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サイドストーリー
『ドラゴニアメモリーズ 白の章』
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遠い昔のお話です。とある場所のそびえ立つ山に大きな白いドラゴンが住んでいました。
硬い鱗や鋭い牙や爪を持っており、見た目こそ凶暴でしたが人を襲わない優しい性格の持ち主でした。
ドラゴンは時々大地を見回って、悪い魔物がいないか見てくれていました。
そんなドラゴンに感謝して村人たちは食べ物やお酒を捧げていました。
しかしある時、事件が起こってしまいました。連日、村の畑が荒らされるようになり、作物が獲れなくなってしまったのです。
畑に巨大な足跡が残っていたので、村人たちはみんなで山に行きドラゴンを問い詰めました。
「お前が俺たちの畑を荒らしているんだろう⁉」
「畑はおろか、村に1度も入ったことはない」
「なら、巨大な足跡は誰のなんだ?この辺にあんな足跡を残せるヤツなんて
お前以外にいない!」
「村には入っていない」
ドラゴンは否定しました。本当のことなのです。しかし村人たちは怖い顔で見ています。
その時突然、ドラゴンの両翼が斬り落とされました。
ドラゴンはしばらくの間悶えていましたが、ようやく落ち着きを取り戻して顔を上げました。目の前には大きな剣を持った男2人がドラゴンを睨んでいます。
彼等は崖の上から飛び降りた勢いで斬ったのです。村人たちはもしもの時のために国から武器の扱いに慣れた人を遣わしてもらっていました。
「お前がやったんだろう!」
『ちがう……』
「まだ嘘をつくのか!!」
『嘘ではない』
ドラゴンは否定し続けましたが村人たちは信じませんでした。
そして、とうとうドラゴンを討伐してしまったのです。
ところが、何人かの村人たちは顔を青くして震え始めました。
「さ、さすがに倒したのはやりすぎじゃないか?」
「私たちを悪い魔物から守ってくれていたし……」
「仕方がないだろう!ドラゴンが認めなかったのが悪いんだ!」
口々に村人から言われて村長は怒鳴りました。しかし村人たちの顔は不安そうです。
「もういい!この問題は終わりだ!畑を荒らされることもないのだからな!」
しかしドラゴンが討伐されたあとも畑は荒らされました。
罠を仕掛けて確かめてみると、イタズラ好きな子ども数人と大人2人の仕業だったということがわかりました。
ドラゴンは本当に村に入っていなかったのです。
村人たちはイタズラをした人全員に罰を与え、
ドラゴンの住処に向かい長い間頭を下げましたが、もう全てが手遅れでした。
硬い鱗や鋭い牙や爪を持っており、見た目こそ凶暴でしたが人を襲わない優しい性格の持ち主でした。
ドラゴンは時々大地を見回って、悪い魔物がいないか見てくれていました。
そんなドラゴンに感謝して村人たちは食べ物やお酒を捧げていました。
しかしある時、事件が起こってしまいました。連日、村の畑が荒らされるようになり、作物が獲れなくなってしまったのです。
畑に巨大な足跡が残っていたので、村人たちはみんなで山に行きドラゴンを問い詰めました。
「お前が俺たちの畑を荒らしているんだろう⁉」
「畑はおろか、村に1度も入ったことはない」
「なら、巨大な足跡は誰のなんだ?この辺にあんな足跡を残せるヤツなんて
お前以外にいない!」
「村には入っていない」
ドラゴンは否定しました。本当のことなのです。しかし村人たちは怖い顔で見ています。
その時突然、ドラゴンの両翼が斬り落とされました。
ドラゴンはしばらくの間悶えていましたが、ようやく落ち着きを取り戻して顔を上げました。目の前には大きな剣を持った男2人がドラゴンを睨んでいます。
彼等は崖の上から飛び降りた勢いで斬ったのです。村人たちはもしもの時のために国から武器の扱いに慣れた人を遣わしてもらっていました。
「お前がやったんだろう!」
『ちがう……』
「まだ嘘をつくのか!!」
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ドラゴンは否定し続けましたが村人たちは信じませんでした。
そして、とうとうドラゴンを討伐してしまったのです。
ところが、何人かの村人たちは顔を青くして震え始めました。
「さ、さすがに倒したのはやりすぎじゃないか?」
「私たちを悪い魔物から守ってくれていたし……」
「仕方がないだろう!ドラゴンが認めなかったのが悪いんだ!」
口々に村人から言われて村長は怒鳴りました。しかし村人たちの顔は不安そうです。
「もういい!この問題は終わりだ!畑を荒らされることもないのだからな!」
しかしドラゴンが討伐されたあとも畑は荒らされました。
罠を仕掛けて確かめてみると、イタズラ好きな子ども数人と大人2人の仕業だったということがわかりました。
ドラゴンは本当に村に入っていなかったのです。
村人たちはイタズラをした人全員に罰を与え、
ドラゴンの住処に向かい長い間頭を下げましたが、もう全てが手遅れでした。
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