入れた、ビスカの実っていう香辛料使ってるからなぁ。辛いぞ?」
「そ、そうなんですね……」
少し目眩がしてきた。辛いのはあまり得意じゃないからだ。
『匂いだけで鼻がヒリヒリしてきたぜ。
今回ばかりはメシ食えなくて良かったって思う……』
食事をとる時、いつもは『俺にも食わせろ』と言ってくるラディウスが珍しく消極的になっている。
ジッとスープを見つめていると、男の人が覗き込んできた。
「なんだ?辛いの苦手か?」
「あんまり得意じゃないです……」
「そうかそうか!でも雪国に慣れてないんなら飲んどいた方がいいぜ!
水なら何杯飲んでも良いからよ!
ミーシャ!隣で水持って立ってな!」
「は~い!わかりました~大将~」
のんびりとした声とともに、店の奥から金髪のお姉さんが顔を出した。
両手で抱えるほどの大きな水入れを持って私の隣に立つ。
「水ならたくさんあるから、頑張ってね!」
「は、はい。頑張ります……」
今さらやっぱりやめますとも言えず、私は激辛スープを飲むハメになった。
20分ぐらい経った。
どうにかスープを飲み終えた私は、お行儀が悪いけど机に突っ伏していた。
「熱い……まるで風邪引いたみたい」
「今はな。でもあとで飲んでてよかったって絶対思うぜ!」
「そうだったら……いいですね……」
途切れ途切れに答えると、大将が思い出したように手を叩いた。
「ああ、そうだ!アンタ、ちょうど良かったな!
山を案内してくれる物好きがこの町に居るんだよ!」
「アオトさんのこと?」
「そうそう!」
2人の会話をよく聞こうと顔を上げる。
1度熱くなった体はなかなか冷めてくれない。
「その、アオトさんって人のところに、行ったら良いんですね?」
「おう!ここを出て左、奥の方にポツンと建ってる家に住んでるぜ!
お人好しな兄ちゃんだから、すぐ案内してくれるはずだ!」
『へー、お人好しなのか。どっかの誰かさんと似てるよな』
「情報を教えてくれて、ありがとうございます。
だけど、もう少し休憩させてください……」
「はっはっはっ!アンタ相当辛いの苦手なんだな!
……ちょっと申し訳なかったな……」
「私が、慣れていないだけなので……」
そこから10分ほど休憩して、ようやく熱が引いてきた。
それでも暖炉の火にあたっているかのようにポカポカする。
「じゃあ、そろそろ行きますね。本当にありがとうございました!」
「気をつけていけよ~」
「また寄ってね~」
大将とミーシャさんにお礼を言って酒場を出た。
激辛スープのおかげで外の寒さなんて全く気にならない。
そのまま、酒場で紹介してもらったお兄さんの所へ向かう。
「こんにちはー」
ドアをノックして挨拶をすると、黒髪のお兄さんが顔をのぞかせた。
一見、おとなしそうな人だ。この人がアオトさんだろう。
「こんにちは。僕に何か用かな?」
「はい!酒場の人に山を案内してもらえるって聞いて……」
「ああ、そういうこと……ちょっと待っててね」
お兄さんは家の中に入ると何やらゴソゴソと物を動かす音がした。
少しして防寒着に身を包んだお兄さんが現れる。
「じゃ、行こうか」
「え、いいんですか!?会ったばかりなのに」
「うん。僕は頼まれごとは断らない主義だからね」
「ありがとうございますっ!」
そこから、西にしばらく歩いた。
街道を外れると一気に木々が広がり、雰囲気が変わる。
山の入り口はそんな木々の奥にあった。
「雪山入口」という古びたボロボロの看板が、地面に突き刺さっている。
「さぁ着いたよ。
だけど、ごめんね。僕が案内できるのはここまでなんだ」
「そうなんですか?あ、もしかして用事があって――」
そう言うとアオトさんは悲しそうに目を伏せた。
「違うよ。僕だって山に入りたいんだ。でも、山に入った瞬間空気が変わるんだ。
まるで来るなって言われてるようで……」
「そんな……。そのこと町の人達は知らないんですよね?」
「うん。だから僕を紹介したんだろう。
ところで、君はどうして山に?」
ふと、尋ねられて固まった。
また言い訳をしようか。
でも、ここで嘘をついても意味がない気がする。
それに、アオトさんなら真面目に聞いてくれそうだと思った。
「笑ってもらって構わないんですけど、
私、ブルードラゴンに会いに来たんです」
「ブルードラゴン!?」
彼は大きく目を見開くと、興奮した様子で私にグッと顔を近づける。
「本当かい!?本当にブルードラゴンに会いに!?」
「は、はい……。やっぱり変ですよね……」
