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第1章 ココどこですか?
なんじゃこれーーーー!!
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こんなに運動したのは、学生以来の事だ。
残業連続記録なら、誰にも負けない自負があるがさすがに運動する年では無い。
暑さと全く捗らない現実に打ちのめされても、やっぱり必死に動き回るのをやめられない。
【渦巻き】
なんでついてくる?
しかも顔の横をしっかりキープとか。
そりゃないよ。
恐怖心から逃げ回ったのだが、やっぱり最後は体力が尽きて倒れ込んだ。
ドサッ。そしてヌルッ。
力が抜けた身体の1部に嫌な感触が走ったが、今はもう動けない。
何とか顔だけ横向きに動かして自分の右手の先を見た。
手の、手の先がないーーーー!!!
渦巻きの中に手の先が吸い込まれてしまっていた。
痛い!!!
手首から先が無いなんて、そんなの痛すぎる。激痛でのたうち回って。
それで。
えーと、それで。
グッパー、グッパーと。
右手の先を結んで開いてをすると普通に動く。
あれ?
と、言うことは。。
ゆっくり渦巻きから手を引っ込めると、全く無傷の右手登場。
じゃあ、あの激痛は慌てた俺の気の所為か。うーむ。
よーし。ビターーーン!!!
今度こそ本気で痛い。
当たり前か。頬を思っ切りビンタしたんだからな。
いい加減、現実と向き合わなきゃな。
痛みがあるということは、夢オチは無理。
ここが夏で昼間と言うことや、知らない場所なのは…答え無し。
考えても答えの無い事を悩まないのが俺。
取り敢えず、危険のない気がする【渦巻き】の正体を知らなきゃ動けない。
『これは何なんだ。』
独り言でも口に出す。
思考を纏める時のクセだ。
ん?
あれ??
渦巻きの横に文字が見える。
【♾の収納庫 時間制限無し】
見知らぬ文字が読めたが、今はそれどころじゃない。
更に分からない事が増えたけど、もしかして…。
『収納庫?時間制限無しって何だ?』
【矢作の収納庫 ♾収納可能 収納庫の中では時間経過無し】
やっぱりだ。
口に出すと表示で答えが出る。
よーーし、やっと目処がちょっぴり見えてきた。
『収納庫に食べ物入れたら腐らないのか?取り出しや入れ方はどうすりゃいいのか?』
【出し入れ自由 腐らない】
ヨシっ!!
思わずガッツポーズが出た。
腐らないとは何て素敵な収納庫なんだ。
改めて渦巻きを見れば、先程までの恐怖心から今は可愛さすら感じる。人間は本当に勝手な生き物だな。
貴重な値切り品を渦巻きに次々に仕舞うと渦巻きの前に新たな表示が出た。
パンの耳 2袋
割れたクッキー 3袋
コロッケ 2個
揚げ玉 300g
少し傷んだキャベツ2個
じゃが芋6個
人参 3本
かなり傷んだ林檎 5個
グレープフルーツ 2個
キャベツの外葉 多数
アジの開き 賞味期限 本日 2枚
鮭の切り身 賞味期限 本日 3切れ
イワシの丸干 賞味期限 明日8本
ビニールの袋 4枚
飲みかけのい・ろ・は・す 1本
紙くず 1個
ん?
最後の紙くずまで表示されるのか。
ちょっと、コレを取り出してみよう。
出し入れのやり方の確認の為、今一度手を入れて紙くずらしきモノを掴んで渦巻きから手を出した。
緑色の紙くずが丸まって出てきた。
レシートじゃないのか。
こんなの入れた覚えがないな。
丸めた紙くずを広げるとソコには
【ウィンドリア行き 片道切符】とあった。
『なんじゃこれーーーー』
誰もいない草原に俺の叫びが木霊していった。
残業連続記録なら、誰にも負けない自負があるがさすがに運動する年では無い。
暑さと全く捗らない現実に打ちのめされても、やっぱり必死に動き回るのをやめられない。
【渦巻き】
なんでついてくる?
しかも顔の横をしっかりキープとか。
そりゃないよ。
恐怖心から逃げ回ったのだが、やっぱり最後は体力が尽きて倒れ込んだ。
ドサッ。そしてヌルッ。
力が抜けた身体の1部に嫌な感触が走ったが、今はもう動けない。
何とか顔だけ横向きに動かして自分の右手の先を見た。
手の、手の先がないーーーー!!!
渦巻きの中に手の先が吸い込まれてしまっていた。
痛い!!!
手首から先が無いなんて、そんなの痛すぎる。激痛でのたうち回って。
それで。
えーと、それで。
グッパー、グッパーと。
右手の先を結んで開いてをすると普通に動く。
あれ?
と、言うことは。。
ゆっくり渦巻きから手を引っ込めると、全く無傷の右手登場。
じゃあ、あの激痛は慌てた俺の気の所為か。うーむ。
よーし。ビターーーン!!!
今度こそ本気で痛い。
当たり前か。頬を思っ切りビンタしたんだからな。
いい加減、現実と向き合わなきゃな。
痛みがあるということは、夢オチは無理。
ここが夏で昼間と言うことや、知らない場所なのは…答え無し。
考えても答えの無い事を悩まないのが俺。
取り敢えず、危険のない気がする【渦巻き】の正体を知らなきゃ動けない。
『これは何なんだ。』
独り言でも口に出す。
思考を纏める時のクセだ。
ん?
あれ??
渦巻きの横に文字が見える。
【♾の収納庫 時間制限無し】
見知らぬ文字が読めたが、今はそれどころじゃない。
更に分からない事が増えたけど、もしかして…。
『収納庫?時間制限無しって何だ?』
【矢作の収納庫 ♾収納可能 収納庫の中では時間経過無し】
やっぱりだ。
口に出すと表示で答えが出る。
よーーし、やっと目処がちょっぴり見えてきた。
『収納庫に食べ物入れたら腐らないのか?取り出しや入れ方はどうすりゃいいのか?』
【出し入れ自由 腐らない】
ヨシっ!!
思わずガッツポーズが出た。
腐らないとは何て素敵な収納庫なんだ。
改めて渦巻きを見れば、先程までの恐怖心から今は可愛さすら感じる。人間は本当に勝手な生き物だな。
貴重な値切り品を渦巻きに次々に仕舞うと渦巻きの前に新たな表示が出た。
パンの耳 2袋
割れたクッキー 3袋
コロッケ 2個
揚げ玉 300g
少し傷んだキャベツ2個
じゃが芋6個
人参 3本
かなり傷んだ林檎 5個
グレープフルーツ 2個
キャベツの外葉 多数
アジの開き 賞味期限 本日 2枚
鮭の切り身 賞味期限 本日 3切れ
イワシの丸干 賞味期限 明日8本
ビニールの袋 4枚
飲みかけのい・ろ・は・す 1本
紙くず 1個
ん?
最後の紙くずまで表示されるのか。
ちょっと、コレを取り出してみよう。
出し入れのやり方の確認の為、今一度手を入れて紙くずらしきモノを掴んで渦巻きから手を出した。
緑色の紙くずが丸まって出てきた。
レシートじゃないのか。
こんなの入れた覚えがないな。
丸めた紙くずを広げるとソコには
【ウィンドリア行き 片道切符】とあった。
『なんじゃこれーーーー』
誰もいない草原に俺の叫びが木霊していった。
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