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禍の足音
隠密の報せ
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「陛下、エピドです。」
「何かあったか?」
カルセドニー国王が執務室で公務にあたっていると、屋根裏から黒い騎士服を纏った女性が現れた。
彼女は国王直轄の隠密部隊の隊長を務めている。
「ソーディア公爵家につけた諜報部の者から連絡が届きました。」
「それで、毒花の様子はどうだ?」
「魔力を封じられているためか、体調を崩す事が度々あるようです。ですが枯れもせず、サリーフィリア様とジュエリア様への憎しみを撒き散らしているようです。」
「三つ子の魂百までか。」
「そのようです。ですが娘の方はまだ矯正ができるかもしれないと報告が上がってきました。諜報部員として派遣した女家庭教師が最初の頃に見れた我儘な態度や、傲慢さがこの1年で薄れて来たと言っています。教養や淑女としての嗜みを、今では楽しそうに教授しているようです。」
「そうか。うら若い娘が、生涯幽閉と言うのも酷だと思っていた。」
「最近はキッチンに入り“自分は将来、修道院に行くことになるから料理を教えて欲しい。”とキッチンに入り、シェフやキッチンメイドと仲睦まじく菓子を作っている様です。諜報部員の女家庭教師へ、作った菓子を“日頃の感謝”だと渡して来たと聞いております。」
「もし改心し今後の行動が慎みのあるものなら、何処かの良家へ嫁ぐ事を考慮してもよいな。」
「それと勉学に関しては“修道女に必要なモノにして欲しい。教養を身につけて、お義姉様に対抗していると勘違いされたくない。”と必要以上の知識を身につけて、波風を立たせたくない様です。」
「そうか。嬉しい知らせだ。また報告が来たら教えてくれ。」
「御意に。」
エピドは霧のように姿を消した。
「何かあったか?」
カルセドニー国王が執務室で公務にあたっていると、屋根裏から黒い騎士服を纏った女性が現れた。
彼女は国王直轄の隠密部隊の隊長を務めている。
「ソーディア公爵家につけた諜報部の者から連絡が届きました。」
「それで、毒花の様子はどうだ?」
「魔力を封じられているためか、体調を崩す事が度々あるようです。ですが枯れもせず、サリーフィリア様とジュエリア様への憎しみを撒き散らしているようです。」
「三つ子の魂百までか。」
「そのようです。ですが娘の方はまだ矯正ができるかもしれないと報告が上がってきました。諜報部員として派遣した女家庭教師が最初の頃に見れた我儘な態度や、傲慢さがこの1年で薄れて来たと言っています。教養や淑女としての嗜みを、今では楽しそうに教授しているようです。」
「そうか。うら若い娘が、生涯幽閉と言うのも酷だと思っていた。」
「最近はキッチンに入り“自分は将来、修道院に行くことになるから料理を教えて欲しい。”とキッチンに入り、シェフやキッチンメイドと仲睦まじく菓子を作っている様です。諜報部員の女家庭教師へ、作った菓子を“日頃の感謝”だと渡して来たと聞いております。」
「もし改心し今後の行動が慎みのあるものなら、何処かの良家へ嫁ぐ事を考慮してもよいな。」
「それと勉学に関しては“修道女に必要なモノにして欲しい。教養を身につけて、お義姉様に対抗していると勘違いされたくない。”と必要以上の知識を身につけて、波風を立たせたくない様です。」
「そうか。嬉しい知らせだ。また報告が来たら教えてくれ。」
「御意に。」
エピドは霧のように姿を消した。
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