私の反応を見たアオトさんは慌てて距離を取ると、一息ついた。
「いや、変じゃないよ。
ごめんね。興奮しちゃったのは、僕もブルードラゴンに会いたいからなんだ」
「え?」
「僕は幼い頃、ブルードラゴンに助けてもらってね。
ずっとお礼が言いたいんだけど、さっき言った通り、山に入れないんだ。
だから……」
「わかりました!ブルードラゴンに会ったら伝えておきます!」
元気よく答えると、アオトさんが黒目を大きく見開いた。
「え?いいのかい!?」
「はいっ!」
「ありがとう。それじゃあよろしくね。
あ、そうだ。雪山にはいろいろなモンスターがいるけど、
その中でも1番危険なのがワイルドベアって言うやつなんだ」
「ワイルドベア……」
「うん。大きな鋭い爪を持ってて、走ったら速いらしくてね。
景色を楽しもうと山に登った町の人が何人も被害に遭ったんだよ……」
そう言いながら、私に小さな革袋を差し出した。
「これ、ピスカの実をすりつぶして粉にしたものなんだ。
倒すまではいかないけど、目にかけたりして足止めならできると思うから」
「ありがとうございます!」
「どういたしまして。……気をつけてね」
私はアオトさんに何度もお礼を言って、雪山に足を踏み入れた。
顔は冷たくて鼻がジンとしたけど、そこ以外はなんともなかった。
「冷たいっ!……けど寒くない!」
『そりゃあ良かったな……。
まさか俺まで着せられるとは……。
まぁ……おかげで寒くねぇけど』
「なら、文句言わないでよ。さっきみたいにクシャミして雪に転げ落ちてたかもしれないんだから。
とりあえず町の中を歩こっか」
私の動きに合わせて肩の上で小さく跳ねるラディウス。
青い帽子と黒いマフラーがついて、さらに可愛くなっている。
「やっぱり可愛いよね、ラディウス」
『どこがだよ!?俺はドラゴンなの!可愛いはスライムに言え!』
「だって可愛いのは事実だし――」
その時、私のお腹が音を鳴らした。
思わずラディウスと目が合って、顔が熱くなってくる。
「お腹空いちゃった……」
『そうだろうよ。お前、ロートア出てすぐにパン食っただけだもんな』
ラディウスの言う通り、私はリンダさんに作ってもらったパーネラを既に平らげていた。
ロートアからブラウアまで長い時間乗っていたし、さっきの買い物で緊張して神経はすり減ってる。
お腹が空くには十分だった。
さっそく看板を探すことにする。
「えーっと、ご飯屋さんの看板……あった!」
『お前、相変わらず見つけるの早ぇよな……』
しかし、パンの絵が描かれてある看板のすぐ横に吊り下がっている看板を見て、私の気分が下がった。
そこには、泡が溢れているグラスの絵。
「酒場も一緒なんだ……」
『コルタルでもそうだったろうがよ』
「は~い……」
だけど空腹には勝てない。
時々なるお腹を擦りながら、私は店のドアを開けた。
室内はテーブル席が2つと大きな長机に椅子が10脚ほど。
服屋さんと同じように暖炉の火が燃えていて、私達を迎え入れてくれる。
「こんにちはー」
「おう!いらっしゃい!アンタ、1人か?」
「1人です!」
「なら、こっちに座りな!」
頭にハチマキを巻いた男の人が長机の席の1つを指差す。
緊張しながらそこに座った。
「ん?初めて見る顔だな」
「はい。この大陸が初めてなんです。山に行こうと思ってて……」
「へぇ、山に向かうのか?だったら、このスープ飲んでけよ。暖まるぞ?」
そう言って男の人が差し出したのは、火のように真っ赤なスープ。
湯気がモクモクと立っていて美味しそうだけど、香辛料のツンとした匂いが鼻をつく。
「こ、これは……?」
「ブラウア大陸2番目の名物、ポッカポカスープだ!」
「辛そうですね……」
呟くと、彼がニカッと歯を見せる。
「そりゃあロートア大陸から仕入れた、ビスカの実っていう香辛料使ってるからなぁ。辛いぞ?」
「そ、そうなんですね……」
少し目眩がしてきた。辛いのはあまり得意じゃないからだ。
『匂いだけで鼻がヒリヒリしてきたぜ。
今回ばかりはメシ食えなくて良かったって思う……』
食事をとる時、いつもは『俺にも食わせろ』と言ってくるラディウスが珍しく消極的になっている。
ジッとスープを見つめていると、男の人が覗き込んできた。
「なんだ?辛いの苦手か?」
「あんまり得意じゃないです……」
「そうかそうか!でも雪国に慣れてないんなら飲んどいた方がいいぜ!
水なら何杯飲んでも良いからよ!
ミーシャ!隣で水持って立ってな!」
「は~い!わかりました~大将~」
のんびりとした声とともに、店の奥から金髪のお姉さんが顔を出した。
両手で抱えるほどの大きな水入れを持って私の隣に立つ。
「水ならたくさんあるから、頑張ってね!」
「は、はい。頑張ります……」
今さらやっぱりやめますとも言えず、私は激辛スープを飲むハメになった。
20分ぐらい経った。
どうにかスープを飲み終えた私は、お行儀が悪いけど机に突っ伏していた。
「熱い……まるで風邪引いたみたい」
「今はな。でもあとで飲んでてよかったって絶対思うぜ!」
「そうだったら……いいですね……」
途切れ途切れに答えると、大将が思い出したように手を叩いた。
「ああ、そうだ!アンタ、ちょうど良かったな!
山を案内してくれる物好きがこの町に居るんだよ!」
「アオトさんのこと?」
「そうそう!」
2人の会話をよく聞こうと顔を上げる。
1度熱くなった体はなかなか冷めてくれない。
「その、アオトさんって人のところに、行ったら良いんですね?」
「おう!ここを出て左、奥の方にポツンと建ってる家に住んでるぜ!
お人好しな兄ちゃんだから、すぐ案内してくれるはずだ!」
『へー、お人好しなのか。どっかの誰かさんと似てるよな』
「情報を教えてくれて、ありがとうございます。
だけど、もう少し休憩させてください……」
「はっはっはっ!アンタ相当辛いの苦手なんだな!
……ちょっと申し訳なかったな……」
「私が、慣れていないだけなので……」
そこから10分ほど休憩して、ようやく熱が引いてきた。
それでも暖炉の火にあたっているかのようにポカポカする。
「じゃあ、そろそろ行きますね。本当にありがとうございました!」
「気をつけていけよ~」
「また寄ってね~」
大将とミーシャさんにお礼を言って酒場を出た。
激辛スープのおかげで外の寒さなんて全く気にならない。
そのまま、酒場で紹介してもらったお兄さんの所へ向かう。
「こんにちはー」
ドアをノックして挨拶をすると、黒髪のお兄さんが顔をのぞかせた。
一見、おとなしそうな人だ。この人がアオトさんだろう。
「こんにちは。僕に何か用かな?」
「はい!酒場の人に山を案内してもらえるって聞いて……」
「ああ、そういうこと……ちょっと待っててね」
お兄さんは家の中に入ると何やらゴソゴソと物を動かす音がした。
少しして防寒着に身を包んだお兄さんが現れる。
「じゃ、行こうか」
「え、いいんですか!?会ったばかりなのに」
「うん。僕は頼まれごとは断らない主義だからね」
「ありがとうございますっ!」
そこから、西にしばらく歩いた。
街道を外れると一気に木々が広がり、雰囲気が変わる。
山の入り口はそんな木々の奥にあった。
「雪山入口」という古びたボロボロの看板が、地面に突き刺さっている。
「さぁ着いたよ。
だけど、ごめんね。僕が案内できるのはここまでなんだ」
「そうなんですか?あ、もしかして用事があって――」
そう言うとアオトさんは悲しそうに目を伏せた。
「違うよ。僕だって山に入りたいんだ。でも、山に入った瞬間空気が変わるんだ。
まるで来るなって言われてるようで……」
「そんな……。そのこと町の人達は知らないんですよね?」
「うん。だから僕を紹介したんだろう。
ところで、君はどうして山に?」
ふと、尋ねられて固まった。
また言い訳をしようか。
でも、ここで嘘をついても意味がない気がする。
それに、アオトさんなら真面目に聞いてくれそうだと思った。
「笑ってもらって構わないんですけど、
私、ブルードラゴンに会いに来たんです」
「ブルードラゴン!?」
彼は大きく目を見開くと、興奮した様子で私にグッと顔を近づける。
「本当かい!?本当にブルードラゴンに会いに!?」
「は、はい……。やっぱり変ですよね……」
私の反応を見たアオトさんは慌てて距離を取ると、一息ついた。
「いや、変じゃないよ。
ごめんね。興奮しちゃったのは、僕もブルードラゴンに会いたいからなんだ」
「え?」
「僕は幼い頃、ブルードラゴンに助けてもらってね。
ずっとお礼が言いたいんだけど、さっき言った通り、山に入れないんだ。
だから……」
「わかりました!ブルードラゴンに会ったら伝えておきます!」
元気よく答えると、アオトさんが黒目を大きく見開いた。
「え?いいのかい!?」
「はいっ!」
「ありがとう。それじゃあよろしくね。
あ、そうだ。雪山にはいろいろなモンスターがいるけど、
その中でも1番危険なのがワイルドベアって言うやつなんだ」
「ワイルドベア……」
「うん。大きな鋭い爪を持ってて、走ったら速いらしくてね。
景色を楽しもうと山に登った町の人が何人も被害に遭ったんだよ……」
そう言いながら、私に小さな革袋を差し出した。
「これ、ピスカの実をすりつぶして粉にしたものなんだ。
倒すまではいかないけど、目にかけたりして足止めならできると思うから」
「ありがとうございます!」
「どういたしまして。……気をつけてね」
私はアオトさんに何度もお礼を言って、雪山に足を踏み入れた。
13
あなたにおすすめの小説
スキルが農業と豊穣だったので追放されました~辺境伯令嬢はおひとり様を満喫しています~
白雪の雫
ファンタジー
「アールマティ、当主の名において穀潰しのお前を追放する!」
マッスル王国のストロング辺境伯家は【軍神】【武神】【戦神】【剣聖】【剣豪】といった戦闘に関するスキルを神より授かるからなのか、代々優れた軍人・武人を輩出してきた家柄だ。
そんな家に産まれたからなのか、ストロング家の者は【力こそ正義】と言わんばかりに見事なまでに脳筋思考の持ち主だった。
だが、この世には例外というものがある。
ストロング家の次女であるアールマティだ。
実はアールマティ、日本人として生きていた前世の記憶を持っているのだが、その事を話せば病院に送られてしまうという恐怖があるからなのか誰にも打ち明けていない。
そんなアールマティが授かったスキルは【農業】と【豊穣】
戦いに役に立たないスキルという事で、アールマティは父からストロング家追放を宣告されたのだ。
「仰せのままに」
父の言葉に頭を下げた後、屋敷を出て行こうとしているアールマティを母と兄弟姉妹、そして家令と使用人達までもが嘲笑いながら罵っている。
「食糧と食料って人間の生命活動に置いて一番大事なことなのに・・・」
脳筋に何を言っても無駄だと子供の頃から悟っていたアールマティは他国へと亡命する。
アールマティが森の奥でおひとり様を満喫している頃
ストロング領は大飢饉となっていた。
農業系のゲームをやっていた時に思い付いた話です。
主人公のスキルはゲームがベースになっているので、作物が実るのに時間を要しないし、追放された後は現代的な暮らしをしているという実にご都合主義です。
短い話という理由で色々深く考えた話ではないからツッコミどころ満載です。
【完結】貧乏令嬢の野草による領地改革
うみの渚
ファンタジー
八歳の時に木から落ちて頭を打った衝撃で、前世の記憶が蘇った主人公。
優しい家族に恵まれたが、家はとても貧乏だった。
家族のためにと、前世の記憶を頼りに寂れた領地を皆に支えられて徐々に発展させていく。
主人公は、魔法・知識チートは持っていません。
加筆修正しました。
お手に取って頂けたら嬉しいです。
追放された公爵令息、神竜と共に辺境スローライフを満喫する〜無敵領主のまったり改革記〜
たまごころ
ファンタジー
無実の罪で辺境に追放された公爵令息アレン。
だが、その地では神竜アルディネアが眠っていた。
契約によって最強の力を得た彼は、戦いよりも「穏やかな暮らし」を選ぶ。
農地改革、温泉開発、魔導具づくり──次々と繁栄する辺境領。
そして、かつて彼を貶めた貴族たちが、その繁栄にひれ伏す時が来る。
戦わずとも勝つ、まったりざまぁ無双ファンタジー!
転生少女と黒猫メイスのぶらり異世界旅
うみの渚
ファンタジー
ある日、目が覚めたら異世界に転生していた主人公。
裏庭で偶然出会った黒猫に魔法を教わりながら鍛錬を重ねていく。
しかし、その平穏な時間はある日を境に一変する。
これは異世界に転生した十歳の少女と黒猫メイスの冒険譚である。
よくある異世界転生ものです。
*恋愛要素はかなり薄いです。
描写は抑えていますが戦闘シーンがありますので、Rー15にしてあります。
第一章・第二章・第三章完結しました。
お気に入り登録といいねとエールありがとうございます。
執筆の励みになります。
追放したんでしょ?楽しく暮らしてるのでほっといて
だましだまし
ファンタジー
私たちの未来の王子妃を影なり日向なりと支える為に存在している。
敬愛する侯爵令嬢ディボラ様の為に切磋琢磨し、鼓舞し合い、己を磨いてきた。
決して追放に備えていた訳では無いのよ?
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
余命半年のはずが?異世界生活始めます
ゆぃ♫
ファンタジー
静波杏花、本日病院で健康診断の結果を聞きに行き半年の余命と判明…
不運が重なり、途方に暮れていると…
確認はしていますが、拙い文章で誤字脱字もありますが読んでいただけると嬉しいです。
異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!
明衣令央
ファンタジー
糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。
一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。
だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。
そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。
この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。
2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる